二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.124 )
- 日時: 2022/04/15 08:03
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
※この回限りのロクティナ要素が出ていますので、ご了承下さい。
最終話「お互いの思い出の時間」
【コーリンゲンの村】
「あら。エアリスさんにバッツさん、ご無沙汰してます!!」
「パルテナ様、それにナチュレさんまで!」
「……。まあ、そこがエアリスらしいから今回は特別に大目に見てやろうかのう!」
「えへへっ、ありがとうございます♪」
ピットやブラピから聞いていた通り、此処はロックさんの故郷なんですね。
まあ、ご本人がいないからと言ってあまり短縮したら怒られてしまいますけど。
他でもないお2人からの報告があって、こうして光の女神としてではなく……あなたたちの仲間としてこの地上界に来ました。
「……? 時にバッツよ、肝心な時にティナとロックが見当たらないのじゃが。あの2人はどうしたのじゃ?」
「ああ。俺とエアリスで話し合って許可したんだ、最後くらい……思い出とか語り合わせた方がいいからさ!」
「成程のう。確かにそなたらの意思を尊重しない連中ではないのう!!」
「………。そうだな……」
「バッツさん!」
「はい!」
「私がこんな事を言うのも変かも知れませんが。私とナチュレの知り合い内にも、未だにとわさんの死を受け入れようとしない仲間たちが沢山します!!」
「……。あの、パルテナ様!」
「何でしょう?」
「それは私だけでなく。こちらにいるエアリスもその件に関しては存じています!」
「はい。受け入れるか受け入れないかは、彼ら自身の選択ですから!!」
「何とっ!! まさかそなたらの方から想定外の返事が来るとはのう!」
確かにね、中でも意外なのはバッツかな。
普段わたしやロックたちといる時の彼は、『俺』を使っているんだけど。
こう言う目上の上に対しては、「私」になるんだね。
他にも目上の人って言えば、エドガーやビルス様辺りかな。
バッツの事だから、きっとエドガーやビルス様の前でもパルテナ様のように態度を改めるとおねーさんは思うなぁ。
【アルブルクの町】
「………。やっぱり、悪いことしちゃったかも知れないな」
「えっ……?」
「でも。エアリスは分かってくれたよ、こんな時だからこそティナとお話出来ないなら後悔しない思い出を作らなきゃって!!」
「私も同じだわ。バッツに前もって相談したら、中々ないチャンスだから行って来なよって!!」
何だか、似た物同士だよなぁ俺たちは。
こうして思い出の街を見渡すのも、今日が最後になるなんて思いもしなかったよ。
それでもエアリスやバッツは、俺たち2人の気持ちを尊重してくれた。
懐かしい匂いを限界まで吸った後、前もって予約しておいたこの街の宿屋に向かう。
明日には俺たちはお互いに旅立たないと行けないから、それはそれで寂しくなって来るよ。
エピローグに続きます。