二次創作小説(新・総合)

隠【かくす】 ( No.532 )
日時: 2022/06/14 18:02
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

どうも。おろさんです。




・・・さて、キノウハスコシジカンナカッタケドカンナカッタケド今回は稲村ゼント殺害の犯人を暴くのです。






数分後・・・



ネウロ「・・・では早速、先生が今回の事件の推理をさせていただきましょう。

さぁ、早速やるぞヤコ。」

弥子「・・・うん。」

・・・容疑者の3人を集め、早速犯人を暴く。

弥子「犯人はッ・・・」



ぬえ「・・・ん?」


・・・病院の外で見ていた3名。弥子の右腕に、何やら魔力のエネルギーが纏っている。それをぬえは感じ取った。


弥子「・・・お前だっ!!」


そして弥子が指をさしたのは・・・










・・・病院長の男『目高原』だった!



目高原「わ・・・私だと!?とんだ冗談を」


ネウロ「冗談ではありませんよ。先生の前にそんなごまかしは出来ません。


・・・さて、ここは私が代わりに先生の推理を披露しましょう。


・・・まず、稲村ゼントさんの遺体が何故病院の目の前にあったのか。そもそも彼の死因は『毒殺』です。バラバラにされたり内臓を根こそぎ取られたのはその後です。」


目高原「なっ!?何を言って」


等々力「本当です。鑑識調べてもらいましたが、点滴に使うとされる薬品が致死量を超える量含まれていました。」

石垣「遺体の頭に注射針の跡があったって言ってたぞ。そこから抽入されたんだってよ。・・・ていうかその反応で怪しくなった来たんだけど?」


目高原「っ・・・じゃ、じゃあなんで遺体があんなことに」


ネウロ「病院内の手術道具を使用したのでは?職員に聞きましたが、手術をしたわけでもないのに一部の道具が使用された形式がありました。水で入念に洗い流した形跡も。」


目高原「・・・!!だ、だがそれだけで犯人を私だと断定するには」


ネウロ「まだ話は終わってませんよ。・・・目高原さん、貴方は取り調べの際に、死亡推定時刻の時にはずっと病院長室にいた等と言っていましたよね。」


目高原「あ、ああいたさ。職員たちもそれを把握している。」


ネウロ「・・・そう言えばその場所、入り口の真下でしたよね。」


目高原「そ、そうだぞ?だが私の部屋はちゃんと調べただろう!!」


石垣「そ、そうですけど・・・」


ネウロ「・・・実は、覚られないように少し黙っていたのですが、病院長室に、とんでもない部屋に繋がる『仕掛け』を見つけてしまったのですよ。」


目高原「とんでもない部屋?そんなもの・・・」


ネウロ「・・・これを見てもまだ言えますかな?」


・・・病院長室に行くと、棚で見えづらかったが、床に血痕が残っている。


石垣「あっ!!」


ネウロ「・・・ここをこうしてみると・・・



・・・ビンゴのようですね。」


・・・何と、奥に隠し部屋があるのを見つけた。

中には、内臓がホルマリン漬けにされて容器に入れられ保存されているのが沢山。


目高原「あっ・・・あっ・・・」


ネウロ「・・・稲村ゼントを殺害したのは衝動的なモノでしょう。この事を知ってしまった。その口封じでしょう。」

部屋に落ちていたビニール袋を拾うネウロ。

ネウロ「・・・どうやらバレないと思って適当に放り込んだのですかね。血がべったりついています。・・・これを鑑識に調べさせてください。血液が稲村ゼントさんのモノ且つ、目高原さんの指紋が付いていれば確実に犯人です。」


目高原「っ・・・ま、待て待て待て!!そんな部屋私は知らない!!第一、稲村君が私の部屋に入った形跡など」


ネウロ「・・・いいえ、貴方はこの部屋の事を知っていますし、稲村さんはこの部屋に入りました。・・・ですよね先生。」

弥子「うん。稲村さんが病院長室に入ったって証言はあるよ。」


目高原「そ、そんなもの・・・」


ネウロ「いいえ、何やら隠し事をしていた職員を見つけましてねぇ。先生が何とか説得してくれたのです。」

弥子「・・・それがこの人。」

弥子が、職員に一人を連れてくる。

職員「・・・」


目高原「お、お前・・・」


職員「・・・僕、見たんです。稲村さんが病院長室に入って行くところ・・・でも、病院長室に口止めされて、弱みを握られていたから尚更言えなくて・・・」


目高原「な、何を言っているんだね!!そんなこと・・・」


・・・目高原はまだ言い訳をしようとするが、これ以上彼の話を聞き入れる者はもういない。


等々力「・・・そうですか。(電話を切る)・・・今のビニール袋に付着していた血液や指紋、たしかに血液は稲村ゼント、指紋は目高原のモノだったようです。」


ネウロ「・・・稲村さんは、目高原が隠していたことを知ってしまった。貴方は口封じで稲村さんを殺害した・・・

これ以上はもうごまかせませんよ。」


目高原「っ・・・!!




・・・くっ・・・くっ・・・アイツが悪いんだ・・・アイツが・・・」


・・・目高原は、こう話しだす。


目高原「・・・私はただ臓器移植で世界中の人達を救おうとしただけ!!なのに!!どうせもうじき死ぬやつの内臓を勝手に取り出しただけで違法だと言って告発しようとしたのだよ!!!」


一同「!!?」


目高原「臓器移植は正義なのだ!!だが患者に会う臓器が無いのも事実!!人間どうせいずれ死ぬ!!だからこそ!!無価値な市民より役立つ者達を生かすべき!!そうであろう!!!?」


・・・クモのような顔に豹変して無茶苦茶な事を言い出す目高原。


目高原「稲村め・・・保存していた臓器が、ドナー登録してない奴の内臓だったことを知った瞬間ああだ!!『あなたもこんな真似をするのか』と!!」


ネウロ「(『あなたも』・・・?)」


目高原「ドナー登録何てものは不必要だ!!無能な庶民共が有能な者ちを助けられるんだからまさに社会貢献だろ!!理解できないわけがない!!・・・いや、人間は正しき存在を微塵も理解しない愚者だろうがな!!」


・・・呆然とする一同。

弥子「狂ってる・・・!!」

石垣「・・・ど、どちらにせよ、観念してもらうぞ!!」


目高原「ククク・・・馬鹿な警察ごときにこの私が捕まえられるわけがない!!はあああああああっ!!」


・・・すると、目高原の周辺が暗闇に包まれる。


等々力「これは・・・!?」

石垣「お、おまえら・・・!!」



・・・ネウロと弥子が、その暗闇に呑み込まれる。



一旦区切ります。感想まだ

隠【かくす】 ( No.533 )
日時: 2022/06/14 19:07
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き







弥子「こ、これって・・・!?」

ネウロ「ふむ・・・かなり妙な気配だな。」




目高原「ほう・・・分かるか・・・行け!!ハートレス共!!」


・・・周辺に、何故かハートレス達が出現する。



弥子「何コレ・・・!?」

ネウロ「ふむ・・・魔人とは異なる何かなのは確かだが・・・」



ハートレス達「・・・・」←襲い掛かる



ネウロ「・・・この程度我が輩の敵では無いな。・・・下がっていろヤコ。」



目高原「くはははははっ!!何をごちゃごちゃと「バチィッ!!」・・・へ?」


・・・3秒も経たずに、ハートレス達が一掃された。


ネウロ「・・・フン。」


目高原「ば、馬鹿な!!ハートレス達がそんなーー「全く、馬鹿馬鹿しいものだ。」!!」


ネウロは、目高原の目の前に。


目高原「くっ・・・だったらもう一度」


ネウロ「魔界777ツ能力『異次元の侵略者(イビルスクリプト)』。」


・・・目高原は、ハートレスを呼び出す用のシャドウブロックを取り出したが、ネウロに捕まれ何故か使えなくなる。


目高原「な、何でハートレスが出てこない・・・」


ネウロ「・・・中々の『謎』のわりにガバガバなので変だとは思ったが、どうやら『謎』はそっちにも入っていたのか。・・・腹の足しにはなったな。さて・・・」


目高原「ヒィッ!!?」


ネウロ「・・・貴様の持論で行けば、遠回しに言えば貴様も社会貢献のために内蔵を差し出す覚悟もできているのではないのか?」


目高原「そ、それは」


ネウロ「安心しろ。本当にやるわけではない。だが・・・



・・・そんな感じの幻覚くらいは見せてやろう。」

目高原「あ・・・あああああああああああああああああ!!!!」



・・・そのまま、目高原は失神した。


ネウロ「いただきます・・・」



・・・そしてネウロは『謎』をまた『食べ』、そのタイミングで、暗闇が消える。



石垣「お、おい大丈夫か!?ていうかそいつ・・・」


ネウロ「ああ、安心してください。自分で転んで失神しただけみたいです。」



・・・とりあえず、事件は解決した。尚、目高原の違法な臓器移植の件で、協力していた一部の職員が目高原諸共逮捕されたらしい。



数時間後・・・



《桂木弥子探偵事務所》


弥子「・・・あんなことになっちゃったけど、何か今回はゴメン。」


蓮子「ま、まぁ・・・大丈夫だけれど・・・」

メリー「・・・とりあえず、今回はありがとうございました。」


・・・とりあえず、帰ろうとする3名だったが・・・


ネウロ「・・・待て。」


3名「!?」


ネウロ「・・・その前に一つ聞きたいことがある。




・・・貴様ら、この世界の住人ではないな?」

弥子「!!」


3名「・・・!!」


ネウロ「・・・入って良いぞ吾代。」


吾代「・・・ったく・・・」


すると、事務所にガラの悪い男・・・色々あって桂木弥子探偵事務所の元雑用で、現在『望月総合信用調査』に出向いている『吾代忍』が
入って来た。


吾代「・・・テメーに言われた通り、稲村ゼントの事を調べるついでにその3人の事調べたよ。」


メリー「えっ!!?」


吾代「・・・こいつら、どういうワケか経歴が無かった。・・・いや、調べてみたらわかったっちゃあわかったんだが・・・



・・・そいつらが、東方だとか言うコンテンツのキャラクターだって、会社の連中が言ってたんだ。」



蓮子「え、・・・え?」


吾代「・・・つーかどーいう事だよ。架空のキャラクターが実在してるとでも言うのか?」


メリー「そ、それは・・・」


ネウロ「いやそういう事だろう。・・・簡単な話、我が輩達が知りえない全く別の世界から来たという事だ。」


吾代「・・・本気で言ってんのか流石に」


ネウロ「・・・冗談だと思うか?」


吾代「・・・分かんなくなってきちまったじゃねーか・・・」


ぬえ「・・・」


ネウロ「・・・安心しろ、我が輩もこの世界とは異なる場所から来た存在だ。目立ちすぎるのはマナーに反するだけだ。


・・・さて、色々包み隠さず聞かせてもらおうか。」



蓮子「・・・何か全部見抜かれちゃってる・・・」

メリー「・・・仕方が無いし、やっぱりーー「おっと詳しい事は俺が話す」あ」


すると、作者から連絡が。


おろさん『・・・流石に感づかれちまったようだなぁ。まぁバレる気がしたのは薄々分かってたんだが』


ぬえ「え」


弥子「・・・あなたが、この3人を送り出した・・・って事?」

ネウロ「まぁそうだろうな。」


おろさん『・・・流石に頭が良いようだな。魔界の住人・・・『脳嚙ネウロ』。』


3人「・・・魔界!!!?」


弥子「その言い方・・・元から知っていたの?」


おろさん『・・・半分な。この世界に、ある魔人が訪れていたこととかは知っていた。白蓮から聞いた話もあって、もしかしてと思って』


ぬえ「聖から!?」


ネウロ「・・・ほう、知っているぞ『聖白蓮』。たしか、妖怪と人間の平等を望んでいたら、人間に悪魔扱いされ魔界に閉じ込められたという。復活していたのか。」


吾代「・・・オ、オイ、何がどういう事だよ!!(小声」

弥子「正直私も理解が追い付いてない・・・;(小声」


おろさん『・・・とりあえず、スケールが大きいけど色々ちゃんと話そう。』


事情を説明中・・・



弥子「そ、そんなことに・・・!!?」

ネウロ「・・・成程。さっきの魔物を使役していたのもそのアウトローとやらだったからか。・・・他人事ではないのは確かか。」

吾代「・・・・!!」



おろさん『そういう事だ。今回は稲村ゼントを探すことを兼ねて蓮子たちを送ったが・・・』



弥子「・・・でも、目高原の発言には、稲村ゼントは・・・」


おろさん『・・・そうなんだが・・・後でソウシロウ達から連絡が来た。



・・・どうやら稲村ゼントが違法な臓器移植を行ったわけではないようだ。医療委員会のお偉いさんが罪を擦り付けていたらしい。』

メリー「えっ!?・・・じゃあ逃げたのって・・・」

おろさん『そりゃ冤罪で捕まるからだろ。警察に終われれば逃げるしかないし。』

メリー「・・・そっか」

蓮子「実際私達も前に追いかけられたしねぇ・・・」

おろさん『・・・どこで知ったのかは知らんが稲村ゼントは異世界の事を知り、結果この世界にたどり着いた。あの病院で働いていたのは恐らく目高原の手引きだろうが・・・


・・・とりあえず、これで良いか?色々話す必要性あるから、帰らせてほしいんだが・・・』



ネウロ「・・・まぁ、確かにこの辺でもういいだろう。聞きたいことは大体聞いたからな。


・・・まぁ、何かあれば協力することはあるかもしれんな。」

弥子「・・・そういう時は、桂木弥子探偵事務所をよろしく。」



蓮子「うん。・・・騙したようなことをしたのは謝るけど・・・またいつか・・・だね!!」

メリー「・・・もう、蓮子ったら。」

ぬえ「・・・じゃあ、この辺で帰らせてもらうよ。・・・そこの隠れてる何かもまた。」



弥子「・・・やっぱり気づかれちゃってるのね・・・;」


あかねちゃん「・・・;」←隠れていた三つ編み


メリー「髪の毛!!?」


ネウロ「・・・彼女は吾代達が来る前から埋まっていた死体だったが、我が輩の瘴気に当てられ中途半端に髪の毛だけ蘇ってしまったのだよ」


メリー「そういう・・・?・・・と、とりあえずありがとうございました!!」


・・・と言う事で、3人はこの場を後にした。


吾代「・・・何か、良く分かんねー奴等だったな・・・」

弥子「うん・・・でも良い人だったね。」


ネウロ「・・・」


弥子「・・・ん、ネウロ?」


ネウロ「・・・あの目高原と言う男、作者とやらが言うには『狂信者』・・・なのだろうな。



・・・稲村ゼントの情報は、ある異世界の者が流したというが・・・」

弥子「・・・そう言えば、その狂信者って人は、同じアウトローの者に始末されて・・・



・・・待って、もしかして・・・」







《留置所》


警官「おい、早く出ろ。」


目高原「・・・」


・・・牢屋に入れられた目高原。


警官「おい早く出ろって。事情聴取の時間だぞ。おいーー」


・・・すると、目高原の首が、胴体から落ちた。


警官「えっ、えっ・・・ぎ・・・ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!???」













エビテン「ふぅ・・・嘘をそのまま流出させ、稲村ゼントをこの世界に手引きさせて正解でした。お陰であの狂信者をまた始末出来た・・・」

コロモ「・・・実に都合よく役に立ったな兄者。」

エビテン「ええ。・・・さて、そろそろまた世界の隔離を進めておかなければ・・・」








『『謎』が集まる探偵事務所編』

終演






~後書き~
第4.7幕でした。ちなみに、ネウロの魔界777ツ能力どうぐの説明を省きまくったのは、ネウロの正体をすぐに発覚させないためでした。・・・何言ってんだろ←!?
とにかく今回はここまで。感想OKです。