二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.274 )
日時: 2022/07/07 06:42
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第149話「それぞれの叶えたい願い事 前編」

【ハナダシティ カスミの家】

バァァン……(カスミが専用の笹を置く音)

???「皆。今日は何の日か分かるかしら?」
全員『………???』

突然そう言われても、思い当たる事はあるんだけどなぁ。
オレの実家・加藤村にも、この出来事は欠かせない行事なんだよな。
つまりカスミお姉さんが持って来たコイツを見て、オレは何かを確信したんだ。
まさか、それが今日だなんて全然気付かなかったよ。
よしっ、早速皆で願い事を描こうじゃないか。

サッ………(ダイが描き終えた願い事を飾る音)

???「ふぅ〜。こんな所かな!」
加藤団蔵「ダイ先輩。何をお願いしたんですか?」
ダイ「…。叶うか分からないけどさ、俺…この日だけは大切な人に会いたいと思って専用のしおりに描いたんだよ」
加藤団蔵「…………」

以前、利吉さんから彼の恋人についての話は聞いていたけど。
彼にとって叶えたかった願い事はきっと、マァムお姉さんに会いたいと言う願いだった。
その他にも、色んな願い事が書き記されていたんだ。
ボルトくんの願いをチラッと見てしまったけど、オレたちを守り通す為に強くなれますようにと描いてあったんだ。
確かに今日だけ皆は闘いをやめているからな、明日になったらまた闘いに出てしまう気がするよ。

ぽんぽんっ……(誰かが優しく団蔵の背中を押す音)

???「此処にいたのか、団蔵!」
加藤団蔵「あ、土井先生……」
土井半助「今まで何処に行ってたんだ? 心配したんだぞ!」
加藤団蔵「はい……。これから願い事を描く人や描き終えた方に、何て描いたのかを聞いて回っていたんです」
土井半助「そうだったのか…、それならワタシに一言相談してくれても良かっただろう?」
加藤団蔵「ごめんなさい。……所で先生は何でオレを探していたんですか?」
土井半助「そうだったそうだった……。向こうでシュウくんとレイくんがお前の事を探していたから、行って来なさい!」
加藤団蔵「はい。ありがとうございます!」

いつもなら、同じ世界から来たよしみでもある乱太郎や虎若たちから呼び出しがあるのも沢山あるんだけど。
まさかそれ以外の人たちが、オレを探しているなんて意外だったなぁ。
途中利吉さんに会ったんだけど、彼は何も聞かずにオレに彼らの居場所を教えてくれたんだ。
どうして彼らはオレを探していたんだろう、その理由が知りたいんだ。
とにかく行こう、今は彼らの所に行ってどうしてオレを呼んだのかを聞き出さなきゃ!

150話に続きます。

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