二次創作小説(新・総合)
- 銀色の侍VS神霊の依り憑く月の姫 ( No.411 )
- 日時: 2022/04/16 18:24
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
どうも。おろさんです。
さて、無事に永遠亭の面々を助けることが出来たBUG。今回は・・・
・・・銀時は、依姫からの手紙を永琳に渡す。
永琳はその手紙を読んでみる。
依姫からの手紙『拝啓。八意様、突然失礼します。幻想郷への通信、通行が今だに不可能だったため、手紙という形で事情を説明することにしました。
・・・早速ですが、現在起こっている状況や、私が知りえた情報を説明させていただきます。
私とお姉様は以前、絶と言う、アウトローと名乗る組織が連れ去った、上層部が行ったシャドウ因子を使用した実験の被験者である玉兎の兵士を連れ戻す際に、近代技術が発展している江戸の町の世界に迷い込んでしまいました。
・・・絶を連れ去ったアウトローという組織は、私達が飛ばされた世界や幻想郷を含む、様々な世界を隔離し、何らかの計画を立てていました。
私がその江戸の町で見たものでは、ディスペクターという、生物を合わせて作り出された改造兵器や、他者を操ることが出来るシャドウブロック、人の心の闇に集まるハートレス、強い心の持ち主がハートレスになった際に稀に作り出されるなどというノーバディ等と言う様々な魔物等々・・・アウトローはそのような厄介な存在を使い、目的は不明ですがかなり良からぬことを考えているようです。
・・・シャドウ因子の影響を受けて豹変していた絶もその肉体、ゼティスと名乗るノーバディとなり、その世界を破壊しようとまで暴走。破壊は阻止出来ましたが、結局未だに彼女を連れ戻すことは出来ていません。』
・・・以降手紙の内容には、虚を突かれて自身がシャドウブロックに操られてしまった事と、それをBUGに助けてもらった事、それを機にかぶき町の隔離を解くのを手伝ったこと等、色々書いてあった。
永琳「あの依姫が・・・何だか新鮮ね・・・」
そして最後の一文で・・・
依姫からの手紙『・・・追伸。今読んでいるこの場に、この手紙を渡すように頼んだ銀髪の侍の男性と、似たような目や風格をした少年がいますでしょうか。
・・・その2人は・・・・
・・・私の、好敵手です』
永琳「・・・!!」
銀時「・・・ん?どした?」
悠「・・・・?」
・・・この2人は、性格や年齢等は全く違うが、どこか似たようなモノを持っている。八意永琳は、そう確信していた。
永琳「・・・ハァ・・・わかったわ。まずは話でも聞いてあげる。・・・もう少し情報が欲しいわ。事によっては協力してあげる。」
クッパ「うお、そうか。それは助かる。・・・だったら色々補足とか説明をしないとな!」
・・・と言う事で、ある程度納得してもらえた。
銀時「・・・そういや、あの女・・・」
数時間前の事。
《かぶき町:からくり堂》
銀時「・・・何だ?手紙じゃねーか。それをアンタのお師匠さんに渡せってか。」
依姫「はい。・・・私達はあまり下手に幻想郷に降りる事が出来ませんので、代わりに貴方に届けてほしいのです。報酬を付けるのであれば前払いで払っても構いません。」
銀時「わーかったよ。報酬とかいいから。ぱぱっとこの手紙を届けりゃァいいんだろ「その前に一つ」・・・何?」
依姫「・・・私と、勝負をしてもらいたいのです。」
銀時「・・・えっ?」
源外「・・・ルールは簡単。その頭に付けた皿を割った方が勝ちだ。」
数分後。何か練習部屋みたいな場所に案内され、源外が付けた丸い変な皿を額に付けさせられた銀時と依姫
銀時「ねえ、何で急に勝負?何で急にこうなるの?」
依姫「・・・この皿、ただの皿ではないようですね。何か細工しているのですか?」
源外「ああ。これは測定機の機能も兼ねているんだ。」
銀時「ちょっとねえ聞いてます?人の話聞いてます?」
源外「それじゃあ早速始めるぞ!!」
銀時「オイジジイ!!話聞いてんのか「先手必勝です!!」うおっ!!」
依姫が先制攻撃を仕掛ける(使っている刀は稽古用)。銀時はすぐに木刀で防ぐ。
銀時「チッ・・・わかったよやりゃあいいんだろやりゃあ!!」
銀時も、依姫が付けている皿に木刀を当てようとする。
依姫「甘い!!」←防ぐ
・・・依姫は、剣を銀時に思いっきり振りかざそうとする。更に・・・
依姫「『建御雷神』!!」
銀時「えっ・・・ってどわっ!!!」
・・・雷を纏わせ、銀時を思いっきりぶっ飛ばす。そして壁に激突。
依姫「・・・やり過ぎましたかね・・・(銀時の元に近づく)さて、私の勝ち言う事でーー「うらァっ!!」!!?」
銀時が不意を突き、依姫が付けていた皿を見事に割った。
依姫「・・・・!!」
銀時「オイオイ・・・それはずりィだろ。まあ勝ったっぽいけどよォ。」
依姫「・・・フフッ(少し微笑む)・・・負けを、認めましょう。」
数分後。
銀時「確かに受け取ったぞこの手紙。」
依姫「はい、お願いします。」
そして、依姫は月の都に戻る。
依姫「・・・次勝負する時は・・・絶対に勝ちます。」
現在。
銀時「・・・やっぱ良く分かんねー女だよホント・・・」
永琳「・・・?・・・さぁ、早く中に入って頂戴。情報共有をしておいた方がよさそうだしね。」
悠「はい。」
妹紅「・・・私はここで待ってるよ。」
輝夜「あら、折角だから入って良いのに。」
妹紅「逆に何のつもりなんだよ輝夜・・・」
その頃。
《妖怪の山》
「・・・試しに、BUGとやらの元に向かってみるか・・・」
続く。感想OK。