二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.191 )
日時: 2022/06/12 07:14
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第104話「最後の修行」

【スマブラSPの世界 大戦場】

シュタッ

???「懐かしいね、クラウド!」
クラウド「ああ。お前たちに会ったのはforの時以来だからな」
リザードン「………」
クラウド「どうした?」
リザードン「我が主であるクロノ様の事だけど。決戦が控えているにも関わらず、堂々とした態度を取っているから私としてはとても心配で…」
ルイージ「リザードン。それは君の考え過ぎじゃないかな?」
リザードン「えっ……?」
ルイージ「確かに普段のクロノは堂々としているけどね、それはね…身内や僕たちを守る為に必死になっているんだよ」
ネス(ネルさん次元)「こっちの世界のルイ……」
リザードン「………」

いや、私が言いたいのはそうではないんだルイージ殿。
決戦の日が近づくにつれて、我が主はこの所あまり休まないで私たちの為に戦い続けている。
主がいつ倒れてしまわないか、それが心配なんだ。
今日我が主は獣化したトワリンを連れて、ジナ殿の命日にコブナと共に行くと前の日から仰っていたからな。
アラウミ殿もちゃんと、我が主の気持ちを理解していたようだ。

【クロノの世界 トルース村 クロノの家 ジナの墓前】

パサッ

???「…………」
コブナ「…………」
トワイライトリンク「…。いよいよ、決戦の日が近づいて来たんだな?」
クロノ「うん……」
コブナ「……ッ!! やっぱりご無理をなさって、今日はこのまま帰りましょうクロノ様!」
クロノ「うん……。そう……だ……ね……、うっ………!!」

ドサッ……

コブナ「!?クロノ様、クロノ様ー!!」
獣リンク「コブナ。話は後だ、今すぐ俺の背に乗れ」
コブナ「はいっ!!」

獣化したリンクさんの背に乗って、俺たちはトルースを後にする。
もしかしたらクロノ様も、あの頃の父ちゃんの時みたいに俺を置いて逝ってしまうのかな…。
嫌だ、そんな事には絶対にさせない!
まだまだこの人には、色々教えて欲しい事が沢山あるんだ!
やっと仲間を守る為の闘い方を学んでも、実践経験を積まなきゃ意味がない!

【クリミア国 アイクの家 玄関】

コブナ「ただいま、ヒュンケル様!!」
ヒュンケル「どうしたコブナ、かなり息を切らしているが…?」
コブナ「俺たちが付いていながら……、クロノ様が凄い熱を出してしまったんです……」
ヒュンケル「……ッ!! クロノ、しっかりするんだクロノ!!」
クロノ「…。ひ、ヒュンケル……。ボクがかなり弱っている事……、ボクの大切な恋人には……ルッカには黙っていてくれるかな?」
ヒュンケル「…し、しかし……」
クロノ「お願い…。きっとバランさんも……、それを望んでいる筈……だから……」
ヒュンケル「……。分かった、それがクロノ。ルッカに対するお前自身の贖罪になる為なら……オレはお前の意思を尊重しよう……」
コブナ「…………」
レオナ「さあ皆、ひとまずクロノくんをあたしとネルさんの所のドクマリに任せてくれるかしら?」
コブナ「……。お願いします!」
ドクマリ(ネルさん次元)「任せておけ。何とか数日中に治せるよう、オレたちも全力を尽くすからな!」
レオナ「うん。他にも必要な物があったらすぐに皆を呼ぶから、それまでの面会は一切禁止よ。いいわね?!」
レオナ以外全員『はい……』

しかも、クロノの容体を先に気付いたのは奴所有のリザードンだろうな。
クロコダインから聞いた話に寄ると、あのラヴォスとの闘いが終わって暫くした後……クロノはいつでも闘えるように素振りを欠かさず行なっているそうだ。
いずれ来るである奴との再戦の為に、あの頃以上に強くならなければ行けなかったのだろう。
それに関してはダイも心中察していたから、これ以上の事は言えなかったかも知れないな。
ダイは未だに自分の部屋にこもったきり、あまり顔を出さなくなってしまったからな。
少しでも体力温存の為に、アイツの好きな物を振る舞ってくれるよう…オレからティファに事情を話して置くとしようか。

105話に続きます。

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