二次創作小説(新・総合)
- 新たな物語の前に《ある事件》 ( No.9 )
- 日時: 2021/09/11 13:33
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
《■■■■■ルーム》
イヤフォンの少年「・・・おかえり。どうだったかな?
・・・今見せたのは、『ウルトラワールド』で起きた過去の記憶。『灯火の星事件』から始まった、ある騒動の話だ。」
・・・戻ってきた『誰か』と『誰か』は、少し複雑な表情を浮かべていた。この話には、月の民のメンタルをへし折った歴史が記録されていたからである。
イヤフォンの少年「・・・『作者』と呼ばれている存在は、露骨に地上の者たちを見下していた『月の民』を嫌っていた。勿論これは彼に限った話じゃない。
・・・あとは今話した話の通り、彼は、『バトル大会』を強引に開いて、月の民に赤っ恥を負わせた。『戦争』という形にしなかったのは、あの世界の歴史に響いて、また別の面倒ごとを起こすことになるからだし、この『バトル大会』のことを幻想郷側には言わなかったり、参加者を出さなかったりしたのは、月に発生してた『シャドウ因子』の影響を受けかねないから。
・・・それじゃあ、そろそろ話を切り替えようか。まだ話が追い付いてない部分も多いかもしれないけど・・・次に見せるのは、ウルトラワールドではつい最近起こった『ある事件』・・・『とある組織』と戦うことになるきっかけとなる事件の話をするよ。」
・・・そう言ってイヤフォンの少年は、再び本を開く。
・・・『シャドウ因子』の騒ぎが落ち着いて少しした頃。その『シャドウ因子』に関係したある現象が起きた。
・・・人の闇・・・それもかなり大きい類、『執着心』や『妬み』、『恨み』等に漬け込まれることで、形を持ち生まれた『怨霊』や『怪魔』という存在が、極稀だったが発生し始めていた。
・・・更にそこで現れたのが、異界の魔術師『■■■■■■■■■』先導の元創設された『ダークアイ帝国』という組織。
『ダークアイ帝国』は、『シャドウ因子』を利用して、怨霊や怪魔を生みだし、更には、この世界で確認されている異質な生物、その能力を持つ人間・・・『UMA』と呼ばれる存在をも利用し、悪事を働いていた。
・・・『作者』はそこで、異世界の者たちを集め、『バトリオウルトラガーディアンズ』、通称『BUG』を結成。『ダークアイ帝国』と攻防を繰り返していた。
・・・そして、激戦の末、『異界の魔術師』を撃退し、『ダークアイ帝国』を壊滅させることに成功した。
こうして再び全世界に平和が訪れた。・・・だが、それもまた一時的なモノに過ぎなかった。
・・・今回話すのは、ダークアイ帝国との戦いが終わって大分経った頃の話である。
《ウルトラワールド:バトリオシティ》
・・・とある日。BUGの元に依頼が来た。・・・それが、とある廃校から『魔道具』を回収してほしいというモノ。依頼側の学園の前校長の遺品らしく、地震により旧校舎(廃校)が倒壊して回収できにくくなっているらしい。
《とある廃校》
・・・今回向かったのは、赤帽子をかぶった髭の男性・・・ではなく、キノコ王国に住む、(本業)配管工の『マリオ』、ピンク色の一等親生・・・ポップスターに住んでいる星の戦士(通称『ピンクの悪魔』)『カービィ』。
・・・それと、右目に眼帯をつけた、黒髪赤目の便利屋少女。・・・(『ウルトラワールドでの日常』オリキャラの)『独目菜乃』と、パートナーポケモンのとりもどきポケモン『シンボラー』。以上4名が、廃校に向かったのである。
マリオ「・・・それで、あれが例の廃校か。」
カービィ「そーみたい。」
・・・2名が張り切っている中・・・
菜乃「・・・ハァ・・・;」
マリオ「あれ、どうしたんだい菜乃?」
菜乃「ああ、いえ、徹夜で情報操作等の仕事をやってただけで・・・その反動の疲労です;」
カービィ「あー、たしかダークアイ帝国の件の?」
シンボラー「ああ。・・・お前やメタナイトの話を聞き、『ギャラクティックナイト』が未だにこの世界をうろついてるようだからな。捜索していたのだが、まったく情報が無く・・・;」
マリオ「だったら、無理してくる必要はなかったんじゃ・・・体壊したりしたら大変だ。」
菜乃「い、いえ大丈夫です。こういうことは多いですし、薬子さん特性のサプリメントとかもありますし、ある程度は何とかなります。
・・・さて、早いところ依頼を達成しましょう!」
カービィ「やっぱり元気だなー。」
マリオ「まぁ、そうでなくっちゃね。」
・・・こうして、いざ廃校に突入する4名。
そして5分後。
《校長室らしき部屋》
・・・瓦礫をどかしながら、黙々と突き進んでいく。そして、校長室だったと思われる部屋へ。・・・壊れかけの戸棚を探し続けたら・・・
マリオ「あ、あった!この手鏡じゃないか?」
菜乃「えっと・・・(タブレットに入った情報を見て確認)・・・はい!それで間違いなさそうです!」
カービィ「よし!それじゃあ後は、依頼人に届けて依頼達成だね!」
シンボラー「そうだな。早く帰・・・・・・む・・・?」
・・・するとシンボラーが、何かに気づく。
菜乃「おや、どうしたんですかシンボラー?」
シンボラー「・・・何かが来る・・・」
カービィ「何か?何かって何「バゴーン!!!」わっ!?」
・・・すると、唐突に扉が開き、そこから謎の集団が突っ込んできた。
マリオ「な、なんだあいつらは・・・ん?」
・・・その集団は、クリボーやガンメンガ(ミートピア)、ワドルディ等の、序盤の雑魚的程度で構成されていた。
ただ、何やら改造を施されているような見た目をしている。
カービィ「あれっ、なんか見たことあるような外見だったけど・・・」
マリオ「クリボー?・・・にしては、なんだかメカニックな物体がついてるけど・・・」
カービィ「ハルトマンのじゃあるまいし・・・どうなってるの?」
謎の集団「カカレ!!カカレ!!!」
菜乃「よくわかりませんが・・・味方ではないことは確かです!!」
シンボラー「来るぞ!構えろっ!!」
一旦区切ります。
- 新たな物語の前に《ある事件》 ( No.10 )
- 日時: 2021/09/11 15:55
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
続き。
・・・こうして、扉の前に立ちはだかってる謎の集団と攻防を始めつつ、廃校を抜け出そうと試みる4名。
マリオ「食らえ!ファイアボールだ!!!」
マリオはファイアボールを連続で放つ。・・・集団の内の何体かに当たったが、平然としている。
マリオ「ええっ!?なんでだ!?ダメージは入っているはずなのに・・・」
カービィ「だったら、一気に吸い込んで・・・あれっ?」
カービィは集団を吸い込もうとするが、なぜか吸い込めない。
カービィ「ちょっ、なんでなんで!?」
謎の集団「タオセ!!タオセ!!」
マリオ「まずい!これじゃあ抜け出せないじゃないか!」
菜乃「っ・・・だったら強行突破あるのみです!行きますよシンボラー!!」
シンボラー「了解した!!」
・・・菜乃は刀と『魔導書』を取り出し、自身の剣術と組み合わせた魔法を発動させる。
菜乃「・・・炎魔法『スナイプバーナー・乱射』!!」
シンボラー「・・・『リフレクター』、そして『サイコキネシス』!」
シンボラーは『サイコキネシス』と『リフレクター』を発動させ、菜乃の魔法と合わせる。
・・・すると、菜乃が(刀に魔力を込めて)連続で放った魔力弾が、シンボラーがサイコキネシスを駆使して辺りに張り巡らせたリフレクターで跳ね返りまくり、謎の集団に連続ヒットする。
謎の集団「ジャマ!!シツコイ!!ハエミタイ!!」
菜乃「ダメージを与えられているわけじゃないみたいですが・・・とにかくこれがチャンスです!今のうちに!!」
・・・謎の集団が魔力弾に気を取られている内に、4名は扉を通り、校長室だった部屋から抜け出す。
2分後。
《廊下》
マリオ「ゼェ・・・ゼェ・・・なんとか抜け出せた・・・;みんな無事かい・・・?」
菜乃「モチのロンです・・・ただ、一気に魔力弾を放ったので結構疲れました・・・;」
シンボラー「・・・しかし・・・今の集団は何だったんだ・・・?」
カービィ「わからないけど・・・とりあえず今は早いところ帰らないと。またあの集団が来たら面倒だし・・・「逃がしてやると思いますか?」えっ、誰・・・!?」
・・・なんとか抜け出して出口が見えてきた時、そこに謎の人影が2つ現れる。
・・・一つは、黒みがかった金色のキャップを被った目つきの悪い棒人間男性、もう一人は、黒いチャイナドレスを着た、三つ編み金髪少女だった。
菜乃「あの2人・・・どこかで・・・っ!まさか・・・!!」
シンボラー「よりにもよってまさか・・・」
目つきの悪い棒人間「やれやれ・・・ああいう方法に気を取られるとは・・・改良の必要はありそうですねぇ。」
三つ編み金髪少女「・・・それより、早いところ目当ての魔道具を回収しましょう。
・・・それでは、あなたたちが持っているその手鏡を渡してもらいましょうか。」
・・・その2人組は、回収対象の手鏡型魔道具を『よこせ』と言っている。
マリオ「なんだ君たちは!急にこの手鏡を渡せだなんて・・・お前たちには関係ない話だろう!」
目つきの悪い棒人間「関係あるとか無いとか関係ありません。その手鏡が、我々が探している魔道具の可能性があるので、その『可能性』がある限り、問答無用で回収させてもらいます。」
マリオ「何を・・・「ま、待ってください!」!?」
マリオが目つきの悪い棒人間にかかろうとすると、菜乃が引き留める。
菜乃「迂闊に動かないでください・・・あいつは・・・」
目つきの悪い棒人間「・・・おや、どこかで見た顔があると思ったら・・・貴方でしたか。『ナノ・アシッド』・・・いや、今はもう『独目菜乃』に戻ってるようですねぇ。しかも魔導書まで持ってる。・・・それと、あのシンボラーも・・・」
・・・目つきの悪い棒人間は、菜乃たちのことを知っているらしい。すると、マリオはあることに気づく。
マリオ「!?あいつ、菜乃とシンボラーのことを知って・・・まさか、お前らが裏社会に関わってた時の・・・!?」
シンボラー「ざっとそういうことだ・・・しかし、何故この世界に直接・・・」
菜乃「一体全体どういうことですか!少なくとも私たちはあなたたちの元に戻るつもりはありませんよ!偉い人たちから滅茶苦茶怒られましたし・・・;」
目つきの悪い棒人間「別にあなたを連れ戻そうなどとは考えていませんよ。・・・まぁ、ずいぶんと変わったのは驚きでしたが・・・そっちのほうが人間らしいので良しとしますか。」
三つ編み金髪少女「・・・それはそうと、いいから早く、手鏡をこちらに渡してもらえないでしょうか?」
マリオ「いやいや!だから渡すわけないだろうが!・・・ていうか、さっきのやけにメカニックなクリボーとかワドルディとかの謎の集団も、お前らがけしかけたんだな!」
目つきの悪い棒人間「ええまぁそうですねぇ。たしかにそうなります。『記録』から抽出して、『シャドウ因子』も使って存分に改造を施したので、技が全然効かなかったでしょう?」
カービィ「データ?どういうこと?・・・っていうか、なんで『シャドウ因子』の事まで・・・」
目つきの悪い棒人間「ククッ・・・今は答える必要性はありません。次期にわかりますから・・・
・・・さて、手鏡を渡さないというのなら・・・力で奪ってみるとしますか。」
・・・すると、目つきの悪い棒人間は、一枚のカード・・・厳密には、2枚のカードを無理やり合わせたようなカードを取り出す。
・・・そのカードの絵柄には、『ケルベロス』と、『慈悲深い聖職者』の絵が合わさっている。(カードの絵柄の上下にそう名前が書かれてあった)
マリオ「な、なんだあのカード・・・」
目つきの悪い棒人間「ククッ・・・見ればわかりますよ・・・
・・・ただ無差別に他者を襲う地獄の番犬と、自身の妄想にあるような神を慕いし牧師擬き・・・天国と地獄、それぞれ逆の者を合わせた。・・・デュエマ世界で『合体獣』と呼ばれた存在。それを我々は、数多の世界の存在を使って再現した!とくと見るがいい!!」
・・・目つきの悪い棒人間は、そのカードを握りつぶす。
・・・すると、砕けたそのカードから徐々に瘴気が発生し、その瘴気は徐々に形を保ち始める。
カービィ「な、なにが起こるの・・・!?」
シンボラー「わからないが・・・かなりヤバいモノだというのはわかる・・・気をつけろ!」
そして、姿を現したのは、『ケルベロス』の胴体の上に、牧師の姿をしたような『■■■■』がくっついていて、ケルベロスの頭と尻尾は、『棺』と合わされている。くっつけられた部分には全て、『ファスナー』のようなモノで繋ぎ合わされていた。
番牧連結《聖職べロス》「GYAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
マリオ「な、なんだあれは・・・!!?」
一旦区切ります。
- 新たな物語の前に《ある事件》 ( No.11 )
- 日時: 2021/09/11 17:07
- 名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)
続き
聖職べロス「HEY!HEY!HEEEEEY!!!」
目つきの悪い棒人間「(『HEY』と言うとは・・・計算外でした・・・;)・・・さぁ、あなたの力を見せなさい!!」
『聖職べロス』は、問答無用でマリオたちに襲い掛かる。
聖職べロス「SEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEY!!!!!」
・・・聖職べロスが吠えると、とてつもない竜巻が起こる。4名はそれを回避できずに、大ダメージを受けてしまった。
マリオ「ぐっ・・・!なんて威力だ・・・」
目つきの悪い棒人間「・・・まだまだですね。今まで何度も世界を救ってきた英雄でも、流石に『ディスペクター』に勝つには早すぎましたか。
・・・では、やってしまいなさい。」
・・・目つきの悪い棒人間がそう言うと、聖職べロスは、左の頭の方の口から、炎の弾を放つ。それが地に着いた時、爆発が起こり、4名はその爆風で吹き飛ばされてしまった。
目つきの悪い棒人間「・・・ざっとこんなものですか。・・・さぁ、手鏡が壊れていないといいのですが・・・「待ちなさい・・・」おや・・・」
・・・マリオたちが倒れこんでしまった中、菜乃一人だけは立ち上がり、目つきの悪い棒人間に刀を向ける。
目つきの悪い棒人間「・・・まだ立ちますか。」
菜乃「・・・2発程度ですぐにやられてたまりますかよ・・・」
目つきの悪い棒人間「ああそうですか・・・・・・む・・・」
三つ編み金髪少女「・・・ずいぶんと生意気ですね。ならば・・・「待ちなさい。」・・・何ですか、『兄者』。」
・・・すると、目つきの悪い棒人間は、攻撃をしようとした三つ編み金髪少女を止める。
目つきの悪い棒人間「・・・まぁいいでしょう・・・殺したって何の得もありませんし。・・・今回はこの辺にしておきましょう。」
菜乃「・・・!?手鏡が目当てじゃなかったのですか・・・?」
目つきの悪い棒人間「『可能性』があったから、回収しようとしていただけです。・・・その手鏡は、我々が探していた魔道具ではありませんでした。だから撤退するんです。」
・・・目つきの悪い棒人間は、聖職べロスをカードに戻して、その場を立ち去ろうとする。
菜乃「・・・いったい何なのですかあなた達は・・・」
目つきの悪い棒人間「・・・
・・・我々は『アウトロー』。目的のために、様々な行動を行う無法者・・・と言ったところです。
・・・ああ、そういえば、あなたには名を名乗っていませんでしたね。・・・私の名は『エビテン』。まぁ、本名ではありませんが・・・以後お見知りおきを。
・・・そして、こちらの三つ編み金髪少女は、わが妹『コロモ』です。」
三つ編み金髪少女→コロモ「・・・」
目つきの悪い棒人間→エビテン「・・・それでは、またいずれ会いましょう。」
コロモ「・・・運が良かったですね。」
そう言って、『エビテン』と『コロモ』は、次元の穴に入って、この場を去って行った。
菜乃「・・・作者さん達に伝えなければ・・・」
《■■■■■ルーム》
・・・そして、本はここで閉じられた。
イヤフォンの少年「これが、『ある組織』と戦うことになる『ある事件』だ。・・・」
・・・イヤフォンの少年の話を聞き続けていた、招かれた2人。突然の展開もあったためか、少々困惑していた。そして、なぜこの話を自分たちにしたのかという疑問もあった。
イヤフォンの少年「・・・色々、疑問に思うこともあるだろうけど・・・悪いんだけど、今はこっちもなりふり構ってる暇はなくってね・・・
・・・でも、君たちをここに招いて、使命を与えようとする理由は・・・いや、ゴメン。まだ言えないんだ。でも・・・」
・・・すると、部屋中が徐々に光始めた。
イヤフォンの少年「ああっと・・・どうやら時間みたいだ・・・
・・・じゃあ、続きは現実で会おう。・・・そこで、君たちに・・・」
・・・そして、長い夢はここで終わった。
・・・・・夢に招かれていた『誰か』と『誰か』・・・ブラウンの髪の、好奇心旺盛そうな少女と、金髪ロングヘアの、不思議な雰囲気の少女は、それぞれ、夢から覚めたのである。
ウルトラワールドでの日常第2章
《秘封交叉伝》
~序幕~
新たな物語の前に
終演。
To be continued