二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.292 )
- 日時: 2022/07/12 23:11
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
最終話「あれから、1年後」
【ネイル村 広場】
『タンタンタンタン……』
???「甘いよ。これならどう?」
村の子供①「イテテテテテ。ダイ兄ちゃん、少しは手加減してくれてもいいだろ〜?」
ダイ「駄目だ。本物の戦場で気を緩めたりすると、その場で命を落としかねないから」
ミーナ「……。ダイお兄ちゃん……」
あの後、色んな事があったけど。
俺はこの村のガードとして、再び戻って来た。
マァムがあの闘いで俺の前から消えてからも、俺は少しずつ彼女を復活させる為の方法を探している。
今の所何も手掛かりなしだからなぁ、このままじゃお手上げかなぁ。
『ザッザッザッザッザッ』
???「久し振りだな。ダイ。」
ダイ「レイ、それにシュウにタツナ!」
ミーナ「あっ……。あのダイお兄ちゃん、この人たちは?」
???「驚かせてごめんね。私たちは人とポケモンのキメラなんだよ。」
ミーナ「…………ッ!!!」
レイ「おいユウ。何も初対面の奴に向かってそんな言い方はないだろ。」
ユウ「いいじゃないかレイ。私は情報屋としての現在の状況を話しただけなんだ。」
タツナ「いやいやいや、だからってユウ、リゼがいないからってペラペラと話す事ないだろ」
ミーナ「……ッ!! こっ、怖いよ〜ダイお兄ちゃーん。」
ダイ「あぁミーナ、泣かないで!」
タツナ「あ〜あ。これは絶対にユウのせいだぞ(汗)」
レイ「だな。これは明らかに。ユウのせいだね。」
シュウ「うん、間違いなくそうなるね」
そういえば、マァムと初めて会った時もかなり泣いていたよなぁ。
今はすっかりおれに懐いてくれるようになったけど、やっぱり外からくる人たちは怖いみたいだ。
此処はロモス王国へと続く魔の森、その間にネイル村があるんだ。
あれ以降、他のみんなはどうしているんだろうな…。
今すぐ会いたいけど、村の皆が俺を手放せない気がするんだよね。
【パプニカ王国 玉座の間】
『ばんっ………』
???「何だとっ?! 今の収穫量はこんだけしかねーって言うのかよ?」
パプニカ兵「申し訳ありません。かつてのモンスターたちとの激戦もあった為、そのほとんどかやられてしまいました!」
ポップ「ふざけんなっ。何の為に俺とレオナが一緒にいると思ってんだよ?!」
パプニカ兵「しっ、しかしポップ殿下!」
ポップ「…。それで、野菜などの食材に困らない場所はあるのか?」
パプニカ兵「はい。此処から少し離れた先にあるベンガーナなら色んな世界から取り揃えた食物が沢山あるので、そこでしたら当分は困らないかと…」
ポップ「…。出かける支度をすっから、頼りになりそうな連中を何人か招集して来てくれ!」
パプニカ兵「はっ!!」
ポップ「……………」
ようダイ、こうしてお前の名を呼ぶのも2年振りだよな。
2年前は色々な闘いもあって、羽根を休む所じゃなかったけどよ。
俺は俺で忙しくしているから、暫くはお前の元に行くことはねぇよ。
俺はパプニカの国王になり、王妃であるレオナを支えながら頑張っているんだ。
かつての世界を救った勇者様一向と名を挙げられた時でもよ、こんなに嬉しいことはねーんだよなぁ。
【国王夫妻の寝室】
『ぼすっ………』
ポップ「は〜、疲れたぜ〜」
???「お疲れ様ポップくん。一息入れる?」
ポップ「ああ。折角だから頼むわ、レオナ」
レオナ「ふふっ。あれからどう? 少しは王様として板について来た?」
ポップ「いや。まだまだ半人前の王様だよ、俺は俺なりに努力するって決めたけどよ…元々別世界の王様だったアイツらのようには上手くいかないもんだぜ」
レオナ「う〜ん。レインくんは確かにアルドールの王様だったかも知れないけど、ラスウェルくんは違うんじゃないかしら?」
ポップ「………ッ!!! って事はあの野郎、今もヘスの王として活躍してんのかよ?!」
レオナ「ええ。それでヘスの子の代表者的存在でもあるマイロくんに、少しは休んで下さいって毎回のようにしつこく言われているらしいわ!」
ポップ「…………」
ヘスっつ〜とパラデイアの世界にある、1つなんだよな。
しかしラスウェルも元々ラピスで暮らしているらしいから、本来の故郷がそこになるって事になる訳だ。
それに比べて俺は小さな村出身だけど、レオナに尊敬されるようになったのはバランとの戦いからなんだよなぁ。
アイツが来るまでは記憶自体奪われなかったのに、あの野郎のせいで俺やレオナたちの事まで全て白紙にしやがった!!
例え死んでいると知ってもよ、お前のして来た事を俺は一生許すつもりはないぞ。
エピローグに続きます。
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