二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.285 )
- 日時: 2022/07/09 20:40
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第156話「突然の練習試合中止」
【ハナダシティ ハナダジム ジムリーダーの間】
フラッ………… バタンっ(ダイが倒れてしまう音)
???「ダイ!!」
カスミ「…。疲労を越えてまでやるからよ、急で悪いけど…練習試合は一旦終了とするわ!」
そうだわ、今ならサクラ姉さんに事情を話して置けばダイの介抱に取り組んでくれる筈だわ。
すると観客席側に座っていたタツナが動き出し、倒れているダイを自分の背中に背負う。
あたしもついて行こうと言い出す前に、シュウは首を左右に振ったの。
この合図は恐らく、タツナに任せて置けば大丈夫と言ってるような感じだわ。
それから暫くした後、ダイはハナダシティにあるあたしの家で目を覚ましたの。
【ハナダシティ カスミの家】
???「……。うぅ………」
レイ「気が付いたかダイ。此処はカスミの家だよ。」
ダイ「レイ。そうだ、練習試合はどうなったの?」
レイ「途中経過で結局終了さ。カスミからお前が完治するまで暫く禁止との伝言だ。」
ダイ「……。疲れも出ていたから、仕方ないよね」
レイ「…………」
ダイ。そうやって1人で突っ走る姿はアイツの妹によく似ているから、余計に心配になるんだよ。
シュウも何だかんだ言いながら今のお前みたいに、1人で沢山抱え込んでいた頃があったんだよ。
だけどダイ。お前はシュウとは違う。
お前の場合はショックと言うより…最近お前の想い人であるピンクのポニーテールをした女武闘家・マァムの死から未だに立ち直っていない事も俺の前ではバレバレなんだ。
がちゃっ(シュウとタツナたちが部屋に入って来る音)
ダイ「シュウ、皆………」
タツナ「来る途中にポケモンセンターに寄って来たぞ。念入りにお前のポケモンたちを休ませて貰って来たからな。」
ダイ「ありがとう……」
シュウ「…………」
ダイ「……? どうしたの? シュウ」
BGM設定:FF8よりMy Mind〜リノアのテーマ〜
シュウ「ねぇ、ダイ。」
ダイ「何?」
シュウ「ダイはさ。何か食べたいものとかあるのかな?」
ダイ「実はね。デルムリン島でアバン先生が生前の頃に振る舞ってくれたシチューが食べたいんだけど、お願い出来るかな?」
シュウ「いいよ。僕が腕によりをかけて美味しいシチューを作って来るから、楽しみに待っててね。」
ダイ「うん。ありがとう、シュウ」
ミソウ「シュウ。私もシュウと一緒に行くぞ。」
シュウ「ミソウは駄目。僕が作っている最中につまみ食いするでしょ?」
ミソウ「そんな事もうしない。だから頼むシュウ。」
シュウ「駄目。それ自体信用出来ないから。」
ミソウ「ぷ〜〜〜。」
ダイ・タツナ「「…………(溜息)」」
ミソウの性格を考えると、シュウの言ってることは間違いじゃないんだよね。
いくら人間離れした能力を持っているにしても、彼への執着心がレイに負けない程凄いからね。
久し振りにシュウたちに会えた時、レイは言ってたね。
シュウとは沢山仲良くしてやって欲しい、他はどうでもいいと。
う〜ん、未だにあの一言が引っ掛かって仕方ないんだよなぁ。
何でシュウとは沢山仲良くしてもいいのに、他はどうでもいいなんて言うんだろう。
157話に続きます。
最新話、更新です。
今回のシナリオは、ダイ介抱ストーリーです。
3体目のポケモンを出して暫くした後、ダイはその場で倒れてしまう。
その結果練習試合は中止となり、一行はカスミの家に行く事に。
それ以前にレイは見抜いていた、ダイが倒れた大きな理由……それはマァムを失ったショックから立ち直っていない事だった。
ベリーさん、いかがでしたか?
宜しければ、評価をお願いします。
それでは、次のお話の更新まで暫くお待ち下さい。
感想・アドバイスなど、いつでもOKですよ♪