二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.190 )
- 日時: 2022/06/11 11:48
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第103話「守るべき主君たち 時リンと無一郎編①」
【クリミア国 アイクの家 時リンの部屋】
カタッ………
リンク「……………」
ネルさん次元の皆に合うのは、あの時以来かな。
クロノくんを助けて以降は、各自最後の闘いに向けて修行を積まなきゃ行けないからね。
それでも僕は、この道を選んだ事に後悔はしていない。
時の知恵姫・ゼルダ様も言ってたように、これはお互いの新しい道に進む事だと言っていたからね。
でも僕には、1度だけ会いたい友人がいるけど…今のままじゃ厳しいかなぁ。
???「……ンク、ねぇ時リンクってば!!」
リンク「えっ……、イリアさん?!」
イリア「はいっ。ピーチ姫から預かって来たよ、何か小腹になりそうな物を食べなきゃ駄目って!」
リンク「……あ、ありがとうございます……」
イリア「…。やっぱりあなたは、わたしの知ってる『リンク』じゃないんだね…」
リンク「僕は、トワイライトの『リンク』ではなく……オカリナの世界の『リンク』ですからね…」
イリア「…。今はラヴォス…?って元凶を倒す為に他の皆は必死で強くなっているんだね…」
リンク「…………」
クロノくんの救うべき未来を、あんな無様にしてしまった破壊の神を僕は……僕たちは絶対に許さない。
あの時蒼炎のアイクくんがいなくなった原因は、彼自身の心の弱さのせいだった。
それは彼だけじゃなく、僕にも言えた事かも知れないんだ。
こんな生半可な力を持っていても、ピーチ姫を救うどころか…他の皆を守れない気がするんだ。
???「言ったよね? 時には僕たちを頼ってって……」
リンク「時透くん……」
時透(ネルさん次元)「のび太が心配していたよ。此処の所君は毎日のように、何かを深く考え込んでいるって……」
リンク「…………」
時透(ネルさん次元)「でもね。君が何を一生懸命に深く考え込んでいるかまではよく分からないけど、これは君1人の問題じゃないって事は確かなんだよ?」
リンク「………ッ!!」
時透(ネルさん次元)「だから蒼炎のアイクはあの青白い人にそう言われたんだ、「…。お前が死んだのは、己自身の弱さのせいだ」ってね…」
リンク「…。ねえ、君は誰の為に剣を振るうの?」
時透(ネルさん次元)「そうだね。敷いて言うなら僕と同じ世界から来たかけがえのない大切なお友達・のび太を守る為に、かな…」
リンク「…。どうしてそこまでする必要があるの?」
時透(ネルさん次元)「……。これ以上彼が……のび太が僕の見えない所で情けを掛けなくて済むように、僕が彼を守り通したいんだ!」
リンク「…。そう……だよね、そうだよね! ありがとう時透くん、君が僕の背中を押してくれた事で僕は何をするべきか分かって来たよ!」
時透(ネルさん次元)「別に。僕は君の為に背中を押した訳じゃない、のび太を守る為に力を貸しただけなんだよ!」
イリア「……。ふふっ、素直じゃない所は自覚していないんだね……」
時透(ネルさん次元)「…。うるさい……」
本当に、本当にありがとう時透くん。
例えその気じゃなくても、迷える僕の背中を押してくれたのは他でもない君だ。
彼は同じ世界から来たのび太くんを守る為に、もっと強い力を身に付けようとしている。
それなら僕だって、これ以上不安とか言っていられないよ!
君から貰った勇気を胸に、僕は1歩ずつ前へ進まなきゃ行けないんだからね。
104話に続きます。
この場を借りて、ネルさんへ
そちらからのリクエストはまだ続いていますが、今回のお話はそちらの時透くんとウチの時リンクの回を描かせて頂きました。
そちらの時透の言語について、もっとこうしたらいいとか等の指摘があったら遠慮なく言って下さい。
感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪