二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.227 )
日時: 2022/06/28 05:59
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第130話「マァムとダイ 中編」

【ユライシャ号 ゼルダの部屋】

???「……………」

ポップさんとレオナ姫の結婚式が徐々に近づいて来ているのに、肝心のわたくしは別の事を考えるようになってしまいましたわ。
それは、アルドールの王になると言う夢を持っている彼がオーダーズだった時のお話です。
その当時の事件を知る為に、私は少しずつ読み始めていたんです。
だけどその混乱を招いたその結果は、後にこちらにまで広がってしまうでしょう。

ガチャっ

???「失礼します、ゼルダ様!」
ゼルダ「まあイサリさん、どうかなさいましたか?」
船戸イサリ「はい。至急あなた様を連れて来るようにとの、七代目からの伝令です!」
ゼルダ「……。新しい事件でしょうか?」
船戸イサリ「いえ。アイク様とゼルダ様、お2方の為の長期休暇予定です!」
ゼルダ「…。分かりました、今行きますわ!」

休暇……、つまり今の所マァムさんが見つかっていないという事ですね。
身支度を済ませてから行くと返事をしてしまいましたが、これで良かったでしょうか。
折角の貴重なお時間なので、普段から着ているドレスにしましょうか。
先祖の姿をモチーフにしたこのドレスとかも、中々いいかも知れませんね。
……だけど、そうもゆっくりしていられる状況ではないと悟ったのは言うまでもありませんでしたわ。

ジュルリ………、ジュルジュルジュルジュルリ……

???「危ない……! 伏せろ、ゼルダ!!」
ゼルダ「………ッ!!!」

シャキーン……、ポトポトポトン

BGM設定:ファイアーエムブレム 暁の女神より絆永遠に〜アイクのテーマ〜

???「…。何とか、危機は脱したな!」
ゼルダ「……。そのお姿……、まさかアイクさん?!」
アイク「ゼルダ!!(彼女が無事と察したのか、少し強めに抱き締める)」
ゼルダ「………? あ……、あの……アイクさん…。苦しいですわ……」
アイク「済まない。ゼルダを守れた事が嬉しくて、ついな……」
ゼルダ「………。ふふっ………」
アイク「…………。今のは俺が気付いていたから良かったが、ゼルダもゼルダで状況をよく見て置けよ…?」
ゼルダ「ふふっ。まるでアイクさんは私のヒーローですわね、何の気配も感じなかった私のピンチを見切って助けに来て下さいますもの!」
アイク「ふっ…。当たり前だろゼルダ、この俺の現在の肩書きを忘れられては困るからな!」
ゼルダ「えっ………///////(徐々に頬を赤く染め始める)」
アイク「…………」
ゼルダ「…………。……? 先程からアイクさん、どうかしたんですか?」
アイク「…。ちょっと待ってろ……、そこにいるのは分かっているぞ。観念して出て来るんだ!!」
???「あ……、あはははははは……」
???「凄いねアイク。いつから僕らがいるって気付いてたんだい?」
アイク「ふんっ。そんなの当たり前だ、この俺が気付いてなかったとでも言うつもりか?」
2人『…………(汗)』
ゼルダ「まあ。コブナにミツキ、どうしてこちらにいらしてましたの?」
ミツキ「そうじゃないんです。先程あなたを狙って、無数のタコがこっちに向かって行く姿を僕たちは目撃したんだ!」
ゼルダ「……? 無数の……、タコさん…?」
コブナ「はい。全身紫色の固いタコなんですが、そいつはオルトロスと言う名前らしいんです!」
アイク「……。要するにそいつは今、道化師ケフカの部下として動いている可能性が高そうだな……」
コブナ「はい。今度はこちらの飛空艇もいつ狙われるか分かりませんが、俺やミツキたちがいるので何も心配はいりませんよ!」
アイク「……。来いコブナ、お前にこの飛空艇の護衛としての才能があるかどうかを……俺が自らその場で判断してやる!!」
コブナ「はい。宜しくお願いします、アイクさん!!」
ミツキ「アイク。コブナを僕たちの頼もしい味方に成長するつもりなら、演習にピッタリなあのステージを使うとよさそうだよ!」
アイク「成程……。あの時以来しか使わなかったあの空中スタジアムか……、確かにそうだな!」
ゼルダ「………。アイクさん……」
アイク「勿論ゼルダ…。アンタにも良ければでいい、俺たちに付いて来てくれるか?」
ゼルダ「………ッ!!! はい、喜んで同席させて頂きますわ!」
ミツキ「決まったね。じゃあボクは今の事を七代目に伝えて来るから、もう少しだけ待ってて欲しい!」
アイク「ああ、頼んだぞミツキ!」

これは、アイクさん的なハードコースがご期待出来そうですわね。
確かに空中スタジアムは、スマブラX世界以降あまり使いませんでしたからね。
現に他の皆さんはマァムの行方を探す事で大忙しですから、私たちしか非番出来る人がいないという事は間違いありませんわ。
ふふっ、コブナさんを鍛えようとするアイクさんがどの様な姿になるかが楽しみですわね♪

131話に続きます。

感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪