二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.275 )
日時: 2022/07/07 20:53
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第150話「それぞれの叶えたい願い事 中編」

【ハナダシティ カスミの家 客室】

タタタタタタッ バタンっ(ダイが慌てて部屋を出て行く音)

???「……???」
???「どうかしたのかい、シュウ?」
シュウ「うん。さっきダイが慌てて飛び出して行っちゃったから、ちょっと心配でね」
レイ「じゃあさ。俺たちもこっそり見守らないかい?」
シュウ「えっ?」
レイ「だけどなシュウ。いくらあんたでもダイの時間を邪魔しては行けないんだ。」
タツナ「そうだそうだ。」
ミソウ「シュウ。ダイの邪魔したら駄目。」
シュウ「………(汗)」

それが余計に心配なんだよ〜、皆。
この所ダイは僕たちに相談もなく、1人で何処かに行く事が多くなったんだよね〜。
やっぱり心配だから、後を付けよう。
ごめんタツナに皆、一緒に来て欲しいんだ。
そう言いながら、僕はタツナたちと一緒にダイをこっそり尾行し始める。

【25番道路 マサキの家】

???「おお。例の黒髪の若いあんさんか!」
ダイ「はい。頼んでいた物は届きましたか?」
マサキ「これやこれや。後はしっかり頼むんやで、あんさんか!」
ダイ「はい!」
シュウたち『……………』

何でポケモンとかに詳しい彼の元に、ダイがいるのかな。
事前に頼まれた物らしき商品を受け取り、彼はそのままタマムシシティにルーラで向かっていった。
う〜ん、ますますよく分からなくなっちゃったなぁ。
何で僕たちに一言も相談しないで、1人で済ませちゃったんだろう。
見失わないように僕たちも彼と同じ方法でキメラの翼を使い、タマムシシティに移動する。
するとダイはタマムシシティのジムリーダー・エリカさんが直々に顔を出し、彼を自分のお気に入りへと案内し始めたんだ。

【タマムシシティ ジムリーダーの間】

???「ではダイさん、準備は宜しいですか?」
ダイ「はい。お願いします、エリカさん!」
エリカ「分かりました。ラフレシア、マジカルシャインです!」
ラフレシア「ラフ〜♪」
ダイ「………ッ!!! ま、マァム!」

ガサッ(草むらの蔭からタツナたちが顔を出す音)

BGM設定:クロノ・トリガーより星の祝祭

シュウ「えぇぇぇぇぇーーーー?!」
レイ「こっ、こんな事ってありなのか?!」
タツナ「マジかよ。」
ミソウ「マジか。」
ダイ「……ッ!!! あ〜〜〜〜〜、なななななな何でシュウたちが此処にいるの?」
シュウ「……………」
レイ「ごめん。この所ダイが何かやっているってシュウが言うからさ、こうして後を付けて来たんだよ。」
ミソウ「水臭いぞダイ。」
タツナ「そうだそうだ。これの為に黙ってたなんて酷いぞ、ダイ。」
エリカ「あらあら。折角お見えになられて申し訳ありませんが、此処からは彼ら2人の時間にして上げて下さい!」
タツナ・ミソウ「「絶対に嫌だ。」」
シュウ「タツナ、ミソウ! いい加減にして」
タツナ・ミソウ「「ごめんなさい」」

全くもう、折角エリカさんが僕たちの為に気をきかせてくれているのにそんな言い方はないじゃないか。
ラフレシアの放ったマジカルシャインの効果により、ダイの前に現れたのは彼の恋人・マァム。
そうか、この人だったんだね…彼が1番会いたかった人は。
まるでダイのいる位置の回りを気遣うように、エリカさんは自分の手持ちであるラフレシアにムーンフォースを繰り出すように指示を出した。
確かこの光景はまるで、本物のお花畑みたいな空間その物をイメージしているよ。
本日7月7日は七夕の日だから、ダイもダイなりに前もって準備をしていたんだね。

151話に続きます。

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