二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.110 )
- 日時: 2022/04/09 08:16
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第79話「楽しい誕生日会 準備編」
【戦艦ハルバード 甲板】
「………」
「ピーチさん、どうかしましたか?」
「ふふ。ゼルダこそどうしたの? もしかして、眠れないのかしら?」
「………。そうでもないんです、だけど…落ち着かなくて……」
「そっか……。ゼルダも落ち着きがないのね……」
「えっ!? ピーチさんもですか!!?」
「ええ、私も同じ事を考えていたわ!」
「ピーチさん……」
良かったです、今私が涙を流しているとアイクさんに気付かれてしまったらかなり慌てますよね。
彼と再会するまで、もう少しの辛抱です。
それまで涙は、その時に備えて残して置きましょうか。
「ピーチさん、あの大会の記憶はどの位覚えていますか?」
「沢山かしらね。急にマスターから呼び出されて、いきなりあの森の中にいた時は驚いたもの!」
「はい。あの時は私も別の場所で出番を控えていましたわ!」
「そうよね。急にトワリンのような勇者になって、その剣で森に現れる亜空軍を全て倒してとか急に言われたもの!!」
「………」
ピーチさんの物語が始まる少し前に、私の物語が始まりました。
大きな石像になったポーキーから必死に逃げ続けながらも先へ進み続けると、意外な人物が助けに来てくれました。
初めてだったんです、アイクさん以外の男性と共闘したのは。
ですがポーキーを倒した後、その方は突然現れたワリオさんに寄って攫われてしまいました。
途方に暮れて何もかも失いかけた時、当時グランシェルトの騎士候補だったあの人がいましたの。
【回想:荒廃された動物園】
『て……、敵がこんなにいます!!』
『かなりの数だな、大体500体以上って所か!』
『ど、どうしますか!?』
『……。だからって立ち止まってる暇はないよな! 俺たちと一緒に戦ってくれ、リザードン!!』
今でも覚えています、当時レインさんのパートナーポケモンがリザードンでしたわ。
私たちの知り合いにレッドさんがいましたけど、あの方の時はゼニガメを持っていました。
寂しさを隠すようにしつつも互いの力を合わせながら、あの場所にいたプリムたちを滅する事が出来たんですよ!
【現在:戦艦ハルバード 甲板】
「レインとゼルダ……。初めての共闘だったんじゃないの?」
「ふふっ。そういうピーチさんこそ、ピカチュウと初行動だったんじゃないですか?」
「ま……、まあね!!」
「ふふふっ♪」
「2人共。懐かしい大会トークで盛り上がっている所悪いけど、そろそろ着くってメタナイトさんが言ってたよ!!」
「そうね、そろそろ離陸準備に入るわね!!」
「………。よし、いつもの満面スタイルで行きましょうピーチさん!!」
「ゼルダ……、ええっ!!」
それ以上に嬉しいのは、もうすぐアイクさんに会えるという事。
今頃あの会場では、他の皆さんが最後の仕上げに入っている頃ですわ!
何とか日付が変わった頃に到着しましたが、おかしいです。
もしかして、入れ違いになってしまったんでしょうか!!
もうちょっとだけ続きますので、感想はまだしないで下さい。