二次創作小説(新・総合)
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.120 )
- 日時: 2022/04/16 08:48
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【依頼10】
『ディスペクトル・バーサスアップ・マガイモノ・ブレークダウン』
魔トリョーシカ
「お、見てこの1面………人気ホテルで大量殺人」
魔トリョーシカ
「瞬く間に倒壊寸前だそうだ」
七夜
「えっぐいな………こりゃFはするな」
ベロー
「Fって………犯罪者のランクか?これだけやってFは低すぎると思うが」
グリム
「時空犯罪者のランクは最低がZもある、CかDにもなると街を滅ぼしたレベルまで行く」
ベロー
「………じゃあ、1番上は?」
グリム
「唯一A級時空犯罪者扱いとされた男が存在していた、今は免除されたがな」
グリム
「それが私の末弟だ」
ベロー
「たくっちスノーが!?」
Sonic.exe
「ホテル襲撃はどんな奴だ?」
魔トリョーシカ
「………キャラクターの成底内のような生物、マガイモノメイカーの線が強い、か」
魔トリョーシカ
「今の時代にアーキタイプのマガイモノ?もしくは………」
「ディスペクターだ」
と、話をしていると扉から依頼人が座っていた
魔トリョーシカ
「あ、依頼?」
「ちょうど今新聞で見ているホテル壊滅事件について依頼したい」
…………
魔トリョーシカ
「改めて、祷大地さん?」
大地
「今回の事件を引き起こしたのは『ディスペクター』という怪物だ」
ベロー
「ディスペクター……?マガイモノとは違うのか?」
グリム
「私もディスペクターという名は聞いたことがないな」
レオン
「確かだいぶ前に逃走中で見たことがあったような………?」
※MM逃走中 ナントカ三術将編参照
Sonic.exe
「たくっちスノー曰くリアルワールドでもディスペクターが発見されたのはつい最近らしい」
Sonic.exe
「何だかんだアイツもリアルで2017年ぐらいから居るからな、今更アーキタイプのマガイモノの真似事なんてと馬鹿にしていたよ」
たくっちスノー
『切札ジョーより先輩だぜ』
魔トリョーシカ
「でも実際は馬鹿に出来ないくらい強いわけだね?」
大地
「そういう事だ」
魔トリョーシカ
「よし、引き受けよう」
魔トリョーシカ
「マガイモノメイカーの端くれとしてボクも興味がある」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.121 )
- 日時: 2022/04/16 08:51
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
大地
「時空においてディスペクターの割合は人間と比べて世の中に約0.2%ぐらいと言われている」
グリム
「滅茶苦茶いるな」
ベロー
「1つの世界と想定しても軽く数十万はいるよな」
ネズミの神さま
「吸血鬼か何か?」
魔トリョーシカ
「まぁマガイモノなんかはたくっちスノーの兄弟たちだけで一京(10000000000000000)は居るからね」
大地
「それを作っているのは『アウトロー』という組織」
スターアベネス
「単純に考えて悪の組織というやつか?」
大地
「まぁそんな所だ」
Sonic.exe
「任せろ、俺なら2秒で潰せる」
MX
「yahhuuuuu!!!」
魔トリョーシカ
「やめときなってそういうの、要はホテルにいるディスペクターをまとめて叩き潰せば………」
と、魔トリョーシカが外に出ようとした時……
魔トリョーシカ
「うわ………」
ボーマン
「ごきげんよう、りりすた革命団」
ボーマン
「少し小耳に挟んだが、その話についてだ」
大地
「………そいつは?」
魔トリョーシカ
「元祖革命団、その長ボーマン………時空三大犯罪者の1人で」
魔トリョーシカ
「ボク達から見たアウトロー………って所かな?」
大地
「なるほど」グッ!
ボーマン
「こんな所で応戦する気は無い」
……
ベロー
「……革命団?」
七夜
「元々魔トリョーシカは『りりすた革命団』に所属している」
七夜
「りりすたってのはバッドエンドをねじ曲げてなんとしてでも幸福を掴みとる、そんな奴らだ」
七夜
「対して元祖革命団はマガイモノとAIの力で……ディストピアのように手段を選ばず平和を実現させようとしている」
ボーマン
「………説明したのも今や昔か」
魔トリョーシカ
「元々はボーマンが革命団を名乗っていた……だから『元祖革命団』というわけさ」
Sonic.exe
「そして、元祖革命団のメンバーは全員が『マガイモノメイカー』だ」
ボーマン
「ディスペクター、そしてマガイモノ……似て異なるが、故に興味深い」
ボーマン
「調べていたところを君の話が聞こえたと言うわけだ」
大地
「………コイツは、信用できるのか?」
魔トリョーシカ
「分からない………だが、強力な事は確かだが、厄介でもある。」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.122 )
- 日時: 2022/04/16 08:53
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
魔トリョーシカ
「まさかとは思うが、ついてくるんじゃないだろうね?」
ボーマン
「逆に聞くが、この場合ついていく以外の行動は何かあるのか?」
魔トリョーシカ
「君一人で?」
ボーマン
「そうだ」
魔トリョーシカ
「うーん………」
………
ベロー
「そういえば……アーキタイプのマガイモノって?」
魔トリョーシカ
「今見るマガイモノはそういう生物のように上手く出来ているけど、昔はそうじゃなかった」
魔トリョーシカ
「時空犯罪者時代のたくっちスノーが作るやつなんかがそうだったかな?キャラクターの手足や体が別々の生物になっていただけなんだ」
魔トリョーシカ
「継ぎ接ぎのフランケンシュタインのようにね」
大地
「……ちょうどディスペクターと同じか」
魔トリョーシカ
「ボクらはあくまで設定を貰ってマガイモノを作ってるけどね」
魔トリョーシカ
「本人を無理矢理くっつけるなんて製作者の考えは実にナンセンスだよ」
ベロー
「勝手に偽物やキマイラを作るのはいいのか?」
魔トリョーシカ
「実生活で役に立つならいいんだよ」
…………
と、今回は世界超えるまでもなく近くだったのですぐにホテルに辿り着いた。
魔トリョーシカ
「ま、案の定というか」
スターアベネス
「見事にホテルとして死んでるな」
レオン
「いつもだったらたくっちスノー辺りに任せてる奴だしな」
ボーマン
「彼が動いていないのは妙だな、何をしている?」
Sonic.exe
「さあな、またどこかでバカやってるんだろう」
大地
「………ひとつ言い忘れていたが」
大地
「この有様だが、まだ生き残っている人が居るらしい」
サビィ
「了解、救助もやればいいんすね」
魔トリョーシカ
「マルスさん、先陣切って無事な人探してくれる?」
マルス
「任せたまえ!」
マルスは入口に突っ込み、破壊しながら飛び出していく
ボーマン
「……さて、私も行くとしよう」
ボーマンはデッキを構え、入口に向かう
ボーマン
「私はデュエル・マスターズは持っていないが……実の所同じカードゲームだ」
ボーマン
「デュエルモンスターズで相手させてもらう」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.123 )
- 日時: 2022/04/16 08:57
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ボーマン
「魔法カード『ライトニング・ストーム』発動、表側のカードが無い場合モンスターか魔法罠、どちらかを破壊する」
ボーマン
「私はモンスターを選択し、ディスペクターを」
魔トリョーシカ
「待った」
魔トリョーシカ
「デュエルマスターズはモンスターじゃなくて『クリーチャー』だからそれは効かないんじゃない?」
ボーマン
「そうなのか」
ボーマン
「ネオマスターストームアクセス!!」
魔トリョーシカ
「隙あらば新規」
レオン
「無いなら作ればいいの精神は正直見習いたい」
ボーマン
「永続魔法『クリーチャー・アクセス』によってクリーチャーは『モンスターカード』としても扱う」
ドドドドド!!
大地
「いいのかアレ」
魔トリョーシカ
「永続魔法を止められなかった方が悪い」
大地
「神の宣告用意しろと?」
魔トリョーシカ
「というかこれ普通に行けるよ」
魔トリョーシカ
「デュエマ側も魔法罠をかち割る手段なんて早々無いから」
大地
「まずなんでデュエマと遊戯王で異種バトルやってるんだよ」
七夜
「え?エグゾディアは普通にどのカードゲームにも仕込まないか?」
ボーマン
「うおおっ、ディスペクター達が封印されしエグゾディアを見せつけ始めたぞ!」
ベロー
「もしかしてアイツらって馬鹿なの?」
グリム
「バカとバカをくっ付けた結果が今のヤツらだからな」
グリム
「真剣に対処をするとしよう」
魔トリョーシカ
「出来るの?」
グリム
「こっちの専門は不死の生物、そもそも死ぬなら人狼よりもよっぽど弱い」
【狩人616ツ道具】
『灼裂缶』
【狩人616ツ道具】
『灼裂缶』
グリム
「ぽん!!」
グリムは缶詰を缶蹴りの要領で飛ばすと、入口近くのディスペクターの前で爆発し燃え上がって消滅した
ボーマン
「消滅しただと?」
大地
「ディスペクターは死ぬと元になった存在があるべき場所に帰る」
MX
「…………」
Sonic.exe
「なるほど」
魔トリョーシカ
「それはいいや」
魔トリョーシカ
【遠慮なくぶっ殺せる】
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.124 )
- 日時: 2022/04/16 09:00
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
Sonic.exe
「断面が見えるなら………」
Sonic.exe
「そこを切り落とす!!!」
MX
「yahhuuuuu!!!」
MXとSonic.exeは触れるだけでディスペクターを肉片に変えていく
大地
「……なんなんだアイツら、マリオとソニックに似ているが」
魔トリョーシカ
「ああ、アレ?」
魔トリョーシカ
「exeをご存知ない?呪われて異形と化したマガイモノともディスペクターとも違うナニカ」
魔トリョーシカ
「アレはね、元よりキャラクターを惨殺するという単純な行為の為だけに作られた殺戮兵器なんだ」
魔トリョーシカ
「まぁ本物じゃなくて人形だけど」
大地
「殺戮兵器!?」
魔トリョーシカ
「MXは走るだけでブロックもドカンも破壊してルイージの首を千切り取れる」
魔トリョーシカ
「Sonic.exeは走らなくても超スピードで飛ばせて、腕を一振するだけでテイルズをバラバラにする」
魔トリョーシカ
「まぁ心配しなくてもボクの知るexeは善良だ、気にしなくていい」
大地
「…………」
大地
「MXの方は?」
魔トリョーシカ
「♪〜」
MX
「yahhuuuuu!!」
Sonic.exe
「あっ、行き過ぎて壁ぶち抜いた」
と、倒していくうちにマルスが戻ってきた
マルス
「生存者を発見した!このホテルに1名だ!」
レオン
「たった1人か……」
カーム
「こんな所で1人生きているだけでも奇跡だろ、すぐ行くぞ!」
魔トリョーシカ
「とりあえずexeとMXは戻っておいで」
………
バコォン!
魔トリョーシカ
「おっと」
魔トリョーシカ達が進んでいると、壁を破壊してディスペクターが現れる!!
『無限接続バイティングブラック』
レオン
「……オイアレ」
魔トリョーシカ
「がっつり知り合いのディスペクターを見ると流石に来るものがあるね………」
魔トリョーシカ
「あの人呼んどけば良かったかなぁ……?」
Mr.ショータイム
「…………」ボソ
ベロー
「え?何て?」
チドリ
「どうやら居るのはディスペクターだけではないと言っています」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.125 )
- 日時: 2022/04/16 09:02
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ベロー
「ディスペクターだけじゃないってどういう事だ?」
大地
「ディスタスの事を言っているだろうな……ディスタスはディスペクターの子分みたいな……生贄みたいな物だ」
大地
「奴らも倒せば元の世界に戻ることが出来る……というよりは積極的に潰せ」
魔トリョーシカ
「どうして?」
大地
「奴らは『ササゲール』という、コストを下げてディスペクターを呼びやすくする能力を持っている」
ボーマン
「特定のコスト内で無ければモンスターを呼べないのか?マスターズは不便だな」
大地
「デュエマ側も能力無しじゃ下級一体しか呼べない遊戯王を不便と思ってるだろうよ」
魔トリョーシカ
「そういう事ならグリムとベロー、殲滅頼んでいい?」
グリム
「いいだろう」ガチャッ
ベロー
「待った!」
ベロー
「ここを爆破するのはナシの方向で」
魔トリョーシカ
「うん、今回人いるからね」
グリム
「お前達は私を何だと思っているんだ……?」
カーム
「それはいいけどあの目の前のディスペクターどうす」
七夜
「ハンドレットインパクトォ!!!」ズドォ
グシャッ
【エクストライフ発動!】
ボーマン
「無限泡影!」
【効果が無効になり爆散!】
猿渡
「なんでもあり過ぎるだろ」
魔トリョーシカ
「Q.エクストライフが無効にされ、ディスペクターが破壊されたらライフ代わりのシールドはどうなりますか?」
大地
「A.知らん、タカラトミーかKONAMIにでも聞け」
………
マルス
「この部屋にいる!」
ユージン
「オラッ!!」バコーン
Sonic.exe
「バイオじゃないんだから蹴って開けるな」
犬塚
「ゾンビになってるかもしれないからな」
中には、ボロボロのホテルスタッフらしき人物が居た
スターアベネス
「うわ、マジで生き残りがいやがる、やべぇな」
MX
(よく生きてたなって感じの顔)
大地
「救助者居てマトモに喜べんのかおどれの組織は」
魔トリョーシカ
「そ、そういうわけじゃないんだよ………うちのメンバークセが強くて……」
七夜
「それは後でいい、この事件の重要な参考人だ………色々聞かないとな」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.126 )
- 日時: 2022/04/16 09:05
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
七夜
「おいアンタ、あの継ぎ接ぎの化け物について聞きたいことがあるんだが………」
「あ、はい……ディスペクターの事で……」
七夜
「…………ん」
魔トリョーシカ
「……………いいよ、ボクがそういう組織に連絡入れておくから、色々聞いておいて」
七夜
「うし、おい、お前のホテルで一体何が………」
魔トリョーシカ
「…………もしもし?」
…………
こうして、色んなことを聞きながらホテルの入口まで戻ってきた
大地
「とりあえずこれで救助者については解決したな」
大地
「後はディスペクターを残り全て倒すことについてだが………」
魔トリョーシカ
「ああ、それに関しては心配要らないよ」
魔トリョーシカ
「じゃあ後はよろしく、ベロー」
「え?」
入口を抜けると、ベローが目の前で銃を構えていた
ベロー
「発射!!!」
大地
「うおおおおおおおいいい!!!!」
大地が咄嗟にスタッフを持ち上げてバックドロップして、ベローの銃から回避する……が、弾丸は銃口ではなく上から飛んだ
ベロー
「あっ使う銃間違えた!!」
大地
「急に何するんだ!?」
魔トリョーシカ
「何をするも何も………」
ボーマン
「失礼」
ボーマン
「突然で悪いが君を始末させてもらう」
ボーマンはベローの銃を真似てその場で作りだし、今度は銃口を地面に向けて弾を飛ばす!!
ボーマン
「変わった銃だな」
ベロー
「騙し討ち用のビックリ銃だよ、人狼相手にはこけ脅しにしかならないけどな」
大地
「これはなんの真似だ……?」
魔トリョーシカ
「ボーマンも気がついたみたいだね、だから出来ればここで始末したかったんだけど」
ベロー
「………悪い!」
魔トリョーシカ
「ねぇ、キミでしょ」
魔トリョーシカ
「今回の騒動起こしたの」
「!?」
大地
「根拠はあるのか?唯一生き残ってたはナシで」
魔トリョーシカ
「勿論ある、ここに来て話して直ぐに気付いた」
魔トリョーシカ
「………キミね、時空のことをもっと知っておくべきだ」
魔トリョーシカ
「ボク達はアレを『継ぎ接ぎの化け物』と言ったんだ」
魔トリョーシカ
「それをキミはディスペクターと断言した、だから分かった」
大地
「それが何か?」
レオン
「この新聞を見な、新聞社や時空ヒーローや時空監獄は『マガイモノメイカーの仕業によるもの』と考えている」
レオン
「時空じゃディスペクターなんてものはまだドマイナーなんだよ」
魔トリョーシカ
「そう、普通の人ならああいう怪物が現れたら『アーキタイプのマガイモノ』って答える」
魔トリョーシカ
「そもそもアーキタイプのマガイモノとディスペクターの違いすらまだ世間的によく分かってない所があるからね」
魔トリョーシカ
「なんで、今ここにいる怪物がマガイモノじゃなくてディスペクターって分かったの?それは」
魔トリョーシカ
「自分で作ったからだよね」
「…………」
七夜
「おい大地!!そいつから離れろ!!」
七夜
「またなんか呼ぶかもしれねー……
と、その時七夜が細切れになる
ベロー
「な………七夜!?」
魔トリョーシカ
「………やはり、想像通りだったみたいだね」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.127 )
- 日時: 2022/04/16 09:16
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
「まさか、こんな事で気付かれますとはねぇ………」
魔トリョーシカ
「良かったねボクらで、他のメンバーがこの事件追ってたらキミ笑いものだよ」
大地
「………いや、おい!メンバー細切れにさへて………」
魔トリョーシカ
「ベロー君以外なら大丈夫だよ、こんなの」
魔トリョーシカ
「すぐ直せる」
魔トリョーシカはピアノ線からマガイモノ成分を飛ばすと、細切れになった断面にくっついて瞬く間に元通りになる
大地
「人形!?」
「そういう事でしたか……… 」
魔トリョーシカ
「ボクらはディスペクター退治に来たわけだからキミの事情や理由なんかどうでもいい」
ボーマン
「だが私はディスペクターを調査し、ホテル壊滅事件についても何かと気になっていたフシだ、あと個人的にディスペクターを作る者の思想に興味がある」
ボーマン
「キミは『何故こんなことをした?』」
「ふふふ………言うならば、粛清でしょう」
ボーマン
「粛清?」
「この空間に居座る浮かれた愚者どもを裁く正しき行為!それこそあのお方の力となる私の役割!!」
「ならばこんな建物も、存在する価値などない!それ故に!」
ボーマン
「分かった、もういい……話していて理解ができなさそうだ」
魔トリョーシカ
「おっと?キミに話してて理解出来ないと言われたらおしまいだね」
大地
「つまりお前は……『アウトロー』か!」
「どうやらそうらしい」
と、その時隣のガラスをかち割って……グリムの首が落ちてくる
ベロー
「うわ!!!ぐ……ぐぐ………グリム!?」
グリム
「狼狽えるな、すぐ再生する」
魔トリョーシカ
「1体どうしたの?」
グリム
「潰して回ったのはいいが急激に数が多くなってな、囲まれたので首を切断して脱出してきた」
Sonic.exe
「たくっちスノーみたいな思い切りするな………」
大地
「…………待て、逃げてきた?じゃあ!!」
グリム
「私の体に爆弾は括り付けておいたがそれでも何体倒せるか分からん」
と、その瞬間3階が爆発する
ベロー
「あーあーあー………また派手にやったなグリム」
ベロー
「そういえば首だけ脱出したわけだけど道具は?」
グリム
「あっ」
ベロー
「…………………まぁ大丈夫かな、あのカバン丈夫だし」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.128 )
- 日時: 2022/04/16 09:20
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
割れた窓からディスペクターの大群が飛び出してくる!!
【切果連結《トマトギブル》】
ネズミの神さま
「なんか似たようなのがいっぱい来たわよ!」
MX
「…………」
スターアベネス
「で、あいつら殲滅すればいいんだな?」
ユージン
「割と余裕だな」
ボーマン
「まあ待ってくれないか」
ボーマン
「どうやら私の仲間の方が彼らに興味があるようでね………」
ボーマン
「そうだろう、『元祖革命団の諸君』」
「!?」
大地
「!?」
大地
(なんだ………)
ボーマン
「せっかくのディスペクター、せっかくの新しい組織」
ボーマン
「君たちもアウトローに挨拶をしたらどうかね?」
大地
(何が始まろうとしている………!?)
その時、あの言葉を思い出した
ーーーーーー
【元祖革命団のメンバーは全員が『マガイモノメイカー』だ】
ーーーーーー
大地
(あれは…………!?)
大地
(何が起ころうとしているんだ!?)
ホテルの真上に巨大な船………元祖革命団の本部が顕になる
ボーマン
「さて、ディスペクター使いよ」
ボーマン
「我々のマガイモノを見てもらおうか」
「しゃははははは!!」
最初に現れたのはジャガイモに手足の生えた生物に乗る大男。
「こりゃ凄いやお菓子使い!!マガイモノ成分と合わせりゃ何十という味のポテチ兵士がつくれるぜ!!」
【チップ・ブライト】
『マガイモノ:ポテチート』
ジャガイモは分離してポテトチップスの兵士になり、ディスペクターに群がる!!
チップ
「どうだ!!俺のコンソメチップスの過激さはぁ!!今日のやつはコンソメ200%の高濃度だならなぁ!!」
「邪魔やポテチ男!!」
チップ
「ああ!?」
「抜刀!!『弐慈三路』!!」
樋口
「紫苑斬り!!」
そこから樋口がチップを踏み越え、刀を抜いてホテルの最上階をそのまま切断する!!
【樋口楓】
『マガイモノ:秘刀「弐慈三路」』
「カモン!キュアバルド!キュアボルト!キュアタイタン!キュアバブル!」
「そして新メンバー!キュアファルコン!!」
タピオカとジェラート
『「新生ダブルクロスプリキュア、レッツゴー!!」』
【タピオカとジェラート】
『マガイモノ:ダブルクロスプリキュア』
更にホテル周囲をプリキュアが囲み、2階の壁に弾丸が打ち込まれる!!
「うっ!?」
ガトー
「紛い者にあらず、崇高なる革命と自由と、我々の正義のために!!」
ガトー
「サイサリスよ、ジオンよ、私を導くのだ!!」
【アナベル・ガトー】
『マガイモノ:サイサリス・ブレイクダウン』
………更に
シン
「うらああああああ!!」
爆煙からガンダムのような衣類を着たシンが飛び出し、ビームサーベルを振り下ろす
【シン・アスカ】
『マガイモノ:モビルジャケット』
その他、様々なマガイモノメイカーがマガイモノを作り出し、瞬く間にディスペクターを制圧していく
大地
「………あれが、マガイモノ?」
魔トリョーシカ
「………元祖革命団、こうして見ていると、やっぱり厄介な奴らだ」
グリム
(たくっちスノーはアレと戦っているわけか)
「クレイジー・シャーク、全部喰え」
そして、地面からサメが飛び出しディスペクターを丸呑みにしながらボーマンの前に立つ青年
フカスケ
「お待たせしましたボーマン様」
フカスケ
「我々の手にかかれば5分とかからず奴らを殲滅出来るでしょう」
【鮫川フカスケ】
『マガイモノ:クレイジー・シャーク』
レオン
「やってくれたなお前ら、俺らの仕事取りやがって」
ボーマン
「失敬、こちらの方が効率がいいのでな」
ボーマン
「むしろ君ほどの存在が、何故人形を使って大人数を装うような真似を?」
魔トリョーシカ
「………なんでもいいじゃないか」
「そ、そんな、そんなことが………」
魔トリョーシカ
「だが仕事を取られたつもりはないよ」
魔トリョーシカ
「君を拉致して情報を粗方抜き取らせてもらうからね」
魔トリョーシカはピアノ線をホテルスタッフめがけて飛ばそうとするが………
「そこまでです」
ピアノ線が到達する前にホテルスタッフが貫かれた
魔トリョーシカ
「あっ」
七夜
「あっ」
Sonic.exe
「何してんだ魔トリョーシカ」
魔トリョーシカ
「いや糸でこんな事こと出来ないから」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.129 )
- 日時: 2022/04/16 09:25
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
大地
「お前は……」
大地
「エビテン!!」
ホテルスタッフが居て、逝った所に棒のような生物が立っていた
ボーマン
「アレもディスペクターやマガイモノの類か?」
魔トリョーシカ
「多分そういう見た目の生き物じゃない?」
ベロー
「言ってる場合じゃないだろ!?依頼人が知ってるってことはこいつは!」
大地
「ああ、コイツは……『アウトロー』の幹部格だ!」
エビテン
「おや………何かと思えば珍しい」
エビテン
「貴方が『元祖革命団』と『りりすた革命団』の2人と組んでいるなんて」
大地
「りりすた………?」
魔トリョーシカ
「おっと、聞き捨てならないね」
魔トリョーシカ
「今ボクは『正義の悪役』として活動しているんだ、ヨウコの力が無くても揉め事は解決出来る」
魔トリョーシカ
「まぁ、本当にやばかったら頼ることにはなりそうだけど」
エビテン
「失敬」
ボーマン
「さて、アウトロー………我々は彼から有益な情報を奪おうとしていたところだが、随分都合よく現れてくれた」
エビテン
「ああそうでしたか?私も狙ったわけでは無かったのですが」
レオン
「と言うとアンタは元からソイツを粛清する為に来た訳か?」
エビテン
「そうなりますかね、あのお方なんてものを崇拝する狂信者など居て得するものでもありません」
MX
「FOO!!」
魔トリョーシカ
「待て、MX………」
魔トリョーシカ
「…………いいの?そんな始末の仕方して」
魔トリョーシカ
「ボクは別に死体でも聞き出すことは出来るよ、科学者だし」
ボーマン
「死んでまもない物なら私も可能だな」
魔トリョーシカ
「何より……」
ボーマン
「我々が逃がさない」
フカスケ
「如何なさいましょう?ボーマン様」
ボーマン
「構わん」
ボーマン
「一斉攻撃!!」
魔トリョーシカ
「ボク達はバックオーライだ!!」
ベロー
「逃げんの!?」
魔トリョーシカ
「早く逃げろ!巻き込まれても知らんぞ!!」
元祖革命団とそのマガイモノ達がホテルに向かって技を叩き込み……
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.130 )
- 日時: 2022/04/16 09:28
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
魔トリョーシカ
「うわー、やってくれたね」
振り返った頃には、既にホテルだった物が辺り一面に転がる状況となっていた
大地
「死んだ………わけないな」
ボーマン
「そうだな、生命反応が『攻撃が当たる僅かな瞬間』に消失した……瞬間移動のような技術を用いたのだろう」
グリム
「そもそも奴は我々と喧嘩をするつもりは無かったからな」
グリム
「だが、これでディスペクターは殲滅した」
魔トリョーシカ
「ああ、ボク達が動くのは一旦ここまでだ………出来ればこちらとしても情報をもっと集めたかったがね」
Sonic.exe
「手柄も奴らに取られたような物だしな」
ボーマン
「私としても有益なデータが手に入った、そろそろ失礼する」
ボーマンは腕からアンカーを伸ばし、船へと登っていく
ボーマン
「総員帰還せよ!」
…………
大地
「受け取っておけ」
魔トリョーシカ
「これは?」
大地
「俺達の組織……BUGが今まで相手してきたエネミーのデータだ、勿論ディスペクターも含まれている」
魔トリョーシカ
「これは……ボクが保管するよりはりりすた革命団に送った方が良さそうだな」
グリム
「いつもみたいに質屋に売るようなマネはするなよ」
魔トリョーシカ
「誤解されるような事言うなよ!!ボクだって使えると思った報酬はちゃんと取っといてるんだからね!?」
ベロー
「…………あれ?」
ベロー
「そういえばあいつ、有益なデータが取れたって………」
スターアベネス
「…………!」
魔トリョーシカ
「ボーマンが着いてきた理由はそれか……ホテル内で行動しながら、気付かれないようにデータをコピーしていたんだな………」
魔トリョーシカ
「まあいい、ディスペクターの情報が広がるだけなら充分だ」
大地
「奴らがディスペクターを作る可能性は?」
魔トリョーシカ
「メンバーによるが今はゼロに等しい、みんな既にマガイモノ作ってるしね」
猿渡
「まぁ、いずれ今日みたいな手は使えなくなるだろうがな」
魔トリョーシカ
「だね」
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たくっちスノー
「…………」
「まためんどくさい依頼押し付けられそうな気がする………」
【依頼10】
【complete】