二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.109 )
日時: 2022/04/09 06:24
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第78話「楽しい誕生日会 後編」

【モブリズの村】

「………」
「ツェザールの言う通りね。何で酷い状態なのよ!」
「ごめんね、こうなるまで隠して置きたくて……」
「………」
「………」
「ちょーーーーっと待って!!!」
『………ッ!!!』

この高い響き、もしかして。
その声がする方向に振り向くと、私たちの背後にいたのは金の髪にツインテールをしている女の子。
彼女の名は、元十六闘星・ファイサリスちゃん。
だけどおかしいわ、どうしてあなたが此処にいるのか不思議なんだけど。

シュンシュンシュン………

「アンタらが滞在するのは!!」
「此処じゃない……でしょ??」
「恋次くん、乱菊さん!!」
「ティナ。今俺たちは世界各地を回って、あの闘いで被害になった村の復旧活動をしているんだ!」
「えっ……?」
「うんうん。シャルロット先輩の命で色んな世界にいる腕利きの仲間を招集したらね、こうして集まってくれたんだ!!」
「そ……、それじゃあ砕蜂さんたちも?」
「ああ!!」
「どうして……?」
「実はねティナ。前からあたしたち、ある方の命令で動いていたのよ!」
「もしかして、パルテナ様?」
「そうだ。だからティナよ、我々がこの村をもっといい村に生まれ変わらせるからお前たちはお前たちの本来の拠点となる場所で英気を養ってくれ!!」
「砕蜂さん……皆。ありがとう! 復旧している頃にまた来ます、今度は他の皆と一緒に!」
「分かった。その時を楽しみにしているぞ!」

現在の隊長や副隊長だけでなく、スターウルフまで復旧活動をしていたなんて正直驚いたわ。
更に背後から大きな音が聞こえて来て、徐々に徐々に私たちの方へと近づいて来る。
あの乗り物は確か、戦艦ハルバードね!
その船の甲板から顔を出しているのは、コハルたちだった!

「話は後よ、皆乗って!!」
「コハルちゃんたち、無事だったのね?」
「うん。本当だったらこのままセブンスヘブンに向かっているところだったんだけど、近くにあなたたちがいるって情報が入ったから迎えに来たんだ!!」
「ほらティナ。今涙を流すのは勿体無いわ、事情は後で聞くから急いで乗車しなさい!!」
「うん。さあマァムちゃん……そして皆、行こう!!」
『ええっ(うん/はい)!!』

今の声は間違いないわ、ピーチ姫の声よ。
彼女たちに招いて貰いながらも、目的地に着くまでの間各自の状況を交換し合ったわ。
ユライシャ号に乗っていた時に聞いていた報告通りね、まさかモブリズがあんな状態になっていたなんて……。
それでファイサリスやフォックスたちは私たちがこれ以上辛い顔をしないように、ずっと前から支援活動を結成していたんだわ。
ありがとう皆、支援活動が終わった時にまた立ち寄らせて貰うわ!!

もう少しだけ続きます、感想はまだです。