二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.220 )
日時: 2022/06/25 06:40
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第123話「それぞれの門出 ロック&ダイ編②」

【パラディアの世界 アルドール 王の間】

シュタッ

???「クロノ殿下、只今偵察から帰還しました!」
クロノ「ご苦労様。それでミドとイーゴ、兄貴やリンクたちの様子はどうだったの?」
イーゴ「はい。時リンクは現在ピーチ姫と共にフィガロに滞在していまして、まだ復興の目処が経っていない村を手伝うかどうかの話し合いになっています!」
ミド「それと。父さんからの報告に依りますと、私たちが倒した破壊の神・ラヴォスの消滅により…また新たなカオスの戦士が現れるかも知れないと不安を感じています…」
クロノ「……。神羅カンパニーではないとしたら、宝条が復活するかも知れないね……」
???「どう致しましょう、クロノ殿下!」
クロノ「……。こちらでも会議を取り行いたい、まずは各世界にいる信頼出来る王を何人か招集する事に集中してくれるかな?」
ミド・イーゴ・メタル「「「はっ、了解しました!」」」

元オーダーズだった私にもこうして、やるべき事が出来るなんて嬉しい。
あの時父さんは言ってくれた、「オーダーズを抜けろ、自分たちと一緒に戦って欲しい」と。
確かにあの時の父さんの言葉には、嘘偽りすら感じなかった。
今まで行方不明だった私と再会する為に、ヴェリアスの1人としてシトラ姉さんやフォルカたちと共に活躍していたけど…時期棟梁とうりょうになる技師・リドたちとの闘いで負けてしまったみたい。

【ミドの部屋】

ミド「………」
メタル「ミドさん、どうかしましたか?」
ミド「うん。宝条って奴の事を考えていたんだ!」
イーゴ「そうだったね…。私たちの次なる課題は宝条を倒す事になりそうだね、だけど…今の私たちの力では勝てそうにない気がする」
???「大丈夫だ。お前たちが強くなれる為に、おれたちも協力しよう!」
ミド「ヒュンケル、クロコダイン!」
クロコダイン「おおっ。誰かと思ったら元オーダーズの2人にメタルじゃないか、意外な組み合わせだな」
メタル「はい。今もボクたち3人でクロノ殿下とルッカ王妃様をお守りしています!!」
ヒュンケル「…。元アルドールの王だったレインがラピスに帰還したからな、クロノが奴の後を引き継いだのも理解出来るよ…」
ミド「ええ。父さんから聞いていたわ、最初にその申し分があった時…クロノ殿下は乗り気じゃなかったって!」
クロコダイン「してミドよ。シドは元気にしてるか?」
ミド「ええっ。今はロックとエアリスがいるデルムリン島でイグニシオ ジークハルトと一緒にガードを務めているみたいよ!」
クロコダイン「そうだったか。そんなお前たちに嬉しい知らせだぞ、ポップとレオナ ロックとエアリスの結婚が決まったそうだ!」
イーゴ「本当に?!」
ヒュンケル「ああ。実はオレにも……、既に新たな恋人が出来たんだ!」
???「例えば、元最強SeeDの1人であるこの私とかね!」
ミド「キスティス先生!!」
ヒュンケル「キスティス。結婚式が出来る会場提供は済ませたか?」
キスティス「ええ。サヴェッラ大聖堂で取り行う事になったわ、サザンビーク王とトロデ王に事情を話したら…すんなりと受け入れてくれたわ!」
イーゴ「良かった。これで、私たちがやるべき事が決まったね!」
ミド「ええ。2組の結婚式を無事に取り行えるように、私たちが総動員として厳重に会場内の警備を強化する!!」
イーゴ「うん。あの時の倍以上にね?!」
ミド「ええっ!!」

今は多分、私たちしか知らないと思う。
そっか……、ポップもついに結婚を決意したのか。
魔力クラスならレーゲンさんに負けていないけど、実際に見た時は勇者ダイより上のクラスにまで成長していたからね。
それまでに騒動がないといいけど、きっと無理なんだろうな…。
かつてのウェポンとの闘いで、ラスウェルの本気が今でも忘れられない。
これは終わりじゃない、私たちの新しい旅立ちにも繋がるんだ。

【ラピスの世界 グランシェルト城】

???「…。皆、此処まで力を尽くしてくれてありがとう!」
ポップ「な〜にかたくなになってんだよレインさんよ、この位の依頼ならお安い御用だって!」
レイン「でもいいのか? 君たちも君たちで今は新たな拠点地を探す旅の真っ最中なんだろ?」
ポップ「いや。俺たちの新しく住む場所は既に決まってるんだわ!!」
レイン「えっ……?」
ポップ「………。以前までクロノとルッカが住んでいたと言うトルース村に俺とレオナの姫さんが引っ越す事になってな、俺らが抜けた後のパプニカ王国はアイツらに事情を話して引き継いで貰ったよ!」
レイン「……。アイツらって?」
レオナ「ええっ。あの赤い帽子を被った人気者の配管工をあたしたちが忘れるわけないもの、ねっ? ポップくん!」
ポップ「ああっ。そんな大スターさんにならきっと、いいパプニカ王国にしてくれると俺らは信じているんだ!!」
レイン「…。そうだな、確かに大スターの彼ならいい王国にしてくれるかも知れないな!」
???「レインたち、此処にいたんだね!」
レイン「フィーナ、無理に動いたら駄目だろ?!」
フィーナ「大丈夫だよ。それに私……、何だかじっとしていられなくて…」
レイン「それでも駄目だ。ほらフィーナ、俺たちの新居に戻るぞ!!」
フィーナ「はぁ〜い………」
ポップ「…………」
レオナ「どうしたの? ポップくん!」
ポップ「………。困っている女性を見ると放って置けねーのはアイツの影響か?」
レオナ「いいえ。少しだけ違うわ、今のレインくんからはフィーナを守り通す事を第1に考えているんだわ!!」
ポップ「…。こうして気軽に他の奴らと会えるのも、これが最後になっちまうかも知れないからな…」
レオナ「そうね。それでも私たちやレインくんたちはそれぞれの道を進まなきゃ行けない、いつ闘いが起きてもいいように…もっともっと強くならなきゃ行けないわ!!」

そう、意を新たに決心する為にあたしとポップくんは『この世界』を訪れたの。
これからはあたしが命に替えても、ポップくんを守り続けて見せるわ。
それにあたしの知らないポップくんが此処まで成長出来たのも、ダイくんとマァムのお蔭でもあるわ。
あたしと結婚した後は、色んな事が待っているかも知れないけど…あたしなりにポップくんを全力でサポートして見せるわ!!
だからその時までのお別れよ、マァム!!

124話に続きます。

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