二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々 ( No.99 )
日時: 2022/04/03 21:46
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第68話「楽しいお花見 中編」

【ラピスの世界 グランシェルト レインとフィーナの新居】

コトっ

「今頃みんな、お花見楽しんでいるかなぁ?」
「多分な。でもさ、フィーナ!」
「何?」
「本当に良かったのか? 折角ポップやまどかたちに会える絶好のチャンスだったんだぞ!」
「………」
「どうかしたのか?」
「うん……。本当は凄く行きたかった……、でもね! いくら時間が過ぎてもあの光景は忘れちゃいけない気がするから……」
「……。それもそうだな……」

例え、まどかやせつなたちと楽しくお花見をした所で仲間を失った辛さは変わらない。
アルドールで王としての責務に追われていた時、ジャイワールから来た若き王がやって来た。
あいつは俺の代わりに、溜めている責務を引き受けると言ってくれたんだ。
祖国はいいのかと尋ねた時、幼馴染や色んな奴らが警備を強化しているから心配は無用と言ってたっけ!

コンコンコンっ

「失礼します。レイン隊長たちにフィガロから来たお客様がお見えですが、いかが致しましょう?」
「大丈夫。俺たちの知り合いだから、中に入れてやってくれ!」
「分かりました!」

たまには、隊長って呼ばれるのもいいな。
ラスウェルはその分、体調があまり良くないグランシェルト王に付きっきりだからそれ所じゃないみたいだ。
兵士に許可を出すと、そこに来たのはピンクのマントを着ている金髪の女の子。
もう1人は、ニコルとは違った雰囲気をしている茶色のショートヘアの青年。

「久しぶりだな、2人に会うのはあの時以来か!」
「ああ。アルドールの王様が此処にいるなんて珍しいな!」
「フィーナが心配になってさ。王の責務所じゃないよ!!」
「じ、じゃあ2人は結婚したの?」
「ああっ。俺が帰って来て早々シャルロットの奴が俺とフィーナのためにサプライズを開いてくれてさ、こうしてゴールインしたって事だ!!」
「全く……。とかなんとか言って、奥さんが可愛くて仕方ねぇんじゃないか?」
「う……、煩ぇ!!////////」
「ふふっ、照れてる照れてる〜♪」

畜生、本当ならバッツを一発ぶん殴る所だけど。
俺の大切な恋人であるフィーナの前で、カッコ悪い姿を本人の前で見せる訳には行かないよな。
仕方ない、今回はティナに免じて特別に見逃してやるか!
そうだ、俺たちも彼らのとこに行けないと言う返事を伝書鳩に届けて貰おうかな!
多分だけど、主人あるじが不在と知ったらパートナーであるピカチュウは静かに泣き出すだろうなぁ。

後編に続きます。