二次創作小説(新・総合)
- 行【ひとさがしのために】 ( No.523 )
- 日時: 2022/06/11 18:27
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)
「・・・さて、行くぞヤコ。『謎』の気配だ。」
どうも。狼ゲームアナザーがボイス付きになることをさっき知ったおろさんです。・・・まだ実装されてないで合ってるよね?
・・・今回は、『外界編』に続き、少し長め(?)の話を執筆させていただきます。
《ベルベットルーム》
イヤフォンの少年「・・・『謎』。それは、人間の心に芽生える『悪意』が元となり、事件を引き起こした者を守るように張り巡らされるモノ。いわゆるトリックや、爆弾のプログラム等様々。
・・・そして、それらを暴き、謎を作り上げた者が敗北を認めたその時、『謎』・・・『悪意』のエネルギーが抽出される。
・・・え、何の話をしてるのかって?・・・ああ、そろそろわかりやすく説明しないとね。
・・・その世界の物語は、その『謎』を食料にしている魔人と、ある人間の少女の出会いから始まった。」
第4.7幕『『謎』が集まる探偵事務所編』
《スマブラ屋敷》
・・・とある日。
蓮子「つまり、違法な臓器移植を行った医師の・・・」
メリー「行方・・・居場所を突き止めて欲しい・・・と」
ソウシロウ「・・・うん、そういう事。」
・・・この日、異世界から2人の刑事が訪れていた。
・・・背の低い男性の刑事が『神崎ソウシロウ』、赤と白の分けた髪色の女性刑事が『一条ツバキ』である。
ツバキ「・・・通常ならギルドと言う類の手を借りることは無いが・・・警察の捜査だけではどうにもならなさそうなんだ。」
ソウシロウ「・・・医者の名前は『稲村ゼント』。彼の地元では有名な医師だったけれど、突然失踪してね。・・・違法な臓器移植を行っていたことが発覚したのは、その後なんだ。」
蓮子「失踪した後に?ていうか良く分かりましたねそんな事・・・」
ソウシロウ「まぁね・・・さらっととんでもない事言うと、国側がごまかしていたのをちょっとどこかの異世界の住人が全部暴き出したことなんだけれど・・・」
ツバキ「それ平然と言っちゃだめでしょう先輩!?」
ソウシロウ「ごめん言っておかないと駄目な気がして」
ツバキ「・・・;・・・とにかく、この男を捕まえなければならないんだが・・・その、国のごまかしの事もあってだがどこを探しても男が見つからないんだ。」
メリー「それで、BUGに?」
ソウシロウ「うん。君達の事はユキナリ君達から少しだけだけど聞いていてね。それで来てみたんだ。信頼できるか試すのもあるけれど」
蓮子「・・・そういう事なら、早速捜索を「見ぃーつけーたよ!!」早っ!?ていうか何その音程」
このタイミングで作者が。
おろさん「実を言うとだな、その話とはまた別の件で少しとある世界調べてたことがあるんだが、偶然にもその世界の住人と異なる反応を見つけたのだ。
・・・ちょっと君らの会話がつけっぱなしだった通信機から聞こえて来て。」
蓮子「えっ(通信機を見る)あっ・・・;」
メリー「・・・蓮子ったら・・・;」
ソウシロウ「・・・それで、その反応って言うのが稲村ゼントだったと?」
おろさん「恐らくね。・・・そういう事だから、折角なんで調査に行ってほしいんだよ蓮子、メリー。」
蓮子「・・・まぁ、可能性あるんだったら行ってみる価値はあるよね。」
メリー「情報も少ないようだし、それしかないかしら。」
ソウシロウ「・・・ま、まぁとにかくお願いするよ。」
ツバキ「・・・稲村ゼント・・・名前を変えて身を潜めている可能性も高い。・・・気を付けてくれ。」
《BUGギルド》
数分後・・・
蓮子「それで、その世界ってどういう世界なのかしら。」
おろさん「・・・時間軸は、2009年くらいだろうか。・・・『世界一の探偵』と呼ばれるようになったとある探偵が住んでいる世界と言うところか。」
メリー「『世界一の探偵』・・・」
おろさん「・・・名は『桂木弥子』。かつて女子高生探偵として、助手と共に、手の込んだトリックやとんでもない事件を解決したことで名が広がっている。
『シックス』と名乗った最悪の犯罪者の死亡後、少し経った後『交渉人』に近い行動をしていろんな国を回っているが、どうやら助手が戻って来た際に、トリックが仕組まれた事件も再び解決するようになったんだとか。」
蓮子「おおー・・・でも、何でその世界の事を?」
おろさん「・・・アウトロー関係の事で、何か手掛かりを得られるかもと思ってな。細かいことは後で話す。
・・・ひとまず、『彼女』と共に向かって見てくれないか。」
メリー「彼女?誰の事を・・・「お待たせーっと」!」
すると、ギルドに封獣ぬえが入って来る。
蓮子「あれ、ぬえじゃん。」
ぬえ「実際、あんた達に借りがあるからBUGに手を貸してるけど、聖に頼まれたのもあって私も行くのよ。」
メリー「それならよろしくね。」
ぬえ「普通はやらないけど私は能力で人の姿に変装できるし、もしもの時はどうにかしてあげるよ。」
おろさん「そういう事だ。・・・とりあえずよろしく頼むよ。」
蓮子「了解っ!」
メリー「・・・・りょーかい。」
・・・と言う事で、蓮子、メリー、ぬえの3人は、その『桂木弥子』と言う探偵が住んでいる世界へと向かう事になった。
おろさん「・・・まぁ、あの世界の事を調べていた理由となれば・・・一番の理由は探偵じゃなくて『助手』の方なんだが・・・」
・・・作者は、コンピューターに映した画像を開く。
おろさん「・・・」
数日前
《命蓮寺》
白蓮『・・・『魔界』の事を・・・ですか?』
おろさん『ああ・・・アウトローの手がかりをつかむのに何か手掛かりがあればと思ったんだ。
決して君の苦い過去を深追いするつもりは無いが、かつて人間達に魔界に封印されたお前なら何か知ってるんじゃないかってな。』
白蓮『・・・生憎、魔界の事は私も良く分からないのです。』
おろさん『そうか・・・まぁ流石にか・・・「ただ・・・」む?』
白蓮『・・・当時、ある時に、少し妙な気配を感じたんです。何か強大な力が通り過ぎていくような・・・』
おろさん「通り過ぎていく・・・?」
白蓮『はい。・・・大まかな事もあまり分からなかったですが・・・少し前から、『一種の空間を形成していた異質な何か』が消失した・・・そんな気がしました。』
おろさん『・・・それって・・・!!もしや『あの世界』・・・!!』
白蓮『・・・何か心当たりが?』
おろさん『・・・ああ。
・・・天国や地獄、魔界は、1つの世界に1つずつではない。様々な世界に共通している場所や、同じ場所で関りがある場所だったり・・・とにかくそういうの・・・特に魔界はかなり複雑になっている空間だ。
・・・もしかすれば、お前が言うその『通り過ぎた者』・・・多分、その『何か』を求め、力を使って無理矢理魔界から地上に出た魔人・・・!!』
白蓮『・・・!?』
おろさん「・・・念のために、命蓮寺とも関りがあるぬえも送ったが・・・運命は一体どう動くんだ・・・?」
・・・数十分後。その世界に到着し、『桂木弥子探偵事務所』と言う施設に到着した3名。事務所の扉を開け、そこにいたのは・・・
青いスーツの男「ようこそ桂木弥子探偵事務所へ!先生がご用件をお伺いします」
黄色髪の少女「・・・どうも;」←少し苦笑い
・・・前側が黒い黄色い髪の青いスーツの男と、黄色い髪に赤いピン止めを両サイドに付けた19歳ほどの少女。
・・・蓮子とメリーは、青いスーツの男を見て、奇妙な気配を感じた。
蓮子「(な、何なのこの気配・・・女の子の方が『桂木弥子』何だろうけど・・・)」
メリー「(・・・青いスーツの人は助手・・・?でもこれって・・・この感覚は・・・)」
蓮子&メリー「(人間とは、別の・・・!!?)」
ぬえ「・・・・(警戒する」
続く。感想OK。