二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.189 )
- 日時: 2022/06/11 06:52
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第102話「元地獄の帝王・フリーザの作戦」
【クリミア国 アイクの家 リビング】
がサッ
???「マァムさん、ちょっと宜しいですか?」
マァム「えっ…? でも私、皆の食事を作らないと行けないから…」
フリーザ「大丈夫です。既に他の方にお願いしていますから、安心しなさい!」
マァム「はっ……、はぁ……」
この娘の回復能力は、確かにバッツさんやレオナさんにも負けていない程の力を感じます。
いくら彼女が元僧侶であったにしても、あちらさんの総大将はそんなに甘くないと言えますね。
それにマァムもまた、あの勇者アバンさんが認めて下さいました戦士の1人ですからね。
本来の世界以外の戦いに不慣れだとしたら、私が直々に教えないと行けませんね。
【フリーザの部屋】
???「あっ、フリーザ様!」
フリーザ「済みませんねぇギニューさん、今日私はこの娘さんにこれまでの戦力をお話しなければなりませんから…場所を移動しなさい!」
ギニュー「はい、分かりました!」
マァム「…………」
グルド「……。おいお前、フリーザ様の前では失礼のないようにな!」
リクーム「馬鹿かグルド。マァムちゃんがそんな失礼な態度が出来る女じゃないだろ!」
グルド「くっ………」
ジース「済まないな。グルドは俺たちで何とかするから、マァムお嬢様は何も気にしないで欲しい」
マァム「ええっ……」
全く、私に失礼な態度を取っているのはあなたの方なんですよグルドさん。
まあ、ギニューさんたちが一緒にいますから何も心配は入りませんけどね。
おや? きっと私とお嬢さんの為に気を利かせてしまったみたいですね。
素晴らしい香りです、淹れたてのコーヒーだとすぐに気付きましたよ。
さて、お夕食の時間まで大分ありますから何かお話しなければなりませんね。
スッ………
マァム「ねえフリーザ様、これは…?」
フリーザ「はい。まずは敵側の戦力から目を通して頂きたいのですよ、マァムさん!」
マァム「…………」
フリーザ「以前私はバッツさんから、ある暗黒魔道士に関するお話を耳にした事があります…」
マァム「えっ……?」
フリーザ「……。その暗黒魔道士から感じられる闘気はマァムさん、あなたやダイくんたちがこれまでに闘った相手とは全くの桁違いなのですよ!」
マァム「…………ッ!!!」
フリーザ「しかし。元バーン軍の最高幹部と呼ばれている魔軍司令・ハドラーさんの魔力にはあの男に対抗出来る力を感じますね……」
マァム「……。アイツは私やダイ ポップたちの師匠だけでなく、ヒュンケルの育ての親にまで手に掛けた最低な男なんですよ……」
フリーザ「………ッ!!!」
マァム「でも。レオナにはまだ伝えていないんです、勇者アバン先生の最期を……」
フリーザ「…。それ程までにアバンさんはアナタやダイくんたちを信頼していたのですね……」
マァム「…………」
フリーザ「…。それで隠れているおつもりですか? ボルトくん!」
ボルト「…………ッ!!!」
どてーん
マァム「えっ…!? ぼ、ボルト?!」
ボルト「いっ………、イテテテテテ……」
フリーザ「ボルトくん。まずはマァムさんを安全な場所に避難しなさい!」
ボルト「えっ……? 要するに、作戦の説明に入る前にマァムの姉ちゃんが泣き出してしまったって事ですか?」
フリーザ「そうです。話の読み込みが早くて助かります、今は彼女の回復に専念して下さい!」
ボルト「はっ……はい、分かりました!」
暗黒魔道士・エクスデス、あなたは自分の欲する無の為ならば何をしても許されるのですか。
それ自体を阻止しようと、自分の命が燃え尽きるその時まで彼に対抗した勇敢な王様がいると言う話をバッツさん直々に教えて頂いた事があります。
しかし彼は久しく振りにバッツさんたちがいる世界に来た時点で、一時的な記憶を失ってしまったと…。
今ならこの私にでも痛感出来ますよ、ガラフさん。
あなたに果たせなかった事は必ず、私たちで果たして見せますからね!
103話に続きます。
次の更新は、本日の朝10時頃を予定していますのでご了承下さい。
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