二次創作小説(新・総合)

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.46 )
日時: 2022/03/26 22:43
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『依頼4』
「スラッシュ・バスター・ジャッジメント・プレイング」


カームと七夜が依頼を終えて戻った時のこと………

マール
「……………分からない」

レオン
「もう少し考えろ!ぜってーなんか矛盾してるんだって!」

カーム
「ん?珍しいな、マールがゲームなんて」

レオン
「これも依頼だよ、ガキ共が最近発売した推理ゲームがクリアできねーって持ってきたんだよ」

七夜
「ん?そのゲームだったら俺この間クリアしたぞ」

七夜
「攻略法全部覚えてるから俺が代わりにやってやろうか?」

マール
「……ごめん」

七夜
「気にすんな、それ本当に頭使うからな 」


魔トリョーシカ
「あ、皆ちょっといい………あ、ちょうど良かった、依頼だよ」

魔トリョーシカ
「ちょうどゲームに関わることなんだけど」

七夜
「え?」

………


七夜
「………『ライオネルゲームスタジオ』?」

レオン
「確かキスキルリィラがクリーチャーの反応があるとか言ってたヤツだな」

カーム
「………なんでアイツらが知ってんの?」

七夜
「さあな」

魔トリョーシカ
「それで、望原茂さん?でよかったっけ?」

望原
「ああ………」

望原
「そのライオネルゲームスタジオについてだ、俺の従妹なんだが………」

望原
「実は最近、会社内で大きな妨害を受けているそうなんだ、ゲームデータを流出されたり、謎のアクセスが多発していたり、タイムカードが消されていたり………」

魔トリョーシカ
「経営の仕方その物に問題があるわけじゃなく、何者かによる攻撃を受けてる訳だね?」

望原
「それは間違いないと断言出来る」

魔トリョーシカ
「よし、それをボクらで突き止めて欲しいと、いいとも」

望原
「………実は、今起きていることはそれだけじゃない。」

七夜
「と言うと?」

レオン
「………お、ニュース見つけた、どうやら副社長が亡くなったそうだな」

Sonic.exe
「ほう、他殺と考えて調査中……っ!!」


Sonic.exe
「おい魔トリョーシカ!見ろ!」

魔トリョーシカ
「何………うわ」

望原
「どうした?何か怪しいものでも?」

魔トリョーシカ
「……いや、こっち」

魔トリョーシカはニュースに映っている『リポーター』の方を指さす

魔トリョーシカ
「この事件取上げたの……もしかしてヤジマ……?」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.47 )
日時: 2022/03/26 22:45
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

望原
「ヤジマ……?知り合いか?」

魔トリョーシカ
「なんというか、ちょっとね………『ヤジマ・キキ』」

魔トリョーシカ
「彼女の居る世界って、こう…特別な法案があってね」

犬塚
「捜査情報特別公開制度……だったか」


レオン
「警察が取り扱う調査内容や事件の概要を全て公に公開する事が義務付けられているんだ、それをアイツの番組……『クライムチャンネル』が公開している」

Sonic.exe
「ヤジマがお前の世界に来ているということは、その世界でもその制度が特別に許可されたという訳だ」

望原
「そういえばやけに細かく情報が出てるなと思ったら………それが何か?」

魔トリョーシカ
「いや……なんというか、彼女が苦手なんだ」

魔トリョーシカ
「ボク達『正義の悪役』とも違う……言うならば『真実の味方』、悪を許さず、正しい情報を公開するためならどんな物にも屈しない」

猿渡
「見てるこっちがヒヤヒヤすんだよ、犯罪者より」

望原
「なるほど……その、まだその事件からそんなに経ってないから、ヤジマさんとやらもまだいるかもしれない」

魔トリョーシカ
「……まぁ、ボクらだって仕事、彼女も仕事だ、互いに邪魔しないようにしよう」

犬塚
「俺はパスだ、マスコミのいる所には行けねぇよ」

ネズミの神さま
「あ、MXとexeは留守番ね、その顔だと放送事故だから」

MX
「…………」ズーン

Sonic.exe
「ドンマイ、MX………」

…………

こうして魔トリョーシカ達は『ウルトラワールド』のライオネルゲームスタジオ近くに降り立った

魔トリョーシカ
「うわ、もう居るよヤジマ………」

七夜
「ま、この時間帯はクライムチャンネルの放送時間だからな」

希原
「バリケードも沢山あるな………」

スターアベネス
「………おいどうするよ、話しかけるのか?」

ネズミの神さま
「いやでも仕事の邪魔しちゃ悪いし」

ヤジマ
「すいません悩んでるなら出てってくれませんか?ガッツリカメラに入ってますよ?」

七夜
「あ、すみません……と!それどころじゃねぇ!」


七夜
「俺達は無関係者……とは言いにくいんだが!その!アレだ!ギルド!【正義の悪役】」

…………

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.48 )
日時: 2022/03/26 22:48
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ヤジマ
「なるほど、最近流行りの【アレ】の類でしたか!」

魔トリョーシカ
「頼まれた以上は犯人探さないといけないのでね」

ヤジマ
「とは言いますが、私の仕事はあくまでフェリートさんの殺人事件の公開ですので」

望原
「フェリート……副社長か」

レオン
「そういや聞きそびれてたが副社長の死因ってなんだ?」

ヤジマ
「上空をご覧下さい、あの高い高いビルの真上」

七夜
「………まさか電線か?」

ヤジマ
「その通り、死因は屋上は落とされた上に電線に激突したことによる感電死です」

七夜
「あ〜……即死だな、覚えておくか」

魔トリョーシカ
「ヤジマさんはライオネルゲームスタジオの妨害の件は聞いてる?」

ヤジマ
「あ〜、社員からある程度は聞きました!色々されてるせいで倒産の危機だとか、取引先の企業に買収されるかもしれないとか」

ヤジマ
「色々聞くことが出来ましたよ、親交が深い方なのでなんでも答えてくれました」

望原
「………ちょっと待て、親交って、咲原まくるから聞いたのか?」

ヤジマ
「はい」

魔トリョーシカ
「と言うと、その人が?」

望原
「……俺の従妹だ、妨害の件もあってだいぶ参ってるというのに」

ヤジマ
「すみませんねー、これもお仕事なので」

………

レオン
「で、調査はいいんだけど」


レオン
「なんでお前までついてきてんの?」

ヤジマ
「妨害と殺人事件が無関係という線はまだありませんので、あと探偵役が欲しかったので」

ヤジマ
「こういう時に限って【一閃!】って感じでバシッと決めてくれる人は居ませんので」

望原
(おう………)

レオン
「番組や警察はどこまで分かってる?」

ヤジマ
「死因とさっき話したこと程度です、あと妨害の事」

スターアベネス
「役に立たねー………」

魔トリョーシカ
「そうだね………困ったな」

ヤジマ
「私としてもここまで分かんないんじゃ番組として困るんですよね」

魔トリョーシカ
「ボクとしてもサスペンス系なんて書いたことないからちょっと困ってるんだよね」

ヤジマ
「それ貴方じゃなくて上の人が困ってますよね?」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.49 )
日時: 2022/03/26 22:51
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七夜
「………あーー、分かんねぇなぁ」

魔トリョーシカ
「あ、そうだ!ねぇ神様!」

魔トリョーシカ
「ボクが間違える度に時間逆行してくれない?こうなったら全員に『お前が犯人だ!』と言うから」

ネズミの神さま
「そんなセーブアンドロードのゴリ押しみたいな真似許すわけないでしょ?ゲームとは違うのよ?」

魔トリョーシカ
「だよねー……」

スターアベネス
「休業してる割には社員は居るんだな」

ヤジマ
「番組で呼び寄せましたので、無関係ならすぐに帰しますよ」

望原
「ということは……まくるは帰れなさそうだな」

七夜
「まぁ、数がいるなら………」


七夜
「聞き込みだろ!!」

レザード
「よっしゃあああああ!!」

スターアベネス
「行ってきまああああす!!!」

レオン
「洗いざらい話せやああああああ!!!」





ヤジマ
「貴方とんでもない所に依頼しましたね?」

望原
「なんか俺もそんな気がしてきた………」
………

〜5分後〜

七夜
「物的証拠が見つからねぇ………」ズーン

ヤジマ
「何がわかりました?」


七夜
「…………なんとなく分かったのは、副社長を恨んでそうな人間は結構いることと、休憩時間はバラバラということ」

ヤジマ
「休憩時間がバラバラ?」

七夜
「新作ゲームの開発をしてるらしくてほぼ忙しい毎日だそうでな………」

七夜
「だから特定の時間ごとに数人抜けて、1日にちょっとだけ休むという感じだったらしい」

七夜はリストを書きなぐる、そこには時刻表がびっしりと描かれていた

七夜
「これがフェリート副社長が死んだ日の社員全員の【休憩時間】だ。」

ヤジマ
「タイムカードには休憩時間なんてありませんがどうやって?」

七夜
「全部聞いて覚えてきた」

七夜
「覚え方、というものを昔教わってな………それ以来、聞いちまえばなんでも覚えられるようになった」

ーーーーーーーーーーーーーーーー
立崎七夜
特殊能力:記憶

ーーーーーーーーーーーーーーーー

ヤジマ
「被害者の休憩時間は15:00〜15:30!」

七夜
「っつーことは、朝9時に休憩を取ったまくるはシロってわけだ。」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.50 )
日時: 2022/03/26 22:53
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七夜
「第1発見者は16:00分の休憩に入ったこの社員、戻ってこない副社長の確認も兼ねて屋上に向かったところを発見した。」

七夜
「とすると、怪しいのはそれまでに休憩に入っていた人間。」

七夜
「フェリート副社長とほぼ同じ時間に休憩に入っていた人間を絞ると」


七夜
「わずか2人………」

七夜
「エンゼンとダイロウ、共に男性で部署は違うが共に同じゲームを開発中、生年月日、血液型は」

ヤジマ
「ストップ、ストップ」

ヤジマ
「さすがに犯人じゃない人の個人情報公開はまずいです」

七夜
(逆に言うと犯人ならOKなのか……?)

七夜
「………改めて『エンゼン』この会社のキャラクターイラスト担当、強面で無口で冷たい印象だがゲームに対する熱意は熱く、イラスト担当だが社長や副社長の所に自ら向かい案を出すことが多いそうだ」

ヤジマ
「なるほど、一見冷たいけど仕事熱心な敏腕社員、自然と人がついて行くタイプというわけですね」

七夜
「ただ副社長とは意見が対立することもしばしばあったらしい、まぁいい物を作ろうとすると解釈違いも起こるからな」

ヤジマ
「もう1人の容疑者であるダイロウさんの方はどうでしょう?」

七夜
「ダイロウはバグの取り除き作業をしているそうだ」

七夜
「『俺が見て、聞いた限りでは』好青年で性格もいい感じで、生活も順調?って感じ」

七夜
「今回の事や殺人事件について色々教えてくれたのもソイツだ」

ヤジマ
「というのはエンゼンさんが副社長と意見が合わなかったことも?」

七夜
「そう」

七夜
「が、実は他の社員から別の噂も聞いてるんだ、副社長の座を狙ってんじゃないかと」

ヤジマ
「言われてみればダイロウさんは階級的に見ると結構高めのようです、」

七夜
「ああ、勤務記録や経歴もメモったから書いておくんだけど」

七夜
「この歳の社員にしてはとんでもねースピードで出世してんだ」

ヤジマ
「なるほど!ところで悪役さん忘れてませんか?」

七夜
「何を?」

ヤジマ
「これ生放送です!」

七夜
「……アピールにはなるんじゃない?」

ヤジマ
「いえ、ジッパー全開です!」

七夜
「もっと早くから言ってくれねぇかなぁ!!?」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.51 )
日時: 2022/03/26 22:56
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………

七夜
「何かわかったか!?」

魔トリョーシカ
「なんにも分かんなかった………」

レオン
「証拠になりそうな物が何一つない……」

スターアベネス
「遺体はとっくに片付けられたしな………」

七夜
「役立たず共が!!」バコーン

希原
「そっちはどうだった?」

七夜
「とりあえず殺人事件でお前の従妹のアリバイは証明した、幼馴染みだからって疑ってるやつも居たからな」

希原
「そうか………容疑者は?」

七夜
「2人……2人と言えばチドリとあの人は?」

魔トリョーシカ
「チドリ達はその買収しそうな大企業の方が気になるって別世界に」

魔トリョーシカ
(………それと、例のものも彼に頼んである)

七夜
(すまねー……)



ヤジマ
「では、そろそろ!現場に戻って容疑者達と話をしてみましょう」

ネズミの神さま
「どうするの?証拠」

七夜
「仕方ねぇ………言葉で無理やり炙り出すしかなさそうだな」

レオン
「一応情報ぐらいなら集めてきた、言論なら出来るかもな」


ヤジマ
「では一旦CMです!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

〜CM〜
【AIのべりすと】

それはAIが物語の続きを描く、新時代の小説システム!

これを使えば、こんな感じの小説も作れちゃいます!

ディレクター「………昨日放送された第8話の視聴率は?」

秘書「4.3パーセントです」

ディレクター「4.3!!?たったそれだけか!?」

【不人気番組!野菜戦隊!】


魔法使い(あの勇者が功績を称えられ、姫と結婚して国王かぁ………)

魔法使い(戦士も勇者の国直属の騎士団の団長になったし、僧侶も所属している教会に帰って……)


魔法使い「………ていうか、アレ?」

魔法使い「あたしだけ何にも呼ばれてないし、なんのあてもなくない?」

【世界を救った魔法使い、無職】


「ルイィィ………ージィィィ………」

兄さん……いや、兄さんのような怪物は僕を見るとニタニタと笑い始めた。

僕の本能が叫び始める
『逃げろ』と。

【M~Get away from him~】

さぁ、物語を描こう!

『AIのべりすと!』
メイドウィンも数多くネタを投稿中!
ーーーーーーーーーー

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.52 )
日時: 2022/03/26 22:59
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………

ヤジマ
「さて!数日引っ張ってきたゲーム会社殺人事件!ようやく情報が少しずつ出てまいりました!」

ヤジマ
「クライムチャンネルリポート、引き続きヤジマ・キキが全てをお茶の間に提供します!」

ヤジマ
「そして!現場に来てくれたのは3人のゲスト!」

ヤジマ
「この会社の総支配者、社長のライオネルさんと、殺人容疑者のおふたりさん!」

エンゼン
「………仕事がまだあるんだ、早めに済ませてくれないか」

ヤジマ
「ご心配なく!全てが明らかになれば終わりますので!」

ヤジマ
「………こんな事をしたクズの人生も、ですが!」

ダイロウ
「ええ、そうでなくては困ります、こうしないとクライムチャンネルを呼んだ理由がありませんから」

………


レオン
「ライオネルってマジであのライオネルだだったのか」

七夜
「………誰アレ?」

魔トリョーシカ
「ああ玩具屋で見たことある、昔のDMのカードのやつ」
※魔トは副業で玩具専門デパートの店長をやっている。

七夜
「………あんなんあったのか」

魔トリョーシカ
「七夜は何世代?」

七夜
「WD、最近のは3D龍解ってのがあるって聞いた」

レオン
(3D龍解ですら何年も前だわ!!)


ライオネル
「………ん、どうした?俺への取材?聞き込みか?」

ヤジマ
「まぁどちらでも!」

ライオネル
「何を答えればいい?」

七夜
「あー………」

・殺人事件の事
・妨害の事←
・プロフィール

七夜
「先に妨害のことを聞いていいか?」

ライオネル
「妨害?」

七夜
「うちの依頼人から聞いたんだ、不正アクセスやらデータ流出やらを受けているってな」

エンゼン
「ああ………間違いない」

ダイロウ
「許せないことですよね」

ライオネル
「断言すると、外部の犯行ではないだろう」

ヤジマ
「おお、珍しくすっぱり認めましたねー、私としてはありがたいですが」

ライオネル
「そこばかりは事実だ、せいぜい社員が頼んだ出前やツーバーイーツが来るぐらいでゲーム会社にわざわざ人なんか来ない」

ヤジマ
「なんか凄い不潔そうな宅配サービスのことはともかく、確かに社会科見学でも無い限りゲーム会社に他人が用なんてありませんね!」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.53 )
日時: 2022/03/26 23:02
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ヤジマ
「ということもあり、このお方も呼んであります!どうぞ!」


まくる
「………」

希原
「まくる!?」

ヤジマ
「こちらは咲原まくるさん、社員によりますと【妨害事件の容疑者】です」

七夜
「げっ!そういや殺人事件に関してはシロと考えられるが………」

魔トリョーシカ
「ボクらの本筋はあくまで妨害事件だからね」

魔トリョーシカ
「いいよ、同じ企業で起きた事だ、無関係ってこともあるまい」

魔トリョーシカ
「一緒に殺人事件の事も暴いちゃえばいい」
※こんなこと言っているが全く根拠も自信もない

七夜
「………じゃあダイロウさん?色々教えてくれたし、副社長が亡くなる直前、あるいは後は何してたか教えてもらおうか」

ダイロウ
「ええ、いいでしょう」

七夜
(……証拠がねぇ以上、発言のムジュンを【一閃】して突きつけるしかねぇ)

………

ダイロウ
『僕が容疑者になったのって、休憩時間が被っていたからですよね?』

ダイロウ
『でもその時も僕は作業をしていましたよ?』

ダイロウ
『休憩時間は社長が決めましたが、どうしても忙しい時は予定の時間に休みが取れない事も多々あります。』

ダイロウ
『この間もずっとパソコンに向かってて、余程のことがない限り……』


【一閃!!】

レオン
「いーや!仕事なんて優先してる場合じゃなかったはずだ!」

レオン
「副社長は転落して感電して死んだんだぞ!なら上げるはずだ!この世のものとは思えないほど恐ろしい【悲鳴】をな!!」

レオン
「それに反応しないなんて人間じゃねぇ!」

ヤジマ
「なるほどー、確かに突然じゃなくても落ちればビックリして声は出ますよね、おまけに電線にぶつかると来た」

ライオネル
「超痛いからな、死ぬほど痛い。」

ダイロウ
「う………ですが、電線と屋上までそんな距離はありませんし、我々が作業しているのはずっと下の階です!聞こえないかもしれないでしょう!」

七夜
「…………それに、実は予定の時間に休みが取れてないことは俺も知ってる」

レオン
「はぁ!?俺の一閃損じゃねぇか!!」

ヤジマ
「え?けど確か……フェリート副社長と休憩時間がほぼ同じだったような?」

七夜
「でも外には出れるだろ、余程の事が起きていたら」

ダイロウ
「………なんですか、その余程の事って」

ネズミの神さま
「例えば、トイレに行きたくなったとか?」

ダイロウ
「!」

レオン
「これも話をつけてあるがあの日、お前の作業部屋の近くのトイレは清掃中だったらしい、そこよりさらに近いのは上の階のみだ」


まくる
「いや……トイレなんてこの会社に行くより近くのコンビニとかで行った方が早い、社員はあの時間外に出ていない………」

ライオネル
「そうだな、俺も漏れそうな時は近くのセブンレイヴンで借りてる」

七夜
「………ちっ、そうか。」


ヤジマ
「うーん、何か分かるとは思ったんですけどねー……ではエンゼンさん!」

エンゼン
「………俺もほぼダイロウと同じだ、休憩する時間も惜しくてずっと作業をしていた。」

ダイロウ
「果たしてそうですかね?」

エンゼン
「何?」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.54 )
日時: 2022/03/26 23:06
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)


ヤジマ
「おっと、詳しく聞かせて貰えますか?」

ダイロウ
「せっかくの生中継だ、はっきりさせましょう。」


ダイロウ
「フェリート副社長を殺害したのは………貴方です、エンゼン」

!!

!!


エンゼン
「………」

七夜
(……………)


エンゼン
「俺が?」

ヤジマ
「あーそういえば良くない噂も聞いてましたからねー」

ヤジマ
「フェリート副社長の方も発言にパワハラ気味な所があったとか、ゲームの意見で言論になったとか」

エンゼン
「より良い結果を求めて意見が対立することは、この業界ではありふれた話だ」

ダイロウ
「果たしてそうですかね?」

ヤジマ
「そんなに自信があるなら聞かせてください、彼がどのようにフェリート副社長の息の根を止めたのかを!」


七夜
(………そういや【助太刀】なんてのもあったな、怪しい言葉は否定だけじゃなく、肯定もしてみよう、ボロが出るはずだ)




〜エンゼンの犯行・動機〜

エンゼン
『俺もお前と同じく、休憩に行かず延長したと言ったはずだが』

ダイロウ
『余程の用事があれば出ることはある事も彼らが証明していますよ?』

ダイロウ
『悲鳴を上げずに殺す方法もありますよ、首を絞めるだの毒だの山ほどあります』

ダイロウ
『その後に突き落として感電死させれば死体から痕跡も隠せますしね』

ダイロウ
『だが俺にそんなことをする動機があるのか?否定された程度で血が上るように見えるか?』

ダイロウ
『フフ………貴方が仕事一筋の男だったならそうでしょうね』

【助太刀!】

魔トリョーシカ
「それってつまり、キミは彼に仕事以外の一面を感じ取ったってことかな?」

ダイロウ
「………その通り、彼に感じとったその感情、それは」

ネズミの神さま
「Love?ひょっとしてLove?」

ダイロウ
「ええ、いい見世物でした………数日前から僕は見ていました」

ダイロウ
「………エンゼンが、フェリート副社長にお人形さんを渡していたことを!それも!手作り!」


ヤジマ
「えっ、ここでラブですか!?ラブ来ちゃうんですか!?」

ダイロウ
「それだけじゃない!その対象は………そここに居る咲原まくるにも渡している!」


ヤジマ
「おっとーーーー!?トライアングル・ラブですか!?」

ライオネル
「サイキック・リンク!」

猿渡
「おいなんで嬉しそうなんだよ!」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.55 )
日時: 2022/03/26 23:09
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

魔トリョーシカ
「おっと?なんかキミの言いたいことが分かってきたよ」

魔トリョーシカ
「エンゼンくんと副社長とまくるさんの三角関係?」

魔トリョーシカ
「でもエンゼンくんはまくるさんにお熱で、フェリートが邪魔になり………」

魔トリョーシカ
「まくるさんが会社をメチャクチャにして、エンゼンくんが殺す共同関係……」

魔トリョーシカ
「愛のパワーってわけだね?」

ヤジマ
「な、なるほどー、ビックリですね愛のパワーとは」

七夜
(信じてねーって顔してるけどな)

ダイロウ
「これは驚きました、まさに僕が言いたいことをはっきりそのまま言ってくれましたよ」

魔トリョーシカ
「その言葉に間違いはないね?「」


ダイロウ
「ええ」


魔トリョーシカ
「では、彼の言葉に意義がある人は一

エンゼン
「い

【一閃ンンッッ!!!】

ヤジマ
「おっ、なんか凄い一閃が出てきましたよ」


望原
「………!!」ドン!!

カーム
「お、何があるか?」

望原
「エンゼンさんとまくるの恋愛関係、それは否定出来る」

ダイロウ
「な、何を根拠に?」

望原
「エンゼン………ちょっと前に誕生日で……この間まくるが手作り人形を『2個』くれたんだ、自分で作るためと、お手本の2つ」ゴソゴソ

望原
「その内の1つはコレだろ?」

エンゼン
「…………」

エンゼン
「ああ」

ダイロウ
「え!!?」

まくる
「フェリートに渡していたのも親戚の誕生日が近いからだが?」

ライオネル
「なんだ、ダイロウは来たばかりで知らなかったな!」

ライオネル
「エンゼンは何かと気が利くぞ?俺も貰ったしな、10個」ジャラ

レオン
「スマホに付けすぎだろ!ガラケー時代のギャルが持ってるやつみたいになってんぞ!」

ヤジマ
「なんか仲良かったらすぐラブに行こうとするのはどうかと思いますよ?」

魔トリョーシカ
「………あれ?そうなるとどっちも抜け出してないことになるのかな?」

ダイロウ
「エンゼンが………」

七夜
「まぁ待て………」

ヤジマ
(………あれ?もしかすると彼)





ヤジマ
【待った!!】

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.56 )
日時: 2022/03/26 23:12
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

!?

ネズミの神さま
「ど……どうしたの?」

ヤジマ
「貴方、なんとなく感じていたんですが……何か狙ってますね?」

ヤジマ
「こうして引き伸ばすことで何かを待っている!そうでしょう?」

七夜
「………ち、バレたか」

七夜
「………ヤジマさんよ、16時まで待てるか?」

ヤジマ
「待てませんね、こちらも生放送なので【15:00】までに片付けてください」

七夜
「だよなー………」

レオン
(………ん?そういうことか)

レオン
「エンゼンが本当にやったのかは曖昧になった、そこで」

レオン
「俺たちの本当に追うべき事件、【妨害事件】についても調べておこうか」

………

レオン
「妨害の内容は………」

魔トリョーシカ
「事務所にいるキスキルリィラがまとめてくれたよ」

ヤジマ
「キスキルリィラってVTuberじゃありませんでしたっけ?」

魔トリョーシカ
「なんでも出来るんだよ、彼女たちはね」

魔トリョーシカ
「それをリストにしたものがコレ」

そう言って魔トリョーシカは望原から聞いたものをリストにして並べた紙を用意し……


七夜
【一閃!!】

七夜
「なぁ所長、この妨害のところに変なのがないか?」

魔トリョーシカ
「へぇ?それはどこだい?」


ーーーーーーーーーーーーーーーー
・データ流出
・不正アクセス
・数値変動
ーーーーーーーーーーーーーーーー

七夜
「数値変動ってなんだ?」

魔トリョーシカ
「ああ知らないの?時空企業のルール」

七夜
「時空企業のルール?」

魔トリョーシカ
「お金絡みのことだけど………社長さんならご存知だよね?」

ライオネル
「ああ、横領等を防ぐ為にな………」

ライオネル
「社員の懐事情は全部データとして1つのところにまとめられる」

ダイロウ
「えっっ!!!?」

ライオネル
「いやーすまんな!今のところ横領なんて無かったし社員一人一人の財布の内容なんていちいち見てられなくてな!」

七夜
「それ見せてもらっていいか?」

魔トリョーシカ
「いいよ、なんなら半年分までまとめてある」

七夜
【サンキュー所長………1回見るだけで把握可能だ!!】

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.57 )
日時: 2022/03/26 23:17
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

七夜
「…………」ペラペラペラペラ

七夜
「ライオネル社長、ここの給料日はいつ?」

ライオネル
「15日とか……まぁ月の半分くらいだな!」

七夜
「………じゃ」

七夜
「なんでコレ22日から23日の間にお金が増えてんの?」

レオン
「近くにはコンビニあるだろ?ATMで増やしたんじゃねーか?ほら、出前取るんだろ?」

七夜
「この記録というのは会社内の財布データというのがキモ」

七夜
「しかも増えてるのは数百なんて大した額じゃない、万超えだ」

七夜
「生活費を出すにしても昨日下ろしたならその日のうちに使う、出前に使うとしてもこんなにもいらない」


ヤジマ
「あ!これ私にもわかりましたよ!」

ヤジマ
「一日や二日なら分かりますが………」


ヤジマ
「どうして【突然何万も財布が増える】事が何人も、数日分もデータが残っているんですかね?」

ダイロウ
「…………!」

魔トリョーシカ
「これは問題だよね?」

魔トリョーシカ
「すぐに調べないと、賄賂とか勘違いしちゃわない?」

ダイロウ
「し、し、しかし!潔白を証明する方法なんてあります!?」

ライオネル
「【超高校級の催眠術師】なら出来るかもな!」

ダイロウ
「超高校級の催眠術師!!?」

七夜
「え、鈴蘭音牟がここに?」

ライオネル
「なんだ知り合いか!催眠ならありのまま全て話せると思ってな!」

望原
「俺とまくるは【元超高校級】なんだ、俺が音楽教師でまくるがゲームクリエイター」

七夜
「だから超高校級のことは知ってるって訳か、ただ………」

七夜
「音牟は最近用事があるってリアルワールドから出れねぇって言ってたから難しいかもな」

ライオネル
「そうか………まぁ手は他にもある!」


魔トリョーシカ
「うーん………」

エンゼン
「………何が狙いだ?」

魔トリョーシカ
「ん?」

エンゼン
「今やっている事は推理ではない、少しずつ何かが明らかになっているが、単なる【時間稼ぎ】だ」

エンゼン
「何かが来るのを待っているのか?」



七夜
「……………はははははは」

七夜
「そろそろまずいかもな、と言うと思ったかな?」


プルルルルルル

七夜
「出ていいか?」

ヤジマ
「どうぞどうぞ」



【もしもし?槌谷ですが!】

【頼まれていたモノの修理が終わったから直接行く!テレビにも出たいしな】

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.58 )
日時: 2022/03/26 23:21
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

まくる
「頼まれていた……モノ?」

七夜
「ああ、ヤジマさんやエンゼンの言う通り今まで俺たちがやっていたのは時間稼ぎ、全てはこれを待っていたんだ」

ヤジマ
「何が届くんですか?」

七夜
「証拠品」

ダイロウ
「なっ……証拠品!?あるわけない、そんなもの!」

ネズミの神さま
「あら?じゃあアナタは証拠品もないのにエンゼンを犯人と思ってたの?」


と、話していると黒い高級車が現れ……席から若い男が降りてくる


「これはこれは、本当に殺人事件の現場にクライムチャンネルの生放映だ」

ヤジマ
「おや、貴方は確か………【カーペンターズ】の若社長、槌谷さん?」

ヤジマ
「自動車建設の社長さんがどうしてここに?」

槌谷
「あ、どうもどうもヤジマ・キキさん!いつも番組拝見してます!」

槌谷
「改めてカーペンターズの槌谷と申します」

魔トリョーシカ
「紹介するよ、槌谷さんはボク達正義の悪役のスポンサーなんだ」

槌谷
「車をバラしたり改造する他に、色々頼まれたものを直したりもしてたんだけど……」

槌谷
「でもまさか、殺人事件の証拠品を直してくれと言われるとはね」

望原
「あの……なんなんだ?証拠品って」


槌谷
「副社長フェリートの持っていた携帯電話」

ダイロウ
「!!!!????」

槌谷
「高いところから落ちて感電してたもんで酷いものだったけど、俺にかかればちょちょいのちょいさ」

ライオネル
(…………なるほど、そういうことか)

ライオネル
(後ろに人型の覇気が見える、俗に言う【スタンド使い】というやつか………)

ーーーーーーーーーーーーーーーー
槌谷
特殊能力:【カーペンターズ】のスタンド使い
カーペンターズ

破壊力-B スピード-B 射程距離-B 持続力-B 精密動作性-C 成長性-B

触れたものの修理、改造、分解が可能。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

槌谷
「バックアップもちゃんとしてあるから携帯会社に連絡したら、死ぬ直前のデータまで元通りだ」

七夜
「ここで、大きく話を戻すが………あった」カチカチ

七夜
「どうやって副社長のところに向かったのか?どんな余程のことがあったのか………」


七夜
「違う、逆だったんだよ」


七夜
「犯人がフェリート副社長の休憩に乗り込んだんじゃない」

七夜
「『フェリート副社長が犯人を呼び寄せた』んだ」

七夜
「………なぁエンゼンさん、このお金を普通より多く貰ってる人に心当たりは?」

エンゼン
「部署もバラバラ、集まってる所もそんなに見ない………だが、強いてあげるなら」

エンゼン
「皆階級はいい、部長や課長ばかりだ」

七夜
「じゃあこのお金が上がった日の近日、前後になにか変化は?」

ライオネル
「…………ああ!そういえば!」

ライオネルはポケットからくしゃくしゃの紙を取出す

ライオネル
「この日の後日も、この日とこの日の後日も!」

ライオネル
「君が出世した日じゃあないか!」

ダイロウ
「しゃ、社長ッッ!!!」


ヤジマ
「おやおやー?突然のお金の増加、後日の出世、そしてそれの繰り返し」

ヤジマ
「なんだか、途端にきな臭くなってきましたねー?」

ダイロウ
「そ、そんなの!」

七夜
「やったかやってないかはともかく、こんな事があれば副社長とあれば間違いなく怪しむ」

七夜
「だからフェリートは呼び出したんだろ……ほら」


七夜
「メールで」

七夜はフェリートのスマホを操作して、メール画面を開く

受信フォルダに、最新のメールがあった

魔トリョーシカ
「15:20分………休憩内、死ぬ直前のメールだね」

七夜
「だから、このメルアドの正体………まぁ俺は分かってるけど」カチカチカチ




ピロロロロロン


エンゼン
「……………」

ダイロウ
「…………」

エンゼン
「おい、ダイロウ、鳴っているぞ………メールが来ているぞ」

エンゼン
「開いておけ、偶然ということもある」


ダイロウ
「………………」


パカ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

は ん に ん は お ま え だ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ダイロウ
「!!!?」


ヤジマ
「あらら、こんな所に落とし穴」

ヤジマ
「正義の悪役様々ですねー、いかかですか?メッキが剥がれてワイロマンが顕になったクズ」

ネズミの神さま
(ほんとこの人、犯罪者や犯人には辛辣ね………)

魔トリョーシカ
「あ、エンゼンさんもう帰っていいよ」

魔トリョーシカ
「監視カメラはとっくに見てたからキミがフェリート副社長が死ぬまでの間にずっと働いてることは知ってたから」

エンゼン
「………知っててここに呼び寄せたのか、アイツを油断させるために」

エンゼン
「こんなことは言いたくないが、お前たちも性格はいい方では無いな」

魔トリョーシカ
「結構、ボク達は正義の悪役なので」

七夜
【待った!】


七夜
「………まだ動機までは言ってないだろ?」

Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.59 )
日時: 2022/03/26 23:23
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

と、その時………ヘリコプターが!


魔トリョーシカ
「どうやらあっちも終わらせたみたいだね」

ダイロウ
「これは何!!?」


七夜
「チドリー!」


チドリ
「お待たせしました、こちらは全て終わらせてきました」

七夜
「こっちは98%って所だ」

ヤジマ
「おっと!なんだかオーバーキルとばかりに赤いジェントルマンと秘書の乱入!?ここからどうなってしまうのかー!?」

チドリ
「時間が押しているなら簡潔に申し上げます、この度買収先の某大企業にこちらのMrショータイム様が名乗りを上げたわけです」

チドリ
「全て調べました、こちらの人物………彼はその大企業の者、要するに企業スパイというものです」

チドリ
「それもそちらの企業でもそれなりの立場であったことが分かります」

魔トリョーシカ
「だからあんなに出世が早かったんだ」

チドリ
「企業スパイとして送り込まれた貴方はライオネルゲームスタジオを買収すべく行動に移り、結果ここまでやった」

七夜
「想定外はそれがフェリート副社長にバレかかったということか……というかそれ!!」

望原
「妨害の方も………お前とお前の企業の仕業だったのか!!」

チドリ
「企業が証拠が残らぬように隠蔽したことも妨害も認めました」


ダイロウ
「……………は、はははは、おかしい、何かがおかしい」

ダイロウ
「なんで?ここまでバレて?こんなになってるのに?なんで?消えない?」

ダイロウ
「おかしいだろ?もう来てもおかしくないだろ?なんで?なんで?」

チドリ
「あの企業でしたら、もう貴方を助けられませんよ」

ヤジマ
「その意気込みは?」

チドリ
「Mr.ショータイム様は大企業に乗り込んだ後」


チドリ
「その大企業の方を買収して我が手中に収めましたので」

ダイロウ
「はぁ〜〜〜〜〜〜〜!!?」

望原
(えええええええええええええええええ)


ダイロウ
「なにこれ?え?こんな無茶苦茶通るの?ウチが買収?そんなことあるわけ」

【ただいまおかけになった電話は現在使われておりません】

Mrショータイム
「HAHAHA……」

ダイロウ
「あびゃびゃびゃびゃびゃ〜〜〜〜〜〜!!!もうおしまいだぁ〜〜〜〜〜!!!」


魔トリョーシカ
「想定外は………ボク達が来てしまったことかな?」


七夜
「………ま、何はともあれ!!」

七夜
「これにて一見落着!!お茶の間に真実が大公開!!」


……………

ファンファンファンファン

ライオネル
「まさか俺の会社に企業スパイとはな!全く気づかなかった!」
エンゼン
「社長………流石にそれは俺でも怒る」

ライオネル
「悪かった! しばらく休んだらまたゲーム開発の続きと行こう!フェリートに応える為にもな!」

エンゼン
「…………そうだな」

ヤジマ
「はー……終わりました終わりました!やっとあの面倒な方達も帰りましたし」



ヤジマ
「__魔トリョーシカ、史上最悪の犯罪者『たくっちスノー』を作り出した絶望の権化」

ヤジマ
「………どうして私は、あんな男やその関係者とつくづく縁があるんでしょうかね」


………

七夜
「なぁ所長」

魔トリョーシカ
「なんだい?」

七夜
「………もしかしなくても最初っから槌谷さんとMrショータイムさんの件だけで潰せたよな?なんで俺に引き伸ばすように頼んだの?」

七夜
「正直俺も、向こうの証拠隠滅が凄すぎて真実を上手く暴ける気がしなかったんだぞ?」

魔トリョーシカ
「んー………」






『だってサスペンス系とか経験するの初めてだもん、ちょっとは頑張ってみたかったんだよ?』


【依頼4】
「complete」