二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.101 )
日時: 2022/04/04 23:50
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第70話「互いの恋人トーク①」

【クリミア国 アイクの家】

トントンっ

「じゃあレイン、行ってくるね!」
「ああ。ゼルダ姫やティナを困らせるようなことは絶対すんじゃねーぞ?」
「もうっ、レインったら心配性なんだから! 少しは私を信頼してもいいのに!!」

怒ってる時より、笑ってる君の方が好きだけどなぁ。
少し前にアイクから連絡を貰い、俺たち4人はこうして再び再会を果たした。
あの人形との戦い以降、あまり会っていなかったからな。
今この場にいるのは、俺とバッツ アイクの3人だ。

カタっ

「……。全くフィーナは、彼女自身でさえも気づいていないなんて!」
「前に言ってた魅力って奴か?」
「ああっ。フィーナは長い間クリスタルの中で眠っていたからな、気が付いた頃には両親がいなかったらしい!」
「魔導実験を無理矢理されたからかも知れないな、今のフィーナから感じる闘気を見ると!」
「そうだな。時々本人じゃない気配がしていたんだよ……」
「………。そうだ、医者のマリオに事情を話せばいつでも変わる事が出来るんじゃないか?」
「あ、その手があったかアイク!!」
「それは、駄目だ!!」
『何でだよ??』
「そんな事をしたら、ルイージだってLと入れ替わる事になるじゃないか!」
『……ッ!!!』

以前俺とフィーナで光の宮殿に行った時、守護を受けたポースと久しぶりに再会したんだ。
その時に俺、迷いもなく聞いて見たんだよ。
フィーナはもう、もう1人のフィーナに切り替わる事はないのかと。

【回想:光の宮殿 最深部】

『残念ですが。今のフィーナさんからは、その能力はなくなっています!』
『じゃあ、やっぱりあの時は本気で……』
『はい。それがヘス側の賢者・魔人フィーナさんのご意志だったんでしょう!!』
『……。ねえポース、また何処かでもう1人の私に会える事って出来ないのかな?』
『それも不可能です。光の意思からもそれは出来ない相談だと言うことです!』
『そっか……』
『ですがフィーナさん、あなたがそのお気持ちを捨てていなければ不可能ではありません!!』
『えっ!?』

そうか、俺がこうしてフィーナと生きる事を決めたようにフィーナにもチャンスがあるんだな。
もう1人のフィーナと会う為なら、仲間を何人か揃える必要があるからな。
マズルカにポネ 後はクロノたちも連れて行くべきだとしたら、またあの光を与えて貰わないと行けなくなるぞ。
俺が餓鬼の頃に少しだけ痛みを感じた、あの頃みたいにな。

②に続きます。感想OKですよ!