二次創作小説(新・総合)
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.264 )
- 日時: 2022/07/13 18:23
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【依頼21】
「カムバック・トゥー・ロボトミー・プリーズミー」
※この依頼は『餅兎ユーニアス』様よりDMで届いた依頼です。
…………
魔トリョーシカ
「うーーーーーーん」
七夜
「なんだいつになく唸って」
魔トリョーシカ
「ああ、今回の依頼、中々に難解でね………」
魔トリョーシカはそう言って【フォルト】という人物のデータを見せる
ユージン
「ん?俺コイツ知ってるな……何処であったっけか?」
ヒルデ
「え?こんな人居ましたか?………居ましたね、私たちの記憶にはあるんですが、えーと」
魔トリョーシカ
(………おかしいな、知り合いならある程度でも人形は記憶しているはずだが………?)
魔トリョーシカ
「依頼人はまぁいいとして、内容がね」
七夜
「内容?」
魔トリョーシカ
「………行方知らずの関係者の回収、並びにロボトミー社への脱出」
七夜
「なっ……ロボトミー社ってあの………」
魔トリョーシカ
「ああ………ボクに会う以前のたくっちスノーが管理人代理として居た場所だ」
魔トリョーシカ
「そして、ロボトミー社は………現在存在していない………」
魔トリョーシカ
「なんかよく分からないが爆発だかなんだかあって、反応ロストして……今そこには図書館があるそうだが………」
七夜
「それをありのまま伝える訳にはいかねぇのか」
魔トリョーシカ
「そうしたいが、フォルトの設定にはつい最近までロボトミー社に居たデータがある………その頃にはもう存在しないはずのロボトミー社のデータだ!」
魔トリョーシカ
「興味深いけど依頼解決もナシにデータを抜き取るのは正義の悪役のやり方に反する」
魔トリョーシカ
「さて、どうやってロボトミー社に連れていく?既に消えたものを」
雉野
「うーーん、既に無くなった会社ですから……」
カーム
「レオンの奴もまだ戻ってきてないしな」
魔トリョーシカ
(作れないってことは、まだ壊れてもないって事だからな………)
レザード
「で?どうすんだよ?依頼バックれるか?」
チドリ
「…………妙ですね」
魔トリョーシカ
「どうした?」
チドリ
「信号があります」
チドリ
「『ロボトミー社』のものです」
魔トリョーシカ
「は!?」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.265 )
- 日時: 2022/07/13 18:26
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
魔トリョーシカ
「待て」
魔トリョーシカ
「今お前ロボトミーの信号と言ったか?」
チドリ
「はい、ですが過去にたくっちスノー氏から抜き取ったであろう信号とは微妙に異なります」
チドリ
「現在依頼人はここに居るかと」
猿渡
「ちょ、ちょ、ちょっと待てよ!!」
猿渡
「じゃあアレか!?俺たちの知るロボトミー社Aに加え………」
猿渡
「そいつの居るロボトミー社Bと、目的地のロボトミー社Cがあるってわけか!?」
スターアベネス
「いや、場合によっちゃDとかEも有り得るな……」
魔トリョーシカ
「そんなバカみたいな話があるか……!?確かにボクはカーレッジとは別のもう1つの時空を作ったことがあるし、雪からアナザールートというものを聞いたことはある………」
魔トリョーシカ
「だからってこんな事………」
チドリ
「しかし今、現実に2つ目のロボトミー社がここに存在している事が証明されています」
Sonic.exe
「そもそも、カルデアだって1つの時空に沢山あるんだ、ロボトミー社も複数あっておかしくない」
魔トリョーシカ
「………そうだ、そうだな…………」
魔トリョーシカ
「思い返してみればボク最近蓋の空いたウェルチアース見たような気もする」
Sonic.exe
「それは錯覚じゃない、収容違反だ」
魔トリョーシカ
「さて、依頼を進めるに当たって………」
魔トリョーシカ
「ボクらはどうやってあそこに行く?」
魔トリョーシカ
「そもそもLC社自体、SCP財団並のセキュリティを抜けた上で、危険生物がうろつく所を闊歩しなくてはならない」
チドリ
「それに関しては問題ありません、そちらのロボトミーにはアブノーマリティの反応がほとんどないとか」
魔トリョーシカ
「ああ、【規制】が片付け始めてる段階か」
魔トリョーシカ
「でも問題はそこだけじゃない、ボク知らないよ?彼の求めてるロボトミー社の座標」
魔トリョーシカ
「ていうかコレ、りりすた革命団でも何とかなるか怪しいけど?」
雉野
「あのぉ……でしたら聞いてみたらどうですか?彼に」
魔トリョーシカ
「…………………たくっちスノーにかぁ………………」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.266 )
- 日時: 2022/07/13 18:30
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
魔トリョーシカ
「…………やだ」
魔トリョーシカ
「たくっちスノーにだけは会いたくない」
スターアベネス
「でも番外編で会って」
魔トリョーシカ
「番外編を正史に組み込むな!」
魔トリョーシカ
「……………諸事情あってボクはりりすた革命団に帰れないし、ボクはたくっちスノーと話をすることも出来ない」
雉野
「あの……野暮なこと聞きますが一体何が?」
魔トリョーシカ
「まぁ……喧嘩とか、そういうのさ」
魔トリョーシカ
「アイツの番号のある携帯も持ってないし、連絡を取る手段も他に何も無い」
魔トリョーシカ
「せいぜい、テレビ越しでアイツが動いている姿を見ることが出来るぐらいかなぁ………」
雉野
「フィユティーヌさん………」
ネズミの神さま
「…………」
ネズミの神さま
「ねぇ、所長」
レオン
「あー…………ただいま」
ネズミの神さま
「!?」
魔トリョーシカ
「レオン?遅かったけど何してたの?もう別の依頼なんだけど」
レオン
「うるせぇ!!金城の所に行ってこいなんて無茶振りするからだろうが!!」
レオン
「俺死ぬかと思ったよマジで!!なんかよくわかんねぇけどバレそうになったし!!」
魔トリョーシカ
「………まあいい、ボク達これからロボトミーコーポレーションに行かなくちゃならないんだが」
レオン
「はあ?ロボトミ?あそこはもう廃墟だろ」
魔トリョーシカ
「それがカクカクアレアレで………」
レオン
「まっっった変なもん俺に押し付けて………」
レオン
「分かった、パラレルワールドの行き方だろ?確か情報あったから探してみるけどよ………」
魔トリョーシカ
「………パラレルか」
魔トリョーシカ
(本当だったら、ボクは魔トリョーシカを名乗る必要もなく、ショコラもセーラ姉さんも居て……)
魔トリョーシカ
(いや、可能性だけを見ても仕方ないか、今は今残ってるものを守らないと)
レオン
「あったぜ、パラレルワールドの情報」
レオン
「ナタ・メイドウィン・雨谷って奴に会いに行ってきな」
魔トリョーシカ
「ナタ・メイドウィン・雨谷……」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.267 )
- 日時: 2022/07/13 18:33
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
そして、どこかのある世界
魔トリョーシカ
「やぁ、ナタ」
ナタ
「ごきげんよう、ドーラ」
魔トリョーシカ
「………どうしてその名を?」
ナタ
「目的もわかってる、アナザー世界を見に来たね?」
ナタ
「私は色んなifの可能性を見るのが好きで、好きが講じてメイドウィンブラストセカンドまで覚えた」
ナタ
「ここで色んな可能性、色んなそっくりな君、色んな未来を見てきた」
魔トリョーシカ
「ふーーん、要するにカキコだと1部でよく見る表とか裏とかそういう奴?」
ナタ
「まぁすごく短縮的に言うとそんな感じと考えてもらって間違いない」
魔トリョーシカ
「さて、そこまで言いたいならボクの言いたいこと分かるだろう?」
ナタ
「だからこそ言うね、不可解だ」
ナタ
「私はあくまで、これだけのアナザーとアフターを見る範囲のみで留めてきた」
ナタ
「そもそも、入ってしまえば帰れる保証はないんだよ?」
魔トリョーシカ
「そうは言われても、唯一のアテがキミなんだけど」
ナタ
「君と君が話し合って、君が結論づけた君だけの問題だろう?」
魔トリョーシカ
「そりゃ個人の問題なら引き下がるけど、今回は依頼があるんだ」
魔トリョーシカ
「まぁキミはメイドウィンなんだ、死なないしいたぶって、奪い取るという方法も取れるんだけど」
ナタ
「君は何を言っても効かなさそうだな………そんなにカーレッジを殺すことに必死になり始めたか」
ナタ
「だったらせめて、負け惜しみに一言だけ言っておこう」
ナタ
「確かにカーレッジがキャラクターを本気で消そうとしているのはココ最近だ、余裕も楽観もなくなり始めている」
ナタ
「ポジティブに考えれば、己があまりいい立場では無くなりつつある事に気付き始めているのだろう」
ナタ
「私もこの性質を知られたらいつ殺されるか分かったものじゃないね、まぁ私は【見ている】だけだが」
ナタ
【本当は自分が死ぬのが怖いだけなんだろう?】
魔トリョーシカ
「…………3割正解だね」
魔トリョーシカ
「実際、ショコラを目の前で消し飛ばされたのを見た以上、ああなるのが怖いって思う気持ちもある」
魔トリョーシカ
「だが元より、ボクの使命はドーラだった頃より変わらない」
魔トリョーシカ
「世界維持の為に生命を1人でも多く増やす、昔からそれは変わってない。」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.268 )
- 日時: 2022/07/13 18:35
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
魔トリョーシカ
「生命を増やし、世界の繁栄の為にはカーレッジがジャマだ」
魔トリョーシカ
「ボクは自分が管理人であることも、己の価値観も忘れたことも無い」
魔トリョーシカ
「今も昔も、ボクは自分の使命のままに動いている、だから」
魔トリョーシカ
「依頼を叶えるために、世界を超えさせろ」
ナタ
「…………どうやら、本当に何を言ってもさせても無駄にしかならないようだね」
ナタ
「それで、どうしたいんだっけか?」
魔トリョーシカ
「どうやらボクは今依頼人が居るところとは別のロボトミー社に返してあげないとならない」
魔トリョーシカ
「あ、それとは別の世界にいるエージェントの発見と回収もね」
ナタ
「こうして見ると忙しそうだな………大丈夫なのかい、1人で」
魔トリョーシカ
「え、1人?」
ナタ
「メイドウィンブラストの性質でね、モノは通り抜けられない」
ナタ
「ああ、ガイドラインの都合で着てる服は問題ないから安心してくれたまえ」
魔トリョーシカ
「当たり前だろ、嫌だよ世界超える度にキューティーハニーみたいになるの」
魔トリョーシカ
「と、すると人形達は持って来れないってことね」
ナタ
「ああ、君一人でその世界に向かわなくてはならない」
魔トリョーシカ
「だったら、ボクはキミのことを思う存分酷使させて貰うけど」
ナタ
「ああ、そのエージェントの居る世界、並びにその人物達の目的地であるロボトミー社のパラレルを見つけろと」
ナタ
「まぁ、ここに来られたからにはそこまでやらないと君は帰らなさそうだし、やっておこう」
ナタ
「だったら1つ釘を刺すが……ロボトミー社が沢山あるという事実は決して漏らさない方がいい」
魔トリョーシカ
「なんで?収容会社は沢山あって損が無いのでは?アブノーマリティは面倒だし」
ナタ
「どうせ最終的にはアブノーマリティなんて全部消滅するんだ、放置しても何も変わらない」
ナタ
「だが、ロボトミー社は違う、会社の数だけ『アンジェラ』が居るんだ」
ナタ
「それが結託でもしたらカーレッジ……いや、それ以上に面倒な事になるパラレルも存在する」
魔トリョーシカ
「まぁ、肝に銘じておくよ………さっさとやれ」
ナタ
「はいはい」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.269 )
- 日時: 2022/07/13 18:37
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………魔トリョーシカは、こうしてパラレルワールドをくぐり抜けたのだが………
魔トリョーシカ
「く………せっかくパラレルワールドに来るなら、ショコラをかき集めて平行世界ハーレムでも」
魔トリョーシカ
「……いや、ナタの事だ、それをやってる僕もいるなんて言い出しかねん」
魔トリョーシカ
「で、ここは?」
ナタ
【例のエージェント『フォルセティ』の反応があったロボトミー社の世界だ】
ナタ
【この世界はループしているようだが……まぁ、君にとっては関係ない事だ】
魔トリョーシカ
「別にループはボクもやっているからね、それに……サッと見つけてすぐ帰るつもりd」
バーン!
魔トリョーシカ
「なんで魔弾の射手ボクの真後ろで仕事してんの?弾つきぬけてんだけど」
ナタ
【だから言ったろ?人形なんて使えたものじゃないと】
魔トリョーシカ
「はいはい、バリバリ活動中ってわけね」
魔トリョーシカ
「……………」ガサガサゴソゴソ
ナタ
【で、君は何をしているのかな?】
魔トリョーシカ
「何って見ての通りオフィサーの死体回収だけど」
魔トリョーシカ
「人工肉は作ったけどあの人狼兄弟ウダウダ文句言うからね、おやつにはなるでしょ」
ナタ
【初めてだよ、オフィサーの死骸を別目線で有効活用しようとしてる人………】
…………
魔トリョーシカ
「その人はエージェントなんだよね?」
魔トリョーシカ
「しらみ潰しにアブノーマリティを見ていけばって思ったが、どこにもいないじゃないか」
ナタ
【念の為に聞いておくがアブノーマリティの実験経験は?】
魔トリョーシカ
「あいにくだがゼロだ、ボクがたくっちスノーに接触したせいで繋がりが断ち切れたみたいなものだしね」
ナタ
【そうか、君が入ったことによりクリフォトカウンターが減少、脱走した物もいる】
魔トリョーシカ
「そうかいそうかい、頑張れー」
ナタ
【これもう一種のアブノーマリティじゃないかな】
ナタ
【こうなったら何としてもフォルセティを発見させるしかない】
魔トリョーシカ
「出来るならさっさとやってよー」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.270 )
- 日時: 2022/07/13 18:40
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
魔トリョーシカ
「………なるほど、アブノーマリティの設定もなかなか使えそうだ、面白い」
ナタ
【なんやかんやの末に首だけになっている君の方が面白いぞ】
魔トリョーシカ
「このままだとボクまでアブノーマリティになりそ………」
魔トリョーシカ
「てか、フォルセティどこ?」
ナタ
【えっとね、言いにくいんだが今君の首を担いでいるのがフォルセティだ】
魔トリョーシカ
「あら、なら体を元に戻しておくか」
パキッパキッパキッ
尊鷹
「我が名は尊鷹」
フォルセティ
「!?」
パキッパキッパキッ
魔トリョーシカ
「あっゴメン間違えた」
ナタ
【今の何】
………
魔トリョーシカ
「さて、後は依頼人の居るロボトミーに行って、その人たちにとっての本来のロボトミーに行けばいいだけだ」
ナタ
【その後は考えてあるのかい?】
ナタ
【言っておくが別世界は千住満別、君の常識が通用せず、君の知らない物もある】
ナタ
【現にフォルセティは自分の知らないアブノーマリティの情報を掴んでいる】
魔トリョーシカ
「ふーーん、エージェントならまだしもボクには関係ないね」
魔トリョーシカ
「ボクの依頼はあくまで『救出』と『送還』だ、何が来ようが逃げに徹すればいい」
魔トリョーシカ
「別に倒さないとダメってわけじゃなさそうだしね」
魔トリョーシカ
「で、どうやって世界抜けようか」
ナタ
【ああ、ちなみに私の鏡は一方通行だよ】
魔トリョーシカ
「…………」
ナタ
【私はあくまで『観る』事にしか使ってないからね】
魔トリョーシカ
「ずるいよキミその設定、迂闊に裏キャラ出せないじゃん」
ナタ
【あのね、キャラの表とか裏とか言うがそもそも同じキャラが2人以上存在するというのは本来ならパラドックスとかD4Cとかドッペルゲンガー的なアレが起こる可能性があって普通に危険なんだからね?】
魔トリョーシカ
「無慈悲なマジレスやめろ、傷つく人がいたらどうする、というかボクに喧嘩売るな」
魔トリョーシカ
「うーーーん、でもまぁ帰る手段はあるよ、君は一方的に別世界に送ることは出来るんだろう?」
ナタ
【backroomsのようにほぼランダムになってしまうがいいかな?】
魔トリョーシカ
「構わない」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.271 )
- 日時: 2022/07/13 18:43
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
魔トリョーシカ
「ロボトミー社に出る手段はいくらでもあ………」
魔トリョーシカ
「ああ大丈夫だよフォルセティ、死ぬわけじゃないから」
魔トリョーシカ
「ボクだって知ってるんだから」ゲシッ ガラガラガラガラ
魔トリョーシカ
「蓋の空いたウェルチアースはおよそ数十分の一の確率で睡眠薬が入っててエビ漁に」ガクッ
ナタ
【本当に反応が消えた………】
【依頼21】
【fail
魔トリョーシカ
「勝手に終わらすな」
ナタ
【ジョークだ】
魔トリョーシカ
「さて、後はここからフォルトの居るロボトミー社までワープよろしく」
ナタ
【私は並行世界線を見ているだけなのに、都合よくワープ装置にされるとは……】
…………
魔トリョーシカ
「ついた?」
ナタ
【ああ、君の歴史で言うところの壊滅寸前の世界らしい】
ナタ
【アブノーマリティはほぼ止まっているが………先程も言った君の知らないアブノーマリティによって壊滅状態にある】
魔トリョーシカ
「なるほど」
魔トリョーシカ
「まぁなに走って一気に終わらせる」
ナタ
【言っておくがここにはウェルチアースはないよ】
魔トリョーシカ
「じゃあ世界を抜けて抜けて抜けまくって最終的にボクの世界に………」
ナタ
【気軽に言ってくれるなぁ、もしどこかで『フォルセティ』に会ったらD4Cしてお互いお陀仏だよ?】
魔トリョーシカ
「とりあえず気を付けて……ん?」
魔トリョーシカ
「その理論だとアブノーマリティを送れば相殺出来てハッピーハッピーじゃないか?」
ナタ
【馬鹿なこと言ってないで………ほら、例のアブノーマ】
ナタ
【アッ 速い どんだけ戦うのめんどくさいんだ】
魔トリョーシカ
「人形連れてきてるならともかく1人でなんとかなるわけないだろ!」
魔トリョーシカ
「というか無駄に広いんだよロボトミーコーポレーション!どこ!?フォルトどのエリアに居る!?」
ナタ
【……………まぁ下まで降りてみたら?】
魔トリョーシカ
「くっ!こういう時も人形無いのが辛いな!」
魔トリョーシカ
「というかボク暫く留守にしてるけど向こう大丈夫か!?」
ナタ
【言っておくけど別世界だからアクセスも出来ないよ】
魔トリョーシカ
「お気遣いどうも!ファッキン!」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.272 )
- 日時: 2022/07/13 18:46
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
…………
魔トリョーシカ
「いたァ!」
フォルト
「………」
フォルト
「意外と早かったな、フォルセティも無事か」
魔トリョーシカ
「ああ、更に早く行くけどな」
魔トリョーシカ
「アレだよアレ!あのアブノーマリティの列車みたいなやつ」
ナタ
【えっまさかあれに乗る気……いや、アレって乗れるものなの!?】
魔トリョーシカ
「飛び乗ればワンチャンあるだろ」
フォルト
「オフィサーなぎ倒して勝手にどこかに行くやつにどうやって乗れと?」
魔トリョーシカ
「ふ……蓋の空いたウェルチアースが使えないから……」
ナタ
【………方法は無くはないが、危険すぎて採用しきれないものならある】
魔トリョーシカ
「上等だ、カーレッジを仕留めるまでボクは何があっても死なない、言ってみろ」
ナタ
【………Alephクラスアブノーマリティ、『規制済み』】
ナタ
【あれを『規制済み』して『規制済み』を『規制済み』すると『規制済み』が起こり、『規制済み』によって世界移動が可能になる】
魔トリョーシカ
「なるほど分かった」
フォルト
「殆どピー音だらけで何も伝わらないんだが」
魔トリョーシカ
「まぁとにかく出られるって事だよ!『規制済み』はどこ?」
フォルト
「あっち」
魔トリョーシカ
「よし、早速『規制済み』しに行くよ 」
フォルト
「後ろからなんか聞こえるんだけど」
魔トリョーシカ
「無視しろ」
…………
ここから先の行動は『規制済み』です
…………
魔トリョーシカ
「とりあえずあのロボトミー社からは出れた!」
魔トリョーシカ
「で、後はこの人達のロボトミー社に行って………あとボクが帰らないといけない」
魔トリョーシカ
「下手したらこっちの方が大変そうだ………ナタ、彼らの世界にたどり着いて、ボクが帰るまでに何個並行世界を辿らなくちゃならない?」
ナタ
【そうだね………12個?】
魔トリョーシカ
「………気が遠くなりそうだ、ま、しっかり帰ってくるよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
一方その頃
七夜
「…………」
レオン
「…………」
ガタッ ガタガタッ…………
ーーーーーーーーーーーーーーーー
魔トリョーシカ
「………ただいま」
ナタ
「おかえり、わかっていると思うがどんな事であれ【並行世界】の情報を細かく話すのは禁則事項だよ」
魔トリョーシカ
「分かってるよ………まぁ、大変だったが上手くはやったよ、報酬も貰ったし」
魔トリョーシカ
「並行世界、時空に散らばる別のボク達か……巡り会えないのが残念だが、中々面白い経験だったよ」
【依頼21】
【complete】
魔トリョーシカ
「あっ、ちょっと待って」
魔トリョーシカ
「ボクが連れていったフォルトとフォルセティは、ちゃんとボクに依頼を出した平行世界の彼らなんだろうね?」
ナタ
「……君がそう思うなら、そうなんじゃない?」