二次創作小説(新・総合)
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.97 )
- 日時: 2022/04/10 07:31
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【依頼8】
「カース・アルケミー・ネクロマンス・マジナイヮ」
ベロー
(俺はベロー、狩人だ)
ベロー
(普段は人狼狩り、怪物退治なんかをしているが、今はこの【正義の悪役】でグリムと用心棒をしている)
魔トリョーシカ
「さて、もしかしたら君達にも何か依頼することになるかもしれないけど、その時はごめんね」
ベロー
「ああそんな……俺達も暇なのは困るし、簡単な事だったら……」
………
ベロー
(と、入ったはいいが俺は衝撃の事実にうちのめされている)
ベロー
(グリムと所長はマガイモノという生物……そして )
魔トリョーシカ
「全員整列ー」
魔トリョーシカはカバンから正義の悪役のメンバーを取り出していく
ベロー
(あのギルドの面々もまた人間ではなく、あの所長が作り出した人形)
七夜
「おはようございます所長、点呼入るか?」
レオン
「いらねーだろそんなの、あー腹減ったなー」
サビィ
「今日は俺が作るっすよ!」
ベロー
(当然ながら意思はない、自然に動いているようにコントロールしており、喋っているのも所長の1人芝居)
ベロー
(そう、このギルド………)
『人間は俺1人だけなのである!!』
魔トリョーシカ
「いやー、こうしてグリム達が来てくれるだけでも助かるよ」
ベロー
「ひとつ聞きたいんだけど、なんで俺達は普通に雇ったんだ?」
ベロー
「グリムはまだしも……そうやって人形を従業員にできるなら、俺の人形を作ればいいじゃないか」
魔トリョーシカ
「確かにグリムのように体格を自由に変える事は出来ない」
魔トリョーシカ
「でもね、ベローとグリムは切っても切れない仲だからね、いいじゃないか」
ベロー
「別にそんなんじゃ………」
魔トリョーシカ
「それにね」
魔トリョーシカ
「結局の所独り言だから話していると感情が虚無になることが結構あるんだよ………」
魔トリョーシカ
「まぁだからガブリエルを買ったりはしたんだけど」
ベロー
(や、闇が深い………)
グリム
「フィユティーヌ(魔トの別名)、このチョコレート貰うぞ」ボリボリ
スターアベネス
「またお前菓子勝手に食いやがって!!」
Sonic.exe
「いいけど……大丈夫なのか?グリム」
ベロー
「大丈夫って、マガイモノだろ?なんの問題が……」
Sonic.exe
「いやそれ………アルコール入ってるチョコレートだぞ?たくっちスノーはそういうの苦手だが」
ベロー
「え?」
グリム
「…………」サーッ
「う"お゙ええええええっ!!!」
「めっちゃ吐いた!!黒い成分めっちゃ出た!!」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.98 )
- 日時: 2022/04/10 07:33
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ベロー
「マガイモノって酒飲めないんだ……」
スターアベネス
「いや、正確にはたくっちスノーが飲めねぇんだよ、少しでも飲むと酔いの悪い所が一気に出て気持ち悪さだけが来るそうだ」
魔トリョーシカ
「姉弟とはいえ君もとはねー………」
グリム
「少し痩せた気がするな………」
ベロー
「痩せたっていうか胸萎んでるよ」
ネズミの神さま
「あれって萎むの!?」
魔トリョーシカ
「あ、依頼人が来たみたいだ」
…………
魔トリョーシカ
「へー、どうやらキミはアルケミスト関係のようだね、」
七夜
「アルケミスト?」
魔トリョーシカ
「リアルワールドなんかでも知られる文豪を転生させることが出来るんだよ、面白いよね」
グリム
「やっていることはほぼ同じだからか」
犬塚
「は?」
逢坂
「とは言うか俺も呼ばれた側、著名は逢坂哲だ」
魔トリョーシカ
「逢坂哲………」
……
レオン
「すまん所長は外人だからそういうのよく分かんねぇんだ」
魔トリョーシカ
「確かボクフランスとかその辺出身だったはず」
Sonic.exe
「依頼は?」
逢坂
「さっき言ってくれたように、俺達転生文豪はアルケミストによって呼び出されるわけだ」
逢坂
「ただのアルケミストじゃなくて、特務司書っていう……こう、世界の驚異から守ってるんだ、物語が消えるかもしれない的な」
ベロー
(なんか他人事に思えないな………)
逢坂
「それで、本筋はその特務司書達のことについてなんだが………」
『メグル様のおまじないというものがあってな』
グリム
「呪い?」
逢坂
「アルケミストは俺達文豪を転生させるためにある作業をするんだが、これがまた面倒らしくてな」
逢坂
「設備とかお金も結構かかるし、それだけ苦労をしても確実に狙った人物が来るとは限らない」
七夜
「要するにソシャゲの10連ガチャか」
逢坂
「現代風に言うとそういう事だな」
逢坂
「で、そういうアルケミスト達が今ハマってるのがメグル様のおまじない」
逢坂
「何でもこいつを使えば………」
逢坂
「100%欲しい人が来てくれるらしい」
レオン
「FGO星5確定福袋じゃん……」
サビィ
「パワプロ2022選択チケット」
魔トリョーシカ
「バラバラじゃないか………」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.99 )
- 日時: 2022/04/10 07:35
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
魔トリョーシカ
「というとキミを呼んだアルケミストも?」
逢坂
「いや、あの人はそういうの嫌いってんで一切やってない」
七夜
「とするとなんで………」
Mr.ショータイム
「………」ボソ
チドリ
「『メグル様のおまじないというシステムに何か欠陥でもあるのではないか?』との事です」
逢坂
「実の所それが気になってここに来たんだ」
逢坂
「実はな、そのメグルさまのおまじないで呼ばれた文豪は何か変だそうだ」
逢坂
「呼び出した司書に関して……いや、司書だけじゃない」
逢坂
「前世での関係者、弟子とか友人にも警戒心が強いんだ」
魔トリョーシカ
「………ふむ」
逢坂
「それで最近………文豪による殺人未遂まで起きた」
逢坂
「それでおまじないを禁止するようにはしたんだが………」
七夜
「まぁそれで止まるわけねーよな」
逢坂
「しかもどうやら、無理やり縁を結ばれた状態だから帰すことも難しいそうなんだ」
ベロー
「その文豪は何人?」
逢坂
「1人だ、1人が呼んだのを全員が欲しがって、皆がメグル様のおまじないで呼び寄せようとした」
逢坂
「それがどういうわけか、一点に集中して合体したから結果的に1人」
Sonic.exe
「ソシャゲの覚醒みたいだな」
猿渡
「最大レベルが微妙に上がってそうだな」
魔トリョーシカ
「で、誰が呼び出されたの?」
逢坂
「曰く、誰も呼べたことは無いが………とてつもない偉業を持つ作家だ」
Sonic.exe
「それは凄いな、一体誰だ?」
逢坂
「えーと確かな…………」
逢坂
「………すまん忘れた」
魔トリョーシカ
「……………」
七夜
「……………」
七夜
「要するに……『文豪』扱いでいいのか?すげぇ小説家ではあると思うけどよ」
ベロー
「誰なんだろう?」
Sonic.exe
「この世のものではなかったりして」
レオン
「まさか合体とかしてねぇだろうな?」
グリム
「あっこれ画期的だなって思ったアイデアは大抵が先に書いてるとか言われるレベルで凄い遠い未来を見ていた奴」
ベロー
「ピンポイント過ぎない?」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.100 )
- 日時: 2022/04/10 07:37
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
逢坂
「なるほど」
逢坂
「つまり俺たちと同じかアヤシイ奴をおまじないで無理矢理呼んだことも関係してそうだな」
魔トリョーシカ
「その文豪はどんな人物だった?」
逢坂
「見た目は俺よりも年取ってる感じだったが老人じゃない、1人だとエヌ氏がどうとか宇宙人がなんだとか、そういうことブツブツ言っていた」
魔トリョーシカ
「エヌ氏?どこかで聞いた事がある気がする名称だけどド忘れしちゃった」
逢坂
「あとさっきも言ったが、今の文豪は敵なアレと戦ってる奴らだ」
逢坂
「書いた本のジャンルによって持っている武器とかも変わる、ちなみに俺は『純文学』で刃だ。」
逢坂
「そいつが一体どんな武器を持っているかまでは分からないが………」
魔トリョーシカ
「なるほど、それが精神が不安定な状態で今でもさ迷っていると」
逢坂
「そういうこともあるからな、また事件が起きる前にメグル様のおまじないについて調べておきたいんだ」
魔トリョーシカ
「了解、それじゃあ仕事に移ろう」
ベロー
「なんか大変そうだけど頑張れ」
魔トリョーシカ
「え?君らも行くんだよ?」
ベロー
「え?」
ベロー
「え?」
…………
ベロー
「本当に来てよかったのだろうか………事務所がら空きになるけど……」
魔トリョーシカ
「平気平気、別に盗られて困るものは無いしガブリエル居るから」
Sonic.exe
「しかし、文豪の世界だけあって本当に本が多いな」
猿渡
「俺そういうのあまり読まねぇから分からんが………」
カーム
「宮沢賢治くらいは知ってるだろ」
魔トリョーシカ
「ボクだってコナン・ドイルくらいは知ってるよ、江戸川乱歩とコナン・ドイルで江戸川コナンだからね」
サビィ
「コナンの由来そうなんすか!?」
ベロー
(………凄い仲良く話してるけど、結局アレ独り言なんだよな)
ベロー
(タネが分かるとアレがなんかいたたまれないな………)
グリム
「……………」
ベロー
「何してるんだ?」
グリム
「まだ肝心なことが分かっていない」
グリム
「【メグル様のおまじない】のやり方だ」
ベロー
「あ、そうか!」
逢坂
「そういえばやり方までは知らないな」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.101 )
- 日時: 2022/04/10 07:40
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
…………
グリム
「書いてあったぞ」
七夜
「何!?」
グリム
「袋とじになっていた」
七夜
「おまじない雑誌の付録感覚で載ってんの!?」
Sonic.exe
「MX、袋とじの部分だけちぎれ」
MX
「yahhuuuuuu!!!」ブチッ
魔トリョーシカ
「どれどれ………」
ーーーーーーーーーーーーーーー
①紙を2枚用意し、1枚目に自分と会いたい人の名前を書き、2枚目で名前が隠れるように固定して封筒に入れる
②真夜中にニエサカ山の頂上にあるお堂に入り、お堂の中にあるメグル様の人形の手に封筒を置く
③山を降りて寄り道せずに家に帰る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Sonic.exe
「ニエサカ山?」
レオン
「あーー………なんか、どっかの世界にそういう山があるって聞いたことあるな」
魔トリョーシカ
「よし、レッツゴー」
………
そして、瞬間移動の魔法でニエサカ山の頂上に辿り着いた
魔トリョーシカ
「なんだよまた魔トリョーシカー使いたかったのに」
サビィ
「あんなんに乗るくらいなら多少無理してでもルーラするっすよ!」
ベロー
(一体何に乗せる気だったんだ………)
グリム
「それで【メグル様の人形】はどこだ?」
七夜
「お堂にあるって書いてあってろ?確かあれ……」
グリム
「よし」
バン!!
グリムはお堂目掛けて巨大な銃を放った!!
ネズミの神さま
「オイオイオイオイオイオイオイ」
ベロー
「オイオイオイオイオイオイオイ」
ベロー
「何やってるんだ!?罰当たりどころじゃないだろ!?」
グリム
「元凶は潰しておいた方が早い、悪霊でも出てきたら私が殺す」
Sonic.exe
「コイツ結構思い切りいいな、怖い」
……が、砂煙の先で、お堂も中の人形も傷1つない。
逢坂
「あれだけやって壊れてないとは凄いな」
スターアベネス
「こりゃ実弾は効きそうにねーぞ」
グリム
「道具は通用しないか、分かった」
グリム
「かめはめ波ァァァーーーー!!!!」
ベロー
「何も分かってない!!!」
………
グリム
「なんだ、どうした」
グリム
「出るわけないだろ」
魔トリョーシカ
「いや………もしかしたら本当に?と一瞬思っちゃってね………」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.102 )
- 日時: 2022/04/10 07:44
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
Mr.ショータイム
「HAーーー!!!」
カーム
「かめはめ波やめろつってんだろジジイ!つうか俺たちが出るわけねぇだろうが!!」
魔トリョーシカ
「うーーーーん、どうしよっか、とりあえずお堂は傷とか無いか見ておくけど」
………
スターアベネス
「どうするよ?一旦引き返すか?」
逢坂
「おまじない……ここに手がかりがあるはずなんだが………」
ベロー
「!」
と、ここであることに気付く
ベロー
「……アルケミストって皆これを元にメグル様のおまじないを行ったのか?」
魔トリョーシカ
「書いてある以上皆この方法を使ったと見て間違いないだろうね」
ベロー
「でもこの術って、死者を甦らせるというか、生まれ変わらせる……」
ベロー
「そんな大規模な魔術なんだろ?それにしては………」
ーーーーー
①紙を2枚用意し、1枚目に自分と会いたい人の名前を書き、2枚目で名前が隠れるように固定して封筒に入れる
②真夜中にニエサカ山の頂上にあるお堂に入り、お堂の中にあるメグル様の人形の手に封筒を置く
③山を降りて寄り道せずに家に帰る
ーーーーーーーー
ベロー
「それにしては……この方法だと簡単すぎるんじゃないか……?」
逢坂
「確かに!」
レオン
「2枚の紙……1枚目の紙を隠すためだけにわざわざ髪をもう1枚用意するのか?」
逢坂
「2枚目の紙に何がする必要があるのかもしれないということか」
グリム
「………」
【ひとりかくれんぼ】という呪いを知っているか、少年
七夜
「……?ひとりかくれんぼ?有名なオカルトの話だよな」
チドリ
「人形を部屋に置き、塩水と包丁を用意して儀式を行うれっきとした降霊術の一つだ」
チドリ
「しかしこのひとりかくれんぼという物には深刻な欠陥があるとされており、決して行ってはならない禁忌と言われています」
グリム
「人を呼ぶ、魂を降ろす、転生させる」
グリム
「そういった行為はどれだけ準備しても極めて危険だ」
グリム
「そう言ったものを特殊な材料なく行う場合………」
【狩人616ツ道具 墓荒掘削】
グリムがシャベルのような道具でお堂近くの地面を掘ると……
カン!
硬い音が響くと、グリムは手を突っ込みそれを引っ張りあげる
グリム
「必ず何かが犠牲になる」
ベロー
「!!」
猿渡
「じ……人骨………」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.103 )
- 日時: 2022/04/10 07:47
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
ベロー
「……グリム、その骨調べられないか?ほら、そういうの特定出来る銃あっただろ」
グリム
「ダメだ、これらは主に魔物を狩るために使う道具だ」
ベロー
「さっき穴掘るためだけに使用してただろうが!」
Sonic.exe
「…………少なくともこれは最近のものでは無い」
Sonic.exe
「何十年近く前の物だろう」
魔トリョーシカ
「分かるの?」
Sonic.exe
「死人ばかり見てきたからな」
魔トリョーシカ
「とするとこれらは多分……『本来のやり方』が関わってるのかな」
犬塚
「要するに、生贄という奴だったわけか」
マルス
「しかし何故肝心な部分がこの本には載っていないのかね?」
グリム
「大昔のおとぎ話も現在とは大きく異なっていると言われている、そうやって時代の流れによって物語は変化して行ったのだろう」
レザード
「中途半端なやり方で残しやがって………で?どうする?」
魔トリョーシカ
「さっきから感じる絶望や邪気からして、メグル様は怒ってる。」
魔トリョーシカ
「ならどうするか、なんだよねー」
ネズミの神さま
「………メグル様が怒ってるのってグリムが銃ぶっぱなしたからじゃ」
グリム
「…………」キッ!
Sonic.exe
「おいネズ公、お前神だろ、なんとか言葉で解決できないか」
ネズミの神さま
「は!?それを言ったら貴方だって神様でしょう!?」
Sonic.exe
「自称神だ、お前は一応ネズミの神扱いされてるだろ」
ネズミの神さま
「ムカつく……明日コーヒーに寄生虫仕込んでやる………」
魔トリョーシカ
「………」
ネズミの神さま
「………え?みんな何その目?」
ネズミの神さま
「マジでやれって言うの?」
【いあ いあ えぬ ふたぐ ぼたん】
魔トリョーシカ
「!?」
その時、呪文のように何かをつぶやく声が聞こえた
逢坂
「………奴だ!」
魔トリョーシカが目を増やして確認してみると………
まるでノイズのように所々2つの姿が切り替わる、何かが見えた……
魔トリョーシカ
「おいおいおい………何が独りだよ」
魔トリョーシカ
「多分あれ……2人で独りだよ」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.104 )
- 日時: 2022/04/10 07:50
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
黒髪の男が、突然老人になったり、はたまた若返ったりと妙な挙動を繰り返す
七夜
「2人で1人!?」
Mr.ショータイム
「………」
チドリ
「呪いが不完全な可能性がある以上、文豪擬きが結合した可能性も有り得なくはない、だそうです」
スターアベネス
「………あれ、マガイモノなのか?」
レオン
「分かんねぇよ……わかんねぇから」
【いあ いあ えぬ ふたぐ ぼっこ 】
レオン
「尚更恐ろしいんだよ!!」
MX
「!!」
MXは飛び上がり、謎の転生文豪擬きに掴みかかる
魔トリョーシカ
「彼は恐らく『星新一』………いや、もしくは『ラヴクラフト』か?」
逢坂
「いや、その両方だろうな」
七夜
「ラヴクラフト……ラヴクラフトってあのクトゥルフ神話の奴か!?」
魔トリョーシカ
「そう、不完全なメグル様のおまじないでおかしくなった文豪っていうのは元はあの人だったんだろう」
魔トリョーシカ
「それがどういうわけか、星新一もどきと合体して更に意味不明なラヴクラフトもどきになったと」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
『転生文豪もどき』星新一のなりそこない×H・P・ラヴクラフトのなりそこない
(????)
【代表作】
(星)
おーい、でてこーい
ボッコちゃん
午後の恐竜
(ラヴ)
クトゥルフの呼び声
狂気の山脈にて
インスマスの影
※因みに、あとから調べたらラヴクラフトは普通に文アルに居た
こいつは新一:6 ラヴクラフト:4と思ってください
ーーーーーーーーーーーーーーーー
七夜
「あんなんどうしろってんだよ!?」
逢坂
「そうか、ラヴクラフトが……」
Sonic.exe
「なぁアレ書いた本の力を使えるとかそういうアレは無いか?」
逢坂
「そういうアレは無い、出来れば俺もそういうの使ってみたいけどな」
グリム
「やはりこっちを壊すか」ジャキ
ベロー
「やめろってば!!」
魔トリョーシカ
「いや、大丈夫……いいこと思いついた」
魔トリョーシカ
「準備はいい?ユージン」
【おう、任せとけ、やれるだけはやってみるつもりだ】
逢坂
「何をするんだ?」
魔トリョーシカ
「剣には剣を、そして……文豪には漫画家を!」
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.105 )
- 日時: 2022/04/10 07:56
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
魔トリョーシカ
「ユージンは少年サンダーの漫画家だ」
魔トリョーシカ
「漫画家、童話、そして文豪」
魔トリョーシカ
「面白いことに三つ巴だ」
グリム
「何故私までそこに加えられている?」
魔トリョーシカ
「頼むよー用心棒、お金は弾むから」
グリム
「仕方ない、上手くいかなければ全員死ぬことになりかねないからな」
バン!!バン!!!!
グリムが銃を何個も出しては頭に弾丸を叩き込み、ユージンが飛び出してペンを構える!!
ユージン
「いでよ!!【筆神】!!」
ユージンのペンから………キャラクターが飛び出す
逢坂
「あれは一体?アルケミストの能力とも違うが………」
スターアベネス
「ユージンはジャンプリラで修行してたんだったか?」
スターアベネス
「あそこで筆神っていう漫画家のすげーのに選ばれると………」
スターアベネス
「代表作の主人公を呼び出すことが出来る」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ユージン(ペンネーム:勇缶ユージ)
代表作
【HITMAN】
ーーーーーーーーーーーーーーーー
2方向から銃が放たれ、星新一もどきは動きが止まる!!
魔トリョーシカ
「ボク達は今の内に行動に移ろう、あっレザードもそのまま撃ってて」
カーム
「あれ囮かよ!?」
魔トリョーシカ
「今のボク達はおまじないを調べるのが仕事、アレは二の次だ」
ベロー
「でもどうすればいいんだよアレ……なんかこう、人間かも曖昧だろ」
魔トリョーシカ
「呪いで呼ばれてる以上、怪しいのはそこにある人形だね」
ベロー
「人形……!!」
魔トリョーシカが御堂の扉を蹴っ飛ばして中身を確認すると、確かに人形が………
レオン
「はあああああ〜〜〜〜!!?」
人形………恐らくメグル様の人形が、近くにあった紙を口に含んでいたのだ
サビィ
「人形が紙を食ってる!?」
魔トリョーシカ
「流石に紙を食べる人形まではボクも作れないね」
猿渡
「人形が食うこと自体おかしいだろ!」
ベロー
(俺はそれをしょっちゅう見てんだよ!!)
魔トリョーシカ
「もしかしなくてもアレはまずいね」
グリム
「…………」チラッ
ベロー
「…………」チラッ
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.106 )
- 日時: 2022/04/10 07:59
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
レオン
「ちょっ……やめろ!!食うな!!やめろ!!」
レオンが手を伸ばして紙を掴むが………
ビリッ
レオン
「あっ」
魔トリョーシカ
「あっ」
………引っ張ったこともあって破れて、欠けた状態で持ってしまった
レオン
「やっちまった………」
MX
「oh......」
スターアベネス
「おいこれ呪い的にもやばくないか?」
グリム
「おいどうした」
逢坂
「破けちゃった」
グリム
「あら」
………だが、様子がおかしい
あんなにおかしく動いていた星新一擬きが、急に動かなくなったのだ
ユージン
「おい、動きが止まったぞ?」
マール
「レオンそれ」
レオン
「……まさか呪いに使う奴が破れたからか?」
………
スターアベネス
「新一って書いてあるな」
逢坂
「ということは、やっぱり星新一を召喚しようとしていたのか」
Sonic.exe
「それでどうする?」
魔トリョーシカ
「どうするも何も、ボクらの依頼はメグル様のおまじないの方が肝心だ」
ベロー
「なら決まったな」
魔トリョーシカ
「ああ、こんな物は跡形もなく潰してしまった方が早い」
七夜
「どうやって?」
魔トリョーシカ
「…………………」
魔トリョーシカ
「どうしよっか、人形屋敷のようにぶっ壊して解決って訳にも行かなさそうだし」
グリム
「あまりにも反則過ぎて言うのも渋るような方法ならあるぞ」
七夜
「あんの!?」
グリム
「デメリットも大きいがな………ベロー、来い」
ベロー
「ん?」
グリム
【今から私のマガイモノ奥義を発動する】
ベロー
「は!?奥義!?それって必殺技的なアレか!?」
ベロー
「そんなの使えるならあの場面とかこの場面とか!使えば苦労しなかったシーンあるだろ!」
グリム
【黙れ!これは人狼を倒すための技じゃないし覚えたのも大分後の事だ!】
魔トリョーシカ
「なんでもいいから早くしてくれない? 」
グリム
【先にデメリットなんだが】
グリム
【発動前にCMが挟まれる】
ベロー
【CMが挟まる!!?】
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
【CM】
ずんだもん
「やぁやぁ君!遊戯王マスターデュエルやってる?」
ずんだもん
「まだまだの君も、始めたばかりでデッキ決めてない君にも!おすすめのイカしてるテーマを紹介するのだ!」
ずんだもん
「その名もアメイズメント!」
ずんだもん
「聞いたことない?よく分からない?心配無用、僕が何から何まで教えてあげるのだ!」
メイドウィン自作動画【ずんだもんは驚楽園を布教したい!】
ニコニコ動画で公開中なのだ!
- Re: 独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】 ( No.107 )
- 日時: 2022/04/10 08:02
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
グリム
【マガイモノ奥義】
グリム
【真実の書の結末】
ベロー
「何その名前」
グリム
「今考えた」
グリムが力を放つと、ベローの体とその周辺から本のページが開かれる!!
逢坂
「人が本になったのか!」
ベロー
「その……なんというか、俺人間なんだけど、ちょっと特殊なんだ、お前らよりは普通だと思ってるけどな」
魔トリョーシカ
「この本は?」
グリム
「真実の書、私の世界では【世界の全てがここに記された、上位者が楽しむ為の本】と言われている」
魔トリョーシカ
「要するにメタフィクション発生装置ね」
ベロー
「まぁそんなところ……とは言っても今の俺達は真実の書の書き換えや改変は出来ない」
グリム
「長い長い歴史によっておとぎ話の内容が変化していくように……」
ベローはページを辿り……1つ引きちぎったり
ベロー
「これだ!!」
グリム
「消滅させる」
と、その瞬間御堂も、メグル様の人形も、星新一擬きも消えて無くなっていた
Sonic.exe
「何!?」
グリム
「真実の書からページを破れば、そこに記されているものも丸ごと消える」
ベロー
「この世界の真実の書から【メグル様のおまじない】のページを破った、これで存在その物まで抹消出来たはずだ」
スターアベネス
「なんつーかお前ら……凄いんだな、他になんか出来んの?」
ベロー
「いや……真実の書をもっと弄る方法とかはないし」
グリム
「やろうとも思わないからな」
…………
こうして帰ってみると、メグル様のおまじないどころか被害者や、事件なんかも最初から起きてなかったかのように無くなっていた
ベロー
「う………」
グリム
「う………」
Sonic.exe
「どうした」
グリム
「言っただろう………あの技はデメリットも大きい……CMが挟まれるのもそうだが……」
グリム
「要するに……2人揃ってものすご〜〜〜〜〜〜く疲れるのだ」
ベロー
「なんか筋肉痛と吐き気と頭痛と足の痺れと溶けてるみたいな痛みが同時に襲いかかってるみたいな感覚だ」
魔トリョーシカ
「典型的な軽いマガイモノ成分接種による中毒症状だね」
逢坂
「まさか存在消滅なんて出来るとは………面白いな」
グリム
「逆に言えばあの技は存在消滅【しか】出来ない、運命をこじ開け未来を掴むのみだ」
ベロー
「かっこつけて言ってるけど要は『俺たちの戦いはこれからだ』ってことだからな………」
魔トリョーシカ
「まぁなんだい、景気づけにお菓子でも食べなよ」
グリム
「そうするとしよう、ベローなんか持ってこい」
ベロー
「あのさ俺も病み上がりなんだけど………はい」
魔トリョーシカ
「それこの間グリムが吐いたやつ」
グリム
「…………」サーッ
「ゔげ゙ええええええ!!!!」
【依頼8】
【complete】