二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.268 )
- 日時: 2022/07/04 08:36
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第144話「もう1人のダイとルイージ」
【トルース村 ポップとレオナの新居 2階】
???「…………。ZZZZZZ………」
???「……。ダイ………」
あの後俺は、ネルさん次元のデデデから報告を受けて…レオナの姫さんと共に''この時代''に来ている。
俺と姫さんが離れている数分の間、ネルさん次元のDr.マリオから事の経緯や今までの出来事などを全て聞いたんだ。
俺たち2人の為にマァムがたった1人で、ダイのように新しい力を覚醒した事なども。
それは、フィーナと似たような力その物だったんだ。
しゅうぅぅぅん……(何者かがポップとタツナの前に現れる音)
???『この姿では初めましてだねポップ、タツナ』
タツナ「???」
ポップ「ばーか。長く一緒にいた俺が闇の人格になったお前の事を間違える訳ねぇだろ? ディーノ!」
ディーノ『あはは、それもそうだね!』
タツナ「なあディーノ。今この場にお前がいるって事は、ダイの奴は大丈夫なのか?」
ディーノ『うん。今はぐっすり眠って貰っているよ、これはそうだね。君たちに分かりやすく言うとね……一時的な交代その物だからね!』
ポップ「…………」
タツナ「一時的な交代か。」
???「そう。例えば、この俺とかもな!」
ポップ・タツナ「「………ッ!!!」」
まっ………、マジかよ。
ダイに続いて、2人目の闇の人格がこの場で降臨かよ。
流石に色んな意味でおかし過ぎるだろ、これは。
俺やレオナの姫さんが知ってるルイージでさえも滅多に現れない人格なのに、ネルさん側のルイージはアイツ自身の''負の感情''が高まったとやらで顔を出すなんてよ。
そうか、例え俺たちがいる''世界観''が違くてもこいつらはこうする事でお互いの光を守っているに違いねー。
タツナ「いや。何処からどう見てもネルさん側のルイージ、なんだよな?」
???「見た目はそうだけど違うよ。オレはミスターL(エル)、そこにいる大賢者の末裔が言ってたルイージの闇の人格だ!」
ポップ「……。L……」
L(ネルさん次元)「ああ。オレの知ってるルイージも本当はね、君たちのいる''こちらの時代''に駆け付けたかったんだけど。あの人が止めてくれたんだよ!」
ポップ「………」
タツナ「なあポップ。コイツの言う''あの人''って誰の事を言ってるんだ?」
ポップ「今も俺たちが知ってるダイの時みたいに、この時しか現れないネルさん側のルイージ=Lに取って大切な双子の兄貴・マリオの事だ! アイツだけが、コイツらのことをよく知っているんだよ」
タツナ「そうか。ポップたちは俺たちだけじゃなく、そいつらとも知り合いだったんだな。」
ポップ「ああ。ネルさん側のガノンドロフからおおよその話は聞いていたんだよ、何で自分たちの世界から来たルイージとLがある事情で引き離されたのかを、な……」
タツナ「引き離された? あの2人がか?」
ポップ「…………」
タツナ「ポップ?」
ポップ「どんな事情だろうと、ダイとネルさん側のルイージを俺たちが総動員で守らねぇ事に変わりはねぇんだよ!!」
タツナ「ええっ?! 要するに俺たち全員の力でダイと向こう側のルイージを守り抜くって言いたいのかよ、ポップ?」
BGM設定:FF6よりティナのテーマ(別名:ポップのテーマ〜新たに得た頼もしい絆〜)
ポップ「そうだ。話をややこしくして済まねぇ、要するに今はお前たち2人がいる事でネルさん側のルイージも俺たちが知ってるダイも無事だって事なんだよな?」
L(ネルさん次元)「うん! その通りだよ、ポップ!!」
ディーノ『ああ。俺たち2人がいる限り、お互いの光を悪いようにはしない事を約束するからね!!』
ポップ「………ッ!!!」
タツナ「待ってくれ。まだ話したい事が沢山あるんだ。」
ディーノ『ありがとうタツナ。でも、もう時間みたいだ………』
L(ネルさん次元)「うん。そろそろ本人たちが起きるからね、俺たちはこれで失礼するよ!」
タツナ「ディーノ。L。」
L(ネルさん次元)「またねポップ、タツナ! 少しの時間だったけど…2人とお話出来て楽しかったよ……」
ディーノ『うん。''僕たち2人''の分まで彼らを宜しく頼んだからね、2人共!!』
タツナ「ああ。絶対に約束は守るよ。そこは安心してくれ。」
ポップ「……。タツナ………」
タツナの奴、また更に兄貴分を進化させたな。
それを言う俺もまた、更に強くなったかも知れない。
あの時シュウは言っていたな、誰かが偶然にも仕上がった必需品か何かのアイテムを使って本来の世界からこっちの世界に辿り着いたと。
俺やダイたち率いる''戦士たちの愉快な日々2''メンバーの場合は、俺とダイの大切な仲間・ヒュンケルの野郎に事情を話して次元の狭間を出現させてくれたレナの姫さんにも協力して貰ったんだわ。
しかし、タツナやシュウたち率いる''最期の足掻き''メンバーは違う。
俺たちとは違う別の世界で、かなり苦しい日々や時間を過ごして来たに違いないんだ。
そんな彼らにも、この表世界には色んな出来事がある事を少しずつ教えてやらないと行けないからな。
145話に続きます。
最新話、更新です。
ベリーさん
今回はウチのポップと、そちらのタツナがメインのお話にしてみましたけどいかがでしたか?
もしタツナに関して、「もっと、こうして下さい!」と言う指摘があったら教えて下さい。
感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪