二次創作小説(新・総合)
- 地底を行き来するジャックフロスト ( No.415 )
- 日時: 2022/04/19 17:19
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
どうも。おろさんです。
・・・古明地こいしが久々に登場。鈴音黒須も乱入して来て一体何が起こるのやらという今回です。
ライトハンドマン「・・・成程。お前はあのカスタネイスだとか言うマッドサイエンティストの被害者という事か。」
*補足
鈴音黒須は、前作からちょいちょい登場していたオリキャラであり『喫茶キャノン・ド』の店主(当初は『猫宮』の名字で営んでいた)。前作の終盤辺りで様々な事実(カスタネイスという魔族に改造された猫との合成獣である事、『ジャックフロスト』の血筋である事等)が判明した男なのである。
黒須「ふぅん。あの野郎の事知ってんのか。」
ライトハンドマン「まぁな。あの男は裏社会では結構名高いんだ。」
レジナルド「そう言えば聞いたことがあるな・・・それで何のつもりだ。」
黒須「そりゃあ、ウチのアルバイトと仲間助けに来たってワケよ。
・・・そのついでに、ヤマメも助けねーとな。」
ヤマメ「・・・・」
キングテレサ「チッ・・・もういいぶっ潰してやる!!」
・・・キングテレサは大量のディスタスやハートレスを呼び出す。
こいし「ね、ねぇ、さっきからこれってどういう事?」
蓮子「そう言えばこいしちゃんにはまだ説明してなかったわね・・・」
黒須「こっちも色々把握しているが話は後だ。戦えるなら手伝え!!つか手伝ってくれ!!」
メリー「たしか黒須さんだったっけ・・・言われなくてもやるわよっ!」
蓮子とメリーがキーブレードを現し、エネミー達を倒していく。
こいし「私もやっちゃうぞー!!ええいっ!!」←弾幕を放つ
エネミー達「・・・・!!」
すぐにエネミー達を一掃した。
キングテレサ「んだと!?」
レジナルド「・・・流石に一筋縄では行かないだろうな・・・ライトハンドマン!!」
ライトハンドマン「はっ。」←マシンガンを取り出して発砲
キングテレサ「ケッ・・・ヤマメ!!すぐにアイツら潰せ!!」
ヤマメ「・・・・」←弾幕を放つ
黒須「この程度!!」
・・・黒須は、1つの弾幕に手を触れる。そしたら、弾幕と、銃弾が全部が凍り付いた。
ライトハンドマン「何・・・!?」
メリー「だ、弾幕を一瞬で・・・」
黒須「俺は『触れたモノを伝ってあらゆるものを凍らせられる能力』を持ってんだ。だからこれくらい朝飯前ってワケさ。空気だろうが何だろうが何でも凍らせられる。まぁチルノのほど性能は高くないが。
・・・対象は何でも良いからもちろん・・・」
黒須は、バトミントンラケットをヤマメに向ける。そしたら、そこから氷の手のような物体が出来て、掴んでヤマメの動きを封じる。
ヤマメ「!?」
黒須「空気を伝ってこういう事もできる。」
キングテレサ「チッ!!厄介な真似すんじゃねーか・・・さっさとその拘束をーー「ガンッ!!」えっ!?」
・・・するとヤマメの頭に何かが落下して、強打。あっさり倒れ、シャドウブロックも謎の古代文字によって消えた。
ヤマメ「あうっ・・・」
・・・ちなみにその何かは、釣瓶落としの『キスメ』だった。
黒須「ありがとよキスメ。」
キスメ「こ、こちらこそ(?)・・・」
蓮子「結構強いじゃない・・・!!だったら私達も負けてられないわね!!」
メリー「そうね!ええいっ!!」
・・・蓮子とメリーも弾幕を放ちまくって、エネミー達を片付ける。
こいし「へぇ、2人も弾幕使えるんだー」
蓮子「さて、後は・・・あれ?」
・・・形勢逆転かと思われたが、レジナルドが見当たらないことに気づく。
メリー「あれ、1人いない・・・?」
黒須「これは・・・まさかっ!!」
レジナルド「・・・死ねっ!!!」
こっそりレジナルドが背後に移動していたようで、彼は蓮子に向けて発砲する。
黒須「危ないっ!!!」
蓮子「えっ?」
・・・急いで黒須が庇う。銃弾は頭部に当たった。
メリー「く、黒須さん!?」
蓮子「わ、私を庇って・・・あれ?」
・・・頭部に銃弾が当たったはずなのに、黒須は平然と立っている。
黒須「チッ・・・案外狡猾な真似しやがって・・・」
レジナルド「なっ・・・!?」
・・・すると、銃弾が当たって出来た傷が塞がっていく。銃弾自体もそのまま追い返される感じのように落ちて、凍り付いて消える。
蓮子「えっ、ま、まさかの不死身・・・!?」
こいし「うん、店長結構特殊なの。」
メリー「知ってるの!?」
キングテレサ「ハァァァァ!!!?何だソレ反則だろ!!」
ライトハンドマン「一体全体どうなっている・・・」
レジナルド「チッ・・・お前一体何なんだ!!」
黒須「何なんだって言われるとなぁ・・・
・・・まぁ・・・・俺はただの偽善者さ。」
・・・黄色くなった目を光らせ、彼はそう言った。
一旦区切ります。感想まだ。
- 地底を行き来するジャックフロスト ( No.416 )
- 日時: 2022/04/19 18:51
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き。
黒須「そんでどうすんだ?まだやるか。」
レジナルド「っ・・・まあいい・・・後の事はあのディスペクターに任せるか・・・仕方ない、撤退するぞ。」
ライトハンドマン「ええ、了解。」
キングテレサ「・・・覚えてろよ!!」
・・・と言う事で、3名は去って行った。
黒須「・・・逃げられたか。・・・そういやお前ら大丈夫か?」
蓮子「まぁ、大丈夫ですけれど・・・そっちこそ大丈夫何ですか?」
黒須「俺は全然平気だ。あと敬語じゃなくてもいい。体の年齢は20のまんまだし」
メリー「えっ」
黒須「・・・あ、今の余計だったか?」
こいし「それはそうと店長ー!!久しぶりー!!」
黒須「どっ・・・お前いつの間に背後に・・・まぁ、お前も久しぶりだなこいし。」
メリー「・・・黒須さん、こいしちゃんとはどういう関係なの?」
黒須「えっ?こいしはアルバイトで、俺がバイト先の店長。」
蓮子「バイト先って事は、あの時の喫茶店?」
黒須「ああ。色々あって働かせてんだ。(発端無銭飲食未遂だが)「うぇーいうぇーい」ちなみに何だかんだで「うぇーいうぇーい」喫茶店での仕事は充実して「うぇーいうぇーい」ちょっ、一旦黙って」←*背後でこいしがウェイウェイ言ってた
ヤマメ「うーん・・・あれ、ここって・・・」
キスメ「あっ、ヤマメちゃん!良かったー・・・!」
黒須「・・・おっ、ヤマメも起きたようだな。」
ヤマメ「あれっ、黒須さん!?・・・久びりに見た気がする。
・・・(蓮子とメリーを見る)あれれ、そこにいるのって人間?・・・美味しそう「ダメです(by黒須」ちぇー。」
キスメ「ちぇっ・・・」
・・・とりあえず何とかなったのだが、するとこいしが。
こいし「・・・そういえば、さっきの生き物って何だったの?つい倒しちゃったけど。」
ヤマメ「魔物?」
メリー「あっ、そう言えば・・・」
蓮子「ちゃんと説明しておかないといけないわね。「と、その前に一つ」えっ?」
すると黒須が、進む方向から左の壁に近づく。
黒須「ここに・・・あったな。」
・・・黒須は、壁に隠されていた装置を見つけた。
蓮子「これって・・・もしかして妨害電波装置?」
黒須「そうだろうな。・・・らぁっ!!」
・・・能力で凍らせて、妨害電波装置を凍らせて破壊する。
黒須「さて、これで・・・「おーい!聞こえるかー?」早速か。」
すると、通信機から、作者から連絡が入る。
メリー「作者!?・・・あれ、何の問題も無く通信出来てる・・・?」
黒須「さっきの妨害電波装置のせいで通信できなかったんだ。ソレも魔道具だし、地下にいようが繋がるはずだもん。」
おろさん『・・・さて、まぁ何だかんだで助かったぜ黒須。』
黒須「ま、お安い御用ってワケさ。」
蓮子「えっ、ちょっと待ってどういう事?」
おろさん『ああ、そう言えば伝え忘れてたんだが・・・
・・・鈴音黒須も、BUGの一員なんだよ。』
蓮子&メリー「えええっ!!??」
黒須「さて、進みながら事情話し合おうじゃないか。ヤマメもキスメも行きましょうぜい」
数分後。
・・・旧地獄に繋がる道を進みながら、何かと事情を説明する。
ヤマメ「け、結構大変な事になってたんだね・・・そう言うのに加担しちゃったってなるとムカッと来るなぁアウトローとか言うのに対して」
キスメ「いつか捕まえてそして・・・じゅるり」
メリー「!?・・・何かとかなり苦労してるけど、それにしても黒須さんもBUGだったなんて・・・」
黒須「あくまで雇われ的な立場なんだけどな。」
蓮子「雇われってなると、あの・・・妹さんっぽい女の子で、何か黒い手が生えてたのは・・・」
黒須「あ、『センリツ』の事か?あいつもまぁワケあってそういう立場だな。ついでに言うと、血は繋がってないが兄妹関係さ。」
蓮子「やっぱりそうなんだ・・・でも、何でセンリツさんもあんなことになってるの?黒須さんもそうだけど・・・」
黒須「・・・俺もセンリツも人間だった頃、互いによろしく無い事が結構あってな。あの棒人間が言ってた『カスタネイス』だとかいうヤツのせいで、俺は猫と、センリツは『UMAアンバランス』とかいう新生物と混ぜ合わされた、結果的に俺ら兄妹今や合成獣だよ。
・・・まぁ、色々もう済んだことではあるし、この体に不便は無いから別にいいんだけど。」
蓮子「・・・それと、黒須さんの体って・・・さっき銃弾当たっても平然としてたし・・・」
黒須「・・・ああ、この体?・・・
俺にも良く分からないが、俺は寿命以外の方法でしか死ねなくなっちまったんだ。」
メリー「寿命以外で・・・?」
黒須「ああ・・・更にはどういうわけかかなり長い寿命でな。作者曰く『妖怪の寿命の半分くらい』だとか・・・曖昧だが少なくとも数百年以上なんだよ。それとUMAアンバランスが特殊故か、センリツも同じような寿命を得ちまった。」
蓮子「ワリオ以上に不死身でも、妹紅みたいに不老不死と言うのには違うのね・・・」
黒須「不老ではあるけどな。改造されたせいか体が20歳のまま一向に成長しねぇ。
・・・霊烏路ってヤツが友人にいるんだが、この氷の能力が身に付く前の時、ソイツが誤って俺に攻撃ぶちまけちまった時に判明した。焼け落ちた上半身が一気に再生した。」
蓮子「おおう・・・;」
こいし「店長って結構凄いんだよ。あの氷精と揉めてかき氷いっぱい作って対決したこともあるんだ!」←唐突に割り込む
メリー「どういう対決・・・?;・・・あれ、ところで、黒須さんは何でここに?・・・私達の加勢って訳でも無さそうだし・・・」
黒須「あー・・・結構個人的な理由混ざってんだがよぉ・・・」
・・・黒須は、なぜ自分が地底に行こうとしているのかを言う。
黒須「・・・一番の理由が、さとりさんや皆を助けるためってとこだ。」
蓮子「さとりさん・・・?そういえば前にも何かさとりさんとか行ってたけれど・・・」
黒須「ああ。『古明地さとり』・・・こいしの姉だよ。」
メリー「そうなの!?」
黒須「ああ。俺の恩人でな。センリツの事で色々あったんだが、その際に協力してくれたんだ。
・・・さとりさんは、人の心を読む、いわゆる『サトリ妖怪』なんだよ。あの人もあの人で何かと面白い人でさ、推理小説に影響されて探偵業もやってたりしてんだ。漫画とか小説とかの本関係でも結構趣味が合う。」
メリー「へぇ・・・・・ん?・・・そのさとりさんがこいしの妹なら、こいしも同じサトリ妖怪よね?でも心を読んでいるような一面は・・・」
こいし「~♪」←呑気に前に進んでる
黒須「・・・あー・・・こいしは、人に嫌われたくないって理由で、その心を読む能力・・・左胸に付いてる第3の目・・・サードアイを閉ざしちまったんだ。しかもあろうことかその代償で、周りから認識されづらくなっちまったらしい。」
蓮子「目を閉じて・・・心を閉ざしたという事かしら。」
メリー「そうだとしたら、あの明るそうな感じって・・・」
黒須「いや、多分アイツはただただ能力自体ををどうにかしたかっただけだ。ある程度の条件を為せていればちょっとでも認識されるし、アイツ本人も『無意識』の事はどうにかしようとしてるし、喫茶店で働き続けてんのも、看板娘的な認知で周りから認識されるからだ。」
蓮子「うーん・・・でも中々複雑ね・・・」
黒須「まぁ、そもそも旧地獄は忌み嫌われちまった妖怪たちが住み着いてる場所だしな。心を読んで、トラウマを突き立てられるサトリ妖怪も例外じゃない。
・・・だけどな、実際皆よっぽどの事でない限り良い奴ばかりだよ。俺も色々あって旧地獄の存在を知ったばかりの時は、最初は皆の事を、『昔の自分と似ている気がする』と言う理由で勝手なエゴで同情していたが・・・関わって行くうちに、皆と仲良くなりたい・・・そう思うようになってな。」
蓮子&メリー「おおー・・・(|△| )」
・・・恥ずかしながらも言ったこの彼の発言に、2人はかなり関心した。
黒須「・・・さて、そろそろ旧地獄に付くはずだ。デデデとゲッコウガも探しつつ、早いところ・・・」
「ギョロロロロ・・・」
黒須「・・・!?・・・何か聞こえたな・・・嫌な予感がする・・・急ごう。」
続く。感想OK。