二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの新しい日々 part2 ( No.128 )
- 日時: 2021/10/10 13:39
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第74話「さよなら、サトシ」
【光の宝玉 最深部】
バッツ「くそっ、あと少しで届きそうなのに…」
「駄目だよ、バッツさん!」
バッツ「えっ?」
サトシ「これは、俺の役目でもあるから!」
嘘だろ、いつの間にかサトシがいない。
もしかして、俺を生かす為に自ら行ったのか。
行くな、行くなサトシ!!
必死で叫び続けても、俺の声はサトシに届かない…。
ゴウ「サトシーーーーー!!!」
マァム「駄目よゴウくん。これはサトシくんの決意なのよ!!」
ゴウ「えっ!?」
ムサシ「ジャリボーイ……。サトシはね、今まであたしらを導いて来たのよ!」
コジロウ「ああ。お嬢さんを助けるのも、自分の償いになると覚悟してな!!」
ゴウ「そ…、そんな……サトシ……。」
いつも言ってたじゃないか、ポケモンマスターになるって。
必ずダンデさんにも勝つって、散々言ってたじゃないかよ。
止めに入りたいのに、それを理解して皆は俺を阻止する。
何で……どうして何だよ、皆……。
ピカーン……
サトシ「やった…。今度はティナさんの手、離さなかったよ……」
バッツ「サトシ!!」
サトシ「ああ……。最高の舞台だった……、悔いはないよ………」
バッツ「サトシ……」
サトシ「バッツさん。泣かないで下さい……、俺は此処までですが……バッツさんはいつでも笑って欲しいな……」
バッツ「馬鹿野郎……。お前はいつもいつも、人の事ばかり気にしやがって……」
サトシ「幕が降りるよ……。もっと、もっと一緒に……、いたかったな………」
バッツ「サトシ………?」
サトシ「此処までみたいだ……。俺、そろそろ行くよ……。必ず世界を、守って……」
バッツ「サトシ……。サトシーーーーー!!!」
そんなの無理だろ、サトシ。
ティナを助けても、君がいなくなったら意味がないじゃないか。
でも、これでケフカを倒せる自信は付いたよ。
それを理解してサトシ、君は全ての力を光に変えて俺の恋人を助けたんだ。
自分自身と引き換えに、俺たちに希望を託してくれたんだな…。
75話に続きます。