二次創作小説(新・総合)
- 真実知ール ( No.503 )
- 日時: 2022/06/07 17:58
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
どうも。おろさんです。
・・・前回、何やら不穏な空気か飛び交っている模様。秘封倶楽部の運命は如何に・・・!?
《未来の首都京都:警察庁》
・・・メガロの元から戻って来た中村楠音は、父親であり、警視長である『中村真貝』に少し説明。
真貝「そうか・・・まぁ、無理も無いか・・・分かった。ひとまず事がはっきりするまでしばらくあの探偵擬きも泳がせておけ。」
楠音「・・・はい。・・・」
・・・楠音は少し考えていた。メガロの言う通りで、2人(蓮子とメリー)が何の罪を犯したのかは具体的に聞かされていない。
・・・それ以前に、似たようなことを父親に捜索、頼まれたことは多かった。
楠音「・・・あの、お父ーー中村警視長。」
真貝「・・・何だい?」
楠音「・・・捜索対象であるこの2人の少女・・・一体どういった余罪で・・・「中村君?」!」
真貝「・・・君は何も知らなくていい。言われたことに従ってればいいんだよ。それが警察というものでは無いのかね。」
楠音「し、しかし・・・」
真貝「あの探偵擬きに何か言われたのか?気にするな。あんなおかしな書きの言葉など真に受ける必要ないんだよ。
とにかくだ。お前が一度でも私の命令を聞かなかったことはあるかね。早く行きたまえ」
楠音「っ・・・はい・・・」
・・・楠音は、この場を後にした。
真貝「・・・少し参ったな・・・博麗神社の解体も中止になってしまったし、このままでは・・・」
《未来の首都京都:カフェテリア》
・・・その頃。カフェテリアで、呑気に会話をする蓮子とメリー。
蓮子「それでさぁ、そのキャサリンだとか言う恐竜みたいなのが銀時さんの一言で・・・」
メリー「あー、そんな感じで・・・」
楠音「(・・・念のため自分で様子を見に来たけれど・・・あれが写真の2人・・・ここを偶然通りかかったら先に私が見つけてしまった・・・)」
・・・蓮子とメリーを見つけ、物陰に隠れる楠音。
楠音「(少し様子を見なければ・・・いえ、お父様に連絡を・・・あれ?電話が起動しない・・・)」
蓮子「・・・ん?ねぇメリー、あっちに誰かいる気が・・・」
メリー「人?・・・確かに誰か隠れているような・・・」
楠音「(!!感づかれた・・・!!)」←隠れる
蓮子「・・・誰もいない?・・・気のせいだったかなぁ」
メリー「・・・今は気にしないでおきましょう。「そこの2人、ちょっと失礼」きゃっ!?」
するとそこに現れたのは・・・
メガロ「おっと、驚かせてしまったようで失礼。」
カイ「・・・どうも。」
楠音「!!(見鏡メガロ・・・!)」
蓮子「えっと、貴方は・・・?」
メガロ「・・・名乗っておこう。僕は見鏡メガロ。少し離れたところに住んでいる。こっちは我が盟友、神谷カイだ。」
カイ「はじめまして」
メリー「そんな人が何の用で・・・」
メガロ「いや、君達が持っている書物が気になってつい。」
蓮子「書物・・・これの事?」
・・・蓮子とメリーは、食事と話がてら呼んでいた漫画本を取り出す。『ドラゴンボール』や『黒子のバスケ』、『ぼくたちは勉強が出来ない』等、銀時や大地達から借りた漫画本だ
メガロ「いやはや懐かしい・・・中々人気のジャンプ作品ばかりだな。そういえばジャンプは今年で■■■周年だったか・・・2000年代の作品とは言え、多少日焼けなどで古くなっているがそれなりに品質が良いままなのも珍しい・・・」
メリー「ま、漫画が好きなんですか?それ知り合いから借りたモノなんだけど・・・」
メガロ「ああ。色々想像すると世界が広がるんだ。」
蓮子「へぇ」
メガロ「・・・想像と言えば、『燕石博物誌』もなかなか興味深いのだ。」
蓮子&メリー「!!」
この発言で、2人は少し動揺。それもそのはずで
メガロ「『Dr.レイテンシー』とやらが執筆したあの書物・・・実に僕の想像を掻き立てられるよ。そして僕の仮説も、岡崎氏の論も、真相に近づける・・・」
蓮子「あ、あのー・・・」
メガロ「!!おっとすまない。僕はとある研究している身でね。つい色々話してしまうのだよ。」
メリー「研究?」
メガロ「ああ。・・・話したいところだけど、こういう場で話すのはあまりよろしくないのだが・・・いや、決して破廉恥なのではないが
・・・ひとまず、突然悪かったね。また会えたらまた会おう。秘封倶楽部の2人よ。」
そして、メガロは去って行った。
蓮子「何か変わった人だったなぁ・・・」
メリー「そうね・・・
あれ?何で私達の事を知ってーー」
一旦区切ります。
- 真実知ール ( No.504 )
- 日時: 2022/06/07 18:30
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
続き
楠音「(行ってしまった・・・ってもたついてる場合じゃない!何でさっきから電話が)「こんなところに突っ立って何をしているのですか?」わひゃっ!?」
・・・すると、楠音の前に黒づくめの服装の男が現れる。
黒帽子と黒いスーツの男「あらら、驚かせてしまったようですねぇ」
楠音「あ、貴方一体何なんですか・・・!?」
黒帽子と黒いスーツの男「申し遅れました。私はこう言う者です。」
男は名刺を渡す。
楠音「は、はぁ・・・(この名前、何処かで・・・)」
黒帽子と黒いスーツの男「・・・ところで、貴方は何か少し悩んでいるようでしたよ?」
楠音「悩んで?そんなことはーー」
黒帽子と黒いスーツの男「いいえ私から見れば悩んでいるようでしたよ。そのせいで目的に集中できていなかった風に見えましたが。」
楠音「それは・・・」
・・・楠音は思い返していた。メガロに言われた発言が少し気にかかっていたのだ。
楠音「言われてみれば、そうかもしれませんが・・・」
黒帽子と黒いスーツの男「・・・それならば、その悩みを解決してくれるいいところを紹介しましょう。」
楠音「いいところって・・・そういうわけにはいきませーー」
黒帽子と黒いスーツの男「いけませんよ。このままだとあなたは職務を全うするだけの法に従うだけの、ただの駄犬になり果ててしまいます。
・・・なので、ちょっとお借りします」
その男は、楠音の携帯電話を奪取して何処かに行こうとする。
楠音「なっ・・・ま、待ちなさい!!」
楠音は男を追いかける。
少しして
楠音「ゼェ・・・ゼェ・・・あの男・・・意外と早い・・・あっ」
・・・楠音は、道端に置かれていた自身の携帯電話を拾う。
楠音「こんなところに置いて行くなんて・・・何なんだあの男・・・おや?」
すると楠音は、不思議な雰囲気を放つガチャガチャを見つける。
楠音「これは・・・「こんにちは。幸運のお客様。」・・・!!?」
そしてそこに黒い猫を連れてやって来たのは、大柄な体系の老婆のような女性だった。
楠音「貴方は・・・!?」
紅子「銭天堂の女将の紅子でござんす。」
楠音「銭天堂・・・?このガチャガチャは一体・・・」
紅子「・・・これは簡潔に説明すると、幸運のお客様だけが見つけることが出来るカプセルトイでござんす。」
楠音「幸運・・・?」
紅子「左様でござんす。・・・回せば、お客様の悩みを解決できる品が出て来るでござんしょう。」
楠音「カプセルトイ・・・」
紅子「買うか買わないかはお客様次第でござんす。5円玉で回してくだしゃんせ。」
そう言って、紅子はこの場を去って行った。
楠音「・・・悩みを・・・」
黒帽子と黒いスーツの男『このままだとあなたは職務を全うするだけの、法に従うだけのただの駄犬になり果ててしまいます。』
真貝『お前が一度でも私の命令を聞かなかったことはあるかね。』
楠音「・・・確かめる価値はあるかしら・・・」
・・・楠音が、紅子が言っていた通り、1枚だけあった5円玉を入れてカプセルトイを回す。すると出てきたのは・・・
・・・ウエハースについてくるような四角いシールだった。
楠音「えっと・・・『真実知ール』・・・?『このシールは、人物の隠し事や、喧嘩や誤解などの原因の『真相』を知ることが出来ます』・・・『使い方:人の秘密を知りたいときは、その人の所有物に貼れば秘密を知ることが出来、その所有物がその人が大切にしている物品であるほど真実を知ることが出来ます。』
・・・本当にこんな効果が・・・」
・・・メガロの発言で、父親の事に少し疑問が浮かんできていた楠音。
楠音「・・・確かめないといけないわね・・・」
数十分後・・・
・・・楠音は、ハンガーに掛かっている真貝のスーツを見つけ、早速貼ってみる。
楠音「・・・お父様・・・お許しをっ!!」
するとシールが光り出す。そして、楠音の脳内に何かが流れ込んで来る。
楠音「こ、これは・・・!!?っ・・・!!」
ーーー
真貝『何!?博麗神社の解体が中と!?(新聞を見ていた)・・・相次ぐ事故で実行不可能と断定・・・くそっ!!あそこを潰さないと駄目だというのに・・・総理直々の命令だというのに・・・!!
こ、こうなったら燃やしてでも無理矢理・・・』
ヘルメットの男『やってみたさ。だが全然駄目だった。通行止めも意味をなさない。どうやら誰かが妨害を行っているらしい。』
真貝『何ですって!?くそっ!!一体誰が・・・』
ヘルメットの男『・・・解体が出来ないというのであれば、通行をしている者を根絶やしにすればいいだけだ。』
真貝『通行を・・・ああ、その手がありましたねゼノヴァドさん・・・!!』
ヘルメットの男→ゼノヴァド『・・・疑惑があるのは、この2人・・・宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンだ。』
真貝『この2人のガキが・・・ああ、若い者がなんて馬鹿な事を・・・あのお方のために幻想は何が何でも消し去らなければならないのに・・・』
ゼノヴァド『お前なら部下共を動かして何とかなるだろう。・・・特に娘だとか。』
真貝『そ、そうですね。楠音は実に役立ってくれる手駒ですよ。
・・・だったら早く部下たちを動かさなければ・・・ククッ・・・この2人のガキを消せば・・・!!』
ーーー
楠音「・・・・・」
・・・この流れ込んできた『真実』。楠音は呆然とする
すると、真貝が戻って来る。
真貝「おや?楠音・・・ここで何をやっているんだい。私のスーツに何をーー「バッ!!」!!」
楠音は、真貝から遠ざかる
楠音「お父様・・・いや、貴方は・・・私の事を手駒だと・・・!?」
真貝「!!な、何を言って・・・」
楠音「嘘ですよね?嘘だって言ってくださいよ!!ねぇ!!?」
真貝「ど、どうしたんだ・・・あっ」
・・・真貝は、スーツに貼られている真実知ールを見つける。
真貝「この感じは・・・
・・・ああ・・・可哀そうに・・・折角使える手駒だったというのに・・・やってしまえ。」
・・・真貝が指を鳴らすと、周辺にハートレスが現れる。
楠音「!?化け物・・・!?」
ハートレスは、楠音に襲い掛かる。
楠音「っ・・・!!」
楠音は素早くハートレスの攻撃を避け、部屋から出て逃げる。
真貝「・・・(無線機を取り出す)・・・諸君に次ぐ。中村楠音を捕えなさい。」
数分後
楠音「ハァ・・・ハァ・・・!!」←走って逃げる
蓮子「・・・あれっ?何かあの人追いかけられてる・・・?」
メリー「確かに・・・あれって・・・「あ!!いたぞ!!」えっ!?」
するとそこに警官が数人。
警官「あっ!しかもあの2人のガキもいるぞ!!捕まえろ!!」
警官たちは、楠音だけでなく蓮子とメリーを捕まえようとしてくる。
蓮子「えっ!?私達!?何で!?」
メリー「逃げた方がよさそう・・・行くわよ蓮子!!」
メガロ「手を出すなと言ったというのに・・・!!仕方ない。行くぞ盟友。」
カイ「・・・りょーかい」
続く。感想OK。