二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.115 )
日時: 2022/04/10 22:50
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第83話「楽しい誕生日会と決意 前編」

【セブンスヘブン】

キュッキュッキュッ………

「うん。こんな感じでいいかな♪」
「よし、それじゃあそろそろ開けるぞ!」
「!?待ってくれ」
「どうしたのクラウド、急に声出して!」
「いや……。ゼルダが心配になってな……」
「大丈夫だよ。さっきポップが彼女を呼びに行ったからすぐに来るよ!」

とは言ったものの、肝心のお2人さんが見当たらねーんだよな。
昨日バレットのおっさんに確認して聞いたら、自分が許可を出したからその辺にいると言うけど。
ま、その情報を頼りに近くを探してみますかね!
うん? あっちから声が聞こえるけど、邪魔しちゃ悪ィから様子を見るか!

「……!?」
「どうかしましたの? アイクさん」
「………。それで隠れてるつもりか? ポップ!」
「お、おいアイク! 何で俺が此処にいることが分かったんだよ!!」
「気配を感じてな。殺気じゃないと確信したんだ!」
「要するに、仲間の気配には敏感って訳ですかね?」
「簡単に言えば、そうだな…」

畜生、これでも上手く隠れてたつもりだったんだぞ!
気配を消してまで隠れてたのに、まさかこいつに気付かれるなんて想定外だ。
まぁ、今日くらいは嫌な事を忘れますかね。
とりあえず、何とかしてお店の方に誘導しないと前に進めないぞ。

ぐいっ ぐいっ……

「な、何だよポップ!!」
「話は後だ、着いてこいよお2人さん!!」
「待て、歩きながらでもいいから事情を説明しろ!!」

悪いけどアイク、そういう訳には行かないんだわ。
俺が此処に来たのもさ、本当は主役であるゼルダの姫さんを呼びに来ただけなんだよ!
別に攫うとかそうじゃなく、迎えに来ただけなんだよ。
だがアイクは、俺が上手いことを言って彼女を攫うと勘違いしちまってるけどよ!
この状態でも、同じ事が言えますかねぇ!!

後編に続きます。感想OKですよ♪