二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.242 )
日時: 2022/06/30 16:22
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第134話「戦士たちの息抜き④」

【ユライシャ号 ゼルダの部屋】

???「………。後は色を塗らなければ行けませんね……」
???「こんにちは、姫さん」
ゼルダ「あっ………、あなたはもしかして?!」

今の声……、聞き覚えがありますわね。
白い髪にわたくしの好きな人とは違う色違いのバンダナを巻いている青年が、私のお部屋に来ています。
その彼の名は、レイさん。
彼とはスピンオフ以来のご対面で、以前あの世界で私を助けてくれた親切な人ですわ。

コトッ(ゼルダがレイにお茶とお菓子を置く音)

レイ「どうも。」
ゼルダ「驚きましたわ。あなたがこちらに来ているなんて、全然気付かなかったもの」
レイ「まあね。確かにあの世界で俺はあんたを助けたのは事実だからね。」
ゼルダ「…。私たちがいる『この世界』とあなたたちがいる『あちらの世界』が混ざり合った次元の事ですわね?」
レイ「ああ。それより姫さん、あんたはあれから青い髪の騎士様とは上手く行っているのかい?」
ゼルダ「はい。実は数日と少し前に…、ちょっとした襲撃がありましたの」
レイ「???」
ゼルダ「私はいつものように、アイクさんが喜びそうな贈り物を考えていましたが…そんな時だったんです! その背後から全体的に紫色の8本足のある敵に突然捕らえられそうになりましたの…」
レイ「そいつの名前を、姫さんは今も覚えているのかい?」
ゼルダ「はい。新たに生まれ変わった船戸一族の1人・コブナが言っていましたわ、そのモンスターの名は……''オルトロス''と仰っていましたわ……」
レイ「成程ね。」

俺たちが再びこちらの世界に来るほんの少し前に、ちょっとした出来事があったのか。
それに俺たちは姫さんを始め、他の奴らがどうしているのかが気になっていたんだよね。
確かにゼルダの姫さんの言うあの混ざり合った世界の頃は、俺が彼女を助けたのは事実。
それはね。俺たちの世界から来たシュウがあんたに、思いも寄らない一言を言ったからなんだよ。
あの頃の…つまり2つの世界が混ざり合った時の世界にいたシュウはまるで、俺たちが普段から知っているシュウ本人ではないかのような殺意を感じていたからね。

コンコンっ(ゴカイがゼルダの部屋をノックする音)

???「失礼します。ゼルダ様、ネル様側の世界から来たと言うルイージ殿があなたとお話したいそうなのですが…どちらにお通ししましょうか?」
ゼルダ「………。そうは言われましても……、今は先約の方がいらっしゃいますし……」
レイ「俺の事は気にしなくていいよ姫さん。俺ばかりと親しくするより、シュウとは沢山仲良くしてあげて。他はどうでもいいからさ」
ゼルダ「……。ですが、心配じゃないんですか? タツナさんやミソウさん達のことは」
レイ「心配? 面白くもない冗談を言うね、あんたは」
ゼルダ「…………」
レイ「でも。今のあんたになら俺の気持ちを話さない訳には行かないかな。」
ゼルダ「???」
レイ「なあ姫さん。俺はシュウが好きだ、アイツにもしも万が一の事があった場合。俺はいつでもあんた達を''殺す''から!」
ゼルダ「………ッ!!!」

バァァン……… サッ………(突然アイクがノックもせずに入って来て、愛する恋人・ゼルダを守る為の体勢を取りつつ……表情を曇らせながら自身の剣をレイに突きつける音)

???「てんめぇ。黙って聞いてれば、いい気になりやがって!!」
???「そ………、蒼炎アイク様。勝手にゼルダ様のお部屋に入られては困ります…(汗)」
???「うるさい。少し黙ってろよ、ゴカイ!!」
ゴカイ「でっ……、ですが!!」
アイク「おい、レイ!!」
レイ「何だい? 優秀な青い髪の騎士さんよ。」
アイク「……。久し振りにこちらの世界に来たと思ったら、俺のゼルダに対して随分な物言いをする様になったじゃねーか? レイ……」
レイ「別に。今のは俺からの忠告をあんたの彼女にしたまでだからね、本気にしなくてもいいよ(ニッコリ」
ゼルダ「そうですわ。それにアイクさん、何度も仰っているでしょ。レディの部屋に入る時は''ノック''位しなさいって!!」
アイク「うっ……。す………、すまん………」
空リンク「(静かに部屋をノックしながら)あの〜。お取り込み中の所すっっっっごく悪いんだけど、お菓子類が作れる・経験している男性軍は至急キッチンに集合だって(汗)」
レイ「そうかい。それなら俺が行こうかな」
空リンク「…。初めて見る人もいるみたいだけど、君は新人さんだね? 僕はスカイウォードのリンク。言いにくいなら''空リンク''でいいよ、宜しくね!」
レイ「俺はレイ、こちらこそ宜しくね空リンク。」
空リンク「うん。キッチンまでの道のりなら僕はある程度知ってるから案内するよ、レイくん」
レイ「ああ。」
レイ以外全員『……………(汗)』

何だか……、嵐が過ぎ去った光景その物だったぞ。
するとゼルダがその場で腰を抜かしそうになったと察し、俺は彼女を抑える。
もし空リンクが遅れて来なかったりしたら、俺たち''戦士たちの愉快な日々2メンバー''の何人かがかなり血相を変えてこっちに来ていたかも知れないな。
そうだったな、ネルの所のルイージがゼルダを呼んでいたんだったな。
しかしこんな状態の彼女を連れて行く訳には行かないから、今は少しだけ時間をずらした方が良いかも知れないな。

135話に続きます。

ベリーさん、いかがでしたか?
ベリーさんの描いてくれた通りに、通常のレイを描いて見ましたけど。
何か違和感とかありましたら、遠慮なく言って下さいね。

いつでも読者様からの感想・アドバイスなど、OKですから。

P.S:あの、今回は襲われるシーンには出来なかったんですけど。そちら側のユウちゃんのサンプルボイスってお願い出来ますか? 双子たちと同じように、通常と裸族が来た時の台詞が知りたいので。言語とかも私たちがコラボしたスピンオフの方でまた振り返りたいと考えていますので、もし無理なら言って下さい。