二次創作小説(新・総合)
- Re: ポケットモンスター 光を求めて ( No.1 )
- 日時: 2021/12/14 12:33
- 名前: 朝霧 ◆UaO7kZlnMA (ID: dj1cLQBV)
訳がわからない、とツムギは呟く。
今日は、いつもと変わらない日常を送ったはずだった。
学校に行き、その後は高校受験に備えて塾に行って。帰りが遅くなったせいか、制服のまま寝落ちしてしまって。――尚、いつもなら、制服のまま寝落ちしないツムギである。
そして、いつも通り目覚めた。
だが、ここからがおかしかった。
まずツムギがいるのは、自分の部屋ではなかった。
辺り一面、緑の世界。
ツムギの腰程まではある雑草が生い茂り、草むらを作っていた。辺りには等間隔に木も植えられていた。心地よい自然の香りと風、済んだ空気。
夏に避暑地に来たような錯覚を起こすが、見知らぬ土地だった。そして、辺りには謎の生物がたくさんいた。
空には鳩やカラスよりずっと大きな鳥らしき生き物、地面を見れば犬らしき生き物、ネズミらしき生き物。
らしい、と言うのはツムギが知る動物より身体がずっと大きかったり、見た事のない姿形をしているからである。新種だろうか。
(本当、訳が分からない)
未知の土地、未知の生き物。突然見知らぬ土地に放り出されたツムギは、草むらの側でどうすればよいのか悩んでいた。
持ち物と呼べるのは、着用している制服と目覚めた時から足に履いていた黒のローファーのみ。
スマホや現金と言った肝心なものは所持しておらず、この場で親に連絡を取るのは実質不可能だった。
近くを見渡すが付近に民家や交番はなく、人の気配もない。
「とりあえず歩いて、助けを求めるしかないかな」
悩んだ末に、ツムギは助けを求めることを選択した。
じっとしていても永遠に助けは来そうにないし、あの未知の生き物達も怖い。
足場にその場を去ろうとした夢花は何も考えずに草むらへと足を踏み入れ、そして。
近くの草むらから草をかき分ける音がしたかと思うと、中から黒い犬のような生き物が飛び出してきた。勢い良く飛びかかってきたが、ツムギは驚きから尻もちをつき黒い犬の攻撃を避けた。難を逃れたが、黒い犬はツムギを敵と認識したらしい。
姿勢を低くし、牙をむき出しにして威嚇音を発している。
「ま、待ってよ。何もしないわ」
つむは敵意がないことを示し、ゆっくり後ずさるがむしろ黒い犬は間を詰めてくる。
一歩、また一歩。そして飛びかかり、ツムギに噛み付こうとする。その牙は何故か炎を纏っており、噛みつかれたら火傷をしそうだった。
「もうっ……」
最終手段として逃げることを選択したツムギは、脇目も振らずに走り出した。当てなどある訳がない。とにかく黒い犬から逃げることしか、頭にはなかった。
全速力で逃げるが、ツムギは運動部ではない。あっという間に限界は来て、徐々に息が荒くなり、走るペースも落ちてくる。
一方の黒い犬はペースが落ちることはない、追いつかれるのも時間の問題だった。
まずい、と思ったツムギはたまたま見つけた一度近くの木陰に身を隠す。一時的にだが、黒い犬はツムギを見失ったらしい。出てこいと言わんばかりに、獰猛に鳴き辺りを見渡している。
すぐに諦めない辺り、執念深い性質の犬のようだ。
(今、出て行けばまた襲われる。どうしよう)
木陰から一歩出れば、あの黒い犬に襲われることは目に見えている。かと言って見つかるのも、時間の問題だろう。犬は嗅覚が優れているのでツムギの匂いをすぐに嗅ぎつけるだろう。
どうしよう、と後退した時。ツムギはかかとに硬いものがぶつかる感覚を覚えた。
視線を下にやると、そこには鞄が落ちていた。見た目は、ビジネスマンである父がよく持っている四角い鞄に似ている。誰かの落とし物らしい。
(鞄? 何かあるかな。ごめんなさい、開けます)
他人の物を勝手に使うのは気が引けるが、今は一刻を争うのだ。
持ち主に謝罪すると、ツムギは遠慮なく鞄を開けた。中には文字がぎっしりと書かれた紙とワイシャツ、赤と白に塗り分けられた奇妙な球体が入っていた。見覚えのある球体を手にした夢花ははっとして、それを手に取る。
「これ、モンスターボール」
この球体は、ツムギが幼い頃に遊んだゲーム『ポケットモンスター』に出てきたアイテムである。
端的に言えばポケモン、と言う生き物を収納し持ち運ぶアイテムなのだがあくまでも架空の存在。にも関わらずそれはツムギの手の中にある。
ひんやりとした感覚、中に何かいるのだろう。ボールは微かに揺れていた。
あり得ない、と言いたくなるがそんなことはどうでも良かった。中にポケモンがいるのなら、あの変な黒い犬と戦えるかもしれない。
わらにもすがる思いで、ツムギはボールのボタンを押した。
「これを押すのかな?」
適当に白いボタンを押すと、ボールが開き中から眩い光が溢れた。
- Re: [ポケットモンスター]eternal saga ( No.2 )
- 日時: 2021/12/15 16:59
- 名前: 朝霧 ◆UaO7kZlnMA (ID: 66mBmKu6)
光はゆっくりとポケモンの形に変化し、やがて霧散した。すると、そこには一匹の青いポケモンが現れていた。
強靭でしなやかな身体は小さいながらも獣人のようだ、とツムギは思う。拳には微かに青いオーラのようなものを纏っていた。
はもんポケモンのリオルである。
「わ、本当にポケモンが出てきた」
ゲームのことが現実で起こっているせいか、訳が分からずツムギは目を白黒させる。対するリオルは、探るようにじっとを見上げていた。
ポケモントレーナー――ポケモンの飼い主のこと、ではない違う人間がいるからだろう。赤い瞳には警戒するような色が宿っている。
しかし、何やら苦もんするツムギはそんなことに気がついていない。
「見たことあるよな、ないような?」
ツムギは屈んで、リオルと目を合わせ何のポケモンかを必死に思い出そうとしていた。
何せツムギがポケモンをプレイしていたのは、小学校低学年の頃。
ゲーム内ではオーキド博士がポケモンは151匹と定義し、その151匹の中から新たな進化系が発見されたとか言っていた設定である。
時の流れと共に多くのポケモンが登場し、ツムギが知らない者も数多く増えた。リオルもそんな一匹だった。
「ピカチュウ、で合ってる?」
ツムギにとって、はっきりと覚えているのはポケモンの顔と言っても差し支えのないピカチュウのみ。
後は、ゲームに出てきた151匹プラスアルファが顔と名前が一致せずうろ覚えな程度である。
ピカチュウ、と呼ばれたリオルはキョトンとし首を左右に振った。
そして、青いオーラを宿した拳を夢花に向けることしばし。リオルは呆れた目つきでツムギを見上げるも、敵意はなくなっていた。何やら敵意を持つのが馬鹿馬鹿しい、と言った調子である。
やはり違っていたか、とツムギは項垂れた。
「ごめんね。私、正直ピカチュウ以外のポケモン分からなくて……じゃなくて!」
何気なく木陰の外に視線をやったツムギは、黒い犬が側に迫っていることに気がつき現状を思い出した。
「お願い、ピカチュウ。私を助けて。あの黒い犬に追われてるの」
リオルの名を知らないツムギは、困った挙げ句ピカチュウ(仮名)と呼ぶことにした。
小さな身体にお願いしながら木の外を指で示すと、リオルはその方向を見つめ納得したような表情となる。無表情なリオルに不安を覚えたツムギは、改めて彼の瞳を見つめる。
「どう……かな?」
- Re: [ポケットモンスター]eternal saga ( No.3 )
- 日時: 2021/12/23 09:41
- 名前: 朝霧 ◆UaO7kZlnMA (ID: RYRd9lAq)
すると、リオルは改めてじっとツムギを見上げた。今までのような品定めをする視線ではなく、どうすればいい、と聞くかのようであった。
その変化をツムギは嬉しく思うと同時に、困惑した。
「指示を出せってこと? んー」
ポケモンに指示、と言われてもどうすればいいか分からない。ツムギは腕を組んで唸った。
ゲームでどうしていたか記憶の糸を手繰ると、確か『わざ』と言うコマンドがあったのをツムギは思い出す。
ポケモン達は『技』と呼ばれるものが使える。ゲーム内だとこれで相手のポケモンを攻撃したりしていた。他のゲームで言う魔法とか、攻撃に相当するものだろう。
「ピカチュウが使える技、〈じゅうまんボルト〉……とか?」
唯一知る技を指示するが、リオルは困ったように首を左右に振る。
ゲーム内でもポケモンが使える技は一匹ごとに違っており、何でも使える訳ではなかった。それなら、とツムギはとにかく技を把握することに専念した。
「まずは使える技、教えてくれる?」
こくん、と頷くとリオルは何やら手を前に突き出すような動作をした。何だろうとツムギがぼんやりと眺めていると、不意に空気が動き始める。風がリオルの方へ吹き始め、ツムギの栗色の髪を弄ぶ。
リオルが突き出した両手の前に空気が渦を巻くようにして集まり、青い球体が形作られていく。やがて、ボール程の大きさになったそれをリオルは前に――正確には黒い犬に向けて放った。
「すごい……」
技の名は、波動弾。波動を凝縮させ相手に放ち、攻撃する。本来はリオルが使えない技だが、ツムギがそれを知るのはもう少し先の話だ。
放たれた波動弾は黒い犬に被弾し地面に倒れ込んだ。かなりダメージを与えたが、まだ体力はあるらしく黒い犬はすんなりと立ち上がった。出てこいと言わんばかりに、獰猛に吠えている。
それに応えるように、リオルは木陰から姿を現した。当然、怒っている黒い犬はリオルに襲いかかってくる。
「ピ、ピカチュウ! 何とかして!」
何とも情けないトレーナーだが、リオルはツムギなど当てにしていないのか冷静である。勢いをつけ、ポチエナと一気に間合いを詰めると至近距離から波動弾を叩き込んだ。
素早く動く技、電光石火で黒い犬に近づき一気に攻撃を仕掛けたのだ。甲高く鳴いた黒い犬は、慌ててリオルに背を向けて逃げ去って行った。
「お? 終わった?」
黒い犬が去り、驚異がなくなったのを確認したツムギはへなへなと地面に座り込む。
初めてのポケモンバトルを終え、安堵から力が抜けてしまったのだ。何とかなった、と思っているところへリオルが歩み寄って来る。
「あ、ピカチュウ。お疲れ様。おかげで助かったわ。まともに指示できなくてごめんね」
ほとんどリオル頼みのバトルで、トレーナーは不要だった。ゲームはボタンを押せば攻撃してくれるが、こちらはそうも行かない。勝手が違いすぎてツムギは何もできなかった。
それでも、リオルをねぎらうことはできる。感謝の気持ちを伝え、リオルの頭を撫でてやると彼は嬉しそうに笑ってくれた。
何だかそれが愛おしくて、ツムギは独り言を言っていた。
「自分のポケモンって、いいなぁ」
そして、ツムギは違うと首を振る。
リオルはボールに入っていた。トレーナーがいるのは明らかである。
他人のポケモンを盗むのは、泥棒。そうゲームでも言っていた。
「でも、ピカチュウは人のポケモンだもんね。トレーナーに返さないと……後、謝らなきゃ」
ピカチュウ(仮名)のトレーナーに怒られるだろうが、それは自分が悪い。謝らなければ、と思うツムギだが、問題が一つ。
そもそも、リオルのトレーナーがどこの誰なのかさっぱり分からない。悩んだ末に、ツムギは常識に則り交番に届けることにした。
「とりあえず、交番かなぁ……ピカチュウがいれば、バトルできるし」
そうだね、と言うように鳴くリオルにツムギは微笑みかける。
「多分、近くにシティやタウンがあるでしょ! さあ、行くわよ!」
自らを奮い立たせるように、ツムギは張り切ったのだった。
- Re: [ポケットモンスター]eternal saga ( No.4 )
- 日時: 2021/12/17 22:32
- 名前: ベリー ◆mSY4O00yDc (ID: 3KWbYKzL)
初めましてベリーと申します。
紙ほかで、ポケモン二次創作を書いているものです。
作品拝見しました!バトル描写がしっかりと描かれており、リオルの波動弾の部分なんてカッコよくてワクワク致しました!
自分の作品の主人公のエースもリオル(ルカリオ)なんですが、こんな描写書けない……
参考にさせていただきますm(_ _)m
投稿頑張ってください!
- Re: [ポケットモンスター]eternal saga ( No.6 )
- 日時: 2021/12/19 10:03
- 名前: 朝霧 ◆UaO7kZlnMA (ID: 66mBmKu6)
>>4
ベリー様、コメントありがとうございます。
おお、ポケモン作品を書かれているのですね!最近のカキコはポケモン作品をあまり見かけないのでとても嬉しいです。近い内に遊びに行かせて頂きますね。
波動弾の描写は力を入れて書いたので、お褒め頂きとても嬉しいです。ポケモン技の描写を文章にするのってとても難しいですよね。自分はアニメやゲームを参考にしたますが、難しいなーといつも四苦八苦してます。
応援ありがとうございます。陰ながら、ベリー様も更新頑張ってください。
- オリキャラ募集 ( No.7 )
- 日時: 2021/12/23 19:41
- 名前: 朝霧 ◆UaO7kZlnMA (ID: 66mBmKu6)
さて、今回で序章が終わり気が早いようにも感じますが皆様のオリキャラを募集したいと思います。
今回は味方キャラ、敵キャラ、ジムリーダーの計三名の募集です。初めてのオリキャラ募集なので一時的に登場するキャラになります。ゲストキャラみたいなものだと考えていただければ。
ジムリーダーは基本一回限りの登場ですし味方と敵キャラもイメージとしては序盤〜中盤辺りに活躍し、その後フェードアウトしていく予定ですので予めご理解下さい。
今回の募集で感覚が掴めたら、第二段(長期的に活躍するキャラの募集)も考えるかもしれません。
それでは長々と話してしまいましたが、注意事項です。熟読の上、応募をお願いします。注意事項が守られていないキャラは基本、採用見送りになるのでご注意下さい。昔、オリキャラ投稿で揉めたことがありそれを防ぐために注文が多くなっています。が、基本的に採用は前向きに検討したいと思っているので気軽に投稿ください。
①応募は基本、一人一キャラです(採用見送りとなり、再投稿するのは可)。
応募枠が重なった場合は、朝霧の判断で一名を選ばせて頂きます。早く投稿したからと言って、必ずしも採用される訳ではないのでご了承ください。
②ポケモンは剣盾のポケモンまで。
以下のポケモン、また以下のポケモンの進化前や進化後、分岐進化、リージョンフォーム、ベガ、アルタイルの非公式ポケモンは原則使用禁止です
(御三家に関してはどうしても使用したい、と言う場合ご相談下さい。使用可能なポケモンもいます)
伝説(準伝説含む)、幻のポケモン、御三家、600族、ピジョット、ムクホーク、ファイアロー、ブイズ、ピカチュウ、ルカリオ、チルタリス、ミロカロス、ギャラドス、サーナイト、アブソル、レントラー、キュウコン、ウインディ、ムウマージ、クロバット、マニューラ、メタグロス、ロトム、コジョンド、デンリュウ、ウルガモス
③作品内のバランスを崩すチートキャラ(全地方のジムを制覇済み、全地方のチャンピオンになった等)、特殊な力を持ったキャラ(不死身や他作品の能力を使える等)を持ったキャラはご遠慮願います
④メガシンカ、Z技、キョダイマックスは使用不可
⑤こちらが強すぎる、と判断した場合進化前のポケモンの登場でお願いすることがあります。
⑥原則ニックネームは禁止です。ややこしくなるので……。
⑦ポケモンが使う技は、そのポケモンがゲームで覚える技(タマゴ技、わざマシンの技は可)でお願いします(NG例 リオルがときのほうこうを使う)
以下、募集キャラについてです。
募集ポジション
①アカツキ団を追うトレーナー
→味方ポジ。ツムギがアカツキ団の事件に巻き込まれた時に、共に戦うトレーナー。アカツキ団が事件を起こす街のみでの登場。
②ジムリーダー(1〜3番目辺りを想定)
→ツムギと戦うジムリーダーです。
タイプはいわ、ひこう、むしのどれかで統一をお願いします。何番目のジムか、ジムバッチに設定があれば記入願います。序盤のジムリーダーなので、ゲームで言うとレベル25くらいを想定しています。
③アカツキ団(人工的な道具でポケモンを無理やり強化したり、進化させたり、人のポケモンを奪い世界の支配を企む。今作の敵要因)の幹部候補
→今作の敵要因です。幹部候補の優秀なトレーナーでツムギ達を翻弄し、ある街で事件を起こす。事件内容にアイデアがあれば、記入お願いします。最終的に逮捕されます。
応募枠()
名前(カタカナ六文字以内で)
性別()
年齢()
容姿(なるべく詳しく)
性格(こちらもなるべく詳しく)
備考(キャラの詳しい設定)
関係性(ツムギとの関係性)
ポケモン(三体まで。名前、特性、技、性別は必須です。性格や戦術はあれば記入お願いします)
サンボイ(最低三つ、口調が分かるように)
「」
「」
「」
質問等ありましたら、遠慮なく質問して下さい。
それでは、オリキャラの投稿お待ちしております!
- 登場人物紹介 ( No.8 )
- 日時: 2021/12/24 21:23
- 名前: 朝霧 ◆UaO7kZlnMA (ID: 66mBmKu6)
【登場人物紹介】
※物語の進行に合わせて徐々に更新。
ツムギ
→本作の主人公である少女。突然現実世界からポケモン世界に来てしまった。ポケモンの知識は皆無に等しい。
シグレ
→シグレタウンで、ヤグモ博士に保護された少年。ほとんど記憶を失っており、どこの誰かは不明。本人曰く、誰かに手持ちポケモンを奪われたらしいが……?
一方でポケモンに関する知識は豊富であり、バトルも強い優秀なトレーナーである。
- Re: [ポケットモンスター]永久の物語【オリキャラ募集中】 ( No.9 )
- 日時: 2021/12/24 22:54
- 名前: 桜木霊歌 (ID: CrhN1.tR)
こんにちわ!桜木霊歌です!
応募させていただきます!
応募枠 ジムリーダー
名前 キョウカ
性別 女
年齢 19歳
容姿 黒髪黒目の標準的な外見だが、人形のように顔立ちの整っている美少女。ロングヘアーで、結び目にモンスターボールのプレートのついた大きな赤いリボンをつけている。
服装は白いカッターシャツの上に桃色と白の市松模様の着物に赤い袴(ただし刀剣乱舞の安定と清光と同じ行燈袴)を履いており、茶色い編み上げブーツを履いている。
ツムギが彼女を例えるとするなら、『大正時代の女学生』
性格 穏やかで心優しい性格をしており、自然で例えるなら優しい『そよ風』を体現した人物。
冷静沈着かつ落ち着いた一面を見せ、アカツキ団が襲ってくれば、自ら囮となり、一人でポケモンたちと戦う危ういまでの勇気を持つ
備考 ジョウト地方出身で、10年前に舞台となる地方に移住してきたひこうタイプのポケモンを専門とするジムリーダーの少女で、ツムギが一番最初に戦うジムリーダー。
特技は笛であり、たまにジムを抜け出しては近くの森で笛を吹いている所を目撃されたり、いつの間にかポケモンたちが笛の音を聞いて彼女の周りに集まっていることも(それこそ無害なポケモンはもちろん、スピアーなどの危険なポケモンが集まることも・・・;)
野生のポケモン、誰かのポケモン、自分のポケモン関係なくポケモンに懐かれやすく、彼女の周りにはポケモンも人も絶えることはない。
彼女のジムはツムギにとって分かりやすく言えば、日本家屋のような建物であり、ジムトレーナーたちも皆、着物や浴衣、袴などの違いはあれど、和服を着ている。
ジム戦を行う前に、本人が『自分が集中したいのと、チャレンジャーさんたちが下手に緊張しないように』という本人なりの配慮により、日本舞踊の舞台を思わせる場所で笛を一曲演奏した後にジム戦を開始する。
上記の日本舞踊の舞台を思わせる場所がトレーナーたちの戦うバトルフィールドも兼ねている。
バッチは天使の羽を思わせるような一対の羽を模した見た目をしており、名前は『ウィンドバッチ』
関係性 無し。強いて言うとすれば、中々見どころと伸び代のあるトレーナーだと認識しており、きっと遠い内に必ずチャンピオンリーグに行くと思っている。
ポケモン
フワンテ
特性:ねつぼうそう
♀
わるだくみ、かぜおこし、おどろかす、しっぺがえし
ヨルノズク
特性:いろめがね
♂
ゴッドバード、サイコシフト、エアスラッシュ、つつく
キョウカのジョウト地方時代からのパートナーであり、彼女のエースポケモン。
チャレンジャーの多くは『彼女のヨルノズクが強くて苦戦した』と答えるなど、その実力は本物
サンボイ(最低三つ、口調が分かるように)
「あなたはチャレンジャーさんですか?ようこそ、私はこの街でジムリーダーをしているキョウカという者です。以後お見知りおきを」
「ジム戦の前に、一興やらせていただきますね」
「頑張りましたね。これは私に勝利した証、ウィンドバッチです。この思い出を胸に、次のジムも頑張ってくださいね」
何か書き漏れ等があれば教えて下さい!
- Re: [ポケットモンスター]永久の物語【オリキャラ募集中】 ( No.10 )
- 日時: 2021/12/24 22:48
- 名前: 朝霧 ◆UaO7kZlnMA (ID: 66mBmKu6)
>>桜木霊歌さん
オリキャラ投稿ありがとうございます。素敵なオリキャラですが、注意事項の⑦に引っかかるので採用は見送らせて頂きます。フワンテ、ヨルノズク共に本来覚えない技を記入されています。攻略サイト等で確認してください。
また最初のジムリーダーにしては、サイコキネシスやシャドーボール等高威力技を使うのが気になります。ゲームの最初のジムリーダーはそこまで強い技を使っていないと朝霧的には思います。
せっかく投稿して頂いたのに、申し訳ありません。修正や再投稿も受け付けておりますので、遠慮なく仰ってください。
- Re: [ポケットモンスター]永久の物語【オリキャラ募集中】 ( No.11 )
- 日時: 2021/12/24 22:55
- 名前: 桜木霊歌 (ID: CrhN1.tR)
- Re: [ポケットモンスター]永久の物語【オリキャラ募集中】 ( No.13 )
- 日時: 2021/12/27 10:56
- 名前: 朝霧 ◆UaO7kZlnMA (ID: SnEJke3u)
>>オリキャラ募集してくださった皆様
二回連続で注意事項が守られていなかったり、独自解釈で投稿されるキャラの投稿があったので、朝霧の伝え方が悪いと判断しオリキャラの募集は一度中止とさせて頂きます。せっかくご応募頂いたのに、申し訳ありません。注意事項等ルールを再設定してから、また募集できたら……と思います。
>>桜木霊歌さん
わざわざ修正していただいたのに、中止となり申し訳ありません。
>>ベリーさん
中止となり申し訳ありませんが、一応指摘はさせて頂きます。
厳しい指摘になると思いますが、ご容赦下さい。
全体的に注意事項の不備が多いので、気になるところを数点。
まず①のキャラは『共に戦う味方キャラ』であり、親友・ライバルポジではありません。アニポケで言う一話限りのゲストキャラみたいなものです。性格や容姿の欄をもう少し詳しく書いて欲しかったですね。
またキュウコンは注意事項にある通り、使用禁止ポケモンです。それとこの作品はアニポケをイメージしているのです。ゲームのような努力値概念は基本存在しておらず、ゲームで言えば強い個体値のポケモンが旅パに使うようなポケモンに敗北することが往々にしてあるような世界観で……。
もし次回ご応募頂くことがあるような時は、注意事項をよくお読みの上投稿願います。
- ムツキタウン ( No.14 )
- 日時: 2021/12/29 21:00
- 名前: 朝霧 ◆UaO7kZlnMA (ID: 66mBmKu6)
人里を探す決意をしたツムギは、鞄を手にしリオルと共に草むらを通り過ぎた。
道中何度か野生のポケモンに襲われることこそあったが、リオルが上手く戦ってくれた。
しばらく歩くと不意に草むらが開け、坂の下に建物がまばらに見えてきた。どうやら人里についたらしい。感動から、ツムギは思わず声を上げる。
「わ、ピカチュウ見て! 何だかマサラタウン、みたいね?」
長い草むらを抜けると町がある。
ツムギがプレイしたポケモンのゲームにもそんな場所があった。マサラタウンと言う町。ポケモン博士が住んでいて、最初のパートナーをもらう場所だったと記憶している。
最も、リオルはそんなことを知らないのか首を傾げていた。そして、いい加減にしろと言わんばかりに呆れた顔をした。ピカチュウと呼ばれるのが、お気に召さないらしい。
わざとでないとは言え、ツムギはリオルの名を間違えている自覚がある。失礼なことをしている、と改めて反省した。
「ごめんね、ピカチュウじゃないよね。えーっとヒトカゲ? イーブイ? ニャース?」
思いつく限り、ポケモンの名を挙げるがリオルはふるふると首を振る。他にどんなポケモンがいたかとツムギが必死に考え込んだ、その時。
『違う。僕はリオルだよ』
不意にどこからか、若い男の子のような声がした。脳裏に直接話しかけられるような、奇妙な感覚。
「リオル?」
ツムギがオウム返しすると、ようやくリオルは満面の笑顔を浮かべた。このポケモンの名は、リオルと言うらしかった。
「え? リオルなんだ」
こくこくとリオルは頷く。声の主を探し、ツムギはキョロキョロとするが目の前にいるのはリオルだけ。しかしリオルは普通のポケモンのように、鳴き声でツムギとコミュニケーションを取る。人語を話す事はできそうにない。
「……とりあえず、落とし物が先よね」
声が気になったが、ツムギは落とし物を届けることを優先し歩き始めたのだった。