二次創作小説(新・総合)
- Re: 戦士たちの愉快な日々2 ( No.56 )
- 日時: 2022/05/07 11:56
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
初の読者様であるベリーさんから頂いたリクです、お返し編もあるので今章はもう少し長くなりますw
まずは、バレンタイン編を3つに分けて描きたいと思いますので宜しくお願いします。
※既に敵側、失踪する前の段階になりますのでご了承下さい。
第35話「好きな人への贈り物①」
【キノコ王国 ピーチ城 キッチン】
シャカシャカシャカシャカ……
「………」
「あらあら。マァム、そんなに強くかき混ぜたら折角のチョコが台無しになってしまうわ!」
「でも…。折角レオナに買って貰ったレシピ本なので、本の通りにかき混ぜたているつもりなんだけどなぁ…」
「…。仕方ないわね、マリベルに桜。マァムに正しい作り方を教えて上げなさい!!」
「はぁ〜い!!」
「他ならぬピーチ姫の頼みとなれば仕方ないわね。このマリベル様にまっかせなさい!!」
「………ッ!!!」
さ……、桜はともかくマリベルやルッカたちまでお菓子作りの経験者だったの!?
それに比べて私やレオナは上手く作れないし、こんなんじゃ私が作ったなんてダイの前で胸張って言えないわ。
勿論レオナも同じ気持ちで、原因は私たち2人にある気がする。
レオナはルッカとサクラに教わっていて、私は桜とマリベルから基本的な技術を叩き込まれたの。
「すご〜い。いい感じだよ、マァムちゃん!」
「ふふっ、ありがとう! あなたたち2人のお陰よ♪」
「えへへっ、まさかマァムちゃんのお菓子作りの上達に役立てるなんて!!」
「ほら桜。ボケっとしてないであたしたちも作業に取り掛かるわよ!!」
「ほっ……ほえ〜。ま…マリベルちゃん、厳し過ぎるよ(汗)」
確かに、私も桜と同じ意見だわ。
マリベル的に言うと、こういう女の子の行事ってあまりないみたいね。
それ以前にこの世界には、日付とかそういう1日を通してのスケジュールがないからなぁ。
大分チョコの型っぽくなって来たから、後はオーブンでじっくり焼いた後に最後の仕上げに掛かりそうだわ!
ブオォォォォ……(オーブンが動き出す音)
「はい。皆よく頑張ってくれたから、一休みしましょうか!!」
「はぁ〜い!!」
「こら桜!! 全くあの子ったら、他にも作らなきゃ行けない事位自覚しなさいよ!!」
「ふふっ。それだからマリベルちゃん、桜ちゃんに熱血指導官って言われるのよ♪」
「うっ……(汗)」
やっぱり、本物のプロ並みの腕には敵わないわ。
一方のレオナの方は結局、最初から作り直さないと行けない状況となってしまったの。
不足してしまった材料は、文談と蛇苺 アルルの3人が調達することになったみたい。
あの貴重な組み合わせは、今まで見たことない感じね。
ピーチが作る手作りクッキーも全然悪くないし、いつかは私自身もデビューして大好きなダイに「美味しいよ、マァム」て言って貰えるようにもっともっと腕に寄りを掛けないと行けないわ!!
36話に続きます。感想OKですよ♪
はい、読者から頂いたリクエスト第1弾はマァムのチョコ作り編です。
②ではレオナのチョコ作り編になりますが、最初からカオス以上の状況になる可能性がありますのでご了承下さい。