二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.96 )
- 日時: 2022/04/02 08:16
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第66話「各地の復旧作業」
【FF7の世界 ニブルヘイム ティファの家】
ガチャっ
「クラウド。もうすぐ2人の両親の命日だったな、翡翠からこの造花を持っていけと言われたから持って来たぞ!」
「済まないせつな、助かった!」
「水臭いことを言うな、私たちは仲間じゃないか! これ位の任務なら容易い御用さ!」
「ああ、そうだな!!」
此処が、クラウドたちの故郷なんだな。
宿屋の他にも民家やよろず屋、そして2人の家もある。
確かフィーナはクリスタルとして目覚めたから、自分の故郷はないと言っていたな。
既にもろはにはそう伝えたから、大丈夫だと思うぞ。
落ち着いたら私も、他の皆に会いに行くとしようか!
【王国歴1000年 ガルディア城 王の間】
バンっ
「一体どういうつもり? 各地の農作物がこれだけしかないってどう言うことよ!💢」
「申し訳ありませんセリスディア王妃様。しかし、クレティアやダラルから送られる農作物内が全て駄目になったと!」
「全く……。ほむら、さやか! 至急クレティアとダラルに赴き安全な農作物があるか調べてきなさい!」
「はい、すぐにでも支度をして参ります!」
「さやか。ほむらをしっかりサポートして上げてね!」
「勿論です、王妃様!」
あの呪われた人形との死闘後、マールから直々に私とルイージをこの国に迎え入れてくれたの。
引き受ける代わりに、私は彼女にある条件を出したわ。
その条件が、私を実の娘の様に育ててくれた彼のお世話をする事。
本来の世界以外に旅した事がないあの子にとっては、いい機会だと思ったのよ。
落ち着いたら、会いに行きたいわね。
コトっ
「ルイージ……」
「セリスさんは凄いなぁ。王妃様としての責務を全うするなんてね……」
「ふふっ。この国の王妃は強しって事を城の兵士たちに教えて上げたかったのよ!」
「ねえ。責務が一段落したら、他のとこも見て回ろうか?」
「そうね……、でも私たちはそう簡単に外出は出来ないわ!」
「お話は聞かせて頂きました。羽根伸ばしがてら私が王妃様たちの代わりに各地を訪問致しましょう!」
「で……、でもハドラー……」
「ご心配には及びません王妃様。この元魔軍司令ハドラー、王妃様たちのお力になる為に見参致しました!!」
「君がそこまで言うならいいよ、近くに若い夫妻もいるから彼らも同行して上げてね!」
「はっ!!」
ルイージ王の言う、若い夫妻と言うとトルース街に住んでいると言うあいつらの事だな。
かつて未来を救った経験を持つ2人の勇者と魔法使い。
その勇者は本来の故郷にいるクラウドの、実の弟的に存在するツンツンとした赤い髪が特徴の少年だ。
そして魔法使いとは、メカを長年研究し続ける才色兼備の異名を持つ紫の髪形が特徴の少女。
確かにあの2人ならば、俺の良きバックアップになりそうだ。
67話に続きます。