二次創作小説(新・総合)

組み立てクッキー ( No.601 )
日時: 2022/10/10 18:27
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

前回の続き。







・・・翌日。






《大会会場》




コンドゥ「さぁついにこの日がやってきましたぁっ!!スピリットカード、バトリオシティ大会!!今大会の実況アーンド解説は!この私『コンドゥ』と」

トーレ「コンドゥの帽子の『トーレ』がお送りしまーす」

コンドゥ「いやぁしかしそれにしても結構参加者が集まりましたねぇ。流石に作者が作り出した新カードゲームだけあります。」






正邪「(さて、あれから考えてまた調整をしたが・・・人気のカードゲームなだけあって流石にかなりの人数が集まっている・・・見たところ、あの天城って女もいる・・・クク・・・やる気が湧いて来たな・・・!)」




・・・と言うワケで数分後。1回戦がスタートした。





正邪「・・・最初の相手はお前か・・・」


ニワトリ刑事「正直昨日初めていきなり大会に参加するなんて思わんかったわ」


正邪「だろうな。・・・んじゃ、早速行かしてもらうぞ!!」



コンドゥ「それでは一回戦、スタート!!」



早速開始。



ジェニー「あの時デュエマでボロ負けした分をお返しするんだからっ!!」

雪子「悪いけど返り討ちにするからねっ!!『キングドラ』でトドメっ!!」

ジェニー「せめてもう少しバトルの場面とか見せてもぉっ!!!」

カットちゃん「最近キャラぶれすぎだぞ。ウケケケケ。」

ジェニー「慣れないことするんじゃないわ・・・」





ニワトリ刑事「ムム・・・たった1日でここまで・・・プレイ自体の才はあるんやな・・・」

正邪「そう言われると『不名誉』だなぁ。そんじゃ、このまま軽くトドメだっ!!」

ニワトリ刑事「うぐっ・・・それにしても急激にデッキの組み方も上手くなってる・・・何があったんかアンタ」

正邪「教えないよーだ。」

ニワトリ刑事「まぁせやよな。」




・・・(割愛するけど)とにかく順調に勝ち進んでいく正邪。そして準決勝。



正邪「『ハガネール』でトドメだ!!」


参加者(キノピオ)「ノオオオオオオオオッ!!」




コンドゥ「突如現れたダークホース、鬼人正邪選手、まさかの決勝進出!!これはすごいぞー!!」

トーレ「カードの6割くらいがスターターデッキのカードなのにここまで勝ち上がるってすごいなぁ。『ハガネール』や『エナジースタンド』の組み合わせも良いし。」




正邪「・・・良い感じに勝ち上がったな・・・次が決勝か。大方天城と戦う事に・・・「な、なんとー!!」!!」









・・・同じく準決勝をやっていた方を見てみると、何と雪子が男に大敗を喫していた。



雪子「そ、そのカードは一体・・・!!?」


男「フハハハハハ!!!どんなに強かろうが、完璧な僕の前では雑魚同然!!この力でカードゲームごとき簡単にぶっ壊してやるよ!!」


・・・見たことも無いデッキで、雪子を倒して高笑いをしている男。



コンドゥ「天城雪子選手、まさかの準決勝敗退ー!!彼女を倒したこの男は一体何者だー!!?」

トーレ「というかあんなカードあったっけ?どれも見たことないけど。」




正邪「何だ?あの男・・・天城に勝つなんて・・・それに、この気配・・・」



男「ククッ・・・」


・・・不気味なオーラが湧き出ている。



正邪「前会った浴衣の女や、幻想郷に現れてた魔物の気配に似ている・・・何か入れ知恵でも入れられたのか・・・?



・・・どちらにしろ決勝の相手はあの男だが・・・ま、あんな奴に負けるなんて思ってねーけどな。」









男「・・・ククク・・・あの女の子から貰った『完璧ニッキ』とこのカード・・・そしてデッキ・・・これで僕は完璧で無敵・・・!!そうだよなぁ?」




「・・・グルルルル・・・」



男は、切り札と思われるカードを見つめてそう言った。





ねくろ「・・・実験は上手くいきそう・・・ね。」





・・・陰で見ていた禍津田ねくろ。・・・背後には、アンヴァースが数体・・・






数分後・・・





正邪「・・・」



男「フフフ・・・」





コンドゥ「それでは、鬼人正邪選手対■■選手、決勝戦開始!!」





一旦区切ります。

組み立てクッキー ( No.602 )
日時: 2022/10/10 18:29
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き



・・・スピリットカード、バトリオシティ大会の決勝戦。鬼人正邪VS男性カードゲーマー。



男「先行は僕が行かせてもらおう。」


・・・ある程度の手順を行い、男は、キャラクターのカードを召喚。



男「まずは『フラッド』を2体だ。」



召喚したのは、まさかのアンヴァース『フラッド』のカードだ。



正邪「(幻想郷に現れてた魔物・・・!?何でそんなカードが・・・)」


『フラッド』
種族:アンヴァース

攻撃力:3000
防御力:1000
ダメージ量:1

技:『鋭い手』
このキャラクターが攻撃する時、手札を1枚捨てても良い。そうしたらこのターン、このキャラクターのダメージ量を1上げる。

サポートスキル:『地面に溶け込む下級アンヴァース』
このキャラクターが攻撃される時、自分のMPゾーンのカードを1枚捨てても良い。そうしたら、バトルに負けた時、トラッシュに置かれる代わりに手札に戻す。




男「早速フラッド1体で攻撃だ。技の能力で手札を1枚捨てる代わりに、ダメージ量を1上げる!!」



正邪
HP:20→18



男「ターンエンドだ。」




正邪「・・・次は私のターンだが・・・おっ。


・・・MPゾーンにカードを置いて、早速、『ダイバー』と『ギアル』を出す。」




『ダイバー』
種族:シャケ、オオモノシャケ

攻撃力:9000
防御力:8000
ダメージ量:3

技:『ダイビング』
このキャラクターが攻撃する時、相手のキャラクターが守備をしていなければ、このターンこのキャラクターの攻撃力を3000上げ、ダメージ量を1上げる。そうでなければ、次の自分のターンの初めまでこのキャラクターの防御力を6000下げる。

サポートスキル:『あの生物への憧れ』
このキャラクターが攻撃する時、MPゾーンにあるカードを1枚トラッシュしても良い。そうしたら、相手のキャラクター1体は次の自分のターンの初めまで攻撃も出来ず、能力も使用出来ない。



『ギアル』
種族:ポケモン、鋼

攻撃力:4000
防御力:4000
ダメージ量:1

技:『ギアソーサー』
このキャラクターがバトルに勝った時、手札を1枚捨てても良い。そうしたら相手に1ダメージ与える。

サポートスキル:『プラス』
自分の場にサポートスキル『マイナス』のキャラクターがいる時、このキャラクターの攻撃力と防御力を3000上げ、ダメージ量を1上げる。



正邪「まず、『ダイバー』で攻撃。サポートスキルで、攻撃していない方のフラッドの動きを止める。守備を出来るキャラクターがいないから技で4ダメージだ。」




HP:20→16



正邪「続いて『ギアル』で攻撃してない方のフラッドに攻撃。」



男「・・・能力は使用しない。」



正邪「そして、ギアルの技で直接1ダメージ。」




HP:16→15



正邪「ここでターンは終了だな。」



男「・・・まぁ、これくらいはしておかないと。ククク・・・」



正邪「(アイツ・・・何を企んでるんだ・・・?何か仕掛けてくるのは間違いないが・・・)」




男「僕のターンだ・・・ククッ、フハハハハハ!!!何てことだもう引いたよ!!速攻で終わらせてやる!!」


男は高笑いをし、1体のキャラクターを召喚。



男「来い!!『デスサイズレックス』!!」



・・・出てきたのは、見たことも無いアンヴァースだった。



正邪「生き物の骨の・・・魔物!?」



『デスサイズレックス』
種族:アンヴァース

攻撃力:12000
防御力:3000
ダメージ量:5

技:『死神の鎌』
このキャラクターが攻撃する時、手札を好きな数捨てても良い。そしたら、捨てた手札2枚ごとに、相手のキャラクターを1体トラッシュし、このキャラクターのダメージ量を1上げる。その後、カードを1枚引く。

サポートスキル:『恐竜の咆哮』
自分がアイテムを使う時、MPゾーンにあるカードを1枚捨てても良い。そうしたら、そのアイテムの能力をもう1度使っても良い。



男「まずはアイテム『キューインキ』!!相手の持つカードの枚数分カードを引く!!お前の手札は6枚か・・・そして『デスサイズレックス』の能力で『キューインキ』をもう一度使用!!合計12枚カードを引くことが出来た!!



・・・早速『デスサイズレックス』で攻撃!!能力で手札のカードをすべて捨てることで、お前の場のキャラクターも全滅し、ダメージ量は合計16!!」



正邪「なっ!!!?」


正邪
HP:18→2


男「・・・フラッドでトドメと行きたかったが、ダイバーの能力のせいで動けない・・・命拾いはしたようだが、この絶望的な場面でお前が勝つなんて無謀なんだ!!!フハハハハハ!!!」



正邪「・・・




・・・フッ・・・アッハハハハ!!」



男「・・・何だ。とうとう頭がおかしくなったか。」




正邪「ああ?それは違うねェ。・・・こういう状況を覆すことが出来れば・・・どれだけ『最悪』な事か!!やる気が出て来たぜ!!」




男「・・・何を言ってーー」




正邪「・・・見せてやるよ。・・・私の反逆を!!」




一旦区切ります。

組み立てクッキー ( No.603 )
日時: 2022/10/10 21:41
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: CE4YyNoS)

続き



コンドゥ「おーっと!!この絶望的な状況に対し、正邪選手笑っているー!!ここからどう覆すつもりなんだー!!?」



男「全力だと・・・?フン。どうせハッタリだ。『デスサイズレックス』の前に勝てるわけが・・・」



正邪「・・・勝てるんだよ。意外とな。



・・・そのためにこいつらを使うのを渋っていたんだ。・・・その前にまずはカードを引いて・・・よし来た!!



・・・『ハガネール』を召喚!!」



『ハガネール』
種族:ポケモン、鋼、地面

攻撃力:6000
防御力:6000
ダメージ量:3

技:『アイアンテール』
このキャラクターが攻撃する時、MPゾーンにあるカードを1枚トラッシュしても良い。そしたら、相手の場のキャラクターを1体選び、そうしたらそのキャラクターは次の自分のターンの初めまで攻撃できない。

サポートスキル:『がんじょう』
このキャラクターがトラッシュされる時、1ターンに1度だけ手札を2枚捨てても良い。そしたら場にとどまる。



男「ハガネール・・・?」



正邪「まだあるさ。次にイベントスキル『すなあらし』を設置だ。」


イベントスキル『すなあらし』
使用条件:自分の場に種族『地面』のキャラクターがいて、トラッシュに自分のカードが2枚以上あればこのカードを設置しても良い。
フィールド:場にいる種族『地面』、『鋼』、『岩』のキャラクター以外のキャラクターの防御力を1000下げる。


正邪「まずは『ハガネール』で『デスサイズレックス』を攻撃!!技でMPゾーンのカードを1枚トラッシュして『フラッド』の動きを止める!」



男「流石にだが・・・無駄さ!!『デスサイズレックス』を破壊したとしてもーー」



正邪「ここで・・・私の切り札だ!!ハガネールを『メガハガネール』に!!」



パワーアップ『メガハガネール』
種族:ポケモン、メガシンカ、鋼、地面
使用条件:自分の場の『ハガネール』がバトルに勝った時、『技』を使用していた場合、このカードをその『ハガネール』の上においても良い。そしたらこのカードを縦向きにし、ハガネールの攻撃力と防御力とダメージ量を上乗せする。

攻撃力:8000
防御力:10000
ダメージ量:P

技:『ベビーボンバー』
このキャラクターが攻撃する時、MPゾーンにあるカードを1枚トラッシュしても良い。そうしたらこのターン、このキャラクターの防御力を攻撃力に上乗せする。

サポートスキル:『すなのちから』
自分の場にイベントスキル『すなあらし』があれば、このキャラクターの攻撃力を6000、ダメージ量を2上げる。



男「『メガハガネール』か・・・だが攻撃したとしてもせいぜい11・・・僕のHPはギリギリ残るさ。」



正邪「そこでコイツを使う!!アイテム『エナジースタンド』!!」


アイテム『エナジースタンド』
使用条件:自分のパワーアップキャラクターが場に出た時、このカードを使用しても良い。
自分の場にいるキャラクターを4体まで選ぶ。そうしたら、選んだキャラクターの攻撃力、防御力、ダメージ量を2倍にする。



男「ま、まさか・・・」



正邪「ああ。『エナジースタンド』の能力で『メガハガネール』のダメージ量は22!!このままトドメだ!!」



男「なっ・・・ま、待て待て待て!!ならば僕もーー




・・・あ、手札全部捨てたんだった・・・あああああああああああああああああああああああああ!!!!!」



そして、そのままダイレクトアタックとなった。




コンドゥ「な、なんとー!!!鬼人正邪選手、まさかの大逆転!!!優勝です!!!!」



正邪「・・・っしゃぁっ!!」



男「ば、馬鹿な・・・この、完璧な僕・・・が・・・」


・・・男は『デスサイズレックス』のカードに手を伸ばそうとしたが・・・


パリィン!!


男「あ・・・ああ・・・」


・・・カードは粉々に砕け散った。・・・そして、男は完全に落胆した。





ねくろ「・・・嘘でしょ・・・!!?」





・・・そして、数十分後。



正邪「・・・ふぅ、規模はそこまでじゃないが、見事な反逆を成し遂げることが出来たな・・・」


・・・ルンルン気分で街道を歩く正邪。


正邪「・・・で・・・」




雪子「すごいよ正邪ちゃん!!昨日から始めたばかりで優勝しちゃうなんて!!」

ニワトリ刑事「メガハガネールを使ったデッキが結構凄いで。どうやって思いついたんだ?」



正邪「・・・何でお前らついて来てるんだよ!!?言っておくけど仲間になるつもりも仲間に引き込むつもりも無いから!!ていうか帰れぇぇぇぇ!!」







霊夢「あら・・・あの娘、正邪じゃない。・・・何て雪子ちゃんと・・・良く分からないのがついて来てるの?」

針妙丸「結構面白い事があったんじゃない?ちょっと聞いてみようよ。」




・・・小規模な反逆を成し遂げた正邪。・・・内心、雪子達に褒められて結構嬉しかったのであった。




紅子「・・・どうやら、中々上手く行ったようでござんすね。」







終演。





《補足・紹介》


~ふしぎ駄菓子~

『組み立てクッキー』
正邪が買ったブロック状のクッキー。
食べると、建築や企画、カードゲームのデッキなど、組みたてが上手になるクッキー。ただし、カードゲームに強くなったり、ゲームの面白みが増したりするというワケではない。


『完璧ニッキ』
男が買ったニッキ飴。
食べると様々な事において『完璧』になれる。・・・が、調子に乗ると効果が薄れ、一度でも『負け』を味わうと完全に効果が消え、使用者は何をやっても上手くいかないくなる。








~後書き~
今回は久々に『銭天堂回』でした。後編はもう完全にカードバトル回だったけど
・・・さて、リアルな都合で執筆を2、3週間ほど休止しますが、ここで再開後にやろうと思っています新企画の予告をさせていただきます。
















・・・世界。それは、そこに住む者達が暮らす世界。


だが、我々が住むこの世界とは異なっている世界が無数に存在する。


科学技術だけではこちらからは踏み込むことが出来ないその無数に存在する世界は、書籍やゲーム等といった『物語』として伝えられる。







・・・だが今、全ての世界を巻き込んだ、とんでもない出来事モノガタリが今、始まろうとしていた・・・!!









「さぁ、お前の罪を数えろ!」

「わっふぅ!!」

「ーー来い、機巧魔人アスラ・マキーナ!」

「ディスイズ、炎ターテイメント!」

「僕は影だ」

「ペチペチ」

「万事屋銀ちゃんのお通りだァァァ!!」

「フルコンボだドン!!」

「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~♪」

「夢想封印!」

「ワルキューレ、いざ・・・参ります!」

「妖怪メダル、セットオン!」

「運命を変える!!」










『ウルトラワールドでの日常』作者『おろさん』初めての試み!?垣根を超えに超えて作られる(多分)新企画!!







「・・・ようこそ。クロスオーバーの物語へ。」







リレー式参加募集型クロスオーバー企画『スクランブルスピリット』







coming soon・・・