二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.1 )
- 日時: 2022/04/16 07:09
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第1話「仲間同士の料理対決、開幕!」
【ダーハルーネの町 ラハディオの屋敷】
「………」
「ボルト。今回の振る舞いは良かったぞ、やはりヒナタの教えが良かったな!」
「まあな。でも……、俺以外にも後2人の料理もかなりのハイレベルだったよ!」
「ねえボルト。その2人ってもしかするとティナさんとポップくんかな?」
「ああ。俺……、自分の力を見せることしか考えてなくてさ! 初めての大会だし、それに……俺なんかよりも2人の料理の方が凄く上手だった気がするんだよ!!」
確かにな、ボルトの言い分にも一理ある。
しかしこの町の町長でもあるラハディオは、それすら気にせず楽しんで貰いたいと言っていたからな。
今回ボルトが初めて作ったのは、子供から大人までが好む甘口カレーだ。
それでもこいつなりに全力を尽くしたんだろう、後は結果次第だ。
コンコンっ
「……。ゴウの兄ちゃん、どうかしたのか?」
「ごめんなボルト、折角の家族水入らずの時間なのに来ちまって……」
「別にいいよ。それで、俺に何か用か?」
「休憩中の所済まない。今から料理の審査が行われるから、今大会の出場者は奥の会場に来いってホメロスさんからの伝言だ」
「分かった。今行くってばさ、ゴウの兄ちゃん!!」
「ああ。ちゃんと遅れずに来いよ、ボルト!」
「了解っ! じゃあ母ちゃん、父ちゃん。行って来るってばさ!!」
「ああ!!」
「大丈夫よボルト、自信を持ちなさい!!」
まさか、ボルトが初の参加とはな。
それにあいつだけじゃなく、ティナさんやポップさんも参加しているなんて予想外だ。
あの開催のちらしには、参加人数が3人と出ていたからな。
さっきチラッと聞いてしまったけど、ボルトは甘口カレーを振る舞ったみたいだな。
この後の審査でどうなるか分からないけど、今は結果を待つしかないな!!
【観客席】
「ごめん、お待たせ!!」
「遅いぞジャリボーイ2。どんだけ待たせれば気が済むんだよ!!」
「悪ィ悪ィ。久々に大事な仲間に会ってたから、少し遅くなっちゃったよ!!」
「ったく。心配したんだからね、ゴウ!!」
「………」
「ティナ先輩、今大会初の出場だから緊張してないといいけど」
「大丈夫だ。ティナもティナで全力を尽くしていたからな、後は結果次第だろう」
「………。あの人ね、優勝したらこう語っていたんだ!!」
「何だ?」
「『もし、この大会で優勝出来なくても……。次の大会までに私自身の料理の腕を磨いて置きたい』って参加する前から宣言していたからね、だから……余計に緊張していると思うんだ」
「………。その理由はおそらく、バッツの為だろうな!!」
要するに、この日のために彼女は彼女なりに腕を振るったんだろうな。
初めて大会に出す料理が、此処にいる息吹リンクの好物・南瓜入りのシチューだからな。
対するポップさんの振る舞った料理は、俺たちでもご存じのあの料理だ。
その料理とは、俺たち皆が大好きな親子丼だ!!
つまり、1位と2位を争うなら彼らで間違いはないだろう。
いよいよ試食の時間だ、どの料理が特に美味しいのかを各審査員たちで高評価する筈だ。
2話に続きます。感想・試食OKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.2 )
- 日時: 2022/04/16 10:08
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第2話「その後の2人」
【ベルガラック フォーグとユッケの屋敷】
ガタっ
「えぇ〜、あのボルトが料理対決を??」
「あの〜ユッケさん、そこまで驚く事でしょうか?(汗)」
「Σごめんごめん。あたしったら、つい!!」
「確かに私もその件に関しては少し前から存じていたからな、いつ言おうか悩んでいたのだよ妹よ!」
「何さ何さ! 何でそんな話があったら、あたしに1番に教えてくれなかったのさお兄ちゃん!」
「1番に話した所で君が1番動揺するからだろう、これでも私なりに気を遣ったつもりなんだぞ?」
「うっ………」
あはは、暫く振りに会ったけど。
相変わらずこの2人の喧嘩は、日に日に絶えないなぁ。
そういえばルイージさん、帰って来るのが遅いけどどうかしたのかなぁ。
それとは余所に、セリスさんは目の前の2人を抑えるだけで精一杯みたい。
あれだけ内緒ってティファさんに言われたのに、約束破っちゃってごめんなさい。
がちゃっ
「どうしたの? フォーグさんたちの荒い声が廊下にまで響いて来たけど何かあったの??」
『ギクっ!!』
「え……、え〜っと!」
「こ……、これはそうですねぇ〜(滝汗垂らしながら)」
「………。それはそうと、此処のクッキーは美味しいよ。今度兄さんや皆の為に美味しいクッキーを振る舞いたいな♪」
「いい心がけだ。よければ私自身が伝授した美味しいクッキーの作り方をルイージ、君の為に特別に教えようか!!」
「本当? ありがとう、フォーグさん!!」
『ホッ……(汗)』
危ない危ない、もしルイージが戻って来るまでに今の大喧嘩が治らなかったら大変な事になっていたわ。
例の大会の結果が気になり、あたしは自分の持ってるスマホを使って調べ始める。
確か料理対決の会場は、各世界から取り寄せた武器や防具がある大きな港町・ダーハルーネ。
成程、今は試食と審査員が決めている最中なのか。
「ユッケ、私にも見せてくれるかしら?」
「うん、いいわよ!」
「………。凄いわ、皆の評価は文句なしの高評価よ!!」
「中でもかなり評価がいいのは、ポップの料理みたい!!」
「う〜ん。ティナの料理も中々良かったんじゃないかな、何たってセリス。あなたにとっては自慢の親友だからね♪」
「ユッケ……。ええそうよ、ティナは私にとっていっちばん大好きな親友なんだから!!」
『…………(呆然)』
そ……それってつまり、僕は君にとってそれ以下って事なのかなぁ。
それはそれで、傷ついちゃうよぉ。
うわ〜ん、僕だっていつかはティナさんに負けない最高の料理を振る舞ってやる〜!!
酷い!! 酷いよセリスさん、僕だって彼女に負けないくらい毎日毎日料理の腕を磨いているのに酷いじゃないか!!!
今回は見送らせて貰ったけど、次の料理対決の時に会ったら……絶対に僕が優勝してみせるからね!!
3話に続きます。
はい、最新話はまさかのルイージくん嫉妬回でしたwww
ごめんなさい、ユッケとの女子トークだけでも嫉妬するのに新たな敵を作っちゃったんですよねぇウチのルイくん。
ネルさん、ウチのルイージは普段は頼もしい子なので慰めて頂けたら嬉しいです。
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.3 )
- 日時: 2022/04/16 14:05
- 名前: ネル (ID: pd99H4nz)
ネルd
マリオ「うおおおおおおおお!!ルイちゃんくっそ可愛いよおおおおおおおおおお!!ぺろぺろしたいお(^p^)うにゃあああああああああ!!ルイちゃん!!ルイちゃん!!嫉妬するルイちゃんも可愛いよおおおおおおおおおお!!マリカツで新しいコスもあるけどそっちも可愛い&かっこいいよおおおおおおおおおおお!!ルイちゃん!!ルイちゃああああああん!!ぺろぺろしたいお(^p^)いにゃあああああああ!!マジで可愛いよおおおおおおおおおお!!」
ネル「すいません、お兄さんを呼んだの誰wwwお兄さん、自重してwww」
すいません、マリオが暴走中でした。てか、名前書く前から暴走してたんですけど?
ファルコ「落ち着けや、ブラコン(^ω^#)」←蹴っ飛ばす
マリオ「おっふ」
ドロッチェ「マジでこいつ本当にリーダーなのか?」
マタドーラ「ちょwwwドロッチェwww辛辣www」
えー、茶番はここまでで以上です
ネル「ところでワリオが裸族化した原因ってひょっとして…wwwあたしのことですか??www」
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.4 )
- 日時: 2022/04/16 14:14
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
はいどうも……って!!!
うおぉぉい!! そっちのマリオさん、落ち着いて!!
確かに誰が彼を呼んだのか分かりませんよね、はい。
あ、>>1に料理対決も描いてありますよ。
良かったら試食OKなので、宜しくお願いします!!
もろは「だったら。(ネルさん次元)のマリオには悪ィけど、アタシの紅龍破を1発お見舞いしないと気が済まないぜ!!」
ムサシ「ちょっと陽気なジャリガール、あんたの方こそそっちの影響受けてどうすんのよ!!💢💢💢💢」
何でかなぁ〜、前々から気付いてたけど。
マジでウチのマリオとそちらのマリオを交換したいです。
ちなみに、ウチ内なら誰が送りましょうか?
それでは。
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.5 )
- 日時: 2022/04/16 14:48
- 名前: ネル (ID: pd99H4nz)
ネルです(・ω・)ノシ
ネル「もろは、マジでうちのマリオがすまんm(_ _)m」
ドロッチェ「あ、今マリオは少しファルコと話し合い(物理)中だ」
善逸「ってマジで言ってます!?マリオさんを交換なんて…そっちのルイージさんに会わせたらかなりマズイかも…;」
獪岳「奇遇だな、義弟よ。俺もだ;ブラコンが発動するんじゃ;」
善逸「兄貴もブラコンだよ?」
獪岳「(グサッ)…交換は流石に…(クリティカルヒット)」
ネル「オッケーですよ(`・ω・)bグッ!」
善逸&獪岳「作者!?」
ドロッチェ「オッケーじゃねぇよwww」
以上です
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.6 )
- 日時: 2022/04/16 15:39
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
どもです、ネルさん。
せつな「いいだろう。こちらの作者が早くても6話か7話でそちらのマリオを出そうと考えているそうだ!」
とわ「ねえ。今回は初の3人で競う事になったらしくてね、そっちのみんなからの評価も欲しいけど駄目かな?」
もろは「あ〜。ちなみにこっちの料理対決なんだけどよ、①はボルトが作った甘口カレー ②はティナが作った南瓜入りのシチュー ③はポップの手作り料理、それはこっちのアタシら全員が好きな親子丼だ! 良かったらそっちのみんなも評価してくれよな♪」
アルル「大丈夫。もしそっちのマリオがおかしな事したら、ボクのダイヤキュートで止めるから安心して★」
ウチのアルル、怒ると凄い事になりそうです。
それでは。
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.7 )
- 日時: 2022/04/17 08:00
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第3話「大会を終えてのひととき」
【伍番街スラム スラムの教会】
「〜♪〜♪〜♪〜♪」
本当に、この教会にだけ綺麗に咲いているのね。
フィーナの出産祝いの為に、何か作ってみようかしら。
そうしたいとこだけど、この辺り全体はエアリスさんが大事に育てている貴重なお花だから可哀想だよね。
ごめんなさい、大切な仲間の出産祝いの為に少しだけお花を取らせて貰うわ。
バァァン……
「ぐへへへ、今度こそ俺様の力でティナちゃんをhshpするぞ☆」
「ハアハア……。ピーチちゃんのおパンティ……」
「………ッ!!!」
『……? そこにいるのは誰じゃあぁぁぁぁぁーーーーー!!!』
「き…………、きゃあぁぁぁぁぁーーーー!!」
嘘よ、こんなのあり得ないわ。
どうして神聖な教会に、裸族一味がいるのよ!!
息を切らしながらも私は教会の奥に逃げていくも、階段や色々な場所を精一杯走っていく。
だけど、私にはある恐怖を感じてしまったの。
【スラムの教会 奥】
「………」
「ワハハハハハ。見つけたぞ、可愛いお嬢さん!!」
「くっ……、しつこい連中ね!!」
すぐにでも助けを呼びたい、でも場所が離れているから駆けつけるまでには時間が掛かるわ。
じりじりと迫って来たせいか、ついにピンチに陥ってしまう私。
更に勇気を振り絞ってこの場からジャンプしようとしたら、突然瞬間移動されたの!!
そんな、逃げ切れるチャンスだったのにあいつらによって阻止されてしまったわ!!
「………。そ、そんな……。嘘でしょ!!」
「ハアハア……。丁度いい!! 目の前にいるルッカちゃんだけでもhshpしたい……www」
「…………」
「ワハハハハハ。中々強気な女子だ、観念して俺様たちの仲間になるのだ!!」
「………ッ!!! だ、誰がアンタたちみたいな1番最低で葛な奴らの仲間になんか……「おい、俺の義妹から離れろ!!💢💢💢💢」!?ま、まさかこの声は!!」
『ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、こ……この声はもしかして!!!』
確かに、この声の主に聞き覚えがあるわ。
すると私がピンチだと悟ったのか、素早い動きで目の前の3人を容赦なくフルボッコしている。
本当は私の最強魔法・フレアで、消し飛ばしたかったけど。
意外な救世主の登場により、私が手を出す事は無くなったわ。
ぎゅうぅぅぅぅ………
『……………』
「ったく。2度ならず3度までも現れるなんてな……」
「うっ……。う う う………」
「Σお、おいルッカ。どうして君が泣いてるんだよ(アセアセ)」
「違うの!! ううん、半分は違くはないけどね。本当は………、本当は凄く怖かったから……」
「…………」
「………? トワリン??」
ギュッ………
「それでも。それでも凄いぞ、ルッカ!!」
「えっ……?」
「こんな危機的状況なのに、俺たちが来るまでに何とか持ち堪えようとしていんだな!!」
「………」
「(トワリンとは別の所で抱き締め)ああ。本当に偉かったぞルッカ、俺たちが助けに来るまでよく持ち堪えてくれたな!!」
「うっ……。ううっ……トワリン、お兄ちゃん………」
『…………。もう大丈夫、今は沢山泣いていいぞルッカ!!』
「うっ……。うううっ……、うわぁぁぁぁぁーーーーーん!!!!」
『……ッ!!!』
「(ワリオたちを倍以上にシゴキ終えた後)良かった。万が一ルッカの身に何かあったら、返って俺たちがあいつに叱られる所だったぞ!!」
「ふふっ。それでも必死で涙を堪えていたのね、ルッカは!!」
同じ女性としてなら、私だってルッカを慰めてやりたかったわ。
この神聖な場所から、時リンがかなりそわそわしていたんだもの。
それに彼らしくもない行動で、私にこう言ってくれたわ。
「大丈夫。クロノくんの事は残った僕たちで上手く誤魔化して置きますから、その隙に行って下さい」て、意外な事を言うんだもの。
いち早く彼女の危険を察知したのは、他でもないロックとトワリンの2人だけよね!!
4話に続きます。
はい、新作突入早々奴らが再降臨しました。
本当に何なの何なの、何でほのぼのっぽくしたかったのにどうしてこうなったのよ!!
確か、最近良くして貰っている読者の方が前にあるパニックのお話を描いてましたよね。
アレ、次の話から早速やってみましょうか!!
あとネルさん、最新話はいかがでしたか。
久々にそちらの団長も出したので、評価お願いします。
それでは、次のお話を楽しみにしていて下さい。
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.8 )
- 日時: 2022/04/17 21:20
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第4話「ようこそ、この世界へ 準備編①」
【ピーチ城 大広間】
キュッキュッキュッキュッキュッ……
「ダイ。頼まれていた飾り付けセットを大量に持って来たぞ!」
「ありがとうヒュンケル。ごめんハッサン、もう少し隅の方に寄せて貰っていいかな?」
「おう。小さな勇者様のお願いだからな、このオレに任せときな♪」
羨ましいぞダイ、肩車ならハッサンじゃなく俺を頼ればいいのに。
しかし、同じ会社のよしみだからあまり文句は言えないよな。
それ以外にも、テーブル席の方はゼルダ姫は勿論……当主であるピーチと彼女に肩車して貰っているティナの姿があった。
滅多にない機会だと察しながらそれを観察する、2人の女性陣たち。
「Σあっ! そこの色は違うよ、マールお姉ちゃん!!」
「難しいなぁ。わたし、一国の姫さまなのに何もかも不器用だからなぁ」
「大丈夫ですよ。私も最初はそうでしたから♪」
『えぇぇぇぇーーーー!!?』
「そんなに驚くことないじゃないっすか。初めてあった頃なんてさ……、オレがかなりネガティブだったんっすよ……」
「つまり。早くにご自分の家族を失ったから、辛かったって事?」
「………。はい……、その通りです……」
あのきり丸に、そんな過去があったとはな。
確かカミュやライトにも似たような過去があったな、特にあいつやライトも早くに親を亡くしていると前に聞いた事があるぞ。
しかしライトの時は少し違っていて、両親から貰った本名を捨てる事で大人へと成長出来ると言っていた。
それがきっかけで、今でもあの異名を名乗っているのか。
「………」
「ヒュンケル。私にも手伝えそうな物はあるか?」
「済まない。考え事をしていたようだ! それなら俺に聞くより、他の仲間に頼るといいだろう」
「………?」
「ライト。落ち着いたらでいい、今度アンタの過去を話してくれないか?」
「いいだろう。それまでの間その件に関しては、保留にするからな?」
「ああ、構わないさ!」
初めて約束した気がする、別の世界から聞いた者同士なのに彼女は俺の事情を理解している。
何故ダイやティナたちが準備をしているかというと、ある次元の者たちとの歓迎会を行う為だ。
しかしその中には何度かこちらに顔を出しては、皆に迷惑をした連中も紛れている。
それ以前に俺たちの中にも、今か今かと抜け出しそうな連中が数人いるけどな!!
②に続きます。感想はOKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.9 )
- 日時: 2022/04/18 08:42
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第5話「ようこそ、この世界へ 準備編②」
【ピーチ城 個室(ポップの部屋)】
パチパチパチパチ……
「ZZZZZZ………」
準備を開始する前だったな、急にピーチの姫さんが俺らを呼び出したのは。
俺たちは言われるがまま、彼女の元に集められたんだっけ。
集合して数分位が経過してから、ピーチの姫さんは言い出したんだ。
その内容が、意外な理由だったんだよな〜。
【回想:大広間】
『えっ!? またあの人たちの歓迎会を?』
『そうよ。別の世界からのお客様何だけどね、その中には頼りになる凄腕の戦士たちがいるみたいだから楽しんで行って貰いたいの!!』
『ちょっと待てよピーチの姫さん。確かにその中には勇敢な連中もいるかもしれねーけど、あの変態な奴らも混ざっているんだぜ?』
『………。何か問題でもあるの? ポップ!』
『い……。いや、それはその……』
『大丈夫。私たちの世界で好き勝手な真似はさせないわ!! そう、何と言っても私たちは!!』
『ああ。どんな時でも対処出来る、最強の戦士たちだな?』
『ええ。さっすがせつな、分かってるわね!!』
いやいやいや、それ以前にやる気満々だぞせつなの奴。
今まででもあいつは、誰が敵なのか味方なのかをしっかり見極めていたからな。
なのに俺の不安など気にせず、結局俺以外の皆はキラキラしやがったしよ。
本当にあの変態組が、好き勝手な事をしないとは限らねーんだけどよ。
【現在:ピーチ城 個室(ポップの部屋)】
「……ップくん。大丈夫? ポップくん!」
「あれ……? レオナの姫さん?」
「かなり魘されていたわ。何か嫌な夢でも見てしまったの?」
「いや、そうじゃねぇ……」
「………。隣、座ってもいいかしら?」
「………。どうぞ………」
他の奴らが歓迎会の準備で大変なのに、レオナの姫さんは俺を心配して来てくれたんだな。
かつての俺だったらよ、ティナのように静かな場所が好きだったかも知れないな。
それにあいつらも……、バッツやロックも同じ位静寂が好きだったと聞いた事があるぜ。
だけどティナが自らの意思で選んだのは、長く一緒に旅をして来たロックではなくバッツの方だ。
「ねえ、ポップくん!」
「何だ?」
「何か久し振りだよね、こうして2人でお話するのは!!」
「そうだな……」
「あの時バーンパレスにいた頃は、こんな風になる事自体が夢にも思えて来たなぁ」
「………」
「それにあの戦いでハドラー親衛隊は1人ずつ消滅していったのに、こうして生きて再び私たちの前に現れてくれた!」
「………めろよ………」
「なのに……。なのにあたしは、ポップくんじゃなくてダイくんの事ばかり考えて!!」
「やめろって言ってんだろ!!」
ドカーン……… パラパラパラパラ………
「ぽ、ポップくん……」
「さっきから聞いてりゃあ何なんだよ!! 折角今はこんなにも幸せだってのに、今更後悔するような話をしてんじゃねーよ!!💢💢💢💢」
「………」
「あの時俺じゃなくてダイの事ばかり考えていた? 違うだろ姫さん、アンタはあいつじゃなくて俺の側に居たいとずっと言ってたじゃねーかよ!!」
「ポップくん……」
「馬鹿野郎……。何度も肝心な事を俺に言わせんなよ……、俺がこうして強くなれたのだってアンタが側にいてくれたからなんだよ!!💢💢💢💢💢」
「………ッ!!!」
「確かによ。あの頃はバーンの野郎を倒す事で頭がいっぱいだったかも知れないけどさ、それでも体力や魔法力が完全に空になった俺を心配してくれたのは他でもなく姫さん……アンタだけなんだよ!!」
「ポップくん………」
「悪ィ。ちょっと言い過ぎたわ、本当に俺って最低な奴……「ポップくん!!」なっ!!/////////」
「(ポップに思いっきり抱き着きながら)ありがとうポップくん。あたしの為に、今まで溜めていた本音をぶつけてくれて!!」
まっ、こう言うオチも案外悪くねーよな。
もし側にいる彼女がまた、不安な事を言い出したら何回でも言ってやるよ♪
さっきの衝撃によって、準備していた連中が慌て出しちまった気がするけど大丈夫か。
それ以前にその事を一足早く察した人物が、この部屋の手前にいると俺は感じたんだ。
③に続きます。感想OKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.10 )
- 日時: 2022/04/18 23:27
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
作者とキャラたちの雑談会 第1回。
シュタッ
炭治郎「何かこのコーナー、久しぶりだね!」
ポップ「まあな。新作入ってからは、初じゃないか!」
炭治郎「しかも最新話、凄くカッコよかったなぁ」
ポップ「へへっ。まあ、あの頃も色々とあったからよ!」
炭治郎「……。そういえば、クロコダインさんが敵だった時逃げ出したのって!?」
ポップ「もういいだろ。俺だってあの時はそうするしかなかったんだよ!!」
炭治郎「まあまあ…。ついに次の回は徐々に歓迎会が始まりそうですね、だけど不安だよなぁ」
ポップ「ああ。それに紛れて絶対奴らが現れそうだ!!」
炭治郎「よし、俺もその時に備えて強力な魔法を頑張って覚えるぞ!!」
ポップ「お〜い、鬼殺隊と言う肩書きはどうでもいいのかよ炭治郎(汗)」
あはは、これがウチの炭治郎です。
ネルさんとこの炭治郎なら、かなり暴走してますよね。
それでは、本編をお楽しみ下さい。
以上、作者とキャラたちの雑談会でした。
感想OKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.11 )
- 日時: 2022/04/19 09:07
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第6話「ようこそ、この世界へ 準備編③」
【ピーチ城 大広間】
「………。んぐぐぐぐぐ!!」
「なぎさ、無理しないで!!」
「そ……。そうは言ってられないよ、折角この大事な役を私に任せてくれたんだから!!」
「………。無茶だよ、いくら頑張ったとしてもなぎさ1人じゃ絶対に無理だよ!!」
久しぶりにこの世界に呼ばれた時は、正直驚いていたんだ。
特に人気のある数多くのファイターたちだけじゃなく、他にも有名な世界から来た人たちが何人かいたの。
お願い……、私の大切な友達を……なぎさを守って!!
すると私の片方の腕に身に付けてる緑の機械が反応し、一直線になぎさの元に向かっていく心強い光が見えたんだ!!
しゅうぅぅぅん……… ピカーン………
「あっ………、あなたは!!?」
「なぎささん。あまりご無理はなさらずに!」
「えっ!? ど……ドールイヅミ!? あ、あたし呼び出してもいないのにどうして!?」
「馬鹿野郎。彼女を呼び出したのは俺だよ、なぎさ!!」
「ポップ!!」
「まっ。俺も久し振りにこの機械を使ったから忘れてるかと思ったけどよ、何故か詠唱中に意識が頭ん中に流れ込んで来たんだわ♪」
「意識が……、彼自身の中に流れ込んで来る……」
それって、私たちも似たような事かも知れない。
いつもの場所で一緒に通っていた学校、友達と楽しく過ごしていた思い出を振り返っていた。
強い敵を倒しながら世界を救うって、かなりハードなお仕事だったんだね。
それ以前にポップさんたちも私たちの倍以上に大変な旅を経験して、強い絆を得ていたんだ。
ガララララララ………
「……ッ!!」
「ほのか!!」
「駄目だ、間に合わない!!」
「………ッ!!!」
ガシっ……… バテっ………
「う……、うぅ………」
「おい、しっかりしろよ息吹リンク!!」
「くっ……。僕に構っている暇はない筈だよ、ポップくん! 今は……。今は……君にしか出来ない事をやる時でしょ!!」
「……ッ!!!」
「僕の事なら大丈夫だから、今は自分のやるべき事に専念して!!」
「あ……ああ、分かったぜ!!」
「…………。流石に………、そこまでの体力はないかなぁ………」
「い……、息吹リンクさん!!」
「……良かった。大切な仲間であるほのかさんに怪我が無くて……、安心しました……」
「そ………、そんな………!! 私を庇って………」
「………。これでも僕は、困っている人を見過ごせないんですよ! 僕が尊敬しているあの人のように!!」
「………ッ!!!」
「兄ちゃん。息吹兄ちゃんが!!」
「………。子リンク先輩……、時くん……」
「馬鹿。あまり喋らないで、ただでさえ酷い怪我なんだから!!」
「うん。急いで息吹くんを医務室に連れて行こうか子リン!!」
「分かった。ごめん皆、僕と時兄ちゃんは少し抜けるから後の事お願い!!」
「おう。任しときな、後はオレたちで間に合わせるように準備しとくぜ!!」
「ありがとうハッサン。行こう、兄ちゃん! 早く息吹兄ちゃんを手当てしなきゃ!!」
「そうだね。手遅れになる前に、急ごう!!」
「うんっ!!」
凄く早かった……、私はなぎさの頑張る姿に見とれていただけだったのに。
まるで、私以外の時間が止まったような気がしたんだ。
そんな私のピンチに気づいたのは、なぎさと初めて聞いた鬼殺隊用の服を着ている茶色のショートヘアをした男の子の声。
そして、緑の帽子を被った2人の勇敢な戦士たちが自分の子孫を連れて奥の医務室に連れて行く姿をしっかり見届けたんだ。
私のせいだ……、私が少しでも早く気づいていたら青い服を着た男の子が私を庇って自身の傷を負わずに済んだのに!!
④に続きます。
今回初の、あのシリーズから2人出しましたよ。
私はよく見ていたから知っていたので、敢えて伏せて置きます。
しかし歓迎会の準備中に負傷してしまった息吹リンク、果たして彼は当日までに復帰なるか!?
感想OKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.12 )
- 日時: 2022/04/19 16:59
- 名前: 天竜 (ID: ZQ/BM/dz)
天竜です。お久しぶりですね
初めてなぎさとほのかが出て来ましたね。他の子は出ますか?息吹リンクは無事なでしょうか?後今回の作品にラブライブのキャラは出ますか?
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.13 )
- 日時: 2022/04/19 17:29
- 名前: 広村伊智子 (ID: I3friE4Z)
シュバァ |・д・)
プリキュアが出たと聞いて……。
なぎさちゃんたちはどのようにして他の作品のキャラクターと知り合ったのでしょうね~
なんだか凄いことになってますね。
どちらかというと、普段ならトラブって落ち込みがちなのは、なぎさちゃんの印象がありますが、今回はなんと、ほのかちゃん!
今後どうなるのでしょうかね(*´∀`)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.14 )
- 日時: 2022/04/19 19:25
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
天竜さん
はい、準備中に負傷してしまいました。
大丈夫です、医療忍者・サクラと医者のマリオが力を合わせて彼の治療に専念します。
ラブライブは、初代のみ出す予定ですがマギレコは今回出ません。
>>12
ありがとうございます。
はい、プリキュアを知ってたので初代の2人を出しました。
そこは後に回想とかで描くので、もう少しだけお待ち下さい。
それでは。
*コメントありがとうございました!
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.15 )
- 日時: 2022/04/20 08:04
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第7話「一足早い訪問者と暴走阻止」
【ピーチ城 大広間】
バァァン………
「ハァハァ……。俺の………、俺の愛しいこっちの世界のルイたんは何処?」
「な、何だよこいつ! 俺らの知ってるマリオじゃねぇぞ!!」
「駄目だ。何としても阻止するぞ、ポップ!」
「ああっ、やってやるぜ!!」
こっちは歓迎会もそうだけど、大事な仲間が大怪我を負っちまってるんだ。
だからと言って、俺たちの世界のルイージに合わせる訳にはいかねぇ!!
それを察していたのか、クラウドの奴が素早く動き出した。
やっべぇ! あ……、あの目は本気の目だ!!
「おいクラウド、ポップ! オレも混ぜろ「駄目だ、お前らは下がってろ!!」な、何でだよ?」
「こーいう理解が出来ねぇ奴は少人数で止めた方が効率いいんだ、アンタはその間俺の大切な姫さんを頼むぜ!!」
「……。事情はよく読み込めねぇが分かったぜ、他の皆を安全な場所に避難するぜ!!」
「助かる。後、ティファの事も頼まれてくれないか?」
「おう! 任せときな、このオレが責任持ってお前らの大切な恋人を守ってやるぜ!!」
「Σち、ちょっと待ってよ!! あの2人を残して行くなんてあり得ない!!」
「行くぞなぎさ。今はこいつらの気持ちを無下には出来ねーんだ、既に他の皆は移動してるからオレたちも急ぐぞ!!」
「………。あ〜もうっ、こうやったら強行突破だ!!」
まぁ……、なぎさの奴がかなり困惑するのも無理ねぇけど。
それにハッサンも言ってたんだ、だから何も心配する事はね〜よ!!
さ〜てと、こっちはそろそろ本気を出しますか!
それ以前に息吹リンクは、ダイが一足先にルーラでもう1つの拠点となってるクリミア国に移動させたしよ!
それに、歓迎会の会場はもう1つあるんだ。
たとえこの場所で楽しみにしていた歓迎会が出来なくなったとしても、あいつの家が残ってるからよ!!
「お前たちを倒してでも……。ルイちゃんを俺が必ず甘やかせてやる!!」
「ふざけるな!! 俺たちの大切な仲間をそんな理由でてめぇに渡せるほど、俺たちは甘くねーんだよ!!💢💢💢💢💢」
「やはり。会話で止めるより、闘って止めた方が早そうだな!!」
「だな。おいクラウドさんよ、俺の背中……ちゃんと守ってくれよな?」
「ああ、任せろポップ!!」
済まねぇ、レオナの姫さん。
この修羅場化した城を、あんたに見せる訳にはいかねーんだわ!
それにこの闘いは、俺たち2人しか出来ない大事な戦いなんだ!!
なあハッサンよ、あんたが俺たちの闘いに加わりたい気持ちは痛い程分かるけどよ……今回は見送らせて貰うぜ!!
この大暴走中の大馬鹿野郎は、俺とクラウドしか止められねーんだからよ!!
8話に続きます。感想OKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.16 )
- 日時: 2022/04/20 22:00
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第8話「落ち着きのない2人」
【アイクの家 医務室】
「…………」
「サクラさん。息吹リンクさんは?」
「大丈夫よ。あの後すぐに緊急手術したから何とか峠は超えたわ!」
「………。良かった………」
今は一安心するしかないけど、あの時は吃驚したわ。
例の準備で多忙だった時、突然大きな音が響いて来たの。
心配になってヒナタとかぐらが駆け付けた時、そこにいたのはダイくんたちだった。
かぐらは大怪我を負った息吹リンクくんを抱えて、この医務室に連れて来てくれたの。
【回想:アイクの家 玄関前】
『ダイくん。他の皆はどうしたの?』
『話は後。今は息吹リンクの傷を塞がなきゃ手遅れになる!!』
『おいダイ。まさかとは思うが、それを分かってポップとクラウドを置いて来たのか?』
『本当は俺だって闘って欲しくない。だけど彼らは止まらないんだ、どんな言葉をかけてもポップたちは別の世界から来たあの人を止める事で頭がいっぱいなんだよ!!』
『ダイくん……』
つまり彼らは、自分の大切な人を守る為に闘っているんだわ。
それを悟ったとしたら、あの2人が飛び出すかも知れないわね。
そうすると理解していたのか、マァムちゃんとナミさんが扉の前に立ったの。
例え彼女たちが自分たちを止めようにも、どうしても行きたいと反発する筈だわ。
【現在:アイクの家 リビング】
「お願いマァム、そこを通して!!」
「いいえ、どかないわ!」
「どうして? ポップくんがあのお城に残って闘っているのよ? あたしたちだって、彼らの役に立ちたいわ!!」
「確かに何もしない訳には行かないって言うのは理解出来るけど。これは、生半可な闘いじゃないのよ!!」
「どういうこと……?」
「きっとね。ポップたちなりに目の前で苦しむレオナとティファの姿を、これ以上見たくないんだと思うわ!!」
「かつてのあたしもね。村の皆が命を懸けて立ち上がる姿を阻止していたんだけど、あの頃のあたしは無力だったのよ……」
「………」
「あの頃のあたしじゃ海賊のアーロンを倒す事も出来なかったし、結局はルフィやゾロたちに頼るしかなかったのよ!!」
ナミさん、あなたにも辛い過去があったんだね。
それと同じ位、私にだってよく分かるから。
ナルトにとってたった1人の友人である風影様・我愛羅を救う為に、チヨ婆様は命を懸けてあの医療忍術を使ったの。
そしてあの方は亡くなってしまったけど、今も何処かの空で見ているかも知れないわ。
チヨ婆様、私・サクラは今日も元気に医療忍者をしています!!
9話に続きます。感想OKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.17 )
- 日時: 2022/04/21 08:42
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
※②ではネルさん次元のルイージとDr.マリオ、ドロッチェが登場しますのでお楽しみに。
第9話「一足早い訪問者、再び①」
【アイクの家 大広間】
「………」
「………」
「なぎさ、ほのか! あんたたちはいつまでそうしてるつもりなんだい?」
「だって。私が早く気づいていたら、あの青い服を着た男の人が大怪我を負わずに済んだのに!!」
「自分の友達ばかり気にしているせいで、彼に怪我を負わせてしまったのは私たちのせいなんです!!」
「いいえ、そんなのあなた方の勝手な思い込みですわ!!」
『………ッ!!!』
「かぐらから大抵の話は聞いていたけどね。あいつは……、息吹リンクは此処にいる冒険家・ロックに憧れを抱いているんだよ!!」
「えっ……?」
やっぱり、知らなかったようだね。
ロックが何故、私や蛇苺だけじゃなく他の連中まで守ろうとしているのは理由があるからなんだよ。
その件に関しての話を、あの頃からずっと共に旅をして来たと言うあのモンク僧の男から聞くまでは知らなかったからね。
自分の大切な人だけでなく、大事な仲間をあいつは何故守り続けているのかをあの時私は聞いたんだ。
【回想:コルツ山 最短地点】
『マッシュ!!』
『文談か。どうした?』
『ああ。こうして私に魔法や拳の修行を付けてくれるのは凄く有難いんだけどね、どうしても気になることがあるんだよ!!』
『気になる事?』
『ロックって言う男さ。何であいつは平然としながらも、アンタや私たちの事をしっかり守ってくれるんだい?』
『前に本人から聞いたことがあってよ。あいつは過去に……、自分が最も愛していた恋人を帝国に奪われてしまった事があったらしいんだ!!』
『えっ……?』
『生前の頃に出会ってすぐ、あいつらは交際をスタートしたんだ! しかし、初めてのデートがトレジャーハンティングだったんだよ!』
『………』
『あの時からロックにはどうしても、手に入れたい伝説の秘宝があったんだが。その山が途中で崩れて……その危機を察したあいつの恋人がロックを庇って転落したんだよ!!』
『それで……、その女性はどうなったんだい?』
『何とか危機は脱したらしいが。今度はその女性自身が記憶喪失になってしまい、ロックは今まで住んでいたあの村を追い出されたんだよ!』
『そうか…。それがきっかけでロックは、過去に招いてしまったかつての出来事と決別して今の恋人であるエアリスと言う女性を選んだんだね……』
『ああ。さあ休憩は終わりだ、今度はお前の気が済むまで修行に付き合ってやるよ!!』
『マッシュ……。アンタも中々言うようになったじゃないか、私はアンタのそう言う所は嫌いじゃないよ!!』
初めて私がこっちの世界に来た時は、自身が身に付けている力系の技しかなかったからね。
初期段階の魔法についてや、マッシュが使う格闘技の事などもあいつ自ら少しずつ教えてくれたんだよ。
どの格闘技も、師であるダンカンって人から数年間学んで伝授したらしいんだ。
【現在:アイクの家 大広間】
「えっ……? それじゃあ、マッシュさんも国を飛び出したの?」
「ああ。あいつが言うには、自分達の父親が帝国に毒を持ったんだと噂しているのが嫌だったらしいんだよ」
「そ……、そんな……」
「その頃のお姉様をお近くで見られなかったことに、私はお恥ずかしいですわ!」
「別に恥ずかしくなんかないよ。私は腕利きのいいモンク僧・マッシュに会えた事で回復や攻撃の違いを教わったから、何かしら今後の戦いにも役に立てる気がするんだよ!」
「文談さん……」
「だからなぎさ、ほのか! これからの闘いにはアンタたち2人の力が必要なんだ、私たちと一緒に闘ってくれるかい?」
「………うん。やります、どんな敵が相手だろうと私たちは全力で闘うよ!!」
「ほのか……。そうだね、折角こっちの世界に来たんだ!! 私たちも皆と一緒に闘う!!」
分かってくれて嬉しいよ、なぎさたち。
後は息吹リンクの怪我が明日までに良くなれば、あの歓迎会が執り行われる筈だよ。
いや、それ以前にキノコ王国から戻っていないあいつらの事も心配だ。
ルイージに合わせない為とは言え、あいつらがあそこまで本気になるのは見た事がないよ。
こうなった原因は恐らく、別の世界から来たと言う赤い帽子の配管工だ。
全く……、余計面倒な事をやってくれたから肝心のポップたちの到着が遅くなってんだよ。
10話に続きます。
はい、最新話更新です。
今回はボルトから初の元敵組2名が登場です。
初期のプリキュアメンバーの2人を、此処で立ち上がらせる姉さんはカッコいいです。
果たしてポップとクラウドは、歓迎会当日までに決着を付けることが出来るのか!?
次の10話では、ネルさんの世界から3人出て来ますのでご期待下さい。
それでは、次の更新まで暫くお待ち下さい。
あっ! 勿論感想はOKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.18 )
- 日時: 2022/04/21 21:01
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第10話「一足早い訪問者、再び②」
【アイクの家 リビング】
バァァン………
「お前たち、無事だったか!!」
「あ……、アンタはドロッチェ!!」
「ねえ。ボク達の知ってる兄さんがいないけど、彼はどうしたの?」
「今もあのお城にいますわ。かなり激しい闘いになっていますが……」
「くそっ!! 俺たちが目を離した隙に……」
「どうやらアンタたちはあのマリオの関係者みたいだからね。此処は私とマァムが案内するよ!!」
「本当にごめんね。じゃあお言葉に甘えて、『こっちの世界』のキノコ王国に連れて行って欲しい!」
「分かったわ。こっちよドロッチェたち、私たちについて来て!!」
『ああ(うん)!!』
本当なら、歓迎会当日までにこちらの世界には来ないつもりだった。
だけど今か今かと会う日を楽しみにしていた時に、ボク達の世界から来たマリオ兄さんが行方不明になってしまったんだ。
道中文談さんから今の状況についての話を聞いている内に、ドク兄さんとドロッチェが少しずつ怒っていることに気付いたんだ。
【キノコ王国周辺】
「………。この奥からは、只ならぬ殺気を感じるよ!!」
「………」
「気配を察すると。今のピーチ城は修羅場と化しているわ!!」
「つまり兄さんはきっと、こっちの世界にいる『ボク』に会いたくて来たという事は!!」
「ああ。平然からかなり大暴走して、ブラコン化になってしまうだろうね!!」
「急ぎましょう。このままじゃ、中にいるクラウドとポップまでもが危ないわ!!」
「事情は全て理解した。お前たち2人にも力を貸して欲しいんだが、頼めるか?」
「ああ。いつでも構わないよ、『そっちの世界』の医者マリオ!!」
こうして共闘する事自体が、初めてのような気がするんだ。
互いに覚悟の上で、このお城の中に入ろうとしたその時だった。
特にマァムさんがその人物に振り返り、彼の元に真っ直ぐ駆け付けていく。
この小さな勇者さんから感じるオーラはきっと、「お願いだから、大切な人を巻き込まないで!」と言う合図そのものだった。
「ダイ……、どうして此処が分かったの?」
「ごめん。どうしてもマァムの事が心配で、ずっと後を付けていたんだ!!」
「………。ありがとうダイ、だけど今回はね……どうしても私と文談の2人だけでやらなきゃいけない重要な出来事なの!!」
「マァムの事情は十分に分かるよ。でもね……、俺だってマァムや皆の役に立ちたいんだ!」
「ダイ………」
「お願いだドロッチェ。俺も一緒に君たちの闘いに参加させて欲しい!!」
「………。ダイ、こんな事を私が言うのも変だけど。これは遊びじゃないんだ!!」
「えっ……?」
「誰1人傷付けたくない。それはね、私たちだって痛いくらい分かるんだ!!」
「だったら……「それでも、アンタを戦わせる訳には行かないよ!」ど……、どうして!!」
「私が何も知らないと本気で思っているのかいダイ。アンタはね……、あの呪いの人形たちとの闘いで後悔した風景をその場で見ている筈なんだよ!!」
「………ッ!!!」
「これ以上大切な恋人や仲間を目の前で傷付けたくない。その位なら、私たちだって痛いくらいに理解しているんだ!!」
「文談……。でも……、それでも俺は……。俺は自分の持てる力でマァムを守りたいんだ!!」
「ダイ………。きっとあなたなら、そう言うと思っていたわ!!」
「ああ。戦力は少しでも多い方が、大きな助けにも繋がるからな!!」
「マァム……、ドロッチェ……」
「文談さん。彼が此処まで来てしまった以上、後戻りは出来ないんだ。今回だけは見逃してあげようよ! ねっ?」
「………。仕方ないね、今回はマァムの気持ちを尊重して大目に見てやるよ!!」
正直に言うと、今いるこのメンバーでちゃんと兄さんを止められるか不安だったんだ。
確かにドク兄さんの言うように、頼もしい味方は1人でも多く作った方がいいね。
どうしよう……、突入する前から緊張して来ちゃったよ。
それを悟っていたのか、震えているボク自身を文談さんが優しく支えてくれている事に気付いたんだ。
女性としての言語は少ないけど、仲間想いの優しい一面は滅多にない貴重な光景その物のような気がする。
よしっ!! 何としてもまずは、暴走しているボク達の世界から来た兄さんを止めなくちゃ!!
11話に続きます。
お待たせしました。ネルさん、遅くなってごめんなさい!
やっとネルさんの世界の3人を、この最新話で登場する事が出来ました。
さっすがドク兄さん、いい事を言いますね!!
次回はいよいよ、大暴走しているマリオを止める展開になります。
どんな展開になるのか、引き続き楽しみにしていて下さい。
感想は、勿論OKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.19 )
- 日時: 2022/04/22 09:03
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
リクエストを募集します。
期間は関係ないので、応募次第締め切らせて貰います。
お一人様2つまでの募集としますので、ご了承下さい。
応募する方は、以下のジャンルからお選び下さい。
〜ジャンル一覧〜
NARUTOシリーズ
ポケモンシリーズ
ドラゴンクエスト ダイの大冒険
ONE PIECE
スマブラシリーズ
以上です。
皆さんからの応募、お待ちしています。
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.20 )
- 日時: 2022/04/22 21:33
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第11話「別世界のルイージの本音」
【ピーチ城 大広間】
「………ッ! てぃ、ティナ!! 何で俺らを!?」
「分からないの。貴方達を守る事が、私自身にしか出来ない事なの!!」
「じゃあ……。今まで俺らを守っていたのか、こんな状態になってまでよ!!」
「うっ………!!」
「ティナ。もう無理はするな、後はゆっくり休んでいろ!!」
「ヒュンケル……。ええ、そうするわ!!」
あのポニーテールをしている金髪の女の子、ボク達のためにずっと戦っていたんだね。
ボク達の世界から来た兄さんを止める為に、彼らより遅れて到着したけど。
かなり酷いダメージだ、こんなにまでして兄さんはずっと君たちを攻撃していたんだね。
それとは関係なく、兄さんは攻撃を止めようとしなかった。
「兄さんやめて。もうやめなよ!!」
「る………、ルイたん………」
「事情は彼女たちから聞いたよ。だからって、こっちの世界の『ボク』に会う為に彼らを痛ぶるのは止めてよ!!!」
「だけど……、だけどオレは!!」
「馬鹿。兄さんの分からず屋!!」
もう、こんな暴走した兄を見たくはない。
その強い想いを込めて、ボクは思い切って兄さんをぶったんだ!!
あの時ボクが友達だと思っていた彼に裏切られて、その仇を討ってくれた事は凄く嬉しい。
あの頃の復讐心が兄さんの心を支配しているなら、ボクが兄さんの心に光を与えたい。
きっと、『こっちの世界』のボクなら同じような事をするとボクは思うんだ。
ギュッ………
「ルイージ………」
「もういいんだよ兄さん。兄さんはあの復讐心を目覚めてしまったから、今回の事になってしまったんだよね……」
「………」
「でもね。そんな事をしても、ボクは喜んだりしないよ!!」
「えっ………?」
「兄さん。ボクはね、いつもボクたちや『こっちの世界』にいる皆の為に闘うもう1人の兄さんを見習いたいんだ!!」
「ちょっと待てよ。『そっちの世界』のルイージ……、お前の言うもう1人の兄さんってまさか!!」
「そう。僕の事だよ、ポップ!!」
「おお!! 『こっちの世界』のマリオ!!」
「ただいま……って言えるような状況じゃないか、この有様を見ていると!」
「済まない。『こっちの世界』の弟よ、オレたちがもう少し早く駆け付けていたら此処まで酷くはならなかった!!」
「ううん。僕がせつなさんと暫く旅をしている間ね、クロコダインから今までの事を教えて貰ったんだよ!!」
クロコダインって言うと、かなり前から片目を怪我しているワニの元武人さんだね。
その彼が今回の騒動について、こっちの世界の兄さんに全てを話してくれたんだ。
やっぱり、こっちの世界にいる皆は凄くいい人たちだね。
それとは逆に、ボク達の世界にいるほとんどの皆はかなり暴走してるからなぁ。
ボクとドロッチェ、ドク兄さんだけで向こうの世界にいる皆を止めるだけでも一苦労だよ。
12話に続きます。
ごめんなさいネルさん、少しだけそちらのとこで起きた出来事を最新話に入れてしまいました。
もし、読んでみて嫌な気分になったら描き直しますので。
何かアドバイスとかありましたら、遠慮なくどうぞ。
それでは、感想をお待ちしています!!
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.21 )
- 日時: 2022/04/23 09:30
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第12話「受け継がれし遺言①」
【クリミア王国 お花畑】
キュッキュッキュッキュッキュッ……
「あれ……。此処ってどうやるんだ…?」
「もう。違うよバッツ、そこはそうじゃないんだってば!」
「ごめん。花冠なんて俺…、初めて作るから上手く出来なくて……」
「それだったらしょ〜がないなぁ。そこは大先輩のおねーさんが、バッツにも簡単に出来る作り方を特別にご指導しちゃおうかな! な〜んってね?」
「本当か? ありがとうエアリス、助かるよ!」
こんな意外な事も、あるんだね。
他の皆が例の歓迎会準備で忙しくしている時、わたしとバッツに休息を提案してくれた人物がいたんだ。
そう、わたしたちに羽を伸ばして来いって言ってくれたのはこっちの世界の雇われ遊撃隊・スターフォックスとウルフ・オドネルなんだ。
フォックスやファルコはともかく、ウルフまで賛同する事自体が珍しいんだよなぁ。
【回想:アイクの家 大広間】
『うん。飾り付けは、こんな感じかな!!』
『おお。よく見たら綺麗に飾れてるじゃねーか、流石だぜエアリス!』
『えへへっ。皆に出来ておねーさんに出来ない事なんてない、な〜んってね!!』
『ははははは。本当に面白いお嬢さんだ、ますます気に入ったぞ!!』
『よしっ。こっちもいい感じだ、頼むぞクロコダイン!!』
『バッツ。足元に気を付けて降りるんだぞ!』
『さ……、先にそれを言うなって! ただでさえ俺、高いとこ怖いんだからよ〜』
『済まない。余計なお節介だったようだな、今回は大目に見てくれ!!』
『いや。その必要はないさ、2人は2人なりに頑張っているからな!』
『……? どういうことだ?』
『バッツ、エアリス! 後の準備は俺たちに任せて、お前たち2人はゆっくり羽を伸ばして来い!!』
『でも! わたしだけじゃなく、キッチンとかはバッツの力が必要じゃないの?』
『確かにそれもあるけど。そこまで大変じゃないから、大丈夫だぜお嬢ちゃん!!』
『ああ。それに今キッチンで、負傷で休んでいる息吹リンクの代わりにトワリンと子リンが力を合わせて最後の仕上げに取り掛かっているんだ!!』
『「大丈夫。此処の最後の仕上げは、僕とトワプリンク君に任せといてよ!」て自分から提案したからな、流石に刃向かうなんて無理だよな!!』
『全くだぜフォックス。あの子リンから感じた負けず嫌いの威勢は、一体誰に似たんかねぇ!!』
『………』
トワリンならともかく、子リンクが自ら提案するなんて想像すらしなかった。
トワリンの料理も以前振舞った事があったみたいで、1度だけ彼特製のカレーを皆で食べた事があったんだ。
しかも、中には辛くて食べれない子が何人かいたみたいだから結局甘口にしたって言ってたんだよなぁ。
わたしとバッツが戻る頃にはもう、例の歓迎会の準備も仕上がってる頃かも知れないね。
【現在:クリミア王国 お花畑】
「エアリス、バッツ!!」
「あらクロコダインにハドラー。そんなに息切らしてどうしたの?」
「………」
「クロコダインよ。此処まで来たからには、正直に白状するしかないぞ!!」
「ああ……、分かっている!!」
「何だ何だ。ハドラーまで一緒にいるって事は、先に先行して行ったマァムたちに何かあったのか?」
「ああ。その事については俺から話そう、だがバッツ……話す前に確認したい事がある!」
「……?」
「それはな。俺の言葉そのものせいでバッツ、お前の優しさ自身を苦しめてしまうかも知れないが……それでもいいんだな?」
「バッツ……」
「いいとかどうとかの話じゃないだろ。要するに、お前が話す事を俺は平然としていられるかどうかの問題なんだろ?」
「具体的に解釈すると、そうなるな!!」
「ちょっと待って! じゃあ、さっき言ってた『確認したい事がある!』っていう事は……、ポップやダイたちに何かあったの?」
「いや。ダイたちじゃない、かなり良くない状況になっているのは……少し前から戻って来ないティナの方なんだ!!」
「……ッ!! う……、嘘だろ!! おいクロコダイン、俺が此処にいる間に、ティナに何があったんだよ!!💢💢💢💢」
「よせバッツ。クロコダインが話す前に荒れてどうする、今は落ち着いてこいつの話を聞いてやって欲しい!!」
「……。分かった、さっきは急に怒って悪かったよ!!」
「……。バッツ………」
もしわたしが同じ様に踏み込んだりしたら、きっとロックもバッツみたいに怒り出すかも知れないな。
色んな使命を背負いながら旅をしていても、彼は何も気にする事もなくわたしに接してくれた。
以前わたしの正体を打ち明けた後に、ロックは少しだけ怒っていたけどね。
さっきバッツが突然声を荒げたのも、わたしたち見えないとこで何かあったに違いないんだ。
その話を聞く為にも、相応の覚悟が必要になるってクロコダインが言ってたんだよね。
その覚悟というのが多分、じっとしてられずに駆け付けて行ってしまったティナの容体そのものかも知れないなぁ。
13話に続きます。
やっと、待ちに待った歓迎会編当日なのに少しだけシリアスな雰囲気になりそうです。
※続きを楽しみにしている方に申し訳ないですけど、次回のお話ではFF5の主人公・バッツがかなり荒げるシーンが多数出て来ると思いますので覚悟の上で閲覧して下さいね。
果たして、息吹リンクとティナはその当日までに完治出来るか!?
温かい言葉と励ましの感想などOKなので、宜しくお願いします!!
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.22 )
- 日時: 2022/04/23 13:40
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第13話「受け継がれし遺言②」
【ピーチ城 大広間】
「………。成程ね、こっちのルイージに会う為にそっちの僕は一足早くこちらの世界に来たって事なんだね?」
「ああ……。今回招いてしまった騒動については、身勝手な事をしてしまった俺の責任なんだ!!」
「兄さん……」
「……。その前に1つ聞いてもいいか、『そちらの世界』のマリオ!」
「何だ、言ってくれ!」
「そこまでして何故アンタは、俺やダイたちの知ってるルイージに会いたかったんだ?」
「……。比べてみたかったんだよ、俺たちのいるルイージとこっちの世界のルイージをさ!」
「比べて見たかった? そんな理由でお前、自分自身の異性を暴走しちまったって言うのかよ!?」
「………」
だけど、俺にもその気持ちはよく分かるよ。
皆には言わなかったけど、あの頃俺……大魔王バーンと闘うのが怖くて逃げ出した事があったんだよ。
かつてポップが仲間に加わる前のクロコダインと闘うのを恐れていた時みたいに、これ以上の期待を背負う事を恐れていたんだ。
いくら俺自身の中にドラゴンの力があったとしても、目の前で父さんを失うんならこんな力は必要ないって言った事もあったんだよね。
あの頃に比べると、まだマシの方なんだよなぁ。
パァァァ……
「マァム……?」
「ダイ。まだ気にしているの? お父さんの事……」
「うん……。折角立ちあがろうって時に、またあの悲劇を思い出しちゃうのってカッコ悪いよね……?」
「ううん。そんな事ないわ、誰にだって気にしてしまう事はあるんだから!!」
「うん……。私にも、同じ様に不安な事があったんだよ……」
「えっ……、ティナさんにもそんな事があったの?」
「うん……。今から話すけど、ちゃんと最後まで聞いていて欲しいな!」
「安心しろ。話の腰を折る奴には、私がなんとかするからな!」
「せつなちゃん……。うん、その時はお願いね!!」
「お〜い。いかにも話の腰を降りそうな奴が、此処にいますけど??」
「………ッ!!!」
『あ〜……、成程ねぇ………』
「……? 何で皆揃って、俺を見るんだ?」
「兄さん。ティナさんが真面目なお話をしてる間は、大人しくしててよね!!💢💢💢」
「あ……、ああ………(滝汗タラタラ)」
向こうの世界のルイージって、あまり怒らないって言うのが俺にとっては印象的かな。
少し前にルイージが言ってた内容についても、何か引っ掛かる事があるんだよねぇ。
だけど……、少し離れたところにいるヒュンケルは別の事で大量の汗を垂らしていたんだ。
まあ……、その辺に関しては心中お察しするよヒュンケル……(汗)
【クリミア王国 お花畑】
「……ッ!! じ、じゃあ……そのマリオを止める為にティナは静止も聞かずに飛び出して行ったって言うのか!?」
「ああ…、そうだ!!」
「……。ヒュンケルの野郎、俺はお前の事を信じて、ティナの事を任せたのに!!💢💢💢💢」
「バッツ……。今は冷静になりなさい、こんな所で自らの感情を爆発しても返ってティナを悲しませるだけだよ!!」
「エアリス。アンタの方こそ、人の事が言えるのかよ!!💢💢💢💢」
「なっ……、何でわたしにまで八つ当たりしなきゃ行けないのよ!!💢💢💢💢」
「惚ける気か。俺が何も知らないと思ってんのかよ!!!💢💢💢💢」
「惚けてなんかないもん。確かにわたしだって同じような立場だったら、わたしを慕ってくれるロックが倍以上に怒ってくれるもん! バッツだって、未だに高い所遅れてるじゃないの!!💢💢💢💢」
「なっ……、何だとっ!!💢💢💢💢💢」
「そっちこそ何よ!!!💢💢💢💢💢」
「お……、おい2人共……(アセアセ)」
「(クロコダインの左側の肩に自身の右手を置き)無駄だクロコダイン。これ以上声を掛けても今のこいつらは更にヒートアップするだろう…」
「それもそうだな。手遅れになる前に、メーアとロックに事情を話し……バッツたちを止めてくれるよう頼んで見るか!!」
あ〜、俺たちが動けない間にまさかの大喧嘩になっちゃってるね。
それを察してたから、ヒュンケルはかなり青ざめていたのか…。
此処はクロコダインの言う通り、頼める人はメーアたちしかいないね。
多分だけど。メーアの場合ならさっきのルイージみたいに、思いっきり拳骨をやるかな。
いやいやいや、女の子だから同じように荒げて止めるかも知れないね。
うわ〜………、別の仲間の怒りを想像したら急に震え出しちゃったよ〜。
14話に続きます。
まさかのまさかの、ウチのバッツとエアリスが大喧嘩です。
いや〜、描いてる最中に私自身でもどうしてこうなったんだと思いましたね。
今回の描写は、ダイ視点です。
このままだと、例の歓迎会所じゃないかも知れませんね。
楽しみにしている皆さんに、深くお詫びします。
こんな急展開なお話にして、済みませんでした。
それでも、温かく見守って頂けるなら次のお話までお待ち下さい。
感想OKですので、どんどん描いて下さい。
それでは、次のお話でお会いしましょう!!
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.23 )
- 日時: 2022/04/23 16:53
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第14話「初めての出来事とやり取り」
【アイクの家 リビング】
バタンっ
「ゼルダ〜、大量に買い過ぎちゃったから入れるの手伝ってくれるかな?」
「あ! 少し待ってて下さい、今忙しいので後から行きますわ!」
「分かったわ。あまり遅くならないようにね、それまで出来る範囲のとこはやって置くから!」
「はぁ〜い!!」
本当は、好きな人とあるやり取りをしているなんて口が裂けても言えませんわ。
丁度終わったと察したのか、足元にアンジェロが擦り寄って来ましたの。
まるで、「先程頼まれた事を、終わらせましょう」と言ってるように感じましたわ。
事実を言ってしまったら、多分ワリオさんは更に暴走してしまいますわね。
【キッチン】
「あら。暁のアイクさん!」
「ゼルダか。俺もさっきティファから頼まれごとを言われたから、こうして手伝っているぞ!」
「自身の鍛錬はお終いですか?」
「ああ。今日は此処までだ、あんまり頑張り過ぎると時ゼルダにガミガミ言われてしまうからな(汗)」
「……。ごめんなさい、私に免じてご先祖様を赦してあげて下さい…」
「それもそうだな。じゃあゼルダ、早速任務開始と行くぞ!」
「はい、精一杯頑張りますわ!!」
例のお手伝いをしつつ、大広間を除くとあの日が少しずつ近づいて来ました。
そういえば、息吹リンクは大丈夫でしょうか。
今日はかぐらさんではなく、赤いバンダナを付けている勇者様が様子を見に行っていますね。
容体は徐々に良くなって来ていますが、完治までもう少し時間が掛かりそうですわね。
暁のアイクさんと共闘で開始して数分後、何とかお手伝いは無事に終わりましたわ。
特に全員分の米表を運ぶだけでも、かなり体力が入りましたからね。
ピコン ピコンっ
「あっ! 私のスマホからですわ♪」
「いいわよ。夕飯までは時間あるから、後はゆっくりしてなさい!」
「嬉しいです。ではお言葉に甘えてそうさせて頂きますわ、ティファさん♪」
「ふふっ。あっ! 暁アイク、急で悪いけどソロと男ルフレにも助太刀頼めないか聞いて来てくれるかな?」
「……ッ!! 成程、そういうことか。いいぞ、すぐに呼んで来る!!」
暁アイクさん、何か閃いたみたいですわね。
先程ティファさんが仰っていたお2人をスカウトしたと言うことは、本日の夕食作りですわね。
久し振りに力仕事をしたから、片方の腕が上手く入らなくて困りましたわ…。
もう〜、こちらのお構いなしに返信が早いですわよあの人ったら!!
15話に続きます。
いや〜、ネルさんのとこであるやり取りを見てたらこちらもやりたくなりました。
さてさて、ウチのゼルダちゃんは誰とやり取りをしていたのかは1番最後の描写で分かります。
それでは、次のお話で会いましょう!
感想OKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.24 )
- 日時: 2022/04/23 23:58
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
続きは、明日更新します。
そろそろ明日に備えて、ネタを考えないと行けないので。
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.25 )
- 日時: 2022/04/24 07:15
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第15話「明かされるティナの過去①」
【クリミア国 アイクの家 大広間】
ガチャ……
「良かった。ティナさんたち、無事だったのね!!」
「へへっ。大体は大暴走しちまった、別世界のマリオを止めるだけでも苦労したけどよ!」
「(ポップの右頬を強く引っ張りながら)ポップくんったら酷い怪我じゃない。どうしてこんなになるまであたしに一言言わなかったのよ?💢💢💢」
「イテテテテテ……。し……、仕方ねぇだろレオナの姫さん。俺とクラウドだって大暴走した馬鹿を止めるだけで精一杯だったんだよ!!」
このやり取り、懐かしいなぁ。
当時私たちがバーンパレスの外側か何処かにいた時、いつかダイが言ってたわね。
あの頃のポップは私に一目惚れだったけど、どう受け入れたらいいか正直分からなかった時期があったわ。
でも、今までいなくなっていたとばかり思っていた先生が生きていたと知った時は凄く嬉しかったもの!!
パシッ
「はいはい。感動の再会を喜んでいる所悪いけど、まずは怪我の手当てを最優先にしなきゃね!」
『………。う……、確かにその通りでした!!』
「それもそうだな……。くっ……、少し無理し過ぎてしまったよ!!」
「まったく……。こんな状態になるまで別世界のマリオさんを止めようとするからだよ兄貴! とにかく今はセリス姉さんの言う通り、自分自身の状態を何とかしてからこれからの事を考えなきゃ行けないんだからね!!」
「す……。済まないクロノ、恩に切るぞ!!」
まるで本物の兄弟そのものに見えるわね、クラウドとクロノは。
それとは別に、クロコダインとハドラーはロックとメーアに事の状況を知らせていたわ。
じゃあ……、前にダイが察していたようにバッツたちの喧嘩は今も続いているのね。
道中お馴染みの敵との遭遇が何度かあったけど、そこはあまり怪我がなかった私や文談の力で倒したから圧勝したわ!!
夕食の支度が出来るまでの間、各自の部屋で休む事になったの!!
「皆さん。ご無事で何よりですわ!!」
「あらゼルダ姫、こんな時間から何処かお出掛けするの?」
「はい。少し遠いとこに行って来ますわ、たまにはゆっくりと羽を伸ばしたいので!!」
「……。気を付けて行って来て下さいゼルダ姫、後の事は俺やティファたちにお任せを!!」
「ありがとうございますヒュンケルさん。それでは、行って来ます!!」
そうよね、こんないい機会は中々来る事もないわ。
きっとゼルダ姫が言う少し遠いとこと言うと、クロノとルッカの世界に行く事にも繋がるわ。
私とダイにもいつかはそう言う機会がきっと、来るかも知れないもの。
2人が戻るまでにバッツとエアリスの事はそうだけど、例の歓迎会を急いで執り行いたいわね。
問題なのは息吹リンクや一部負傷している皆の事だけど、今夜までには完治する事を祈るしかないわ!!
16話に続きます。感想OKですよ!!
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.26 )
- 日時: 2022/04/24 21:29
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第16話「知恵の姫と元団長の異世界冒険 〜クロノ・トリガー編①」
【王国歴1000年 リーネ広場 鐘の間】
「ゼルダ、待たせたな!!」
「よくお似合いですわ、アイクさん!」
「そういうゼルダこそ、本物の女親衛隊長そのものに見えるぞ!!」
「ふふっ!!」
以前からこの世界には、アイクさんと行ってみたいと思っていました。
この場所で起きている事を各自の記憶内で遡っていたら、この時代の兵士さんが現れました。
彼に導かれるままガルディアの森を進んで行くと、立派なお城が目の前に現れました。
このお城こそ、この時代のガルディア城そのものですわ!!
【ガルディア城 正門】
「お〜ゼルダ様にアイク殿、久方振りですな!!」
「大臣さん。ご無沙汰していますわ!!」
「ささゼルダ様たち、立ち話もなんですから王に会って下さい!!」
「大臣。ルイージは元気にしてるか?」
「はい。セリス王妃様のみそちらの世界に帰っていますが、ルイージ王はこの所責務に追われ続けていまして!!」
『…………』
ルイージさん、私たちの為に少しでも片付けたかったんですね。
確かに一国の王とは言え、休む暇なく没頭するのは良くないですよ。
大臣さんに導かれたまま玉座の間に行くと、ルイージさんはかなり衰弱していましたわ。
私たちを迎え入れようとした瞬間、倒れてしまいましたの!!
バァァン……
「殿下。しっかりして下さい!!」
「つ……、ツェザール殿下……」
「お前たち。ルイージ殿下を地下の食堂まで丁重にお運びするんだ!」
『はっ!!』
「…………」
「ツェザールさん……」
「済まない。久方振りに会って早々見苦しい所を見せてしまったな、お前たちも長旅で疲れただろう? 反対側の地下に兵士たちの宿舎がある筈だから……そこで少し休んで行くといい!!」
「しかし、ツェザール!!」
「アイク隊長。此処はツェザール殿下のご好意に甘えて下さい、我が王なら大丈夫です!」
「………。分かった、ルイージに会うのは後回しだ。先に休もう!!」
「………」
ルイージさん、何もないといいですけど。
優秀な兵士さんに導かれながら、彼が仰っていた宿舎に到着しました。
私たちの為に2つのベッドを用意して頂いた後、お言葉に甘えて少しだけ休ませて頂く事になりました。
しかし……、私はルイージさんが心配になって中々寝付く事が出来ません。
そんなに時間は経っていなくても、やっぱり心配でなりませんわ。
「……。少しだけ、外の空気を吸って来ますね!」
そんな事を言っても、気持ちよく眠っているアイクさんを起こす訳には行きませんわ。
足音を立てないように、透明魔法・バニシュを使ってこっそりと抜け出しましたの。
こんな風に1人で動くのは、いつ以来なのかしら。
すると背後から私の方に迫って来る気配を感じましたの。
まさか……、この気配は『この世界』でのお馴染みのモスティと言う敵でしょうか!!
しかしその気配からは殺気はなく、ゆっくりと顔を上げると息を切らしているアイクさんがいたのは想定外でしたわ!!
17話に続きます。
久し振りのアイゼル編です、楽しみにして下さった皆様……お待たせしました。
今回から暫くの間、アイゼル編が続きますので宜しくお願いします。
あ、感想OKですよ♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.27 )
- 日時: 2022/04/25 19:25
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
今後の更新予定
・アイゼル編イベント「異世界冒険」
・ネルさん次元との歓迎会イベント
・恐怖の落とし穴、再び
・ルイージとセリスの新婚旅行イベント
はい、今はこのような予定を考えています。
他にも、「このイベントとか、お願いします!」て案がありましたらリクエスト応募かコラボ企画の方でお願いします。
〜コラボ企画内容〜
ー応募用紙ー
作者名:
イベント名:
内容説明:
希望するジャンルはほのぼのorギャグor恋愛:
こちらの作者に一言:
こちらの方に、コラボ企画する為の応募用紙を描いて置きました。
楽しみにしている方がいましたら、どしどし応募して下さいね。
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.28 )
- 日時: 2022/04/25 21:09
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第17話「それぞれの愉快で楽しい雑談会 前編」
※このお話は、現在プレイ中のゲーム・クロノトリガーのマルチエンディング、『反省会?』が元になっているのでご了承下さい。
ガタンっ
「えぇ〜! もう終わりなの?」
「この言葉が出たら、大概は終わりって事でしょうね!」
「それは流石にないよ。折角、これからだって言うのにさ!
「じゃあ、この『エンド』の文字を上げて貰いましょうか!」
「上げろ、上げろ〜! 反省会、行ってみようよ!!」
「お願いするわ、美術さん!」
セリスはそう言うと、目の前に現れた文字を引き上げてくれる事に成功したの。
各時代だけじゃなく、そこで出会った人たちについてなど私たちは分担して語り合う。
最初は初めてダイにあった時代、現代編を振り返る。
「まずは、リーネ広場にズームインだ!」
「てっかめんランナーね!」
「おれ、こう言う固そうなの苦手なんだよ! しかも着てる奴その物が、重くてさ!」
「走るだけじゃねぇ。あの鎧はハンディキャップなのにね!」
「また今度ってとこかな、またね!!」
「次はガルディア城、私とルイージがいる現在のお城よ!!」
「わおっ!! かなりの兵士がいるね」
「本当ね、いつの間にこんだけ揃えたのかしら!」
「ねえ。あの追いかけられる寸前の場面でドッカン銃使わなかった人がいたよね、彼はピーター。マールの話に寄ると、この人は女性だったみたいだよ!!」
「ぐらっ! 私、そのケはないわよ!!」
まるで、男装の達人とも言われるファリスと同じタイプの人だわ。
それからどんどん展開は変わり、裁判 未来へと話の展開は少しずつ進んでいく。
実際にその世界へ赴いているのは、アイクたちだから戻って来たら色々教えて貰おうかしら!
この初回の描写は私、マァムがお送りしたわ。
次は時リンクこと、時オカリンクが説明してくれるから楽しみにしていてね。
②に続きます。感想OKですよ〜♪
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.29 )
- 日時: 2022/04/26 08:41
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第18話「ティファの誕生日 準備編」
【クリミア国 花畑】
「………。あ〜畜生、一体俺は何を贈ればティファは喜ぶんだよ!!💢💢💢」
「ポップ。急に荒れてどうしたんだ?」
「Σティ、それにアルル! お前らこそ何で此処にいるんだよ?」
「うん。レオナ姫に頼まれて君の様子を見に来たんだけど…、何か大切な事で困ってるってオーラを感じ取ったんだ…」
「……。実はその通りなんだよアルル、後何日かすりゃあ月は変わるだろ? 来月はあいつら2人の誕生日が控えてんだよ!!」
「……。確かに君の言う通り、ルフィがティファの大切な日から2日後に誕生日って以前ナミからその話を聞いたのを思い出したよ」
「うん。ルフィのと含めて、今回はボクたちや他の仲間たち総動員で彼らの誕生日を祝おうよ!!」
「……。その気持ちはありがてぇけどアルル、今俺ら内で不在中の奴らがいるのは知ってるよな?」
「そう言えばそうだったね…。アイクやゼルダちゃんたちの事をすっかり忘れていたよ……、2人共かなり遠い所に行ってるからその日までに間に合うかも分からないんだよねぇ…」
風の噂で耳にしてしまったらしいが、その日を迎えるまでにワリオが馬鹿な事をしないといいけどな。
別世界のマリオを止めるだけでも、かなり日にちが掛かってしまったらしいからな。
こちらに来る前にチョッパーに聞いてみたんだが、息吹リンクは無事完治出来たそうだ。
これなら一安心…と言いたいけど、まだまだ油断は出来ないからな。
ザッザッザッザッザッザッ………
「う〜。ロックから来る強烈な愛の鞭、あれは相当効いちゃったなぁ」
『えっ……、エアリス!!?』
「エアリスちゃん。そ……、その大きなたんこぶは一体どうしたの?」
「アルル、それにティたち! どうしてわたしがこうなってるか、聞きたい?」
「ああ。君が嫌じゃなければ、話してくれないか!」
「ありがとう。じゃあ、話すね?」
俺たちはその間互いに覚悟を決めながら、エアリスの話を聞こうと誓い合ったんだ。
彼女の話を簡単に解釈すると、別の世界から来たというマリオとの闘いが終わる間際にバッツと何らかのトラブルが発生したそうだ。
確かに俺やアルルはティナの事をあまり知らないけど、かつて長い旅をして来たからと言って好きな人の頭に拳骨はないだろロック(汗)
その強烈な愛の鞭が金輪際ないという思いで、今頃クロノが俺たちに代わってその倍の拳骨をやっている頃だろうなぁ…。
【アイクの家 大広間】
ガコンっ……
「………」
「まったく。ロック兄さんったらエアリスを止める為とはいえ、好きな人の頭を抵抗なく殴るのは流石に良くないよ!!💢💢💢」
「わ……、悪ィ……」
「さてと。現時点で戻っていないティたちのこともそうだけど、アイクくんたちが戻る前に準備を済ませようか!!」
「それもそうだね。後は足りない食材とか贈り物辺りが基準になるかな?」
「ダイ。ティファへの贈り物なら『アレ』の新しいセットはどうだろうか?」
「料理セットだね。それは名案だよ、ヒュンケル!!」
「しかし。その誕生日会を何事もなく迎え入れるかどうかも、非常に難しくなるぞ!!」
「同感ですね。以前の誕生日会でも散々な目に会いましたから…(※詳しい内容は、前作か今作に描いた「ピーチとゼルダの誕生日編を閲覧して下さい…)」
「要するに。あの悲劇が再び来ないとも限らないと…、お前はそう言いたいのか? 息吹リンク!」
「はい!!」
成程、確かに今の状況からすると息吹リンクの言い分にも一理あるな。
ならば我々のすべきことは、これしかないぞ!!
月が変わった最初の日に我々もアイクたちがいるその世界へ赴き、最終的な打ち合わせを執り行うとしようか。
勿論、あの馬鹿共も一緒に連れていかねば留守中に何をしでかすか分からんからな!!
19話に続きます。毎度毎度の恒例で言ってますが、感想OKですよ〜♪
今回の18話では、前半の描写をティ 終盤の描写をせつな視点と言う形にしました。
どちらとも笑って頂けると、作者は嬉しいです。
それでは。
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.30 )
- 日時: 2022/04/26 22:47
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第19話「時オカ兄弟とコハルの楽しい計画①」
【アイクの家 大広間】
カンカンカンカンっ
「ふぅ〜。こんな感じかな!」
「兄ちゃん!」
「ありがとう子リン。いつも気が利くね!」
「…。とわお姉ちゃんを復活する前に、いいイベントを思い付いたんだ♪」
「……ッ!!」
そのイベントということは、例の風船に飛ばされるイベントかと思っていた。
あのイベントを以前、やってみたいと思った時期があったのを思い出したよ。
折角羽伸ばしをしているから、これは今の内に作戦会議をした方がいいかな。
脚立を使ってドジを踏まないように、降りたんだ。
「う〜ん、この辺りはどうしようかなぁ〜」
「それ。例の親子イベントのシーンだよね?」
「Σと……、時リンク! それに子リンまで!!」
「まずは食事する時のテーブルマナーのシーンだよね。これ、ポップお兄ちゃんが適任じゃないかな?」
「確かに。彼なら教え甲斐がありそうだね!」
「じゃあ。次の服とか決める場面だけど、此処は私とルッカで行うのはどうかな?」
「いいね。それだと近くにいる風景が多分、かなり殺気がするんだけど…」
『………(汗)』
特に喧嘩っ早いのって、ロックとエドガーなんだよなぁ。
以前にも同じことで、完全に揉めてたって前に聞いた事があるよ。
それを実行する前に、あの『反省会?』のイベントを終わらせないと行けないなぁ。
その時のマァムが、どんなタイミングで来るかが難しいんだよねぇ。
もう少しだけ続きます、感想はまだです。
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.31 )
- 日時: 2022/04/27 08:17
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第20話「時オカ兄弟とコハルの楽しい計画②」
【アイクの家 リビング】
ガチャっ
「ダイ、マァム!!」
「バッツ。どうしたのそんなに息切らして!」
「ティナが何処にもいないんだ。折角ガウのイベントが控えているのに、こんな時に何処行ったんだよ…」
「ねえ。彼女に関する手掛かりが何処かにあるなら、俺たち全員で片っ端から探しに行こうよ!」
「…。そうしたいけど、俺…高いとこが怖くてな……」
『…………(汗)』
やっぱり、あのデジャヴがあるから探しに行くのは困難みたいね。
確かに此処最近、ティナは変な予知夢を見るようになったみたいだけど。
それを一部始終聞いていたのか、一足先に動いたのが悟空だったの。
今のは確か、瞬間移動って奴かしら。
「おいお前たち。カカロットが戻る前に、例のイベントとやらの最終調整を行っといた方がいいぞ!」
「そうだね。マァム、コハルが探していたからまずはそっちに行こうか!!」
「ええっ!!」
何故ガウが野生児と呼ばれてしまったのかも、そのイベント内で明らかになるわね。
以前崩壊する前の港町ニケアで、彼に関する情報を聞いた事があるわ。
まだ生まれて間もない頃に悪魔だと恐れられて、13年の長い年月中その場所で暮らすモンスターたちと一緒に過ごしていたと。
何て可哀想な過去なのかしら、そんな痛みを抱えているなら私たちに打ち明けても良かったのに……。
しゅうぅぅぅん……
「お帰りなさい孫くん。何か手掛かりは掴めた?」
「ああ。……だがこの件に関してはよ、あの陽気な魔法使いの出番になりそうだ!!」
「へっ……? お、俺かよ!?」
「ポップ。あの時の事を思い出せ、妖霊蝶からティナを助けた時の事を!!」
「………ッ!!!」
「ポップさん。思い出して下さい、あの時のティナ様はどんな様子でしたか?」
「……。あん時俺さ……一度皆の前から消えかけた時があったんだけどよ、確かあの時のティナは……以前のりおんと全く同じだった気がするんだわ……」
「そうです。その通りなんです、そんなポップさんや私たちに小さな加護を与えて下さったのは誰だと思いますか?」
「……。ま……、まさか!!」
『ベロニカ!!』
そうなんですよ、ポップさん。
人と言うのは一度この世を失ってしまっても、空から見てくれる人がいる限り復活出来るんです。
私もかつてはその加護とは少し違いますが、私が与えた剣をとわさまに託したのを覚えています。
しかしそれはとわさま自身と引き換えの剣だったので、出来る事ならあの頃の事を謝りたかったです。
いつかその日が来ると信じながら、私たちは前に進んで歩き出そうと思います。
③に続きます。感想OKですよ!
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.32 )
- 日時: 2022/04/27 23:24
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
次回予告
例のイベントが迫る寸前、突如逃げ出してしまった少女・ティナ。
かつて彼女を救い出してこの世を去ったポップだったが、仲間たちの力強い押しには逆らえない。
果たして、陽気な魔法使い・ポップの決意は!?
次回第2章:ポップとティナ
ポップ「ティナ。俺にとってお前は……、かけがえのない大切な仲間なんだ!!」
第2章に続きます。