二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.272 )
- 日時: 2022/07/06 06:24
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第147話「悲しい悪夢 ーゼルダsideー」
【夢の中:忘らるる都 祈りの間】
???『ゼルダ、こっちだ!』
ゼルダ『アイクさん、待って下さい!』
また、あなたとこうして旅が出来ると信じていました。
しかし、何度か呼ばれて行く方に向かっても…彼が何処にいるのか自体……分からなくなってしました。
もう少しで手を掴みかけたその時、思いも寄らない光景を目にしてしまいましたの。
ゆっくり目を開けると、それは大量に血を流して倒れているアイクさんの姿でしたわ。
あの時……、あの時私が彼の手を離さなかったら……こうならずに済んだかも知れませんわ。
【現在:王国歴1000年 パレポリ村の宿屋】
ガバッ(ゼルダが慌てて起きる音)
ゼルダ「……ッ!!! 駄目です、アイクさん!」
???「やっと。やっと目が覚めたようだな、ゼルダよ」
ゼルダ「………ッ!!!」
その声を頼りに辺りを見渡すと、全身紫色の姿をした男性が近くにいました。
何て夢を見てしまったんでしょうか、私は。
あんな悲劇な夢を見ても…、こんなのは全くおかしいですわ。
それだけでも誰にも打ち明けたくなくて、私はその方の静止を聞かずに今いる村を飛び出してしまいましたの。
あの夢を知られてしまったら、私はあの方に…アイクさんに嫌われてしまいますわ。
【中世:巨人の爪 入口】
ゼルダ「……。勢い余って私1人でこちらに来てしまいましたけど、こうなったら頑張れる所まで進んで行くしかなさそうですわ!」
いつまでもアイクさんに守られる訳には行かず、時には私1人だけでも闘いたいと考えていましたの。
道中はエンカウントを無くす貴重な魔法・トヘロスをこまめに使用しながら、更なる奥を目指して先にどんどん進んで行きましたわ。
その途中こちらでしか手に入れれないアイテムもいくつかありましたけど、敵に見つかってしまったら此処まで来た事が水の泡となってしまいますもの。
行けます! この調子でそのまま真っ直ぐ行けば、お目当てのアイテムがきっと入手出来ますわ。
私は何事もなく上手く事を運べるとそう意気込んでいた……、その瞬間その物でしたの!!
【巨人の爪 最深部】
ギロッ グォォォォォォォォォ……(ブラックティラノザウルスに気付かれ、咆哮を受けてしまう音)
ゼルダ「………ッ!!! なっ……。何て強い気配ですの、ですが!! 此処まで来たからには、最後まで諦めたりしませんわ!」
???「ゼルダ!」
???「無事だったか!」
ゼルダ「クラウドさん、ヒットさん!」
クラウド「ふんっ。密かにあんたの後を尾行して正解だったな!」
ヒット「ああ。全く水臭いぞゼルダ、あの女の代わりに任務を果たすなら俺たち2人にも声を掛けてくれれば良かっただろ!」
ゼルダ「ごめんなさい。だからと言って、このまま引き下がる訳には行かないんです!」
クラウド「…………」
ゼルダ「………? クラウドさん?」
BGM設定:スマブラSPよりケン・マスターズのテーマ
クラウド「なあ……、ゼルダ。」
ゼルダ「はっ……、はい!」
クラウド「…。あの時マァムが果たせなかった任務をアンタ1人で遂行したい気持ちは、俺たちも同じ気持ちなんだ!」
ゼルダ「………」
ヒット「そうだ。あの女は俺たちや小さな勇者・ダイを守る為に、自分自身の命を懸けてまで……誰にも頼らずに経った1人でケフカを倒したんだぞ!!」
クラウド「ああ。そんな彼女の想いを、俺たち自身が無駄にする訳には行かない」
ゼルダ「…………。闘いの前に、お2人に聞きたい事がありましたの!」
クラウド「………?」
ヒット「何だ?」
ゼルダ「このような怖い洞窟に、どうして2人がいらっしゃいますの?!」
ヒット「ふっ……。詳しい話は後だ、まずはこいつを倒す事に集中するぞ!」
ゼルダ「はっ………、はい!!」
クラウド「よしっ。一気に仕留めるぞゼルダ、ヒット!!」
ヒット「ああっ!!」
ゼルダ「はいっ!」
虹色の貝殻入手まで、後少しの辛抱ですわ。
その行手を阻むこの愚かな恐竜さんにはどんな手を使ってでも、私たち3人の強い絆を信じましょう。
今頃私の想い人であるアイクさんが血相を代えながらも、私を探していらっしゃいますわ。
黙っていなくなった事は、後程お話をしますわ。
その為にもまずは、私たち3人で出来る事を成し遂げましょう!!
148話に続きます。
次回、いよいよゼルダ編の戦闘シーンです。
この最新話での元ネタですが、大人気RPGであるクロノ・トリガーの虹色の貝殻イベントを参考にしています。
原典をプレイ中である作者のメインPTは、幼馴染の少女・ルッカと呪いに寄って蛙の姿になったグレンの3人がほとんどです。
今回はゼルダとクラウド ヒットの3人で闘う展開にして見たので、最後まで頑張って描きたいと思います。
それでは、次のお話まで暫くお待ち下さい。
感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪