二次創作小説(新・総合)

夜兎とメイド。その信念は ( No.487 )
日時: 2022/06/02 17:36
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。




・・・今回登場するのはちょっとヤバめなのです。え、誰かって?それは・・・






《幻想郷:とある場所》



ギャラクティックナイト「・・・」



・・・何故か幻想郷で、人々や妖怪たちの様子を見ているギャラクティックナイト。『銀河王』と呼ばれ、一応アウトローに狙われている・・・らしい。



ギャラクティックナイト「・・・やはり強者の気配を沢山感じるぞ・・・「・・・やっぱりまだこの世界にいたのか。」


・・・そこにやって来たのは、霊夢に似た少女・・・かつてディスペクターにされた『空間王』、『禍霊夢』だった


禍霊夢「・・・」

ギャラクティックナイト「・・・久々だな。我が旧友。」

禍霊夢「・・・そっちこそ。・・・しかし、何故幻想郷にいる。・・・それに、てっきり失望しているかとも思ったが。」

ギャラクティックナイト「それを言うなら貴様も同じだ旧友よ。それに、ディスペクター等と言うのにされていた程度で何だと?」

禍霊夢「・・・お前もそれなりに丸くなったものだな。」

ギャラクティックナイト「すぐに世界の連中を消すのは惜しいと思っただけだ。・・・それでもう一度聞くが、何故貴様もこの世界にいるんだ。我はダークアイ帝国の手によって、現世に来させられたが」

禍霊夢「ダークアイ・・・?・・・まあいい、私も現世に放り込まれたようなものだ。ディスペクターにされた時の記憶は多少ある。・・・想像以上の力を誇る者に捕らえられ、気付いたら。・・・私にとってはあまり快くないな。」

ギャラクティックナイト「・・・そうか。そういえばお前はそういうヤツだったか。旧友よ。」

禍霊夢「旧友・・・やはりいい言葉だ。・・・む・・・?」

・・・禍霊夢は何かの気配を感じ取る。

禍霊夢「・・・どうやら、この世界にまた誰か来たらしい。」

ギャラクティックナイト「そのようだな。・・・しかもまた新しい反応だ。前に感じたのと似た反応だ。・・・だがそれと同時に、殺気のような反応も感じる。・・・興味深い。行ってみるか。」

禍霊夢「・・・好きにしたらどうだ。」







《霧の湖:紅魔館付近》



「・・・ここが幻想郷。噂で聞いたけど本当にこういう世界があるなんてね。・・・それで阿伏兎、ここはどの辺りだったっけ。」

「・・・たしか『霧の湖』で、あの場所にあるのが紅魔館だな。」


・・・霧の湖。そこに誰か、番傘をさしている2人組が。・・・笑顔を浮かべている、目つきが鋭く中性的で精悍な顔立ちの青年と、黒い服装の老け顔の男だった。老け顔の男の方は『阿伏兎』と言う名前らしい


阿伏兎「・・・んで、どうするつもりなんだ団長。わざわざ2人だけで出向く必要があった。」

笑顔を浮かべる青年「・・・簡単だよ。試したいことがあるんだ。ここには吸血鬼が住んでいるって聞くからね。夜兎と吸血鬼・・・互いに日に弱い存在が、どれだけ戦いで渡り合えるか・・・ちょっと興味が無いかい?」

・・・それに、下手に異世界の事が知れ渡りすぎると不都合が起こることがあるらしい。元老うえが勝手な事をして、元の世界が変な事になるのは流石に困るし」

阿伏兎「・・・まァ、それもそうか・・・「ヒソヒソ・・・」!」

すると、背後に誰かがいるのに気づく

笑顔を浮かべる青年「・・・あれって、たしか『妖精』だったっけ」

阿伏兎「・・・そうだろうな。相当ないたずら好きだとも聞く。」

笑顔を浮かべる青年「へぇ・・・」

・・・気づかれたため、妖精達は無理矢理ちょっかいをかけようとする。

笑顔を浮かべる青年「・・・その度胸は認めるよ。」

・・・笑顔を浮かべる青年は、殴ったり蹴ったりをして一瞬で妖精たちを蹴散らした。

軽く吹っ飛ばされて、妖精たちは倒れた。

笑顔を浮かべる青年「・・・人間とかと違って生命力が高いねぇ・・・流石に今のじゃ死なないか。

・・・さて、早く紅魔館に行こう阿伏兎。」

阿伏兎「・・・はいはい。」





《紅魔館》


美鈴「ぐぅ・・・」


・・・爆睡中の美鈴。すると・・・


阿伏兎「・・・オイオイ、門番があんなんで勤まってんのか?」



美鈴「・・・ハッ!?ちちち違いますこれはその・・・あれっ?」



・・・美鈴が起きる。一瞬咲夜が見に来たと勘違いしたようだが、美鈴の視界には見知らぬ男2名がいた。



美鈴「・・・貴方達一体誰ですか?・・・仮に中に入れろと言われても入れませんよ。」



笑顔を浮かべる青年「まぁだろうね。・・・だったら、無理矢理でも入らせてもらうよ。」



美鈴「!!」







・・・紅魔館内。紅茶を飲むレミリア。


レミリア「・・・ふぅ、やっぱり中々ね・・・」

咲夜「ありがとうございます。お嬢様。」

レミリア「ええ・・・「チュドォォォォン!!」!!今の爆発音は・・・!!」

咲夜「・・・様子を見に行きます。」←瞬時に移動

レミリア「・・・!(さっきから何やら奇妙な気配を感じていたけど・・・まさか・・・)」





美鈴「ゼェ・・・ゼェ・・・」



・・・少しして。男2名に攻められる美鈴。



笑顔を浮かべる青年「へぇ、そっちも中々の腕だねぇ。女だからって甘くは見てられないよねぇ。」

阿伏兎「・・・まぁ、流石に2体1じゃ分が悪ィだろうけどな。」



美鈴「あ、貴方達一体何なんですか!さっきから奇妙な殺気を放っていますし・・・」


笑顔を浮かべる青年「ちょっと野暮用があって来ただけだよ。・・・さて、ここで殺すのはちょっと惜しいけど、これでーー」


・・・阿伏兎と言う男と青年は、美鈴に攻撃しようとした時・・・


「メイド秘技『操りドール』!!」



・・・美鈴の姿が一瞬にして消え、代わりに周囲に大量のナイフが。



阿伏兎「チィッ!!」


・・・2人組は、番傘でナイフを弾いたり避けたりした。



咲夜「・・・随分と危なっかしい来客ねぇ・・・」←時を止めて明倫を避難させた

美鈴「さ、咲夜さん・・・!!」




阿伏兎「ありゃりゃ、流石に増援が来ちまったか。」

笑顔を浮かべる青年「へぇ、見たところ君は人間みたいだね。・・・今のはどうやったのか、ちょっと気になるねぇ」




咲夜「貴方達は一体何者かしら。・・・2体1だったのだろうとは言え美鈴を追い込んだとすれば只者じゃないのでしょうが・・・それで、まだ行けるかしら」

美鈴「勿論です。」←立つ



笑顔を浮かべる青年「・・・第2ラウンドって所かな。・・・阿伏兎はそっちの格闘家っぽいの(美鈴)を頼むよ。」

阿伏兎「ハイハイわかりましたよ団長。」





笑顔を浮かべる青年「それにしても、吸血鬼の従者が人間ねぇ。世の中どうなっているか分からないねェ。」


咲夜「・・・そう言う貴方は何者かしら。人間とは違う・・・それに何で笑っているのかしら」


笑顔を浮かべる青年「・・・ああ、そっか。この世界じゃ夜兎族はいないんだっけ。・・・折角だし、名乗ってあげるよ。







・・・俺は『神威』。『春雨』って言う宇宙海賊の一員なんだけど・・・俺その一番強い部隊の団長なんだ。それと、俺の殺しの作法は、『笑顔』だよ。」







一旦区切ります。

夜兎とメイド。その信念は ( No.488 )
日時: 2022/06/02 17:43
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き。



咲夜「春雨・・・食べ物の名前なのかそう言うのなのか良く分からないけれど、どの道厄介なのは確かなようね。・・・何でこの世界に来れるのかしら。まさかアウトロー?」


笑顔を浮かべる青年→神威「アウトロー?ああ、噂で聞く。そんなんじゃないよ。俺はここのご令嬢に用があるんだ。」


咲夜「・・・レミリアお嬢様に何をしようと?」


神威「・・・吸血鬼なんだろう?ちょっと戦ってみたくてねェ。その妹とかも結構強力な能力を持ってるって聞くし、会わせてくれない?」


咲夜「・・・お断りします。貴方をお嬢様達に合わせるわけにはいかない。貴方の今の発言の時点で尚更です。」


神威「そっか。残念。



・・・じゃあ、殺るしかないね」


・・・神威と言う名の青年は、咲夜に攻撃を仕掛ける。


咲夜「!!」


・・・咲夜は時を止めて避ける。


神威「へぇ素早い。・・・でも・・・」

咲夜「・・・傷魂『ソウルスカルプチュア』!!」

咲夜はナイフで攻撃しまくる。だが神威は軽く避ける

神威「中々のナイフ裁きだけど、その程度じゃ当てたとしても無理だよ。」

咲夜「何・・・?」

神威「よっ」

神威は咲夜にまた攻撃しようとする。

咲夜「甘い!!」

咲夜はまた時を止めて神威の背後に。だが・・・

神威「・・・甘いよ」

神威も瞬時に避け、咲夜をラリアットで攻撃。咲夜は軽くぶっ飛ばされる

咲夜「がっ・・・!!」


美鈴「さ、咲夜さんっ!!」

阿伏兎「人の心配してる場合かっ!!」←番傘で攻撃

美鈴「のわっ・・・!!」←避ける





神威「・・・うーん、君はどうやら時を止めるような力を持っているみたいだね。でも君の場合正確にはただ動きを速めているだけ・・・

まぁ、どっちにしろ人間にしては中々だったーー「グサッ」・・・!」

すると、神威の背中にいつの間にかナイフが複数刺さっていた。

神威「いつの間にーー」


咲夜「こういう時に遠くから張っておいて良かったわね。・・・ハァッ!!」

・・・ナイフで神威を斬りつける。

神威「・・・!!」




阿伏兎「団長ーー」

美鈴「人の事を心配してる場合ですかっ!!」

阿伏兎「あっ、いっけねーー「ドガッ!!」ぐっ・・・!!」←軽く吹っ飛ぶ





神威「・・・結構やるねぇ。死んだかと思ってたけど。」



咲夜「・・・あんまり舐めないでほしいわね。」



神威「・・・うん、心のどこかで侮ってたみたい。・・・でも・・・」


・・・すると、神威が負った傷が見る見るうちに再生する


咲夜「なっ・・・!?」


神威「だから言ったじゃん。『当てたとしても無理』だって。夜兎族はこれくらいの傷は大体すぐ直るんだ。


・・・さて、そろそろここのお嬢様にーー「面白い事をやっているじゃないか。」!!」



するとそこに、ギャラクティックナイトが。



咲夜「・・・!?」



ギャラクティックナイト「・・・どうやら中々の存在がいるようだな・・・・・どれ、あの若そうな男と一戦交えてみようか!!」


・・・ギャラクティックナイトは、神威に遠距離攻撃を仕掛けようとする。



神威「やれやれ、邪魔するのは勘弁してほしかったけどーー「待てっ!!」

阿伏兎が咄嗟に駆けつけ、番傘で攻撃を防いだ。


神威「・・・何のつもりかな阿伏兎」

阿伏兎「引き上げるぞ!流石に少し暴れすぎたんだ!元老うえから送還命令出ちまった!!これ以上やったら言いくるめられなくなるぞ!!」

神威「・・・仕方がない。あのメイド、まだまだ素質はあるみたいだし、殺すのは今度で良いか。




・・・それにしても偶然かなぁ。まだ殺さないでおいた奴がどっちも銀髪だなんて。」

・・・神威と阿伏兎は、次元の穴に入って急いで姿を消した。


美鈴「あっ!!待てっーー」



ギャラクティックナイト「・・・早々に逃げられるとは・・・まあいい。あの館の連中で「バッ」

するとどこからか次元の穴が現れ、ギャラクティックナイトの手を引っ張る

禍霊夢「悪いが退却だ!賢者たちに勘づかれ始めた!」

ギャラクティックナイト「その程度我は容易い!!邪魔をするな「いいから!!せめてどっか貧相な世界破壊して気を紛らせ!!」

そのまま禍霊夢に引っ張られ、撤退した。尚、禍霊夢の姿は美鈴と咲夜には見られていない。


美鈴「な、何だったのでしょうか・・・・あ、咲夜さん!!」


咲夜「っ・・・」


さっきの一撃でダメージを負った咲夜。


美鈴「だ、大丈夫ですか!?結構酷いケガを・・・」

咲夜「・・・このくらいはまだ平気よ・・・紅魔館に入らせなかっただけまだよかったわね・・・」



・・・数時間後・・・



咲夜「・・・申し訳ありません。ほとんど歯が立たず・・・」

レミリア「・・・気に病まないで咲夜。私達のためだったんでしょう。・・・でも、無理はしないで頂戴。私は紅魔館の主よ。従者のピンチには駆けつけるモノでもあるのよ。」

咲夜「お嬢様・・・」





フラン「・・・」


・・・部屋の外で話を聞いていたフランドール。何か少し気に病んでいるようだったが・・・







続く





~後書き~
今回は神威と阿伏兎が登場。更に禍霊夢も登場。アウトロー意外にも面倒なのが沢山です。
さて、この続きみたいな話はまだ少し後・・・一話後ですが、次の話の主役は・・・
・・・今回はここまで。感想OK。