二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.117 )
日時: 2022/04/11 21:36
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第85話「加勢と阻止 再び」

【セブンスヘブン 店の中】

「待っていられないわ。やっぱり私も表に出るわ!!」
「そうね。じっと待ってるだけなんて耐えられないもの、私も共に行くわティファ!」
「ええっ。抜け出すなら……、今しかない!!」
「ええっ!!」

もう少し、もう少しという所だったの。
そんな私たちを止めたのは、時リンクとクラウドだった。
表でバレットたちが頑張っているのに、見過ごす訳には行かないじゃないの!
お願いだから、そこを通して!!

がしっ がしっ

「な、何のつもりよヒュンケル!」
「ティファ。じっとしていられない気持ちは俺にもよく分かる、だがこれはポップたちじゃなければ出来ない事なんだ!!」
「だからって黙って見ていろって言うの? そんなの絶対に嫌よ、それだけなら私たちも彼らに加勢して闘うわ!!」
「頭を冷やせ、ピーチ!!」
「………っ!!!」

ヒュンケルからの渾身が、降り注ぐ一瞬だった。
ゆっくり……ゆっくりと相手を見ると、目の前には時リンクがいたの。
彼はきっと、私がピンチだと察してヒュンケルから守ったんだわ。
この静かな怒りを見たのは、久し振りだった。

ぱしっ……

「と……、時リンク……」
「ヒュンケルさん。あなたは一瞬僕の恋人に手を出そうとしましたよね……?」
「そっ……、それはピーチがどうしても行くと我儘を言うから頭を冷やそうとしただけだ!」
「それでも。僕の恋人が傷付く姿を、これ以上見たくないんです!!」
「し……、しかし……「ヒュンケル!!」……?」
「今回ばかりは俺も時リンクと同意見だ。俺も目の前でティファが傷付く姿を見たくない」

時リンクは私の為に動いてくれたけど、クラウドはティファの為に動いてくれたんだわ。
背後にいるゼルダも間に入ろうとしたけど、一部始終を見ていたアイクが首を横に振っている。
バッツは危ないと察しつつ、ティナの両目を塞いでいるわ。
今お店の中で騒ぎが起きたら、折角の楽しい時間じゃなくなってしまうわ。
ありがとう時リンク、あなたのお陰で助かったわ。

86話に続きます。

はい。いつものように感想OKですよ♪