二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.125 )
日時: 2022/04/15 21:09
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

エピローグ「あれから、数日後」

【グランシェルト レインとフィーナの新居】

パクパクパク………

「ん〜♪ やっぱフィーナの作る料理は最高だね!!」
「うんうん。これなら、ボクも教わりたい気分だよ!!」
「クロノが?! つまりそれって、ルッカの為に習うって事だよね??」
「馬鹿!! ファイサリスの馬鹿馬鹿、それを先に君が言ったら駄目じゃないか!!(恥+怒)」
「あははっ。何も照れる事ないよ、クロノ♪」
「もうっ!!💢💢💢💢💢」

ふふっ、何だかんだ言って2人は仲良しだね。
ファイサリスは私の力を見ても、何にも感じていなかった様子だった。
それは、あの頃から全く変わっていない。
……此処の所、私は滅多に動く事が出来なくなってしまった。
前にレインと病院に行ったら、私の中に赤ちゃんがいると言う事実が判明したの!

ばてっ……

「あ〜。駄目だよフィーナ、無理に動いたら体に悪いよ?」
「えへへ……。大丈夫だから、私………」
「だ〜め!! それはやせ我慢って言うんだよ、だから彼はボクに言ってくれたんだよ。「時々フィーナが無茶をする事があるから、ファイサリスと一緒に支えになってやってくれ!」ってね!!」
「……。レインが私の為に……」
「そうだよ! あっ、城下町の方に行って何か足りない食材があったら買って来るよ!!」
「待ってクロノ。実は此処にね、レインが書き記してくれたメモがあるんだ! 迷ったら、このメモを頼りに食材や調味料の買い足しをお願いします!!」
「うん。………そこにいるのは分かってますよ、グランシェルトの城下町に行きますよシュルクさん。ルキナさん!!」
「はい、勿論です!!」
「は〜。まさかクロノに見つかってしまうなんて、全然穏やかじゃないですね〜!!」
「ほらシュルクさん、あまり遅くなるとクロノさんに置いていかれますよ?」
「Σヤバいね! ま、待ってよクロノ。僕たちを置いて行かないでよ〜〜〜!!!」

不思議な人だなぁ、クロノって。
どうしてルキナたちが此処にいるって、彼は感じ取ったんだろう。
あるいは、前にルキナが英雄王という肩書きを持つマルスに成りすまして戦っていたからかな。
……。もっと知りたいな、何故マルスと言う偽名を使ってまで戦っていたのか等沢山聞きたい!!

【聖地ラムダ 静寂の森 ベロニカの墓前】

パサッ………

『……………』

ベロニカ、こうしてお前の前に来るのは久し振りだな。
あの呪われた人形との闘いの前に、俺やレオナの姫さんに光の加護を託してくれただろ。
そのお陰で俺たち、こうして生還出来たんだぜ。
……1人の仲間の犠牲とか色々あったけどよ。俺たち……、またこの場所から再スタートするよ。
いつかお前たち2人を生き返らせるからさ、その時まで待っててくれ!!

「お前たち。こんな所にいたのか!!」
「コラールにマズルカ、どうして此処が分かったんだ?」
「ある一国の優秀な将軍からお前やポップたちがこの森にいると、親切に教えてくれたんだ!」
「リーダーはそう言うけどね。レイン、アンタが此処にいる事はシルビアって人から聞いのよ!!」
「………。そうだったのか……」
『…………』
「………。あの人は……、グレイグのおっさんはどうしてる?」
「今はマルティナ女王の側近として、彼女と共に色んな世界を旅して回っているそうだ!」
「そうか……。じゃあ、デルカダール王はもう……」
「ポップくん。それは仕方ないわ、その人はもう………これ以上長くは生きられなかったから仕方がないんだわ」
「だろうな。あの王様の葬儀もきっと、そこにいる関係者だけでやったんだろうよ!!」
「はあ? 何寝ぼけた事言ってんのよポップ、その王様を最期まで見守っていたのは他でもないマルティナ姫たちなのよ!? それに私やラスウェルたちだって、ちゃんとその人をきちんとお見送りして来たんだから!!💢💢💢💢💢」
「おっ……おう。悪ィ、マズルカ!!」
「それと。そのグレイグ将軍から、葬儀用に使用したこの花を彼女の墓前にって私たちに託してくれたんだから!!」
「ありがとう。これならきっと、ベロニカは喜ぶわ!!」
「そうね。それに里の外にユライシャ号を止めてあるから、行きましょう!」
「えっ……、何処に行くんだよ!!」
「はぁ〜。ほんっとポップったら馬鹿ね、決まってるじゃないの! アンタたち3人をそれぞれの待つ場所に送って行くんだから!!」
「そうだな。あの人形との闘い以降、あまりのんびりしていなかったからな! 今はゆっくりと体を休めた方がいいだろう」
「そうね。それに私の大切な友人でもあるフィーナの事も心配だし、あの2人じゃ手に負えないから私も助けてあげなきゃ行けないもの!!」

フィーナって確か、少し前にゴールインしたレインの奥さんなんだよな。
あれから暫く経ったって事は、2人はもうすぐ親父とお袋になるって事かよ!!
ま………、まままままままマジかよ!!
俺たちだってやっとの想いでゴールインしたばっかなのに、こいつらの方が先輩かよ!!
まっ。これも何かの縁みてーだからよ、 折角の仲間からのご好意に合わせて俺たちも色んな場所を見て回りますか!!

エピローグ 完結。

はい、無事にエピローグを更新しました。
しかし作者としても、描いてる内に「えっ!? 意外な展開!!」と何度も思いました。
明日にはこのスレッドを閉じて、新しいスレッドを立ち上げようと思います。
まだ「感想を描いてないよ」と言う方がいましたら、今日中にお願いしますね!!