二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.203 )
日時: 2022/06/17 21:55
名前: 謎の (ID: b.1Ikr33)

第113話「お互いの気遣い」

【瓦礫の塔 アルテマウェポンがいた場所では】

しゅうぅぅぅん……

うちはサラダ「うん、何とか倒せたね!」
マリオ(ネルさん次元)「そうだな!」
???「……………」
船戸イカダ「…。ゼルダ様……」
???「行って来い、蒼炎アイク!」
アイク「…。イカダの事は頼んだぞ、アラン!」
アラン「ああ、こっちは心配するな!」

折角、マスターズエイトにまで上り詰めたが。
結局、マノンに悲しい顔をしてしまったな。
この屈辱を乗り越えながら、リベンジを果たす為にも強くならなければならない。
あの大会で、俺はサトシと久し振りに再会を果たしたんだ。
カントーのチャンピオンリーグ以降だから、俺にとっては顔パスその物でもある。

アラン「………」
???「今も身に付けているんですね、Zリング…」
アラン「サラダか。火の番を替えてくれようとしているのは大変嬉しいが、俺は大丈夫だよ…」
うちはサラダ「ううん、そうじゃないんです!」
アラン「えっ……?」
うちはサラダ「…。そんなに強いんですか、ダンテという人は?」
アラン「ああ。流石世界王者と言われる事はあるよ、しかし…ちょっとした弱点があってな…」
うちはサラダ「何ですか?」
アラン「以前サトシに聞いた事があるんだ。強いトレーナーでもあるダンテ殿は、名のあるポケモンの王者なのに…実は方向音痴らしい…」
うちはサラダ「…………。確か、あの2人もそれだった気がします……」
アラン「ああ、あの無自覚と正直な方向音痴と言う異名を持つ三之助と左近のコンビか?!」

しかも、車の運転は危なっかしいとも言ってたな。
そんな人を相手に、俺は悔いのない闘いをしたというのか。
だが、あのポケモンバトルでの彼の実力は本物だった。
再び彼とのリベンジを果たす為にも、俺はこの闘いを終わらせてみせる!!
……全く。俺が折角気を遣ったと言うのに、あの2人の帰りが遅いのが気掛かりだな…。

【瓦礫の塔 中間部】

ギュッ………

アイク「………」
ゼルダ「……? あの、アイクさん?」
アイク「心配するな、何があろうとも俺は絶対にゼルダの側を離れたりしないぞ!」
ゼルダ「……。どうして、そう言い切れるんですか?」
アイク「…………」
ゼルダ「仮にそれが事実だとしても、フィーナさんが消えてしまうかも知れないと言う事には変わりはありません! お忘れですかアイクさん、彼女は異界という世界で…レイン殿下とラスウェル殿下の目の前から姿を消してしまったんですよ?!」
アイク「………ッ!!!」
ゼルダ「折角こちらに戻って来たとしても、また……同じ事になるかも分かりません…「ゼルダ!!」……ッ!!」

ばしーん

マリオ(ネルさん次元)「お、おい! こっちの世界のアイク!!」
アイク「…………」
ゼルダ「…………」
アイク「本当にフィーナが消えるかも分からないのに、そんな事を軽々しく口にするな!!」
ゼルダ「えっ……?」

BGM設定:クロノとマール 〜遠い約束〜(別名:アイクとゼルダ 〜変わらない2人の強い絆〜)

アイク「ゼルダ。アンタはレインがどんな思いでアイツの為に戦っているのかを、真剣に考えたことあるのかよ?!」
ゼルダ「……そ、それは………」
アイク「もう二度と失いたくないから…、1番好きだから…アイツはそれを乗り越えようとしているんだぞ!!💢」
ゼルダ「………。う………、う う う………」
マリオ(ネルさん次元)「なあゼルダ。どうして『この世界』のアイクがキツく言ったか、やっと理解出来たかい?」
ゼルダ「はい。アイクさんも彼のように乗り越えたくて、私と一緒にいてくれようとしていますわ……」
???「うん、その通りだよゼルダ姫!」
ゼルダ「ナギさん……」
ナギ「ボクにはよく分からないけど、あの頃のヒョウ…レインにはアルドール皇帝を倒すと言う大きな目標を叶える為に戦い続けていたんだよ。だけど彼はボクの代わりにあの子を…フィーナを斬ってしまったと言っていたんだ…」
マリオ(ネルさん次元)「な、何だって?!」
???「つまり。そのパラディアとやらの世界であの女の子を斬ったのは……、お前だったと言うのか?!」
ナギ「……。うん、だってボクもあの子と同じ位レインの事が好きだったからね…。でも、それは過去の出来事その物なんだよ!」
アラン「………。何てそんなむごい事を……」
ナギ「大丈夫。フィーナは絶対に消えないよ、そこはボクが保証するよ!」
ゼルダ「……。悲しい事の後は、楽しい事がある…」
ナギ「そうそう。ボクたちはその想いがあったから、此処まで強く慣れたんだよ♪」
アイク「………」
ナギ「………。ほらマリオたち、今は2人に任せてボクたちは先に進もうよ!」
アラン・マリオ(ネルさん次元)「「ああっ!!」」
うちはサラダ「うん、そうだね!!」

まさか、元アルドールオーダーズの者に背中を押して貰える日が来るとはな。
いつもなら俺は、マノンの勇気あふれる行動に助けて貰ってばかりはいたが。
マノンはユライシャ号の中で、俺の無事を祈っているに違いないと思う。
少しでもアイツの笑顔を取り戻す為に、俺はマノンの分まで大暴れしてやるぞ!!

114話に続きます。

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