二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.249 )
日時: 2022/06/30 20:41
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第135話「マァムの災難①」

【王国歴1000年 パレポリ村の岬】

ザザーン……… ザザザザザザザーン……(静かな波の音に揺れる音)

???「…………」

偉大なる冒険家・トマ、此処に眠る。
きっとこの冒険家さんは命をかけて、虹色の貝殻を見つけ出そうとしていたんだわ。
その400年前にタイムスリップした時、パレポリ村の酒場で彼からお酒を託してくれたの。
そんなあなたの勇気に私も感服し、このお酒を振ろうと思うわ。

トボトボトボトボ……(マァムがトマのお酒を墓前に掛ける音)

???『ようマァム、久し振りだな!』
マァム「ええ。本当に久し振りね、トマ!」
トマ『ついに俺は、虹色の貝殻を見付けたぜ!』
マァム「……。何かが流れ込んでくる、これは…中世の風景の…」
トマ『だが気を付けな。あそこに行くには、覚悟がいるからな!!』
マァム「ふふっ。今の私やダイたちならきっと、そんな奴らに負けたりなんかしないわ!」
トマ『そうか。じゃあ……またな、マァム!』
マァム「ええ。その島でのやるべきが終わったら、今度はお花を持って来るわ!」
トマ『楽しみにしてるぜ。……やっぱりお前と飲むお酒は最高だ、あばよ!!』
マァム「……。涙は……、果たすべき任務が終わってから!! そうだよね? ティーダ!」

ありがとう、トマ。
あなたが果たせなかった任務は、私たちが引き継いで見せるわ。
だからって、仲間を失った痛みが少しだけ和らいだだけですもの。
スコール……そしてリノア、これから私たちは重大な任務を遂行しなくなってしまったわ。
だけど……私1人で遂行しても、結局任務完了にはならない筈よね。

???「大丈夫。君は1人じゃないよ、マァム!」
マァム「…………ッ!!!」
ダイ「……………」
マァム「ど………、どうしてあなたが此処に?!」
ダイ「気が済むまで君に付き合うよ。月夜の散歩も、たまには悪くないもんだね」
マァム「…………」
???「おやおやぁ、そこは素直に大胆な行動を取るんじゃないのかなぁ〜。」
マァム「………。誰なの? あなたは!」
???「あぁ、君達が例の。知ってるよ伊達に情報屋やってないからね。よろしく」
マァム「…………???」
ダイ「俺が君を探している時にね、こちらにいるユウに会ったんだ! 大丈夫、彼女は敵じゃないよ」
ユウ「そういうことだよ。私はユウ、宜しくねダイ。マァム」
マァム「……。どうして私の名前を?」
ユウ「何でって、私は見ての通りの情報屋だからね。君たち2人のいろーんな情報を私は沢山知ってるよ? 勿論君たち戦日々2メンバーたちのあーんなことやこーんなことも…」
マァム・ダイ「「………(汗)」」

この人、正真正銘の情報屋だわ。
これまで私たちが行って来た事件の他にも、最近起きていることに関する出来事も彼女は知っているんだわ。
そして、これから私たちがやろうとしている新しい任務の事も…私とこの世にいない冒険家・トマとの会話を一部始終聞いていた可能性が高いわ。
それ以前にダイ、私は目の前にいる私の好きな人でもあるあなたに……今まで溜めて来た想いを伝えなきゃ行けない気がするの!!

136話に続きます。

はい、ベリーさん作「ポケモン二次創作 最期の足掻き」から情報屋・ユウちゃん初登場です。
ベリーさん、いかがでしたか?

もし、此処をこうした方がいいとかありましたら遠慮なく言って下さいね。

それでは、次の更新まで暫くお待ち下さい。