二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.216 )
日時: 2022/06/23 06:33
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

※何とか、今作の執筆期間が延期してでも7月の頭中には完結する予定ですが……もしかすると中旬になるかもしれないのでご了承下さい。

第120話「久々の師弟同士での再会、イカダの決意①」

【水の国 水影の間】

???「これはこれは、『こちらの世界』を救った英雄殿たちの来客ですね!」
バッツ「確かにそうですが水影様。その肩書きは今の私たちに勿体無いですよ!」
長十郎「申し訳ありません。そして、あの頃以来の再会ですね? イカダくん」
船戸イカダ「……………」
うずまきボルト「イカダ。大丈夫だ、長十郎のおっちゃんはいい人だから信用出来るぜ?」
長十郎「そうです。ボルトくんの言う通りですよ」
船戸イカダ「……。あの、あなたにどうしてもお聞きしたい事があります!」
長十郎「何でしょう?」
船戸イカダ「あの時。あの時イサリ兄さんは……あなたに一体何を言ってきたんですか?」
長十郎「…。デンキくん、そしてラスウェル殿下! 僕は暫くイカダくんと話がしたいので、バッツさんたちを連れて今の水の国を案内して下さい!」
ラスウェル「はいっ!!」
雷門デンキ「分かりました、水影様!」

そうだよなぁ、これはおっちゃんの言う通りでもあるんだよな。
本当はイカダの側にいたいけど、長十郎のおっちゃんは首を横に振ったんだ。
あの合図は恐らく、此処は自分たちの問題だから駄目だと言う合図だった。
この水の国では今、新生カオス軍との闘いに向けて最終調整を取りおこなっているんだ。
デンキが火の国に戻らないのも、何か事情があったんだろうな。

【水の国 チョコボ小屋】

???「クエッ!!」
ティナ「あっ、可愛い!!」
船戸コブナ「ティナ様。無闇に近づいたら、危ないですって!!」
雷門デンキ「大丈夫だよ。このチョコボは人を襲ったりはしないから安心して!」
チョコボ「クエ〜、クエ〜♪」
ティナ「気持ちいい〜。この胸元にあるふかふかな毛並み、溜まらないわ〜」
船戸コブナ「…。本当です、何て気持ちいいんだろう…」
バッツ・うずまきボルト「「…………(汗)」」

つ〜かさ、チョコボ小屋まで建設してあること自体が珍しいんだけど。
それ以前にティナの姉ちゃんの趣味スキル、発動しちゃってるよ。
本当にふかふかした物が好きなんだなぁ、この姉ちゃんは。
デンキの表情からすると、全く驚いていないみたいだ。
イカダと長十郎のおっちゃん、水影室の所で一体何の話をしているんだろうな…。

【水影の間】

パサッ……

船戸イカダ「…。これは、カオス軍の今後の進行状況ですね?」
長十郎「はい。あなた方があの破壊の神・ラヴォスを倒した事によって、こちらの世界に平和を取り戻しました! しかし、それは一時期的な速の間と言ってもいいでしょう」
船戸イカダ「つまり、戦いは再び繰り返されると……?」
長十郎「ええ。調査部隊として元カオス側の戦士だったクジャさんに事情を話した所、彼はすんなりと引き受けてくれたよ!」
船戸イカダ「……。成程な、まずは敵を知ることから始めるってことか…」
長十郎「…。そうです、現に我々でも全てを把握している訳ではないんですよ!」
船戸イカダ「…。こんなのあり得ないだろ、いかにも小さな姿をした子供がカオス軍の総指揮官だなんて何かの冗談だ……」
長十郎「イカダくん。彼の魔力クラスを侮っては行けません、実際に例の彼と対面した事があるのは漁村の村にいる幼馴染・マリベルさんのみでしょうからね……」
船戸イカダ「………。どの道ソイツと闘うからには、まずは身内から情報を聞き出さないと行けないのか……」

本当の平和を取り戻す為に、ボルトやバッツたちは俺たちの知らない所でずっと戦い続けているみたいだろうな。
あの闘い以降船戸一族の使命がどうとかは一切消えたけど、今度は俺たち新生船戸一族が総戦力を上げてボルトたちの力になりたい。
その気持ちをカジキ親方に伝える為にも、今は我慢しないと行けないんだよなぁ。
それ自体を悟っていたのか、水影様は首を縦に振ったんだ。
この合図は恐らく、親方に会って来てもいいと言う合図に違いないと俺は悟ったんだ。

121話に続きます。

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