二次創作小説(新・総合)
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.111 )
- 日時: 2022/04/11 07:06
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【依頼9】
【シネマ・ヴィラン・ストーリーテラー・バラード】
レザード
「うおーーーー!!」
七夜
「なんだ?レザードが盛り上がってるなんて珍しいな」
レザード
「見ろよこれ!」
レザードは雑誌に載っている一面を見せる
七夜
「……宇宙侵略者V?新作映画の一面か」
レザード
「ただの映画じゃねぇんだぞ!!」
レザード
「SF映画を作らせたら右に出るものは居ないトミロン監督と名脚本サエハラのコンビが作った超大作!宇宙侵略者シリーズの最新作!!」
レザード
「既に50憶も利益を出してんだぞ!?」
七夜
「50億!?」
レザード
「いいよなー!!俺もこんな仕事ほっぽいて見に行きてぇよ!トミロン監督の新作!!」
七夜
「おう……つーかお前映画好きだったのか」
レオン
「変な個性付けやがって」
レザード
「うるせぇー!あー見に行きてぇなー!誰かと行きてぇなー!」
ベロー
「勝手に見に行ったらどうなんだ?1人で」
ベロー
「なぁ?所長?」
魔トリョーシカ
「……………」
魔トリョーシカ
「ねぇグリム……なんかキミの弟子ボクに対して冷たいよ」
グリム
「気にするな、最近は私にも結構辛辣だ」
ベロー
「1人芝居してまでお強請りなんかしないでくれよいい歳した大人が……」
魔トリョーシカ
「………最年少に言われると刺さるなぁ、悲しい」
魔トリョーシカ
「でもなんか………ショコラも割とこんな感じだった気がするなぁ」
ガラガラ
「すみません」
魔トリョーシカ
「あ、依頼かな?」
レザード
「!!!!」
魔トリョーシカ
「おっと」
……………
レザードはレオン達によって抑え込まれながらその姿を見ていた
キョウヘイ
「その、ここならなんでも依頼を引き受けてくれるとか」
魔トリョーシカ
「うん、どんなものでもどうぞ………後ろがゴタゴタしてるけどなんかごめんね」
七夜
「突然興奮してどうしたんだよトカゲ」
レザード
「そ、そ、そいつ………キョウヘイか!!?」
レザード
「レジェンドに並ぶ活躍を見せている名俳優のキョウヘイじゃねーかっ!!!」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.112 )
- 日時: 2022/04/11 07:09
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
魔トリョーシカ
「ふぅん、ポケウッド俳優ね」
七夜
「なんだよそのポケウッドって」
Mr.ショータイム
「………」ボソボソ
チドリ
「ポケモントレーナーを兼用する俳優で、ポケモンを使用した映画撮影等を行う人物」
チドリ
「また相棒ポケモンもまとめてポケウッド俳優と呼ばれるだそうです」
七夜
「なんかお前ら、Wikipediaみたいになってきたな………」
レオン
「要はその中の大スターって訳か」
キョウヘイ
「い、いやそんな……まだ他の面々に比べたら新人だよ」
レザード
「んな事ねー!!俺はお前の映画も好きだぞ!!」
ベロー
(………人形に意志はないんだよな?)
魔トリョーシカ
(さあ?どうかな?)
………
キョウヘイ
「その……脚本作りって頼めます?」
猿渡
「へぇ、脚本?」
カーム
「それってよ………もしかしなくても」
キョウヘイ
「はい、映画の」
レオン
「マッッジかよ………」
魔トリョーシカ
「そりゃ依頼なら構わないけど、ボクらでいいの?」
魔トリョーシカ
「大スターのキミなら監督なり脚本家なりに頼むことは出来るでしょ?」
キョウヘイ
「……貴方達が『悪役』だからです」
魔トリョーシカ
「ん?」
キョウヘイ
「……『フルメタルコップ』って映画を知ってますか?」
ユージン
「………」チラッ
レザード
「知ってる!!」バーン
レザード
「イッシュのレジェンド俳優ハチクと共演したアクション警察映画!」
キョウヘイ
「僕、脚本貰った時はいつも主役やらせてもらったんですけど……その時は悪役だったんです」
キョウヘイ
「悪の怪盗ニューラニンジャになって秘密警察フルメタルコップと戦い、最後には負ける」
キョウヘイ
「その時感じたんです……なんだろう」
キョウヘイ
「悪役をするのって、なんか主人公をやるより楽しいなって」
キョウヘイ
「まぁ、あくまでフィクションの中だけで実際に悪いことはしちゃダメなのは分かってますけど」
キョウヘイ
「また悪役をやりたい、映画の中でワルになって暴れ回って、その上で最終的には負けたい!!」
キョウヘイ
「だから………『悪役』に頼みたいんです」
魔トリョーシカ
「フフ」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.113 )
- 日時: 2022/04/11 07:12
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
……
ベロー
「悪役になりたいか……よく分かんないな」
ベロー
「俺だったらなれるなら普通にヒーローになるけどなぁ」
レオン
「それはお前がガキだからだよ」
猿渡
「ガキからさらに上のちょっとガキになるとワルに憧れるんだよ坊主」
犬塚
「まぁガチのヤツになったら笑えねぇけどな」
ベロー
「まぁ何にせよ、まだ気持ち悪さが残ってるから外に出なくていいのは有難いかな」
ユージン
「っかし、脚本作るにしてもどうするよ?」
ネズミの神さま
「何書けばいいのかしら……ジャンルとか」
キョウヘイ
「あ、ジャンルはなんでもいいですよ」
キョウヘイ
「特撮にSF、ヒーロー物に恋愛ものやコメディ、ホラーにファンタジーと大体やりましたし」
キョウヘイ
「ポケモン以外の道具や人物でもセットやスーツアクターなんかで上手く落とし込めるので自由にやってくれていいですよ」
七夜
「そうは言ってもなぁ………自由にやってと言われると逆に悩むんだよな」
スターアベネス
「Minecraftを買って色々MODを導入してわも家をちょっと作っただけで満足するようなアレに近いな」
ベロー
「…………」
ベロー
「なぁキョウヘイさん、メタフィクション……っていうやつっていけるかな?」
キョウヘイ
「メタフィクション?実はこの世界はゲームだったんだよみたいなアレ?」
キョウヘイ
「そういえば夢オチはあってもそれはやったことないなぁ……」
七夜
「いやいやいやいやいや!!!」
レザード
「考え直せベロー!!メタフィクションは危険なんだ!!」
ベロー
「え!?どうしてだ!?」
レザード
「メタフィクションはちょっと加減を間違えると非難轟々になる位扱いが難しいネタだ!!」
レザード
「リアルワールドでも某RPGの映画かと思ったらゲームって事が明かされて『大人になれ』と言った悪役で大炎上した事例がある!!」
ベロー
「え!じゃあ物語の出来事は全て上位の存在が楽しむために1つの本に記したことで、それを書き換えて仕立てあげられた主人公と物語を破壊したい悪役ってネタ危険なのか!?」
グリム
「待て、まるで見てきたようにそれをベラベラ話すな」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.114 )
- 日時: 2022/04/11 07:15
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ユージン
「メタフィクションをやるにしても設定が大変だ、こいつの言う通り扱いもムズい」
ヒルデ
「ファンタジーと言ってもメルヘン系なんですよね?なら勇者と魔王の物語は?」
キョウヘイ
「ああ……僕もそれは考えたんですけど勇者の方が似合うって言われたので」
Sonic.exe
「確かに、悪役をやるにはまだ子供だ」
Sonic.exe
「メイクや衣装にも限界があるからな」
魔トリョーシカ
「うーーん………悪役ってコワモテじゃないとダメなの?」
レオン
「映画ならまず見た目の印象が大事だろ」
魔トリョーシカ
「と、こういう時に頼れるのが悪のカリスマと正義のヒーローだね」
マルス
「フム……悪役か」
Mr.ショータイム
「………!」
マルス
「企業の機密情報を盗むスパイアクション物はどうかね?」
チドリ
「正義のヒーローの裏の顔が極悪非道というネタを求めているようです」
スターアベネス
「逆だろ!!なんつーかお互い!!逆だろ!!」
レザード
「ていうかネタもそうだけどよ、まだ他の問題がある」
レザード
「ポケモンだよポケモン、ポケウッドは『ポケモンバトルを映画にしたもの』なんだぞ」
魔トリョーシカ
「じゃあ使うポケモンまで考えないといけないのか………」
キョウヘイ
「ポケモンも撮影会社とかに頼めば大体は用意出来ると思います」
スターアベネス
「すげぇなポケウッド界隈」
ベロー
「そのポケモンっていうのはよく分からないけど……ポケモンのイメージから決めるのはどうだ?」
魔トリョーシカ
「ポケモンから映画を決めるわけね」
………
ベロー
「というか俺はそのポケモンという魔物を知らないけど、悪そうなやつなんているのか?」
Sonic.exe
「まずポケモンには10を超えるタイプ、型が存在する」
キョウヘイ
「うん、炎タイプとか水タイプとか電気タイプとか、僕は個人的には地面タイプのポケモンが好きかな」
ベロー
「ああなるほど、炎とか電気が得意なやつって感じなのね」
Sonic.exe
「その中に『悪タイプ』というやつがいる」
ベロー
「なんでそんなピンポイントな奴がいるの?」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.115 )
- 日時: 2022/04/11 07:18
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ベロー
「なんだよ悪タイプって!?悪いことするのか!?」
グリム
「駆除対象か?」(ガタッ
Sonic.exe
「いや、なんかよく分からんが悪そうだから悪タイプだ」
ベロー
「??????????」【ベローは思考放棄した】
グリム
「………」【グリムは危険なら殺せばいいかと思った】
キョウヘイ
「あっ、悪タイプで思い出したんですけど」
キョウヘイ
「ガラルっていう別地方であくタイプのジグザグマが発見されたそうで、ちょっと興味あるかもです」
スターアベネス
「そういやそんなのあったな」
レオン
「じゃ主演はコイツでいいか?」
七夜
「進化後のマッスグマも悪ならそれでいいだろ」
Sonic.exe
「ちなみにこれがガラルのマッスグマだ、ここから進化もするらしいぞ」
キョウヘイ
「へーこんな感じなんだ」
七夜
「おー黒くてパンクだな」
七夜
「ならギャング系の映画はどうだ?ほら、若めのボスみたいな」
Sonic.exe
「ギャングのボスにしては若すぎないか?」
レオン
「いやそれがな………パッショーネってギャングの新たなボスがたったの15歳らしくて」
ネズミの神さま
「真実は小説より奇なりが多いのが時空よね……」
猿渡
「そんで他のギャング共をぶっ倒して裏社会を支配する!」
ベロー
「でも悪役をやりたいわけだろ?それじゃ主人公みたいじゃないか」
スターアベネス
「ダークヒーローもヴィランも対して変わんねーよ」
レザード
「変わるわ!!」
七夜
「ちょっとこいつ黙らせるか」
………
ベロー
「でもギャングってポケモンバトルで解決するのか?」
スターアベネス
「少なくともキョウヘイの世界じゃそうなんだよ」
グリム
「狩人の世界にもポケモンが居たら間違いなく利用するというわけか」
スターアベネス
「そう」
グリム
「そうか」
この時ベローはなんかすごい嫌な予感がしたが忘れることにした。
レオン
「とりあえず大筋はまとまったな」
魔トリョーシカ
「依頼人の目指してるものとはちょっと逸れちゃったけどね」
キョウヘイ
「いいですよいいですよ悪人っぽくなれるなら」
レザード
「名俳優の器がデカい」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.116 )
- 日時: 2022/04/11 07:20
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
魔トリョーシカ
「映画タイトルはどうしようか?」
七夜
「向こうの悪タイプのジムリーダーはバンドみたいなのしてるそうだぜ」
レオン
「バッド・ギャング・ビートってのはどうだ?」
キョウヘイ
「いいね!裏のギャング達の戦いみたいな?」
七夜
「すると相手もギャングだな、何使わせる?」
Sonic.exe
「グラエナでいいだろ」
七夜
「よしグラエナ決定」
キョウヘイ
「ガラルマッスグマとグラエナ………」
キョウヘイ
「あとレベルと性別と技と持たせる道具と性格と努力値決めないと」
レオン
「そこまで決めんの!?」
キョウヘイ
「あ、はい……映画によっては使う技とかタイプとかまで重要になってくるので」
サビィ
「こういう面倒臭い作業は!!」
猿渡
「キスキルリィラに丸投げ!!」
ベロー
「あっそういえばお前ら居たね!?」
魔トリョーシカ
「元が元だけにガチで使い所ないんだよねこの2人」
…………
リイラ
「終わった」
魔トリョーシカ
「サンキュー」
…………
レオン
「で、大まかな展開どうするよ」
魔トリョーシカ
「バトルに関しては自然な流れでいいけど」
スターアベネス
「じゃあドンパチやらせとけばいいだろ」
グリム
「銃は使わないのか?」
レオン
「ポケモンいるのにか?」
グリム
「ポケモンは銃より強いのか?」
魔トリョーシカ
「強いよ」
グリム
「よし」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜同時上映〜
赤ずきんちゃんVSルガルガン
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カーム
「誰かあのバカ止めろぉぉおおおおおお!!!!」
ベロー
「勝手に戦え」
Sonic.exe
「なんか扱いが春巻VS○○みたいになってきたな」
魔トリョーシカ
「もしかして狩人ってあんなのばかりなの?」
ベロー
「風評被害やめて」
キョウヘイ
「一応セットとか使えば似たようなことは出来なくありませんよ!」
魔トリョーシカ
「キミもなんでちょっと乗り気なの?ゴジラ&ハム太郎並みの狂った同時上映だよ?」
キョウヘイ
「この同時上映通しましょう!!」
ベロー
「グリムウウウウウウ!!!!」
Mr.ショータイム
(私も似たようなことを言っとけば良かったなという顔)
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.117 )
- 日時: 2022/04/11 07:23
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ベロー
「ああもういいや!後はどうするの!?」
キョウヘイ
「なんカットぐらいがいいですかね?」
魔トリョーシカ
「最大8カットぐらいでいいんじゃない?」
キョウヘイ
「最大8カット……よし」
Sonic.exe
「改めてどんな話にするかだが………やはり利益とかを巡って他のギャングと戦う感じがいい」
魔トリョーシカ
「こっちがあくタイプのマッスグマ、向こうがグラエナって感じだね」
キョウヘイ
「………よし、話の流れは軽く決まった!」
魔トリョーシカ
「あと主人公、主人公はボスの息子」
サビィ
「父が突然殺されてギャングの道を歩み、父以上のボスへ成り上がっていく!」
Mr.ショータイム
「………」
チドリ
「相手側はスキンヘッド、それ以外認めないだそうです」
キョウヘイ
「なるほど!これは悪くないかもしれません!」
魔トリョーシカ
「そして細かい所はキスキルリィラよろしく!!!」
キスキル
「しね!!!!!」
…………………
こうして、話題を出したり口論になったりグリムがルガルガンとたたかったり 血反吐を吐いたり
なんやかんやあった末に『バッド・ギャング・ビート』の脚本が完成した!!
魔トリョーシカ
「やったあああああ!!」
七夜
「出来たぞおおおおおお!!!」
レザード
「サイン!!サイン頂戴!!」
レオン
「馬鹿!!これからこれを仕事に使うんだよ!!」
レザード
「あっそうだった!!」
ベロー
「………」
Sonic.exe
「おい少年、大丈夫か」
ベロー
「本当にコレ話にするの……?なんで俺に書かせたの………?」
七夜
「だってグリムのこと1番知ってるのお前だし」
ベロー
「この部分の真実の書破り捨てたい………」
キョウヘイ
「ありがとうございます!」
………
そしてキョウヘイはバッド・ギャング・ビート(ともう1つ)を持ち帰っていった
ベロー
「ところで報酬は?」
魔トリョーシカ
「あっ!」
Sonic.exe
「野郎まさかほっぽいて………ん?」
キョウヘイの椅子にモンスターボールと手紙が置いてあった。
【報酬として、厳選余りですがポケモンを送ります!キョウヘイ】
魔トリョーシカ
「…………えーーーー、そりゃ報酬もなんでもいいけどさぁ」
スターアベネス
「あのポケモントレーナー、ちょっと危ねぇな」
【依頼9】
【complete】