小泉花陽は白いご飯を何よりも愛していた。花陽には嫌いな食べ物が無い。全ては好きか大好きのどちらかである。ただ、その中でも特にご飯がたまらなく好きなのだ。この日は休日だったので、澁谷かのんの実家でもある喫茶店に足を運んだ。カウンターに着席するなり、手を挙げて言った。「ライス下さい!」「わ、わかりました・・・・・・」