二次創作小説(新・総合)

内に秘めた感情と感情操作 ( No.425 )
日時: 2022/04/23 18:25
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。何度でも言ってやります(?)おろさんです。



・・・さて、地底に攻め込んできたディスペクターを倒し、次は目的だった『寿司屋』に向かいます。





《旧都》


・・・勇儀に案内され、一軒の店・・・『バケノ寿司』という名の店にたどり着く。まだ開店前のようだ。



蓮子「ここがその寿司屋ね。」

勇儀「ああ。最近訪れてきた妖怪が作ったその寿司とかがかなり評判になって、身寄りがないらしいからここに店を建ててやったんだ。」

パルスィ「妖怪と言っても、見たことも無い2人組だったわ。」

メリー「・・・とりあえず、入って確かめてみようっか。」

蓮子「そうねメリー。」


・・・そして、早速入ってみる。そこには・・・






ミミッキュ「・・・ん?ああいらっしゃい。」

科学感のあるツインテール少女「・・・いらっしゃい。」



そこには、ばけのかわポケモンである『ミミッキュ』と、メタグロスを擬人化させたような雰囲気を持つ電脳少女みたいな少女だった。



デデデ「オイオイ、まさかのポケモンじゃないか!?」

ゲッコウガ「・・・そこの少女も少し妙だが・・・どうなっている?」

勇儀「ん?もしかして妖怪じゃないのか?どっちでもいいけれど。」

パルスィ「まぁ認識上仕方のない話ね。」



ミミッキュ「む・・・よく見れば・・・お前らも幻想郷の外から来たと言うワケか。」



蓮子「え、まぁ・・・でも、何でポケモンがこんなところに?」

メリー「人里の方だと、人間の女の子が寿司屋を開いてたらしいけど・・・たしか名前は『クラキ』・・・」


ミミッキュ「クラ・・・!?お前今なんて言った!!」


・・・突然ミミッキュは反応する。


メリー「えっ!?・・・人間の女の子が・・・「いや違うその先!」た、たしか名前が『クラキ』だって・・・」


ミミッキュ「そうだそこだ!!アイツのこと知ってるのか!?」


デデデ「いや、知ってると言うより、俺様達の仲間が集めた情報でその名前が入って来たんだ。それ以外は得られなかったらしいんだが」


ミミッキュ「・・・いや・・・こっちにとってはむしろかなり重大な情報だよ。」


ゲッコウガ「・・・どういう事でござる?」


科学感のあるツインテール少女「・・・旦那、もしかすれば何かしらの進展があるかもしれませんよ。」

ミミッキュ「ああ、そうだな『メタガラ』・・・



・・・急にさっきのような反応をしてしまってすまない。お前達もどうやら何かを探っているようだし、説明してほしい。こっちも有益な情報を提供する。」



勇儀&パルスィ「・・・?」


・・・と言う事で、ある程度の事情を説明する。


ミミッキュ「・・・大体の事情は分かった・・・アイツめ、そんなことに加担しちまったのか・・・」

科学感のあるツインテール少女→メタガラ「参ったモノだ・・・」



勇儀「な、なぁ、そのクラキだとかとお前らはどういう関係なんだ?」


ミミッキュ「・・・俺らはアイツの元パートナーポケモンなんだよ。」

メタガラ「・・・(コクリ」


一同「!?」


突然の衝撃の発言。ミミッキュは続けてこう話す。


ミミッキュ「・・・アイツは寿司屋の家系でな。それも意外と名のある所だ。俺もメタガラも、アイツとその両親と共に、毎日それなりに楽しくやらせてもらっていた。」


デデデ「それならなぜアウトローに加担しているんだ?・・・ていうか、そのメタガラだとか言う女もポケモン?どういう事?」


メタガラ「・・・後で話す。」

ミミッキュ「話を戻すぞ。・・・そんなある日だったが、近くにチェーン店の回転寿司が建ってから、店に客が来なくなっちまった。おまけにライバル店も大体それに買収された。

・・・ウチの方も買収されかけたんだが、ふざけたことにそいつらは執拗な妨害を行って俺らの店を潰しちまった。」


蓮子「酷い・・・何でそんなことになったの!?」


メタガラ「・・・他人には到底理解できるものではなかったよ。」

ミミッキュ「・・・そこから、俺達の人生は狂い始めた。両親も神経衰弱でお陀仏。クラキも何かが壊れて歪んでいった。


・・・そんなある日、さっきお前らが言ってた『ゲーチス』とか言う男がウチに来てな。・・・ソイツの発言はかなり怪しかったんだが、前が見えなくなっていたクラキはすぐにそいつについて行っちまった。

その後、長い年月をかけてアイツを探していたら・・・そしたらいつの間にか、ここの上、幻想郷に飛ばされていた。」


ゲッコウガ「・・・他人の闇に漬け込んだか・・・」

デデデ「霊夢の事と言い、やはり元凶はゲーチスか・・・」


ミミッキュ「・・・少し話が変わるが、お前達、地上うえにポケモンの群れがいたのは知っているか?カミツルギって言うのが筆頭にいたはずなんだが・・・」


メリー「ええ、レムレスさん達が調べて・・・」


ミミッキュ「・・・クラキと決別しちまった後、短期間の間、俺達もそいつらと同行したことがあってな。出来はそこまでだがよく寿司を握ってやっていた。ポケモンでもある程度働いて稼げる場所だったから。金はあったし。

あの群れのほとんどは、身勝手な奴等トレーナーに酷い事された被害者。カミツルギはそんな身寄りのない連中を引き入れて、行動しているんだ。」



蓮子「でも、そこにゲーチスが入り込んできたから距離を取った・・・とか?」



ミミッキュ「・・・そういう事だ。当のカミツルギもゲーチスの手持ちにいるキュレムに騙されている感じだ。人間に失望していると言いながら揺らいでしまった。

・・・無理も無いが他の面子も怖気づいちまうし、こっちとしてはどうにもできず俺達はカミツルギ達の元を離れた。


・・・そうして妙な魔物に追われていくうち、結果的にこの旧都にたどり着いたのさ。」


メリー「そういう事だったのね・・・」

蓮子「それで、メタガラさん?の方は・・・」


メタガラ「私は元々『メタグロス』というポケモンだったんだが・・・カミツルギ達と別れ、この世界を彷徨っていたら奇妙な本を見つけてな。開いたら変わった化け物が出て来て、『バレットパンチ』で一蹴したらいつの間にかこうなっていた。」


ゲッコウガ「元ポケモンの人妖でござるか・・・?」


ミミッキュ「・・・まぁそういうわけなんだ。・・・クラキの事に関しては、何もできなかった俺達にも責任がある。そのアウトローとやらを止めるのを手伝わせてくれ。」


蓮子「・・・そう言うのだったら、私達は構わないわ。」

メリー「そうね。クラキに貴方達を接触させれば何か変わるかも。」

デデデ「・・・仕方が無いな。俺達は別に構わないぞ。」


勇儀「・・・良く分からないが、進展があったみたいだな。」

パルスィ「そうみたいね。」


黒須「・・・何か色々情報得られたようで何より。」←いつの間にかいた

こいし「そーだねー」←同じく

さとり「そのようですね・・・」←引っ張り出された


勇儀「うおっ!?いつの間に・・・ていうか何でさとりをつれてきてるんだ」

黒須「運動させるため」

勇儀「あー・・・」

さとり「・・・(´・ω・` )」



こうして、人里の人間を正気に戻すための重要人物が協力してくれることになった。




一旦区切ります。

内に秘めた感情と感情操作 ( No.426 )
日時: 2022/04/23 18:58
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き。





《人里:鈴奈庵》


小鈴「うーん・・・あれ、私何して・・・って、あーっ!!」


・・・小鈴が目を覚ますと、店内がちょっと散らかってしまっていた。


小鈴「え、ご、強盗!?・・・じゃないよね?何があったんだっけ・・・それより早く片付けないと!!」

・・・急いで本を片付ける小鈴。・・・床に落ちているモンスターボールには気づいていない。


小鈴「・・・えっと、ここはこっちで・・・あっ」


・・・片付けている最中に、本の一つを落とす。


小鈴「あっ!いっけなーー「シャアアアアッ!!」えっ!?」


・・・その本は妖魔本だったらしく、閉じ込められていた妖怪が本の中から出て来てしまう。


妖怪「シャアアアア!!!」←小鈴に襲い掛かる


小鈴「えっ、噓!?・・・た、助けーーわっ!?」


・・・床に落ちたままだったモンスターボールで転倒してしまう。


小鈴「いてて・・・ん?」

・・・その拍子で、モンスターボールから1体のポケモンが出てきた。


レジエレキ「・・・・」


小鈴「えっ、こ、これどういう状況!?」


妖怪「シャアアアア!!「バチィッ」!?」


妖怪が小鈴を襲おうとした瞬間、レジエレキが電撃を放つ。


レジエレキ「・・・じじじじ・・・・!!!」


・・・レジエレキは、妖怪に『サンダープリズン』を放つ。


妖怪「ギッ・・・ギャアアアアアア!!!」


・・・そして、妖怪はそのまま弾けて消えた。


小鈴「た・・・助かった・・・の?」

レジエレキ「・・・じじじ・・・「な、何よ今の音!!」!!」


すると声が聞こえる。霊夢の声だった。


小鈴「あっ、こ、これどう説明したら」

レジエレキ「・・・・」

するとレジエレキは、モンスターボールの中に戻った。

小鈴「おおお・・・?「大丈夫!?小鈴ちゃん!!」あっ・・・!!」

霊夢「何だかすごい音がしたけれど・・・まさか妖怪!?また妖魔本から・・・」

小鈴「れ、霊夢さん!?いや実は「あー、ちょっと失礼。」あっ・・・」


すると、そこに大地とコウがやって来る。



コウ「本当にここで落としたのか?第一何で俺に手伝わせるんだ」

大地「細けぇことはいいだろ?・・・あっ」


霊夢「あんたたちは・・・!!」


大地「・・・ん?(小鈴の方を見る)お前が持ってるのって・・・」

小鈴「えっ?これですか?(モンスターボールを見せる」

大地「ああ、やっぱここで落としちまってたか。・・・俺の何だが・・・」

・・・モンスターボールを手に取るが、大地は空だったはずのモンスターボールに違和感を覚える。

大地「これって・・・成程・・・」

小鈴「あ、あのー」

大地「・・・いや、やっぱお前にあげるよ。」

小鈴「えっ!?良いんですか?」

大地「まぁな。実際同じようなのいくつか持ってるしよぉ。あと、これの事はあんまり人に言うな。今話すと面倒くさいぞ。」

小鈴「は、はい・・・(|△|)」

大地「・・・邪魔して悪かったな。戻るぞコウ。」

コウ「・・・分かった。」


霊夢「・・・」


・・・戻ろうとする2人だが、コウが、小鈴に聞こえないようにこう発言する。


コウ「・・・レミリアから聞いたぞ。・・・博麗霊夢、お前、脅迫されているらしいな。」

霊夢「・・・!だから何よ・・・あんたには関係ないでしょ・・・!!」

コウ「・・・確かに俺はお前の事など興味はない。



・・・だが・・・このままでいいのか?」

霊夢「っ・・・だからあんたには関係ないでしょって!!さっさと帰りなさい!!」

コウ「ああそうか・・・・博麗の巫女とやら、どんな人間かと少し考えたが・・・








・・・その程度だとは思っていなかったぞ。」


霊夢「っ・・・!!」


大地「・・・さっさと戻るぞ。」


・・・こうして、2人は去って行った。



霊夢「・・・っ・・・」

・・・ダイアに脅迫され、面識の薄い人間に失望され・・・霊夢はただ、悔しかった。








ダイア「ふぅん・・・本居小鈴・・・あいつも使えるかもな・・・」










数十分後・・・


《人間の里:寿司屋》


クラキ「はいはーいよってらっしゃーい!!「そこまでだ。クラキ。」えっ」


・・・おかしくなった人間達に寿司を高値で売り付けていた『クラキ』という少女。


ミミッキュ「・・・久しぶりだな。」

メタガラ「・・・やっと見つけたと思えば・・・何をやっているんだ。寿司を売っているのは見ればわかるが」


クラキ「・・・ミミッキュと・・・もしかしてメタグロス・・・?


・・・今更何だよ・・・「何だよも何もないわよ。」!!」


・・・そこに、蓮子とメリー、こいしや黒須、さとりもやって来る。


クラキ「・・・!!」


さとり「・・・(クラキの心を読む)・・・成程、そういうことですか・・・



・・・里の人間の感情を操作しているの、貴方なんですね。」

こいし「・・・あれ、どういう事?」

黒須「・・・ゲーチスが現れただけで里の人間がおかしくなっていたが、彼を同じく支援している彼女だけ影響を受けていない。


・・・となれば、あの女が何かしらの細工でもしたって事だろ。」



クラキ「・・・




・・・何かと思えば・・・心を読んであっさり犯人見つけたとでも言うワケね・・・




・・・まぁゲーチスさん側に付いてる時点で・・・大体怪しまれるか。・・・さっさと潰して。」


「ギ・・・ガガ・・・」


クラキの背後にはいつのまにか、周りに様々な面が浮かんでいる、何か機械・・・のポケモン『マギアナ』とくっつけられたようなピンクのロングヘアの少女がいた。目元は鉄のマスクで隠されている


面械接続《マギアココロ》「ガガ・・・」



蓮子「ディスペクター!?」

メリー「ディスペクターを使って感情捜査していたって事で良いわね!?倒してどうにかしないと!」



マギアココロ「・・・・」



こいし「・・・・・






・・・こころちゃん・・・?」






続く。感想OK。