二次創作小説(新・総合)

Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.278 )
日時: 2022/07/08 20:20
名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)

第153話「必死の攻防戦 -シュウSide-」

【ヤマブキジム 最上階】

???「……。来るわ!」
シュウたち『…………ッ!!!』

この素早い走り、恐らくネルさんの所のピーチさんに違いない。
しかし、今は彼女のみこちらにしか向かってこないと言うことは。
ワリオやネルさんの所から来たタブーや泥パックンは今頃、同じ世界から来た彼に依って身動き出来ない状況になっているね。
だけど、これでは終わりじゃない筈だ。

シュウゥゥゥゥン……

???「今日こそ…。今日こそダイちゃんを気持ちよくさせたいのに、どうしてあなたたちが邪魔をするのよ?!」
タツナ「悪いなそっちのクソ姫さんよ。お前が何をしようがダイには指一本触れさせないぞ!」
ピーチ(ネルさん次元)「甘く見られていた物ね。野菜引っこ抜き攻撃!!」
ミソウ「…………ッ!!!」

シュバババババババババ(ミソウの素早い動きにより、野菜引っこ抜きが綺麗に斬られてしまう)

ピーチ(ネルさん次元)「なっ…?!」
ミソウ「まだやるつもり? それなら容赦しないぞ。」
ピーチ(ネルさん次元)「よくも私の大事な野菜たちをやってくれたわね。そんな悪い子には…、この技で大人しくして上げるわ! ''ピーチブラッサム''!!」
シュウ「うぅっ……、何だか眠気が……」
タツナ・ミソウ「「シュウ。」」

この華麗な舞、まるでプリンが使う子守唄によく似ている。
それだけじゃない、催眠魔法なら他にもある。
気持ちのいい音色で眠りを誘い込む、ゆりかごの歌。
決まった相手を眠らせる事が出来る黒魔法・スリプル、しかしその魔法はルッカが使う催眠音波と同じように物理系の打撃を受ける事に依って目を覚ましてしまう事があるらしい。
それを見抜いていたのか、僕にエスナを唱えてくれた人がいたんだ。
全身の黒くて長い髪、赤い服装を着ている勇敢な女性。

パチ………パチパチ……(シュウがゆっくりと目を覚ます音)

シュウ「………。うっ………」
タツナ「シュウ。」
ミソウ「良かった良かった」
ピーチ(ネルさん次元)「うぐぐぐぐぐ…。またしても妨害するなんて!(怒)」
ナツメ「あなたがどんな理由で彼を狙ったかは知らないけど、この私がいる限り……これ以上好き勝手な事はさせないわよ?」
ピーチ(ネルさん次元)「………ッ!!! 多勢に無勢だわ、今日の所はこの位にしといて上げるわ!!」

シュンっ……(ピーチが何処かに移動する音)

ナツメ「……。逃げてしまったわね……」
ミソウ「くそ。確実に仕留め損ねたか。」
シュウ「うん。今回は何とか守り切れたからいいけど、次にあった時はこれ位じゃ済まないかも知れないから……気を引き締めるしかないよ」
タツナ「だろうな。あの暴走女は次こそダイにあーんな事を絶対にするつもりだ、それだけは必ず阻止しなければいけない」
ミソウ「急ごうシュウ。早く戻らないとダイたちが危ない。」
シュウ「うん、そうだね」
ナツメ「…………」
シュウ「ナツメさん?」
ナツメ「シュウたち。いつでも此処に来なさい、このジムを彼らを倒す為に何度も使用出来るように一生懸命に準備して置くから」
シュウ「ありがとう。その時はまた、このジムを使わせて貰いますね!」
ナツメ「ええっ!」

少しの間だったけど、今回彼女は手持ちのポケモンすら使用しなかった。
普通のゲームやアニメのように、限られた所持ポケモンで戦うんじゃないかと思っていたけど。
このジムは今後ネルさんの世界から来たピーチさんを始め、数少ない裸族を倒す為に使用されるジムになるかも知れない。
その決定権はこのジムのジムリーダー・ナツメさんに、決める権利があるからだ。
次に来た時もまた使用させて貰うよ、今度はバッツたちと一緒にこのジムに来るからね。

154話に続きます。

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