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二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.112 )
- 日時: 2022/04/10 00:08
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第81話「繰り返される悪夢」
【天望荘 203号室】
「………」
また、あの悪夢ですわ。
あの後誕生日会は明日に延期になった為、各自明日に備えて早めに休むことになりましたの。
しかし、早めに寝ていてもあの悪夢は出て来てしまいます。
思い出したくもない悪夢が近々、現実になってしまうかも知れません。
コンコンっ
「ゼルダ、大丈夫か?」
「クラウドさん…」
「今アイクは例の奴らをお仕置きしているらしいが、終わり次第来ると言っていたぞ」
「……。あの、夜風に当たりながらこの辺りを歩きたいんです!」
「分かった。ティファに事情話してくるから、もう少しだけ待っていてくれ!」
「はい……」
昔の光景とは、大分違うんですね。
マンションの名前が、天望荘って言うんですか。
お話を聞いた時、今の大家さんであるマーレさんは此処を守っています。
急に大人数で来てしまいましたから、かなり慌てていると思いましたがそんな感じはしませんでしたね。
がちゃっ
「ゼルダ。少し遅れて済まない!」
「アイクさん!? ……? あ……あの、クラウドさんは?」
「本来ならあいつが此処へ来るつもりだったんだが、お店を離れる直前にバレットの奴に捕まってしまったらしくな……明日に備える為の準備をしているそうだ!」
「………」
「それと。バレットから夜の外出の許可は降りたから、此処からは俺と一緒に行こう!」
「アイクさん……。はい、ご一緒に行きますわ!」
いつ以来でしょうか、こうして好きな人と行動出来るようになったのは。
お部屋を出てすぐに階段がある為、まずはアイクさんが先に数段程降って行きます。
すると私に視線を向き、片方の手を差し出して下さいました。
夜道は怖いから、手を繋いで行った方が少しは楽かも知れませんわね。
82話に続きます。感想OKですよ♪
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