二次創作小説(新・総合)

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.220 )
日時: 2022/06/11 21:54
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【依頼18】
『カーレッジ・ララバイ・カーレッジ・グッドバイ』

以降響が居候するようになったが……

B太郎
「で、あの嬢ちゃんヒーローとか言ってたが人狼共相手には大丈夫なのか?」

魔トリョーシカ
「ああ、大丈夫だと思うよ?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


ドドー
「人間が増えたぞ!!」

ナラオイア
「おうっ!!」


「!」


ドカッ!!

バシィッ!!



「いきなり襲い掛かるとかふざけてんの!?」


「あたしが立場ってモノを分からせてやるわ」

ーーーーーーーーー

魔トリョーシカ
「あの子元々いじめっ子気質だし」

B太郎
「それは大丈夫なん?」

七夜
「おい、依頼来たぞ……来たんだけど」

魔トリョーシカ
「何かあったのかい?」

七夜
「ヤバそうだから全員召集ボタンを頼む」

魔トリョーシカ
「了解、B太郎くんはドドーとナラオイア抑えて」

B太郎
「もしかして俺ガードマン役としか思われてない?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


BF
「Beep!」

魔トリョーシカ
「なんて?」

Sonic.exe
「俺はコイツをどこかで見たような気がするな」

ネズミの神さま
「私もそんな気する」

魔トリョーシカ
「というかさっきからビープ音で喋ってるせいで全然聞き取れないんだけど」

ダリア
「モールス信号ならともかくこれは私でも聞き取れないねぇ」

魔トリョーシカ
「前々から気になってたけどなんで君アグネスタキオンみたいな口調になってるの?」

MX
「……………」

Sonic.exe
「MX?」

MX
「You……」

Sonic.exe
「自分なら翻訳できるだと!?」

魔トリョーシカ
「うそぉ!?なんか出来る!?」

B太郎
「把握しとけよ自分の人……仲間だろ」

魔トリョーシカ
「こんな想定外なこと把握できるか」


ーーーーーーーー


MX
「…………」


MX
「…………」


魔トリョーシカ
「え?」


魔トリョーシカ
「MX?」



魔トリョーシカ
「それは間違いないかい?」


MX
【YES】



魔トリョーシカ
「……ふっ、ふふふふふ」


魔トリョーシカ
【アッハハハハハハ!!!!フィファヒャヒャヒャヒャ!!!ヒヒヒヒヒ!!!】

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.221 )
日時: 2022/06/11 21:57
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

魔トリョーシカ
「ふ」

七夜
「なぁ、1人で自己解決しないでくれよ」

レオン
「ちゃんと説明しろ!全員呼んだからにはな!」

魔トリョーシカ
「ああ、いいとも」


魔トリョーシカ
「初めてボクは、正義の悪役を始めてよかったと思ってるぐらいにはご機嫌になれたんだ」


ーーーーーーーーーーーーーーーー

魔トリョーシカ
「どうやらね………簡潔に言うとある世界が、消滅の危機らしい」

全員
「!?」

ダリア
「いやいやいや……それはもう、我々というよりはりりすた革命団に任せる案件じゃないかい?」

魔トリョーシカ
「嫌だ、これはボクが解決する」

魔トリョーシカ
「それでね………世界の座標を見せてもらったところ、こんなものが見えた」

魔トリョーシカはテレビを奥から引っ張り出し、角をブッ叩いて液晶にヒビ入れながら映像を映し出す。

一見普通の場所だが、あちこちには海のように黒いノイズじみたものがあった。

七夜
「どの世界だ?」

サビィ
「全員見た事ないところっすねぇ……」

スターアベネス
「所々バグってんだけど故障か?」

魔トリョーシカ
「違うよ」

魔トリョーシカ
「これが最近世界中のアチコチで流れ出てるんだって」

B太郎
「………そんな他人事で済ませていいのか?」

魔トリョーシカ
「もちろん済ませていない」

魔トリョーシカ
「フフ……だってさ、これ」




魔トリョーシカ
「【ハカイモノ】だもん」

Sonic.exe
「!!?」

B太郎
「ハカイ……モノ?アンタらマガイモノやネガイモノとは違うやつか?」

魔トリョーシカ
「その説明をする前にボク達マガイモノの話もしておこう」


魔トリョーシカ
「そもそも何故マガイモノは生まれたのか、それはカーレッジ・フレインという1人の男の自己満足の為だった」

魔トリョーシカ
「そして、このハカイモノもまた自己満足の為にカーレッジが生み出した」

魔トリョーシカ
「違うところと言えば………」


魔トリョーシカ
「ネガイモノは必要だから産まれ、ハカイモノは不要だから産まれた。」

B太郎
「つまり?そのカーレッジさんとやらの仕業で世界がこんなことになっていると、そいつは一体何者なんで?」


「…………」

B太郎
「嬢ちゃん?」


「カーレッジ………カーレッジ・フレインは、この世界、あの世界……いや、それどころか」

ダリア
「我々が生きている全ての世界、時空を生み出した……」


ダリア
【言わばこの時空という物語の創造主さ】

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.222 )
日時: 2022/06/11 22:00
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

BF
「Beep!?」

B太郎
「は………はァ!?創造主!?」

B太郎
「そんな奴が……あ、あれ?確かカーレッジってどっかで」

魔トリョーシカ
「グリムとたくっちスノーの父親」

B太郎
「あっっっ!!!」

魔トリョーシカ
「そしてボクはかつて、カーレッジ・フレインと同じ研究をしていた」

魔トリョーシカ
「アイツのふざけた自己満足に付き合っていた時期があった」

魔トリョーシカ
「……と、ごめん、依頼人には関係ない話か」

魔トリョーシカ
「で、さっきも言ったように不要だからマガイモノの次に作ったのがあのハカイモノ」

魔トリョーシカ
「あのノイズの一つ一つは、本当は【寄生虫】なんだ」


「き……寄生虫!?」

魔トリョーシカ
「くっついたらキャラがおかしくなったって彼は言うけど、多分寄生されてハカイモノになっている……ってことだと思う、今までそんな事例無かったけど」


B太郎
「そ……そんなこと、創造主がなんで」

ドドー
「話聞いてりゃ分かるだろおっさん」

ドドー
「要は、そいつが要らないから捨てるって事なんだろ」

魔トリョーシカ
「そうだよ?」

魔トリョーシカ
「すごい迷惑なことに彼はこの時空を消して新しい時空を作る気なんだ」

魔トリョーシカ
「同じことを既に3回はやっているからね」

レオン
「あの野郎……」

BF
「Beep!」

MX
「You」

Sonic.exe
「だったら止める方法は無いのかと」

魔トリョーシカ
「当然無い訳では無い、そのためにりりすた革命団とボクらがある」

魔トリョーシカ
「感謝しているよ依頼人 」


魔トリョーシカ
「ボクはようやく……かなり有益な情報を手に入れられた。」


魔トリョーシカ
「あの世界に行くよ!」

魔トリョーシカ
「ボクの事情もあるが、彼の依頼を解決することも大事だ!」


「あ……あたしも行くわよ!時空ヒーローだし!」

魔トリョーシカ
「何言ってるの全員行くんだよ!!!」



魔トリョーシカ
「プールの水引っ張り出して!ガブリエルも連れていくよ!!」

ダリア
「ガブリエルもか!?」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.223 )
日時: 2022/06/11 22:03
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

そして魔トリョーシカ達は時空の渦で直接世界に出向いた。

魔トリョーシカ
「ついた」

猿渡
「しっかしひでーなあこれ」

ユージン
「話聞く限りだと踏んだら死みたいなもんだしな」



魔トリョーシカ
「ハトになーれっ!!」

魔トリョーシカはノイズに念じるが、何も変化しない。
……

魔トリョーシカ
「ダメだ、前のハカイモノはこれでどうにかなったけど…流石にエルケーも学習しているか」

B太郎
「エルケー?」

魔トリョーシカ
「ハカイモノの王…たくっちスノーの新たな敵…」


魔トリョーシカ
「ハカイモノを産めるのは現状エルケーだけだから、居なくとも痕跡は残しているはず。」


魔トリョーシカ
「エルケーだけでも見つけて捕獲しないと……」

ドドー
「捕まえる?ぶっ殺すんじゃなくてか」


魔トリョーシカ
「何言ってるんだい?」



魔トリョーシカ
【殺したらカーレッジの手がかりが掴めないじゃないか】


「……で、どうしよこのノイズ」

BF
「Beep」

ダリア
「うーーむ、ハカイモノはマガイモノ以上に実態がよく分かっていないからねぇ」

魔トリョーシカ
「方法にはあるにはある」

魔トリョーシカ
「侵食されているのは世界そのものだから、1度メイドウィンに相談しその世界を1度消した上で、また1から作り直す」


魔トリョーシカ
「……が、こんなことはカーレッジとやってる事は何ら変わらない」

魔トリョーシカ
「これは本気で詰んだ時の最後の手段だ」

MX
「…………」

Mr.ショータイム
「………」

チドリ
「2人が反応を辿っていますが、未だにヒットしないとのことです」


BF
「Beep!」

MX
「You」

魔トリョーシカ
「歌で何とかならないかって?」



魔トリョーシカ
「カーレッジやエルケーかそれで解決するような奴ならボクに頼んでないでしょ?」

魔トリョーシカ
「一応キミのことは知っているが、数多くの案件もキミは『生き残った』だけで誰1人『倒してない』よね?」

魔トリョーシカ
「歌で解決したいならMXの破壊音声で見境なく破壊するのもあるけどそれでいい?」

魔トリョーシカ
「………ま、今回ばかりは事情が事情なのでね、より一層手段は選んでられないんだ、ごめんね」

BF
「Beep」

MX
「You」

魔トリョーシカ
「でももう関係者呼んである!!?」

魔トリョーシカ
「ふざけんな!!退場して二度とメイドウィン小説出れなくする気か!!」

魔トリョーシカ
「すぐ呼んでこい!」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.224 )
日時: 2022/06/11 22:05
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

魔トリョーシカはBFの臀を叩いて何とか関係者を収集させた。

GF
「……… 」

Sonic.exe
「やっぱり知ってるやつだな」

ネズミの神さま
「その割には喋らないわね」

魔トリョーシカ
「まぁ状況が状況だしね?」

Pibby
「"It's been a long time to come to this world,"」(この世界に来るのも久しぶりね)

Sonic.exe
「英語ッッッ」


「アンタも外人でしょ」

Sonic.exe
「う……確かに俺も昔は英語で喋るキャラしてたが……」

魔トリョーシカ
「まぁ日本世界に来てまだ間もないし、ビープ音よりは分かりやすいでしょ」

Pibby
「I think it is suspicious about me」(私から見てあそこが怪しいと思うの)


Pibbyはかつての自分の地点、初めてノイズが出たところを指さす

ダリア
「確かにここはハカイモノの濃度が濃いね」

魔トリョーシカ
「あんな小さい蛆虫がバグの塊のように大量発生するなんて………エルケー1人の力とは思えない」

【YES】(そう)


!?

突如、全員の所に声が響く

Sonic.exe
「……なんだ!?」


「なんか急に声がしてきたわよ!?」

七夜
「どこだ!?」

魔トリョーシカ
「いや、これはテレパシーだ、隠れてるわけじゃない。」


魔トリョーシカ
「それもこの喋り方、エルケーじゃない………知能のあるハカイモノが他にいるとはねぇ」

【"Yes,"】

地面周囲がバグ……ハカイモノのようになり、そこから見覚えのあるシルエットが飛び出していく


魔トリョーシカ
「へぇ」



【Hynos lullaby】(我が名はヒプノス・ララバイ)

【"The person who sleeps all of this world produced by elk."】(エルケーによって作られた、世界の全てを眠らせる存在)

その存在は……見覚えのあるシルエット、黄色で大きな巨体の……


魔トリョーシカ
「………ポケモン?」


「っていうか、スリーパー?」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.225 )
日時: 2022/06/11 22:08
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

lullaby
【In this world there is no one you seek. '】(この世界にはお前が求めている存在はいない)

lullaby
【"All I have ever done is a case of the bug."】(これまでのバグの事例は全て私が引き起こしたことだ)

BF
「Beep!?」

pibby
「You are the cause of our destruction...」(あなたが私達……いや、あらゆる世界を破壊した元凶なの!?)

魔トリョーシカ
「くっ、こいつ英訳をテレパシーで送りながら喋ってる……」

七夜
「あれ……ポケモン、なのか?」

レオン
「ポケモンだとして、あんなに体がデカくて賢くてやばそうなの他に居るか?」

スターアベネス
「バカか!そうじゃねぇだろ!!」

スターアベネス
「今アイツはハカイモノに寄生されてるからいくらでも培養できて!オマケにアイツは催眠術の達人だぞ!?」

魔トリョーシカ
「催眠対策は万全だが、このままどうする気だい?ヒプノス・ララバイさん」

魔トリョーシカ
【こっちは君だけでも拉致してカーレッジの情報吐かせるつもりなんだけど】

lullaby
【All for new beginnings Old things to sleep】(全ては新しき始まりの為に、古きものは眠りにつく為に)



3

2

1


と、ここで突如BGMが流れる


pibby
「Lap has started!」(ラップが始まったわ!)


魔トリョーシカ
「BF!?」

BF
「Beep!!」

魔トリョーシカ
「いやほんと何してるのBF!?」


突然余りにも唐突にラップが始まってしまった


魔トリョーシカ
「…………」


魔トリョーシカ
「ねぇこれどうしようか」


「聴けばいいんじゃない?」

ダリア
「今のうちにハカイモノのデータでも回収しておこうか」

魔トリョーシカ
「はっ!そうか!ここからカーレッジの情報も………」


ドドー
「アホくさ………」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.226 )
日時: 2022/06/11 22:10
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

しめじ翻訳なので間違ってるかもしれませんがご了承ください

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

lullaby
【Sad people let's sleep】(哀れなる人々よ、眠りなさい)

lullaby
【God is trying to create a new universe】(神が新たなる宇宙を作ろうとしている)

BF
「BeepBepBeepBeepBpBeep」

lullaby
【Happiness decided in the new world visits.】(新たなる世界で決められた幸せが訪れる)

lullaby
【Dear the great Creator "Curse".】(崇めよ偉大なる創造主『カーレッジ』を)

BF
「BeepBeepBeepBeepBeepBeepBeep!」

lullaby
【Oh boy, no fear.】(ああ少年よ、恐れることは無い)

lullaby
【Because there is no ending that comes to you.】(君に訪れる結末なんてものは存在しないのだから。)


BF
「BeepBeepBeepBeepBeep!」


七夜
「うわっすごい」

七夜
「ホントにラップだけで何とかしてるぞコイツ」


「今集中してるから喋んないで」

七夜
「ごめんなさい」

lullaby
【"Keep an endless adventure."】(終わらない冒険を続けよう。)

lullaby
【"Never fear again."】(もう二度と運命が歪まないように。)

lullaby
【"Don't appear again."】(二度と自分に逆らう奴が現れないように。)


BF
「BeepBeepBeepBeepBeep!!」


lullaby
【"Accept the boyfriend who knows nothing."】(何も知らないボーイフレンドよ、受け入れてくれ。)

lullaby
【"Don't you get any trouble with your girlfriend?"】(別にガールフレンドと結ばれなくても誰も困らないだろう?)

BF
「BeBpBepepepBep(圧強めでイメージして)」

lullaby
【The defeat of the demon and the ending of impression, there is nothing like that. '】(魔王を倒して感動のエンディング、そんなものはない)

lullaby
【It was a merciless word, "grown-up."】(あるのは無慈悲な言葉『大人になった。』)


lullaby
【Please help us.】(カーレッジ様よ、我らをお救い下さい。)

lullaby
【Let us stay with you all our life.】(私達を一生子供のままで居させてください。)

BF
「BeepBeBBeBeBeeep!!」


lullaby
【The new world is an endless adventure.】(新しい世界にあるのは終わらない冒険。)

lullaby
【Chain of endless endless battles.】(困難の終わらない戦いの連鎖。)

BF
「BeepBeeeppepBep!!!」

lullaby
【It is this maggot.】(いい加減にしろ、この蛆虫め。)

lullaby
【Why don't you be a big man?】(何故大人しく眠ってくれない?)


lullaby
【It is just a tool for the adventure of the garage!!】(お前達などカーレッジ様の冒険の為の道具に過ぎない!!)

lullaby
【I think that I have been looked down at the eyes to crush this world!?】(私がこの世界を潰す為にどこまでアイツに見下されていると思う!?)

lullaby
【Oh foolish, you die.】(ああ愚か者よ、死ぬがいい。)


lullaby
【Everything that doesn't become the thought of the garage is dead!!!】(カーレッジ様の思い通りにならない存在は全て死ぬがいい!!!)

BF
「BeepBeeBeepBepBeepBeep」

魔トリョーシカ
「もう充分だBF!ヒプノス・ララバイの設定を回収できた!」

lullaby
【!】

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.227 )
日時: 2022/06/11 22:12
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

魔トリョーシカ
「上出来だ依頼人」


魔トリョーシカ
「さっきはどうも悪かったね」

lullaby
【The tea party is good!】(もう茶番は結構だ!)

lullabyは超能力で宙に浮いて、右手からパイロキネシスで炎を出す


「あんなこと出来るの!?」

レオン
「やっべ!そういえばエスパータイプのポケモンじゃねぇかアイツ!!」


pibby
「It's all over!」(このままじゃまずいわ!)

lullaby
【What do you do? Want to break your neck with super ability? Do you want to be baked by pyrokinesis? Do you want to disappear and disappear?】(どうする?超能力で首を折られたいか?このままパイロキネシスで焼かれたいか?宙の果まで消えて無くなりたいか?)


魔トリョーシカ
「全員攻撃しろ…!!」

魔トリョーシカ達が銃を作ってlullabyに向かって放つが、超能力によって銃弾は目の前で止まってしまう。

七夜
「ちっ!!」


lullaby
【Find the moment the world ends!!】(世界が終わる瞬間を見届けろ!!)


と、その時………


「消えるのはお前の方だ、ハカイモノ。」


時空の渦が空から現れ、上から手榴弾のようなものが………


lullaby
【!!?】

Sonic.exe
「爆弾!?」

BF
「Beep!?」

カーム
「全員伏せろ!!!」


手榴弾はlullabyごと地面に落ちてきて、大きな爆発を引き起こす。



「この手榴弾の粉は協会で作った特別性……寄生虫ハカイモノ相手にはめっぽう強い品なんだ。」

「………獣の匂いがするからまだ生きている感じはするが」

魔トリョーシカ
「あっ!」

七夜
「その声……!!」



手榴弾を落とした時空の渦から降りてきたのは、前より僅かに身長が伸びたベローの姿だった!

ベロー
「皆、大丈夫か?」

B太郎
「坊主!お前だったのか!」

ナラオイア
「ゲッッ!!!」

ドドー
(村で俺達をぶっ殺した狩人のガキ!!?)


ユージン
「何しやがるテメー!!俺達巻き込まれたらどうする!!」

ベロー
「ごめん、正義の悪役の皆なら直撃でも大丈夫かなって………」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.228 )
日時: 2022/06/11 22:15
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

魔トリョーシカ
「でもどうしてここに?」

ベロー
「なんとか狩人に戻れた矢先にそっちの依頼の事を知って……」

ベロー
「カーレッジに関わることなら直ぐにいけってグリムが……どうだった?」

ダリア
「ハハハ!依頼人のおかげもあるが有益なデータが手に入ったよ!」

ベロー
「そ、それは良かった……暫く居ないうちにまた変な人増えたな……」

七夜
「………lullabyは?」

ベロー
「多分逃げた……今の爆弾で傷は付けたと思うけど」

魔トリョーシカ
「いやいやいや、今回の成果を考えるとプラマイゼロだ」

BF
「Beep……」


Sonic.exe
「ああそうか、lullabyに気を取られていたがこの世界のバグを消すのが依頼だったな」

ベロー
「あれ全部がハカイモノなのか…よし、俺に任せて」

B太郎
「ん?坊主なんかアテが?」

ベロー
「時空に来てわかったのは、狩人協会はそっちよりもハカイモノについて深く研究していたってこと」

ベロー
「だから当然、対策や解決策も誰より先に立案している。」


ベロー
【狩人616ツ道具 再星鳥サイセイチョウ

ベローは鞄から無数の鳥を放つと、バグに向かって飛びついていく。

魔トリョーシカ
「こ……これは!?」

ベロー
「ああ、品種改良で作りだした」



ベロー
「『ハカイモノを食べる野鳥』だよ」

サビィ
「す、すげぇっす………!!」

ベロー
「この数なら3時間もすれば世界全域のハカイモノを食い尽くすことが出来るよ」

魔トリョーシカ
「ああ……今回は助かったよ、ベロー君。」

ベロー
「今回は一大事だったんだろ?」


ベロー
「それに」



ベロー
「俺も【正義の悪役】の一員と思ってるしさ」

魔トリョーシカ
「………雇われの用心棒が、言うようになったじゃないか」

ベロー
「まぁそういうことでまた俺を雇ってよ!この為に狩人に戻ったみたいな所も少しだけあるんだ!」

B太郎
「おう、坊主のベッドずっと綺麗にして置いたからな」


「あー、あたしに使うなって言ったベッドそういう事なんだ」


ベロー
【ああそれと前に俺が仕留めたはずの人狼が生きてたって話なんだけど】ジャキッ

魔トリョーシカ
「あっドドー達のこと完全に忘れてた」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.229 )
日時: 2022/06/11 22:18
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

魔トリョーシカ達は依頼を終わらせ、元の世界に帰ると……


ダリア
「やだ!この2匹連れて行かないで!」

ベロー
「いや、殺す訳じゃなくてなんというか実験体というか」

ダリア
「じゃあウチと待遇は変わらないだろう!?」

ドドー
「言い切るなそんな事ォ!!」

ナラオイア
「何ここ地獄?」

ダリア
「じゃあ研究成果とかあったら協会に提供するから」

ベロー
「その場合誰か死んでも自己責任になるなら………」

ダリア
「大丈夫大丈夫、ドーラくんが君がいない間に色々と調教してくれた」

魔トリョーシカ
「人聞きの悪いことを言うな」


B太郎
「__さて、それよりもよ所長。」


B太郎
「気になったんだがアンタは何故正義の悪役を設立した?」

B太郎
「カーレッジって男が関わってんだろ?」

魔トリョーシカ
「………そだね、人もいっぱい増えてきたし、話してもいいか」

魔トリョーシカ
「もう何ヶ月も前になるのか………りりすた革命団に居た頃」

ダリア
「トレザード社逃走中総責任者『とがめ』の自死」

B太郎
「あー……名前は聞いたことある、自死?」

魔トリョーシカ
「自死……というよりは、カーレッジに殺された、というか、自らカーレッジの所に、というか………」

魔トリョーシカ
「この時空の、結末のない世界のシステムをよく思わなかった人も居たって思えばいい」

魔トリョーシカ
「ボクだってね、人の心欠けてるとはよく言われてるが責任感はあるんだよ」

魔トリョーシカ
「大昔に少しでもカーレッジと協力して、自分でも後悔する結果を残した物として、とがめの死はボクにもくるものがあった。」

魔トリョーシカ
「だからボクはあくまで自分勝手なエゴで、誰よりも先に1人でカーレッジを潰すことにしたんだ」

魔トリョーシカ
「だがカーレッジはなんでもありな能力を持っているし、支配から外れた今どこで何をしているかも全く検討がつかない。」

魔トリョーシカ
「なら、とにかくボクは情報や人材や技術や、なんでも手に入れるしか無かった。」

ベロー
「なら仲間と一緒でも良かったんじゃ……」

魔トリョーシカ
「ダメだ、何かしらの事件に関わって、それを解決してその世界の住民と仲良くなる、それがりりすた革命団……いや、ヨウコやたくっちスノーの生き方だった。」

魔トリョーシカ
「そうやって勢力を増やしていったけど、そんなやり方ではいくらなんでも時間がかかりすぎる。」

魔トリョーシカ
「だからボクは考えたんだ」

魔トリョーシカ
「世界に行くんじゃない、直接呼び寄せるんだ………他世界の人々を。」

魔トリョーシカ
「だからボクはギルドを作った。」

魔トリョーシカ
「そうすれば向こうから来てくれるんだよ?知らない世界との交友、未知の情報、ちょっとしたコネ」

魔トリョーシカ
「ボクが何もしなくても全部やってくるんだ、情報が、足生えたみたいに。」

魔トリョーシカ
「だからボクも、相応の【報酬】として彼らの望みを叶えている」

魔トリョーシカ
「【正義の悪役】の本質はどんな依頼でも引き受ける何でも屋じゃない、依頼を頼もうとしている彼ら自身が狙いで、報酬はボク。」

魔トリョーシカ
「こうする事で、カーレッジに辿り着くための協力者、関係者、情報、技術……これらをこの小さな城に集めさせる。」


魔トリョーシカ
「実に合理的だと思わないかい!!?」

魔トリョーシカ
「彼らとボクの関係はまさに魅惑の香りに誘われた虫と食虫植物さ!!」

ベロー
「………」

B太郎
「………」

魔トリョーシカ
「とは言うが、この仕事も長くは続かないだろうね」

魔トリョーシカ
「とにかく関係を作りたいから悪事にも手を染めてるし、殺し以外ならなんでもしている、ギルドとしてはブラック寄りのグレーだ、訴えられたらまぁ負けるね。」

魔トリョーシカ
「ダイヤモンド・ファングにアウトローやヒプノス・ララバイみたいな厄介な奴らにも絡まれるリスクもある、まぁボクからすればカーレッジに比べてって感じだけど」

魔トリョーシカ
「それに……ぶっちゃけちゃうと」

魔トリョーシカ
「多分、カーレッジの元にたどり着けてもボクはとがめの後を追うことになる」

ベロー
「!!?」

ベロー
「それって……死……」

魔トリョーシカ
「だってそれはもう仕方ないんだよ」

魔トリョーシカ
「カーレッジはまぁ倒せるし、殺せるんだけど止められないんだもん」

魔トリョーシカ
「現状りりすた革命団が挙げているカーレッジの対策手段はね」


魔トリョーシカ
「とにかくカーレッジを殺し、戦わせ、能力を使わせ……少しずつ少しずつ能力を劣化させるしかないんだ」

魔トリョーシカ
「何千万年も経って、ようやく少し劣化したレベルなんだ」

魔トリョーシカ
「だからまぁ……ボクは3%は奴の能力を劣化させたいね。」

ダリア
「…………ドーラ君、あえて言わせてもらうが」


ダリア
「ヨウコ君は君にこんなことをさせる為に生かしたわけじゃないんだぞ!?」

魔トリョーシカ
「分かっている、ボクだってとがめと違って死にに行くわけじゃない。」

魔トリョーシカ
「それに……まだ今は【集める段階】だよ?」


魔トリョーシカ
「もっとこのギルドで楽しませてもらうよ」


魔トリョーシカ
「ここに送られてきた依頼は、まだ数多くあるんだから。」

【依頼18】
【complete】