二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.105 )
日時: 2022/04/07 06:21
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第74話「それぞれの門出①」

【忘らるる都 とわの墓前】

パサッ………

『……………』

久しぶりだな、とわ。
こうしてまた、アンタに報告出来る日が来るなんてよ。
檜佐木さんは今も、アンタの死を受け入れようとしない。
俺も最初は冗談だと思っていたけど、コハルが話してくれたんだ。
アンタがあの闘いで、命を懸けて俺たちを守ってくれた事には感謝しているよ。

サァァァ………

「檜佐木さん………」
「黒崎。本当に………、本当にとわは何処にもいないんだな?」
「ああ。信じられないって気持ちも分かるよ、でも……受け入れて欲しいんだ!!」
「そうだな………」
「おいおいおい。いつまでそんな顔してんだよ、お2人さん!!」
「ポップ……」
「まっ。俺がこんな事言うのは変かも知れないけどよ、俺だって同じぐらい大切な彼女をこれ以上悲しませたくないんだわ!!」
「………。そうだな、そうだよな!!」
「よし、行こうぜ皆!! そろそろレオナの姫さんや他の女性陣があのお店で待ってるんだからよ。このまま痺れを切らせながら待たせる訳にも行かね〜からさ!!」

そうだな、無理言って貰いながら皆は分かっていたよ。
とわの墓前に報告を済ませてから、そっちに行くと約束していたからな。
それに、あの2人の誕生日も控えているんだ。
俺たちがいない誕生日を、開催する訳には行かないよな。

まだまだ続きますので、感想はお待ち下さい。