二次創作小説(新・総合)

新たな物語の前に《月面対戦》 ( No.6 )
日時: 2021/09/08 16:02
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)




《月の都》


『バトル大会』が開幕して少しした時から、綿月姉妹と参加者側が接触した時までの間の時。月の都では、現状を確認している、片翼の月の賢者が一人。『稀神サグメ』である。

サグメ「・・・(・・・戦いを申し込まれる前から起こっていた、月の民の暴走・・・原因は一切不明だが、少なくとも地上から送られてきた『何か』というワケでもない・・・
・・・その事態を、上層部は逆手に取り、特殊な強化術式を作りあげようと試みており、その試作品の完成が、異世界の者たちが勝手に開いたこの『バトル大会』とやらの日と重なることになった・・・
・・・あの術式は、試作品とはいえ、何の問題も無く起動するようにはなっているものの、下手をすれば最悪の事態を招きかねない・・・だが、このままでは確実にこちらが大敗を喫することになるため、上はあの術式を発動させようとしている・・・(何故私にだけに渡したかはなんとなく検討はついているが)事情は八意様からの紹介文で事前に伝えられてはいるが、だとしても・・・別の対抗策はある。なら・・・)・・・」

・・・『口に出すと事態を逆転させる程度の能力』を持つサグメは、口を開こうとするが・・・

「おっと!喋らせませんわよ!!!」

サグメ「・・・っ!?」

・・・突如、謎の魔法によって、口を罰点印のようなモノで塞がれてしまう。・・・すると、彼女の背後に、ぶかぶか寄りの青い衣服を着た金髪の魔女少女と、ほぼ無表情の約3頭身の村人男(年齢不詳)が立っていた。村人の方は、斧をサグメに向けてる。

金髪の魔女「いやぁまさか、作ったのはいいけど全然使い道が無かった『口封じの魔法(30分くらいしたら解ける)』がこんな形で役に立つとは思いませんでしたよ。」

ほぼ無表情の村人「・・・悪く思わないでくれ。僕らは別に危害を加えるつもりは無いんだ。君は分かってると思うけど。」

サグメ「・・・・・・」










現在。





その頃、『作者』達は・・・


《月の裏側》


作者と呼ばれる少年「・・・さて、結界の解析も、紋章を張る準備も無事完了・・・後は、タイミングを見定めればいいだけだ。」

角が生えた巨大な亀「やっとというわけか・・・ワガハイには難しすぎてよくわからんかったぞ。」

エイリアンのようなポケモン「事前に説明したはずだろう。」

作者と呼ばれる少年「んで、あいつらはどうしたか・・・(何かを感知する)・・・む、どうやら接触し始めたか・・・」

角が生えた巨大な亀「接触・・・?もしや、あいつらが例の綿月姉妹と対峙し始めたという事か?」

作者と呼ばれる少年「そのようだ。・・・妹の依姫の方は・・・・・・いや、■■が駆け付けてくれたようだ。・・・で豊姫は・・・伍長が戦っているみたいだ。」

『作者』は、エイリアンのようなポケモンにこう言う。

作者と呼ばれる少年「■■■■■、伍長の元に向かってくれ。少し責められ気味のようだから加勢しに行ってくれ。」














依姫「・・・さて、月の民の誇りにかけても・・・身の程を思い知らせてあげましょう。

・・・あまり時間はかけられません。一瞬で終わらせてあげます。・・・『火雷神』よ・・・七柱の兄弟を従え、この地に来たことを後悔させよ!!!」

・・・依姫がこう言うと、周辺に大雨が降り始める。


リカオンのようなポケモン「早速仕掛けてきたか・・・」

電気ネズミ「・・・この感じ・・・どデカいのを降らす気だな。・・・好都合だ!!!」

すると、雷が落ちてくる。それをすかさず電気ネズミはその雷に突っ込んだ。


依姫「!?愚かな・・・そんなことをすれば・・・」


電気ネズミ「普通なら最悪焼け死ぬだろうな。だが俺は違うぜ!!」

・・・電気ネズミは、その落雷を、自分の体内に吸収してしまった。


依姫「なっ!?馬鹿な・・・」


電気ネズミ「甘いな。俺の特性は『ひらいしん』。どんな強い雷であろうが、簡単に取り込めるぜ。
・・・にしても熱いな・・・一瞬炎になりかけてたのか・・・?」


依姫「直接攻撃を吸収するなんて・・・「隙だらけだっ!!」っ!!」

予想外の事が起きて驚いていたが、その隙をついて、リカオンのようなポケモンが波動と格闘技で、仮面をつけた一頭身生物と、青いヘアバンドを付けた白髪の少年が、剣で攻撃しようとする。依姫も、自信が持つ刀で、剣で攻撃してきた2名の攻撃を防ぎ・・・

依姫「ならば・・・・・・ハァッ!!!」

・・・先ほどの2名を弾き飛ばし、そして今度は『愛宕様の火』を降ろし、その力で両腕が『火』そのものになる。

リカオンのようなポケモン「なっ!?そんなことまで・・・くっ・・・」←パンチをかまそうとした手を止め、攻撃を中止する


仮面をつけた一頭身生物「・・・それが『神降ろし』か・・・想像以上に厄介な能力のようだ・・・」

ピンク色の一頭身生物「炎かぁ、だったら・・・」


依姫「・・・フフ・・・言っておきますが、水は通用しませんよ?この火はどんなものも焼き尽くせる。水も簡単に蒸発してしまうでしょう。」


ピンク色の一頭身生物「そうなの?それだったら・・・炎には炎だ!!!」

・・・ピンク色の一頭身生物は、自信が持つ『■■■能力』で炎の力を纏い、依姫に突っ込んだ。


依姫「くっ・・・!?」

同じ炎で攻撃しているピンク色の一頭身生物は、突進の勢いで依姫を押し出している。

依姫「・・・小癪なっ!!!」

だが、その突進を依姫は強引に防いで、ピンク色の一頭身生物を薙ぎ払った。


ピンク色の一頭身生物「うわっ!?」


仮面をつけた一頭身生物「■■■■!・・・なんて力だ・・・無理やり押し返したとは・・・」

青いヘアバンドを付けた白髪の少年「・・・だが隙ありだ!!『アレイアードスペシャル』!!!」

電気ネズミ「こっちも『10まんボルト』だ!!」

その隙を狙って、白髪の少年は、闇の魔力でできたエネルギー弾を、電気ネズミは十万ボルト放つ。


依姫「・・・『石凝姥命イシコリドメノミコト』!!」

だが依姫は、また神降ろしを使い、現れたその石凝姥命は八咫鏡を掲げて、攻撃をはね返してしまった。

青いヘアバンドを付けた白髪の少年「馬鹿な・・・!?」


依姫「・・・流石に分が悪いですし、これ以上はもういいでしょう。・・・祇園様の力を使うまでも無いと思ってましたが・・・」

すると依姫は、持っていた刀を地面に突き刺す。・・・すると、参加者の者たちの周りに、それぞれ無数の刃が突き出て取り囲んでしまった。


リカオンのようなポケモン「なっ・・・これは・・・」


依姫「おっと、下手に動かない方がいいですよ。祇園様の怒りに触れることになりますから。」


ピンク色の一頭身生物「ぎ、ぎおん?誰?鐘?」

電気ネズミ「絶対そっちじゃねぇ;・・・つっても、どうすりゃいいんだこれ・・・」

真っ赤な魔人らしき男「勘弁してくれよ・・・私まだ何もしていないのに・・・」


依姫「そんなこと知りません。・・・さて、後は・・・「・・・捉えた。」・・・!?」


すると突如、依姫の背後に人影が現れる。依姫は、刀でギリギリ攻撃を防いだ。・・・彼女の視界には、黒髪の、人間の少女が映る。依姫の刀とぶつかっているのは、掃除用具であるモップ。


依姫「っ・・・いつの間に・・・」

黒髪の少女「・・・防がれた・・・でも・・・そりゃっ。」

その後すぐさま、黒髪の少女は、参加者の者たちを囲んでいた刃を(物理で)全て砕いた。


白髪の少年「・・・助かったな・・・」


依姫「・・・そんな、馬鹿な・・・!?」


黒髪の少女「・・・フフッ。」












ドブネズミの軍人「チッ・・・鬱陶しい。」

・・・その頃、ドブネズミの軍人『■■■■■伍長』は、綿月豊姫と対峙していた。彼女は、本気を出していないようだが、ドブネズミの軍人が、戦車から放った、チェリーボムやスクラップ投石攻撃、ボトルキャップでできたカッターの攻撃等を、豊姫は消し去ったり、避けたり。

豊姫「あらあら、こんなものかしら?ネズミさん?」


ドブネズミの軍人「ぐぬぬ・・・こう手こずるんだったら猫を連れてくればよかったぜ・・・」


豊姫「何の話かは知らないけれど・・・もう小手調べはいいかしらね。・・・最大出力、行っちゃうわよ!」


ドブネズミの軍人「小手調べだと?かなり舐められてやが・・・って待てマズイ!!」

豊姫は、自分が所持する扇子・・・『森を一瞬で素粒子レベルで浄化する風邪を起こす扇子』で風邪を起こす。

ドブネズミの軍人「き、緊急脱出だっ!!!」

ドブネズミの軍人は、戦車を乗り捨て、間一髪で風邪を避けられたが、自作の洗車は一瞬で分解された。

ドブネズミの軍人「お、俺の戦車パンツァーが・・・」


豊姫「あらら、避けられちゃったわね。・・・まぁいいわ。もう一回やれば良いだけだし。

・・・でも、この地で無用な殺傷をするわけにはいかないから・・・降参してくれたら、やめてあげたり・・・なんてね?」


ドブネズミの軍人「・・・俺が、追い込まれたらすぐに仲間を捨てる自分勝手な奴だと思うな。降参してたまるかよ。」


豊姫「・・・随分と仲間想いのようね。・・・でも、残念ね。この地であんまり好き勝手してくれちゃった以上、容赦はしないわ。」

・・・そして、豊姫はまた、ドブネズミの軍人に向けて最大出力で風邪を起こす。



・・・万事休す、と思われたが、すると、ドブネズミの軍人の前に、何者かが現れ、サイコパワーで風邪を消し飛ばしてしまった。現れたのは・・・



エイリアンのようなポケモン「・・・間一髪、といったところか。」



豊姫「・・・あら、助っ人かしら・・・しかも最大出力を防ぐなんて・・・!?」


エイリアンのようなポケモン「・・・貴様が、綿月豊姫か。」

ドブネズミの軍人「あっぶな・・・助かったぜ■■■■■。」

エイリアンのようなポケモン「・・・礼は結構だ。『作者』に言え。・・・ひとまず、いったん下がっていろ。」

ドブネズミの軍人「あ、ああ・・・」

・・・そして、ドブネズミの軍人はその場から撤退した。

エイリアンのようなポケモン「・・・さて、第2ラウンドと行こうか。」


豊姫「むぅ・・・」






続く。

新たな物語の前に《月面対戦》 ( No.7 )
日時: 2021/09/09 18:47
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)



VS綿月姉妹。第2ラウンド



エイリアンのようなポケモン「・・・さて、実力がどれほどか確かめてみようか。」


豊姫「・・・もう。何でここまで邪魔が入るのかしら。・・・でも、遅れを取らされ続けてる以上、そろそろ終わらせたいのよね。」

・・・豊姫は、エイリアンのようなポケモンに向けて、再び風(出力中くらい)を起こしまくる。


エイリアンのようなポケモン「・・・まだ弱いな。」

・・・エイリアンのようなポケモンは、念力ですべて防いだ。


豊姫「ええ・・・やっぱりだめかしら・・・」


エイリアンのようなポケモン「・・・なぜその攻撃しか使わぬのかは知らないが、負けを認めたらどうだ。1対1では無理があるだろう。」


豊姫「認めるわけないじゃないの。それに、扇子コレ以外にもちゃんとほかの攻撃方法はあるわよ。ちょっと焦って使わなかっただけ。」


エイリアンのようなポケモン「・・・それが、口だけではないことを証明してもらおうか。」


豊姫「言ってくれるじゃない・・・あんまり馬鹿にしてるといい加減起こるから。」


エイリアンのようなポケモン「どの口が言うか・・・まあいいだろう。


・・・行動させる前に、こちらも一瞬で終わらして見せようか。」

・・・すると、エイリアンのようなポケモンの目つきが変わり始める。豊姫には、そのポケモンからものすごい気迫が感じられた。


エイリアンのようなポケモン「・・・まずは、私の名を名乗ろう。こっちがお前の名前を知っておいて、お前が私の名前を知らないというのも公平フェアではないからな。




























・・・・私の名は『ミュウツー』。始まりのポケモン『ミュウ』の遺伝子から生み出された、最強にして最凶のポケモンだ!!!!」
























・・・すると、■■■■■から強力な光が放たれ、そのポケモンの姿が変化する。




「進化を超えた進化の力・・・『メガシンカ』の力を思い知れ!!!」


豊姫「な、なんなのこの光・・・は・・・?」


『メガ■■■■■X』へとメガシンカしたそのポケモンは、豊姫の目の前にいた。










・・・その頃。


依姫「・・・一体全体何者ですか。外部からとはいえ、『女神を閉じ込める祇園様の力』を力技で破壊するなんて・・・それも非常に繊細に・・・」


黒髪の少女「・・・教える必要性ないでしょ。悪いけど語るつもりないわよ。

・・・で、さっさと終わらせたいからかかって来てくれない?」


依姫「・・・舐められたものですね。・・・ですが、言われなくとも片付けるつもりです。短くても3分以上はかかるかもしれませんが、今度こそ終わらせてやりましょう。」


黒髪の少女「・・・やってみなさい?7対1で大勝利できるっていうのなら・・・ね?」


依姫「っ・・・」


黒髪の少女「・・・んじゃ、私が先制取らせてもらうわよ。」

すると、黒髪の少女は、魔力を感じる不思議な本・・・『魔導書』を取り出し、開く。


依姫「何をするつもりかは知りませんが、これ以上の行動を許すわけにはいきません!!!」

・・・依姫は、再び祇園様の力で、参加者側の者たちを、それぞれ無数の刃で囲もうとする。


黒髪の少女「・・・ありゃ、だんだん焦って来てるみたいね。・・・無理もないか。そっちの勢力が、力でここまで圧倒されるなんてことなかったもんね。

・・・でも、早いところ終わらせたいのは私も同じなんだよね。

・・・じゃ、行きますか。・・・生物魔法『体質添付《ロトム》』。」

そして、無数の刃が周りに突き出て、この場にいた参加者側の者たちを取り囲んでしまう。

真っ赤な魔人らしき男「ちょっ、また・・・・・・ん?」


・・・・ただし、一人を除いてだった。


黒髪の少女「・・・引っかからないわよ。」

依姫「っ!?」

黒髪の少女は、刃が生えきる直前、姿が少し、プラズマポケモン『ロトム』のようになり、高速移動で依姫の目の前に飛んで行ったのだ。

黒髪の少女「・・・『でんげきは』。」

・・・電撃派をモップに帯びさせて、依姫に叩きつける。依姫はすかさず刀で攻撃を防いだ。

依姫「・・・祇園様の怒りを受けずにどうやって抜け出した・・・!?」


黒髪の少女「いや?生えきる前に移動した。たったそれだけだけど。


・・・ていうか、祇園様だか、神降ろしだか何なのかは私は知らないけど、身体能力とかはいいとして、そんな借り物程度の力だけじゃあ、まだちょっと詰めが甘いんじゃないかしら?私が言えることでもないけど。」


依姫「なっ・・・・・」

・・・黒髪の少女のこの皮肉った言い方に、依姫は次第に乗せられ始め、次第にキレ始める。

依姫「・・・私の能力が『借り物』とは・・・理屈上間違ってはなくともずいぶん言ってくれるようですね。」


黒髪の少女「・・・あら、ちょっとやっただけで怒るなんて、沸点低いわねぇ。」


依姫「・・・そろそろ、その皮肉った目と口をを閉ざしてもらいます。」

黒髪の少女「・・・はぁ・・・できるんだったらやってみなさいよ。

・・・そんじゃ、次も行かしてもらうわよ。・・・生物魔法『《マルヤクデ》』・・・からの、『かげぶんしん』+『ほのおのムチ』!!!」

黒髪の少女は、はつねつポケモン『マルヤクデ』の力をコピーし、まず影分身で錯乱させようとし、炎状のムチを依姫にたたきつけようとする。



依姫「・・・『天宇受売命アメノウズメ』の舞。」

依姫は、神降ろしの力で『天宇受売命』を降ろし、光を帯びて、踊るように攻撃を避けた。

黒髪の少女「チッ・・・・!」


依姫「・・・さて、女神の舞で、大御神は満足された。・・・圧倒的な光で、月の地を満たしてみせましょう。・・・『天照大御神』!!!」

依姫は、再び神降ろしの力を使い、呼び出すは『天照大御神』。


依姫「・・・その濁った貴様の目も、闇を祓うこの光で浄化してあげましょう。・・・くらいなさい!!!」

そして、とてつもない光の力が、黒髪の少女に向かって放たれる。


黒髪の少女「・・・ふぅん。意外と強そうじゃないの。


・・・そっちが太陽の女神と来るんだったら・・・





・・・ならば私は、『太陽をも食らう輝き』になってやろうじゃない。」

黒髪の少女は、『魔導書』を開く。

黒髪の少女「・・・生物魔法・・・『《ネクロズマ》』。」



・・・すると、黒髪の少女に向けられて進んでいた天照大御神の光が、彼女に取り込まれた。


依姫「なんですって・・・!?光をいとも簡単に・・・っ!?」


・・・そして、黒髪の少女の背後に現れる。

・・・それは光の体を持つ金色の巨大なドラゴン。『ウルトラネクロズマ』の幻影だった。


黒髪の少女「フフフ・・・」



電気ネズミ「あれは・・・『ネクロズマ』!?その力まで使えるのかよ・・・」

リカオンのようなポケモン「・・・かつて『ネクロズマ』は『かがやきさま』と呼ばれていたな・・・やはり神同等の力を持っているようだ・・・」


・・・そして・・・

黒髪の少女「・・・『天焦がす滅亡の光』っ!!!!」


黒髪の少女も、とてつもないエネルギーの光を、依姫に向けて放った。


依姫「これほどの力を持つなんて・・・いったい何者・・・!?

・・・だが、ここで屈する私ではない。・・・それに、光を斬るのは、水を斬るよりもずっと容易いからな「ドガッシャァッ!!」あっ・・・!?」

・・・依姫は、刀を振り下ろして、光を斬ろうとした・・・が、突如横から飛んできた『何者か』に、手首を思いっきり蹴られて、それで刀を離れに落としてしまった。

・・・・横を向いた彼女の視界に移るのは、黒髪の少女とどことなく似ている、橙髪の水色目の男性。


橙髪の男性「・・・おつかれさん。」



依姫「・・・えっ」



・・・そして、その巨大なエネルギーの光は、そのまま依姫に直撃した。

新たな物語の前に《対戦終了》 ( No.8 )
日時: 2021/09/10 17:43
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)



角が生えた巨大な亀「お、おいいったい何事だ!?2か所同時にえらい爆発が起きたが・・・」

作者と呼ばれる少年「・・・多分、伍長の元に向かわせた■■■■■と、依姫と対峙し始めてた■■がやったんだろうな。エスパータイプのエネルギーを感じるしな。



・・・さて・・・そろそろ仕掛けてくるはず・・・稀神サグメはあの二人が拘束おむかえに行ってるハズだし・・・」














依姫「うぐっ・・・」


黒髪の少女「・・・チェックメイト・・・ね。」

・・・綿月依姫を撃退した黒髪の少女。辺りに生えてた刃も、倒したと同時に消えた。

仮面をつけた一等親生物「・・・やっとか・・・」

青いヘアバンドをつけた白髪の少年「結局あの小娘の一人勝ちというわけか・・・」

電気ネズミ「おい言い方;それにそもそもこれは個人戦とかそういうのじゃねーだろ・・・;・・・って・・・」


・・・すると、大ダメージを受けてた依姫が、立ち上がり始める。

依姫「・・・こんな・・・屈辱を・・・味わう・・・なん・・・てっ・・・」


リカオンのようなポケモン「・・・まだ立てるほどの体力が残っているのか・・・まさに底なしの体力といったところか。」

真っ赤な魔人らしき男「・・・でも、まともに動けそうにないねこれは。・・・じゃ、こうしておくか。」

真っ赤な魔人らしき男が、呪文を唱えて、リングのようなモノを生産。依姫を拘束した。

依姫「っ・・・」


ピンク色の一等親生物「・・・それで、あとはどうしよ「そ、そんな・・・」・・・あれ?」


・・・すると、離れに、怯えている玉兎達がいる。依姫が倒されてしまったため、戸惑っているのだ。


玉兎A「そんな!依姫様が倒されるなんて・・・」

玉兎B「地上の民はいつの間にこんな猛者達を・・・」

玉兎C「あ、あわてるな!早急に敵を捕らえ・・・「ベキッ!!!」・・・!?」

戸惑いながらも武器を構える玉兎達だったが、背後から、さっきの橙髪の男性が現れ、武器を素手でへし折った。

橙髪の男性「・・・通してもらおうか。(武器の残骸を粉々に握りつぶした」

玉兎達「ゾッ・・・(怯える」


黒髪の少女「あっ、お父さん・・・うっ・・・」

黒髪の少女はよろつき始める。それを、橙髪の男性は支える。

橙髪の男性「ったく・・・ネクロズマの力を使うなんてな・・・少し無理しすぎだ。」

黒髪の少女「・・・ゴメン。」

橙髪の男性「謝る必要までは無いがな;多分。」

リカオンのようなポケモン「■■さん、すいません。俺たちが・・・「だから謝らなくて大丈夫だっつの;」

橙髪の男性「・・・んで、ほかのやつらはどうし・・・「待たせてしまったな。」・・・おっ。」


すると、離れからエイリアンのようなポケモンが、大ダメージを受け、失神した豊姫を担いでやって来た。

エイリアンのようなポケモン「・・・どうやら、そちらも一通り終わったようだな。」


依姫「お姉・・・様・・・!?」


玉兎達「と、豊姫様まで・・・そんな・・・!」


橙髪の男性「んあ?■■■■■じゃねーか。『作者』と■■■とともに行動してたんじゃねーのか?」

エイリアンのようなポケモン「その『作者』に言われて駆けつけていたのだ。■■■■■伍長は『作者』のもとに向かった。」

橙髪の男性「成程納得。「わたくしたちもいますわよ。」・・・まだいたんだったな。」


・・・すると、金髪の魔女少女と、ほぼ無表情の村人が、(手錠と縄で拘束した)稀神サグメを連れてやって来た。

青いヘアバンドをつけた白髪の男性「・・・なんだ、ウィッチじゃないか。お前もいたのか。」

電気ネズミ「■■■■も?いつからいたんだ?・・・で、連れてきてんのは・・・例の月の賢者か。」


ほぼ無表情の村人「そうらしい。」

サグメ「・・・・」


依姫「稀神様まで・・・・ちょっと待て・・・。稀神様はたしか月の都で・・・結解を・・・破ったというのか・・・?だが破られた報告も、形跡も無いはず・・・」

・・・依姫のこの質問に対し・・・

金髪の魔女「あら、たしかあなたは『綿月依姫』とやらではありませんか。

・・・簡単な話ですわよ。『破った』のではなく『すり抜けた』のですわよ。『作者』さんが結界を解析して、その後、わたくしたちが月の都に侵入したのです。」

ほぼ無表情の村人「ついでに都内から食べ物とか取ってきた。」

依姫「っ・・・」

・・・力でも、知恵でも負けた。・・・依姫は、呆然として、膝をついた





上層部の者「なんてことだ・・・綿月姉妹はおろか、上層部の大半まで倒されるなんて・・・いや、それどころか月の都の侵入まで許してしまうとは・・・


・・・こうなれば、あの術式を発動させるしか・・・」


・・・すると、上層部の者達は、上に出て、呪文を唱え始める。・・・すると、月の都を中心に、何やら禍々しいエネルギーが放たれ始める。








作者と呼ばれる少年「・・・今だ!起動するぞ!!」

角が生えた巨大な亀「了解だ!!」

ドブネズミの軍人「とんでもねぇエネルギーだ・・・月の民は、あれのヤバさを分かってんのか・・・?」




・・・『作者』は、『反逆の紋章』を起動させる。・・・そしたら、都かな放たれたエネルギーと、月の民達にあった、プライドの高さゆえの『傲慢さ』、異世界の者たちに攻められ続けられ、大敗を喫しられた『悔しさ』と『焦り』、『恐怖』等に漬け込んでいた、例の特殊因子が、一か所に集まり始めた。

・・・やがてそれは、竜のような姿へと形を変えた。


シャドウ因子の集合体「キエアアアアアアアアアアアアアアア!!!」



作者と呼ばれる少年「・・・やっぱり、『シャドウ因子』を利用しようとしていたか・・・

・・・下がっていろ。俺が始末する。」

角が生えた巨大な亀「あ、ああ。」

・・・『作者』は、パソコンらしき魔道具を取り出して、特殊な力を発動させる。

作者と呼ばれる少年「・・・『バグクラッシュ』。」


そして、なにかデータのようなエネルギーがシャドウ因子の集合体に当たり、その集合体は消滅した。




依姫「い、今のは・・・何だ・・・?」

橙髪の男性「・・・お前、何も知らないのか?『月の使者』リーダーだと聞いて、ある程度知らされている気がしたが。」

依姫「何も・・・?」

橙髪の男性「・・・例えば、『月の民の暴走』とか。それを逆手に取って、術式を作ったとか。少なくとも、そこの『稀神サグメ』とやらは大体知ってるはずだが。」

依姫「暴走・・・?・・・一体全体何が言いたい。その件だって、あの術式のことだってちゃんと知らされて「その材料になった因子のことは?」い、因子・・・?何のことだ・・・」

橙髪の男性「・・・流石に知らないのか・・・てっきり師弟関係にあるっていう八意永琳に伝えられたと思ったが・・・まだだったか。」

依姫「!?待て・・・なぜ貴様が八意様の名を「後で話す。」

・・・いろいろ解説していた橙髪の男性。すると・・・


作者と呼ばれる少年「デバッグ完了。といったところか。」

・・・すると、紋章を張り終えた作者たちがやって来た。

橙髪の男性「・・・ああ、『作者』か。・・・なんだかんだで終わったか。」

作者と呼ばれる少年「何とかね。・・・この状況から見て、俺らの完全勝利か。
・・・さて、月の民達にいろいろ説明しないとねぇ。」


依姫「っ・・・・・・?」


サグメ「・・・・・」





・・・こうして、月の軍隊に大勝利したのである。

紋章の説明もし、月側とも納得(妥協)した。更に、ボロ負けして赤っ恥を負わされたため、ウルトラワールド側に目を付けられるようになり、何か企もうと動くことが出来にくくなったのである。


・・・そして、すべての世界から、『シャドウ因子』の脅威は去ったのである。









・・・ただしそれは、あくまで一時的な話であった。