二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.102 )
- 日時: 2022/04/05 08:01
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第71話「互いの恋人トーク②」
【クリミア国 アイクの家】
がちゃっ
「ちょっと。僕らまで招かないなんてあんまりじゃないの?」
「クロノ! それにマリオ、ルイージまで!!」
「水臭いね。もし僕だけ招かれなかったってせつなさんに話したら、マジで殺されるよ?」
『うっ……!!』
た……、確かにせつななら本気でやりそうだ。
よく見るとクロノたちだけじゃなく、ダイやポップ 炭治郎 善逸 ヒュンケルも一緒にいた。
まるで此処は、彼氏組がメインかも知れないな。
次に話題を振ったのが、クロノの方だった。
俺たち3人もその出会いから、今に至るまでの道なりが気になっていたからな。
「僕の時はね。時間で旅をしていたんです!」
「時間? 時空を越えるんじゃなくて??」
「うん。その中でも僕は……、
……1度だけラヴォスに殺された事があったんだ!!」
『えっ!!?』
「ち、ちょっと待ってよ! 今目の前にいる君は幽霊なの??」
「違うよ。かつての仲間たちの想いがあったから、僕はこうして戻って来れたんだよ!」
「あの……クロノさん、良ければ聞かせて下さい! 君が経験した頃の記憶を!!」
「……。どうして??」
「いつかパルテナ様が俺たちに言っていたんです。「敵を知る事も、大切ですよ!」と……。それと同じように、俺たちにも君の過去を知る権利があるんだと思います!!」
「………。いいよ、少々長くなると思うけど皆! 僕の話を覚悟して聞いてね?」
『うん(ああ/はい)!!』
ついに始まった、クロノの過去が。
彼が言うにはその日、かつての自分は興奮のし過ぎで眠れなかったらしい。
何とか起床し、生前の母・ジナさんからお祭り用のお小遣いを手にしていた。
300ギルって言うと、時リンクや子リンクの世界で言うと300ルピーになるんだろうな。
「そっか、お祭りの日は寝坊しちゃったんだね……」
「うん。それで毎回ルッカがね、ちゃんと早く起きないとだらしないわよって僕をいつもみたいに叱ってくれるから……」
「だけどその話は、楽しかった思い出なんですよね?」
「そう。その後だったんだ、突然ゲートが開き出したのは!!」
『…………』
ゲートと言うのは、世界の均衡を保つ為に現れた時空間移動の事を言うの。
ルッカが持っていたゲートホルダーで、その時空間移動は安定していたんだ。
そして僕は1人、昔の時代に到着し……あの頃だけ一緒にいた少女を探していたんだ。
やっと再会出来た、そう思ったけど……彼女は再び消えてしまったんだ。
③に続きます。