二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.277 )
- 日時: 2022/07/08 20:18
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第152話「狙われた2人の少女」
【ハナダシティ カスミの家の前】
グバッ
???「フレイザード、貴様!」
ポップ「ティナ、ピーチの姫さん!」
レオナ「そんな……。あなたたち、私を守る為に………」
バッツ「…………。うぅ…………」
くそっ、油断してしまった。
いくらケフカがいなくても、フレイハザードは現役の軍団長だ。
エクスデスを倒して英雄になった俺の力では、あの頃よりレベルアップした奴には全く勝てる気がしない。
それならあの時、無理強いしないままロックに託せば良かった…。
ヒュウゥゥン…… ピカァァァン……(何者かが光となってバッツの前に現れる音)
???『駄目よバッツ、こんな所でそう簡単に諦めたら駄目』
バッツ「魔人フィーナ……」
バラン『光の戦士バッツよ。私はお前を信じて2人の息子を託したのだぞ!』
バッツ「………。バラン………」
アバン『バッツ君。あなたは私と同じ歴代の英雄だろうと、今のあなたの力はかつて勇者だった私より遥かに超えています』
バッツ「えっ………」
バラン『さあ立つのだ。ドルガンの息子・バッツよ、今度こそフレイハザードを倒し……そなたの愛する者を救うのだ!』
魔人フィーナ『バッツ。私たちの魂は永遠に不滅よ、私たちはこれからも魂だけの存在として……あなたたちの中で生き続けて行くわ!』
アバン『ええ。後は頼みましたよ、現役の光の戦士・バッツ君』
バッツ「…………」
そうだったな、かつて俺も現役の光の戦士だった頃。
かなり強化したエクスデスを前に、最初は諦めかけた事があったっけ。
それで親父に怒られたっけ、「立て、バッツよ」と。
だけど先程聞いたあの声はあの時の親父じゃない、魔人になったフィーナとダイの親父・バラン 伝説の英雄・アバンの3人だ。
消える間際に何か細工をしたと感じ取った俺は自身の武器を見つめると、3人の力がこの武器の中に強く感じていたんだ。
キラキラキラキラ………(バッツの持つ剣が強く光っている音)
バッツ「………。なっ……、何が起きたんだ一体……?!」
リンク「………。バッツくんの剣が、強く光っている…」
竈門炭治郎「…。まるでこの世にいないあの人たちがその剣の中で、生き続けている気配を感じる…」
フレイハザード「ばっ………、馬鹿な?! この男の何処にこんな力が?!」
BGM設定:スマブラSPより宇宙戦士サムス・アランのテーマ
バッツ「見たか、フレイザード!!」
フレイザード「………ッ!!! ま………、まさかその闘気は……?!」
バッツ「これが……。これがお前でも見破れなかった絆の強さだ!」
フレイザード「なっ……、何だとっ!!」
バッツ「ミストバーン。あんたの力を見込んで頼みたい事がある……」
ミストバーン「分かっているぞバッツ。かつて死の間際に見せたあの娘・マァムと同じように、あの技を繰り出せるまでに私が奴の動きを封じればよいのだろう?」
バッツ「ああ。あんたにしか出来ない作戦だ、引き受けてくれないか?」
ミストバーン「よかろう。この私に不可能な事など何1つないぞ!!」
キルバーン「ユウ。君はバッツ君が倒れないように、彼をしっかりサポートしてくれたまえ!」
ユウ「ああ。その役目は私が引き受けるよ。」
フレイザード「クカカカカカカカ〜〜〜。何人で来ようとも、このフレイハザードの敵ではないわ!」
ポップ「へっ。そう言ってられるのも今の内だぜ、軍団長さんよ!」
フレイザード「何っ!!」
ポップ「くらいやがれ、ベタン!!」
フレイザード「………ッ!!!」
ミストバーン「ポップよ、やりおるな………」
バッツ「……………」
凄い……、ポップの奴もかなり魔法の威力を強化してやがる。
確かあの威力は、よく敵が使う踏みつけると似たような効果だ。
それに似た力を伝説のポケモン・レシラム辺りが持っていて、標的となった相手を場外に落としたりしていたんだったっけ。
これなら余計な手間が省けたぜ、もう少しで出来るぞミストバーン。
俺がさっき言ったあの力を使って、こいつを身動き出来なくしてやってくれ!!
153話に続きます。
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